交通図鑑 > 北海道の交通 > JR北海道C11形

C11形蒸気機関車
JR北海道


 C11形は支線区での列車牽引や駅構内での入れ替えようとして1932年に登場したタンク式蒸気機関車である。1947年までに合計381両生産されたが、国鉄の動力近代化政策による電化の進行やディーゼル機関車の増備の進行などにより、1975年までに姿を消したのである。その後、全国各地の公園などで静態保存されていた。

 現在JR北海道の保有するC11は171号機と207号機である。171号機は標茶町に保存されていたものを1999年にNHKの連続テレビ小説「すずらん」のロケのために復元したものである。207号機は静内町に保存されていたものを2000年に北海道鉄道開通120周年記念イベントとして復元したものである。

 C11形は小型で整備性がよく、前後両面に扱いやすくするために作業性がよく広い運転台を採用しているのが特徴である。また207号機は使用されていた日高本線での濃霧対策として前面ボイラ上に全焼等が2機装備されているのが特徴となっている。

 現在では2機体制で「SLニセコ号」、「SL冬の湿原号」など全道各地で活躍している。

その他の情報


SLすずらん号(C11-171) SL常紋号(C11-171)
SL夕張応援号(C11-207) SL冬の湿原号(C11-171)
SLふらのびえい号(C11-207) SLニセコ号(C11-207)

[2009/3/11]


Copyright c 1997-2008 北海道大学鉄道研究会
(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
最終更新:2017年04月15日 19:35
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