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ED79形電気機関車
JR北海道・JR貨物


 ED79形電気機関車は、1988年に開通した青函トンネル用の機関車として製造・改造された交流機関車で、0番台、50番台、100番台の3種類に分かれている。

 まず1986年から国鉄が製造を開始し、1989年からJR貨物が製造を開始した。0番台と100番台はED75形700番台電気機関車を改造したもので、本務機の0番台が21両、重連用の100番台が13両製造された。50番台は貨物列車用として新製された車両で、10両が製造された。

 ED79形は0番台、100番台は函館運輸所青函派出所に配置され、旅客、JR貨物から委託された貨物列車の運用についていた。しかし貨物列車の委託終了、快速「海峡」の廃止などにより車両が余剰となり、100番台は現在は運用されていない0番台は、特急「カシオペア」、臨時特急「トワイライトエクスプレス」、特急「北斗星」、急行「はまなす」や、青函トンネルを通過する気動車団体、臨時列車や客車団体、臨時列車を牽引していた。

 50番台はJR貨物五稜郭機関区に配置され、海峡線を中心に東北本線でも運用されていたが、末期は青森信号所‐五稜郭間でのみ使用されている。また、EH500の投入により運用は減少していたが、2015年3月をもって全運用から離脱した。

 ED79形は、2016年3月21日青森発の201列車、急行「はまなす」の運用をもって全車両が運用を離脱し、全車両が解体された。

その他の情報



0番台「はまなす」 0番台「北斗星
0番台「カシオペア」 PS103パンタグラフを搭載
貨物列車に使用される50番台 貨物列車は重連で運転される
検査は苗穂工場で行われる 「はまなす」の函館駅発車シーン

[2009/1/21]
[2016/7/2改]


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(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
最終更新:2017年04月12日 00:51
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