都市圏の鉄道ではよく見かけますね.車輌の連結部に付いているゴム製の部品「転落防止幌」です.乗車口と間違えてホームから車輌連結部に足を踏み出し,転落することを防ぐために取り付けられています.その発祥については「視覚障害者が乗車口と間違えて転落した事故が起きた」という説がありますが,少なくとも東京圏においては「酔客が乗車口と間違えて転落した事故が起きた」ために,1990 年代に JR 山手線で取り付けられたのが始まりです.
この転落防止幌,鉄道会社や取り付け時期などによって機能は同じでも形状はバラバラです.先ほど示したものは JR 武蔵野線の 205 系でU字型のものとなっていますが,