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旧型客車
JR北海道


 2000年、北海道鉄道開通120周年を記念して復元されたC11 207号機によるSLニセコ号用に登場したのが旧型客車である。レトロな雰囲気を出すため、JR東日本から購入した旧型客車に改造を加えている。

 編成はニセコよりからスハフ42 2071、オハフ33 2555、オハシ47 2001、スハフ42 2261の4両編成。カフェカーであるオハシ47 2001は改造種車であるオハフ47 2239の座席をすべて撤去し、カウンターや生ビールサーバーなどを備えた車内販売スペースとイベントなどを行うフリースペースを設置している。なお、この車両は定員0の扱いである。

 座席車のオハフ33 2555、スハフ42 2071、スハフ42 2261は車内の照明の白熱灯化や車内のニス塗りなどを行い、レトロな雰囲気を出している。また、冬季の運転に備え、窓の二重化や暖房装置の取り替えなども行われている。また、トイレは床下装置の設置箇所の関係から便器とタンクが一体となった循環式汚物処理装置を採用したが、レトロ感を出すために、タイル壁や洗面台などは種車のものを磨きなおして使用している。また、旧型客車は自動ドア装置がないため、安全の確保を図るために、オートドアクローザーとロック装置を設置している。

[2010/2/12]


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(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
最終更新:2010年02月12日 02:00
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