ミニコーナー > 小幌駅探訪記(2010.05.05)

4月18日に鉄研会員3名にて鉄道以外では接近不可能と言われる小幌駅に国道より行くことに成功しました.
以下はそのときの様子です.


この日の行動経過です.赤線は林道,青は沢下りの部分です.
なお,この線はあくまでもおおよそのもので,正確ではありません.
地図中の番号は記事の中の番号と対応します.

①まずは礼文華トンネル出口付近から旧道に入ります.車もここに止めていきました。
この日は朝早くから行動を開始しています.出発時点でおおよそ午前6時です.

②駐車したところから反対を向けば,そこには旧礼文華トンネルの入口が見えます.
また、小幌駅へ向かうために使う林道はここを右に曲がっていきます.

③林道の入口はチェーンが張っていたが、特に徒歩進入は禁止されてはいませんでした.

④北向きの斜面はまだまだ雪が残っていました.

⑤南向きの斜面は雪がないところもありましたが,それでも日陰にはいるとすぐ雪が路上に残ってます.

⑥林道が二股に分かれますが,小幌駅に向かうためにはここを右に進みます.
なお、国道からここまで約20分かかりました.

⑦林道から離れるととたんに人一人分の踏み跡がある程度の細い道になります.
なお、林道から沢下りになるところには砂防ダムが数基ありますので,それが目印になります.

⑧道が細い上に残雪もあるとなると,すすみは自然と遅くなります.

⑨沢下りを始めて約30分,国道を出てから約50分,ついに海岸が迫ってきました・・・が、地形が険しくなり歩くのに難儀しました.


⑩岩屋観音に到着です.ここまでで出発から約1時間経過しています.
写真は上が岩屋観音のある入り江で,下が岩屋観音です.

⑪岩屋観音で一旦海にまで降りていますが,この後再び登りに入ります.
ここの道は地図に載っていますが,相変わらず狭い道です.

⑫ついに小幌駅が見えてきました.中央に見えるのは小幌駅の保線小屋です.
途中休憩なども挟んでますが,ここまで国道を出てから1時間40分程度です.


⑬やっと小幌駅に到着です.本当はキハに乗って帰りたかったのですが,
車を回収しなければならないので貨物を撮って引き返しました.


まとめ
小幌駅には鉄道以外でも行くことは可能であるが,(普段何の運動もしておらず、体力のない鉄研会員にとっては)労力に見合った成果は望めないことを前提に考えるべきであろう.
(あるいは雪が溶け、植物の茂らない頃ならもう少し歩きやすかった可能性も高いと思われる.歩きにくかったために、小幌駅に着く頃には完全に全員バテていたため、二度と徒歩では行きたくない、などの声も出てました.)
(括弧部は追記されたものです)



[文責・画像:清水美公]

Copyright © 1997-2010 北海道大学鉄道研究会
(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)

最終更新:2010年06月07日 23:25
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