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非電化区間が大半を占める北海道において、貨物列車の主な牽引機はディーゼル機関車のDD51形であった。しかし、老朽化が進んできたことや、輸送量の増強・スピードアップが求められてきたことで、高性能・大出力の新型ディーゼル機関車が必要になった。そこで登場したのがDF200形である。
DF200形はディーゼル機関で発電し、モーターで駆動する電気式ディーゼル機関車となった。電気式ディーゼル機関車の登場は1957年のDF50形以来のことである。ドイツMTU社製の大出力エンジンと最新のVVVFインバータ制御の組み合わせにより、DD51形の約1.5倍の高出力を実現した。800tの貨物列車牽引時は最高速度110km/hである。
1992年に試作車が登場し、走行試験の後に1994年から量産が開始された。量産車では車体の一部の設計変更が行われた。1999年度の増備車からはエンジンが国産の小松製作所製に変更になり、50番台に変更されている。2005年度からの増備車はVVVFインバータの素子がGTOからIGBTに変更され、100番台を名乗る。
1994年の量産車の登場以来、五稜郭-札幌貨物ターミナル間などの高速コンテナ列車を中心に運用され、貨物列車のスピードアップと輸送力増強に貢献している。DF200の増備によってDD51の淘汰が進み、活躍の場は道東方面など全道各地に広まっている。
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最終更新:2012年07月31日 00:50