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夕張駅


夕張市末広2丁目にあった夕張支線の終点駅である。石炭産業の衰退により2度の移転を経て現在の位置になったが、市街地からは少し手前にあった。駅ナンバリングはY25であった。2019年3月31日限りで、夕張支線の廃線に伴い廃駅となった。

夕張駅の様子

到着してみるとかなり立派な建物が見えるが、実はこれはリゾートホテルである。駅はその隣に申し訳なさそうに建っているシンプルなものである。

駅看板1 駅看板2
駅の風景(新夕張方向を望む) 駅の風景(南千歳方向を望む)
駅ナンバリング設定後の駅名標 レースイリゾート前バス停
旧夕張駅舎 北海道中央バス夕張線
夕張駅時刻表 夕張駅運賃表
夕張駅前にあるマウントレースイ 駅前にあるバリイ屋台

駅情報


 夕張駅はかつてもう少し北の方の本町の方に駅があったが、リゾート建設に伴い現在の位置に移転した。当時住民からはかなりの反発があった模様である。映画祭の中止などでさらなる衰退が心配されたが、これからは市民が中心となって映画祭は存続していく模様である。
 駅周辺には小集落とリゾートホテルが目に付く。また買い物には北へ100メートル位の所にセイコーマートがあり、買い物の便は悪くない。
 駅前には屋台村がある。また屋台村の南側には張元という食堂があり、鉄道グッズを販売しているほか軽食を食べることができる。

ホテルマウントレースイ全景 セイコーマート夕張本町店
張元(ばりげん)の食堂側入口 鉄道グッズ店側入口
 駅に最も近いバス停はレースイリゾート前である。夕鉄バスの社光と清陵町を結ぶバスや、北海道中央バスの岩見沢-夕張間を結ぶ1日1往復のバスが経由する。

歴史

1892年に現在の石炭の歴史村近くに開業した。夕張炭山の石炭を発送するための駅として栄えたが、炭鉱の縮小により1978年に貨物、1984年2月には荷物の取り扱いが廃止となった。1984年4月には簡易委託となった。
1985年に現在の夕張市役所横に移転。貨車を3両繋いだものを車輪を外さずに駅舎とした。
1990年にレースイリゾートの開業により現在地に移転した。1998年にはキヨスク閉店に伴い簡易委託が廃止され、完全な無人駅となった。しかしマウントレースイによって委託業務が再開された。
2006年10月から2007年4月まで夕張市の財政再建のためトイレが閉鎖されていた。
2009年、駅舎を改装してイタリアンカフェ「ルーチェ・ソラーレ」がオープンした(2013年閉店、その後喫茶店「和」(なごみ)となった)。同年には駅の隣にゆうばり屋台村がオープンした。
2016年、夕張支線の廃線が夕張市長より提案され、2019年4月1日の同線の廃止によって廃駅となった。

夕張支線廃止までのカウントダウンボード
[2006/10/01,加藤 翔平]
[最終訪問 2019/03/31、 乗リツ]

隣接駅


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(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
最終更新:2019年04月11日 16:16
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