キハ400形和式気動車
JR北海道

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 車内の床をフラットにしたり、畳敷きにしたりした「お座敷車」は古くから存在しており、ジョイフルトレインの元祖とも言える車両である。リゾートトレインの活躍が目立つ北海道においても、その人気は高齢者を中心に根強く、キハ56系改造の「くつろぎ」は連日高い稼働率で運行されてきた。しかし、「くつろぎ」は改造から30年近く経過しており、種車が古いキハ56系ということも合わせて老朽化が目立っていた。そこで「くつろぎ」の置換え用として登場したのが、キハ400形500番台お座敷車である。

 このキハ400形500番台は、もともと宗谷本線の急行列車などで活躍していたキハ400形100番台のうちの3両を種車として、様々な改造が施された。車内はカーペット敷きで、深さ300mmの掘りごたつが設置されている。この掘りごたつ部はフラットにすることも可能な構造となっている。壁の化粧版は土壁風、天井は木目調とされ、和風の内装に仕上げられている。団体輸送には不可欠なカラオケ装置、衛星放送、ビデオ装置などのサービス機器も完備している。そのほかにも、室内スペース拡大のため、片側のドアが撤去されて室内スペースに変更されている。また、種車が冷房車であったため、非冷房の「くつろぎ」と比べてサービスの向上が図られた。

 1両単位での運行が可能で小回りが利くことから、3両編成だけでなく、小規模の団体向けに2両編成で運転されたり、一般のキハ40形と編成を組んだりすることも多い。お座敷車の人気は高く、「くつろぎ」時代にも増して稼働率の高い状態が現在でも続いている。

その他の情報


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キハ400-501 キハ400-502
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キハ400-503 車番
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車内の様子 掘りごたつ部

[2009/2/17]
[2014/1/23改]


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