釧路ノロッコ号の導入により余剰となった旧ノロッコ編成を使用し、富良野線でもノロッコ列車の運転が開始された。北海道を代表する観光地である、富良野・美瑛を走る富良野線でのノロッコ列車は好評を持って迎えられ、釧路ノロッコ号同様新型車が投入されることとなった。そこで1999年に登場したのが富良野・美瑛ノロッコ号である。基本構造は釧路ノロッコと同様であるが、いくつかの変更点も見られる。
富良野・美瑛ノロッコ号では釧路ノロッコ号に組み込まれている発電装置つきの一般車を省略し、全車展望車の2両編成となっていることが大きな違いとなっている。一般車の代わりに展望車の中間車であるオハテフ510-51の車端部に発電装置を設置している。他にも、先頭車のデザインや側面などにも変更点が見られる。また、車体のカラーリングも釧路ノロッコ号の緑色から、ぶどう色に変更になっている。
釧路ノロッコ号同様、富良野・美瑛ノロッコ号にも増備車が2003年に登場している。しかし、こちらは元カートレイン用の高速貨車であるワキ10000型を種車にバーベキューカーのナハ29000形に近い形に改造しているため、編成中ではアンバランスな印象を受けるものとなっている。
その他の情報
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苗穂運転所公開時の様子 |
西神楽駅入線の様子 |
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(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
最終更新:2013年10月02日 13:15