函館山の入口となる停留場である。ここから10分ほど坂を登ると函館山ロープウェイの山麓駅がある。また函館市電を運営する函館市企業局もこの電停の目の前にある。
十字街停留場の様子
函館山の麓にある停留場で、山に向かって左側に函館どつく前・谷地頭方面、右側に函館駅前方面の電車が停車する・函館どつく前方面と谷地頭方面は、当駅からは別の方向に進むが同じホームに停まるので注意されたい。
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駅名標 |
駅名看板と時計 |
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函館どつく前・谷地頭方面ゆきホーム |
北側からみた停留場 |
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電車接近表示装置 |
操車塔(通称:鳥の巣) |
駅情報
2面2線の停留場で、
函館駅前方には渡り線を備えているが、通常は使用されない。
当停留場の歴史は1897年に開業した亀函馬車鉄道(後の函館馬車鉄道)まで遡ることができる。1898年に現在のルートが開通すると同時に開業し、1911年の函館水電による買収により1913年に道内初の路面電車として電化された[1][2][3]。
1970年代に函館市電の大部分が廃止されてからは、函館市電のポイントは渡り線を除いて駒場車庫前とここにしか残っていない。
1995年まで使われていた操車塔(ポイントを操作するための塔)が残されている。操車塔はかつて人力でポイントを操作していた時代には全国各地にあったが、信号の自動化と路面電車の廃止に伴って多くは姿を消し、現在残されているのは全国でも、ここと広島電鉄の十日市町停留場、鹿児島市電の高見馬場停留場の3箇所くらいである。
電車が一つ前の停留場を発車すると、「はこだて賛歌」のメロディーが流れてから「いつも電車をご利用頂きありがとうございます。電車は一つ前の電停を出ました。まもなく参ります。どうぞご利用下さい」という放送が流れる。
接続バス情報
函館山登山バスなどの十字街バス停が近くにあるが、函館バスとの乗り換え停留場には指定されていない。
地図
参考文献
隣接駅
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北海道大学鉄道研究会
(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
最終更新:2020年10月18日 01:49