交通図鑑/北海道の交通/キハ54形

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  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道キハ54形
    キハ54形気動車 JR北海道  キハ54形は、国鉄末期の1986年に北海道と四国へ新製投入された両運転台式の一般型気動車である。トータルコストの低減を主眼に設計されており、軽量ステンレス製の車体による軽量化、新型直噴式エンジンの導入による燃費の低減、メンテナンス性の向上、台車や変速機をはじめとする廃車発生品の使用による製作コストの低減などが行われている。  北海道に配置された500番台は急行用と一般用の2種類があり、急行用は0系新幹線の廃車発生品の転換クロスシートを装備している。急行用は旭川‐稚内間の急行「礼文」に使用されていたが、2000年の宗谷本線急行の特急化以降は一般型と共通運用で普通列車で使用されている。一般用の座席はバケットタイプのクロスシートを備えたセミクロスシートとなっていたが、1995年ごろから183系特急型気動車から発生した簡易リクライ...
  • 交通図鑑
     日本にはたくさんの交通機関があります。その交通機関について少しずつ,会員の気の向くままに紹介していきます. (交通図鑑は鉄道だけではなく,会員が交通だと思うものを取り上げていきます.ただしエスカレーター等は除きます.) 北海道の交通 東日本の交通 東海地方の交通 西日本の交通 四国地方の交通 九州地方の交通 別館トップに戻る Copyright © 1997-2010 北海道大学鉄道研究会 (Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道キハ141系
    キハ141系気動車 JR北海道  キハ141系は沿線の都市化が急速に進んだ札沼線(学園都市線)の列車増発を目的に、当時大量に余剰となっていた50系客車(オハフ51形)を気動車化して誕生した一般型気動車である。  1990年に、エンジン1台のキハ141形、エンジン2台のキハ142形が登場した。走行機器はキハ54形を基に設計されており、台車、変速機は廃車発生品を使用。最高速度は95km/hであった。車内は客車時代と同様のセミクロスシートであるが、混雑緩和のために、ロングシート部分の増設とクロスシート部分の3列化が行われた。  1994年には中間車のキサハ144形が登場した。このキサハ144形は走行用エンジンを持たない付随車である。登場時はキハ142形に、後にはキハ143形にはさまれる格好で運行されている。  1994年からは出力をアップ...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道スタンディングトレイン(廃)
    スタンディングトレイン JR北海道  北海道の自然を楽しむ「スタンディングトレイン」としてワム80000形有蓋貨車を改造して2001年に登場した車両。車体は側扉と妻構体を撤去し展望性を高めている。運行時は一般型気動車に併結されるため、車端部には貫通路とホロを新設したほか、床の高さを合わせている。車内は「スタンディングトレイン」の名が示すとおり、座席はなく、代わりにスタンションポールとレストバーが設置されている。キハ54形に併結し、原生花園スタンディングトレインとして釧網本線で運転された。  しばらく運転されることはなく釧路に留置されていたが、2013年に廃車になった。 [2010/2/12] [2014/5/23改] 別館トップに戻る Copyright 1997-2010 北海道大学鉄道研究会 (Hokka...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道キハ24形(廃)
    キハ24形気動車 JR北海道 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。  キハ24形はキハ23,キハ53,キハ45,キハ24,キハ46という5種類の車両からなるキハ45系シリーズのうち、両運転台、北海道仕様の車両である。10両が1967年に製造され、最終的に全車両が北海道に配備された。  主に普通列車に使われたが、キハ22が入る急行列車にも運用された。1995年に全車両廃車となっている。キハ24-2が札幌市内で放置状態となっているが、これがキハ45系グループ唯一の現存車となっている。 その他の情報 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アッ...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道キハ56系(廃)
    キハ56系気動車 JR北海道  キハ56系は1961年から68年にかけて製造された、主に急行列車で使用された気動車である。本州のキハ58とは異なり、窓が小型であり二重窓が採用されている。引退するまでの間に冷房化されることはなかった。なおDMH17Hを採用している。  道内各地の急行列車に使用された他、特急列車として使用された実績もある。(ただし特急料金は割引とされた。)晩年は普通列車として使用されたほか、ジョイフルトレイン「アルファコンチネンタルエクスプレス」や、お座敷車、カーペットカーなどへと改造され、また両運転台に改造されキハ53となったものもある。2002年に全車運用を離脱している。  道内各地に保存されており、小樽市総合博物館や三笠鉄道記念館、上興部駅跡などでその姿を見ることが出来るほか、五稜郭車両所にはキハ56-211が保管されて...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道24系
    24系客車 JR北海道  寝台幅の拡大などアコモデーションの向上をはかり好評であった14系寝台車であったが,床下に発電装置から発する騒音や振動は不評であり,分割併合行わない列車では分散電源方式の利点はあまりなく,メンテナンス面でも問題となっていた.また,1972年に発生した北陸トンネル列車火災事故により,列車火災に対する車両構造の見直しを検討した結果,再び集中電源方式を採用した寝台車を新製する事となった.そこで1973年から製造されたのが24系客車である.  24系には大きく分けると1973年に製造された24形と1974年以降に製造された25型に分けることができる.24形は14系14形をベースに難燃化を施して設計されたグループで製造時,B寝台は3段式寝台であった.25形は居住性の向上と省力化をねらって,B寝台を2段式にしたグループである.25形の製...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道キハ183系
    キハ183系気動車 JR北海道  キハ183系気動車は、老朽化が目立ってきたキハ80系気動車の置き換えや、道内の特急列車におけるアコモ改良ならびに性能アップを目的に、1979年より製造が進められてきた特急型気動車である。九州にも本系列の車両が4両投入されたが、本稿では割愛する。  1979年、試作車である900番台が登場した。走行機器はキハ40系100番台やキハ181系をベースに開発され、耐寒・耐雪装備の強化も行われている。先頭車は非貫通型・高運転台で、前面が「スラントノーズ」と呼ばれる雪の着きにくい独特の形状となったほか、車内サービス用の電源装置と機器室が設置された。一部の客室窓は非常時に備えて開閉式となり、試作車の特徴のひとつとなっていた。普通車の座席にはR51型簡易リクライニングシートが採用され、車内設備の向上が図られた。また、食堂車を連結し...
  • 交通図鑑/北海道の交通/北海道のレール削正車
    レール削正車 JR北海道(北海道ジェイ・アール商事)  レール削正車(Rail Grinding Train)とは、線路の頭部を削り、適正な形状にする保線機械である。JR北海道で使用されているレール探傷車はスペノ製のRR16 M6B-28であり、2005年に納入され、北海道ジェイ・アール商事が保有し、JR北海道へリースする形をとっている。  動力車と削正車によって構成され、北海道のレール削正車は削正用砥石が16個あるタイプである。作業は線路封鎖が必要であるため、夜間に行われる。 その他の情報 上写真の反対側 札幌側 中間車 旭川側 別館トップに戻る Copyright 1997-2010 北海道大学鉄道研究会 (Hokkaido University Railway Research Group, Japa...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道50系
    50系客車 JR北海道  50系客車は旧型客車置き換えを目指し、通勤用客車として製造された車両である。北海道向けの車両は本州向けの車両と区分され、51形とされた。北海道では1978年から82年にかけてオハ51形62両、オハフ51形68両が製造され、主に札幌都市圏の輸送に充てられた。  青函トンネル開業後は青森と函館を結ぶ快速「海峡」に使用された。この際、冷房化や座席の交換等の改造が施され、5000番台となっている。このほか、郵便荷物合造車としてスハニ50形500番台が製造されている。  51形客車はJR北海道へ全車継承されたものの、次第に電車、気動車へと置き換えが進み、2002年の快速「海峡」廃止によって運用を離脱している。運用を離脱した車両は廃車になった車両もあるが、キハ141へと改造されたもの、「ノロッコ」へと改造されたもの、救援車として残されたも...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道キハ150系
    キハ150系気動車 JR北海道  キハ150系はキハ22型などの老朽化した一般型気動車の置き換えとローカル線でのサービス向上のために1993年に登場した両運転台式の一般型気動車である。降雪期における排雪性能の向上とそれによる単行運転を実現するために、エンジンの高出力化、変速機の高性能化、車体の大型化が行われた。  車内はワンマン設備、トイレつきのセミクロスシートで、混雑対策のためにクロスシート部が3列になっている。また、北海道の一般型気動車では初めて冷房の搭載が行われており、合わせて側窓は固定窓となっている。なお、海沿いで冷涼な気候の苫小牧地区に配置された100番代車は非冷房車で、冷房装置の代わりに天井部にはスイープファンが設置されており、窓も一部が開閉するようになっている。  冷房つきの0番代車は札幌(苗穂)、旭川に配置され、主に、函館本...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道731系
    731系電車 JR北海道  1996年から登場した近郊型電車である。VVVFインバータ制御を採用し、回生ブレーキを装備している。車体は721系と同様の軽量ステンレス製。踏切事故時に乗務員の安全を確保するために前面の強化と高運転台化が行われており、いかつい顔つきになっている。  急増した札幌都市圏の通勤・通学輸送に対応するため、北海道の車両としては初めて、デッキなしの3扉オールロングシートの車内となった。冬季間の車内保温のために、暖房の強化や半自動ドアの設置が行われ、ドア上にはJR北海道が独自に開発した“エアカーテン”を装備している。  731系の大きな特徴として、同時期に開発されたキハ201系気動車と、世界的にも珍しい気電協調運転を行っていることが挙げられる。気電協調運転とは、気動車と電車を併結させて加速度を協調させて運転することであり、こ...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道キハ261系
    キハ261系気動車 JR北海道  各都市間輸送の高速化を次々と実現させているJR北海道であるが、その第4段として宗谷本線旭川-名寄間の高速化事業が計画された。これに合わせて登場したのがキハ261系特急型気動車であり、2000年の3月のダイヤ改正から特急「スーパー宗谷」として運転を開始している。  宗谷本線の旭川-名寄間はこれまで高速化事業が行われた路線とは異なり、輸送密度が極端に少ないため、高速化とともに、コストダウンが要求された。そのため、キハ281、283系で導入された制御式振子の採用は見送られ、かわりにキハ201系気動車で導入された空気ばねを使った車体傾斜装置が採用された。また、魅力ある列車とするために、デザインはJR北海道と姉妹関係にあるデンマーク国鉄(DSB)との共同作業で行われた点も特筆される。  車体は軽量ステンレス製で先頭部...
  • 交通図鑑/北海道の交通/函館市交通局3000形
    3000形 函館市交通局  函館市交通局3000形は、1993年から1996年にかけてアルナ工機で4両製造された路面電車である。北海道の路面電車としては初めて冷房装置を搭載した車両である。 [2010/4/14] 別館トップに戻る Copyright c 1997-2010 北海道大学鉄道研究会 (Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
  • 交通図鑑/北海道の交通/雨宮21号
    雨宮21号 丸瀬布いこいの森  雨宮21号は雨宮製作所で1928年に製造された蒸気機関車である。北海道庁にとって初めて導入された国産機関車であった。これは丸瀬布町(現遠軽町)に存在していた武利森林鉄道向けに造られた車両であり、同型機はNo.18-20の3両が導入されている。18号は落合森林鉄道へ移管され、19号は後に21号へと改番されている。1957年にディーゼル機関車に置き換えられる形で運用休止となり、1958年に廃車となっている。その後20号は解体されたが、21号は保存された。1980年に札幌交通機械の手によって動態復元がなされており、いこいの森で動態保存されている。2004年10月22日には北海道遺産に認定されている。 その他の情報 出発駅と到着駅は同一 走行シーン サイドビュー 石炭、薪はここに積まれる [2010/...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道711系
    711系電車 JR北海道  1968年の小樽~滝川間の電化開業とともに登場した、日本初の交流専用近郊型電車である。北海道の厳しい気候条件に対応するために、雪きり室をはじめとする耐酷寒耐雪装備や1M方式、当時としては最新技術であるサイリスタ位相制御を導入しているなど、エポックメーキング的な車両である。1867年の銭函~手稲間の試験電化時に登場した試作車はユニットサッシや折り戸を採用しており特徴的であったが、現在すでに廃車となっている。3ドアセミクロスシートが基本の近郊型車両ではあるが、北海道の気候条件を考慮して、デッキつきの2扉セミクロスシートなっており急行型車両に近い形態となった。その車内構造を生かして、国鉄時代には「ちとせ」などの急行列車にも使用されていた。JR化後に混雑緩和のために3扉化改造された車両や試験的にロングシート化された車両も存在する。 ...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道キハ283系
    キハ283系気動車 JR北海道  キハ283系はスーパー北斗で使用されているキハ281系の実績を踏まえ、JR北海道が札幌-釧路間3時間40分台の運転いう目標を掲げて製作した特急型気動車である。キハ281系を基に走行機器、車体形状、客室設備をはじめとする随所に改良が加えられている。  車体はキハ281系と同様に軽量ステンレス製とされ、先頭部が普通鋼製となっている。空調装置が床置型となったため屋根上がすっきりしたほか、側窓の処理がキハ281系の連続窓風に対して独立型となっている。また、前面の愛称表示装置と側面の行先表示装置がLED化されている。  走行機器関係はキハ281系を基に改良が加えられた。エンジン、変速機はキハ281系のものを基本にした改良型が採用されている。台車は急曲線の多い根室本線の線形を考慮して操舵リンクを持つ自己操舵付となったほ...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道キハ400形和式気動車
    キハ400形和式気動車 JR北海道 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。  車内の床をフラットにしたり、畳敷きにしたりした「お座敷車」は古くから存在しており、ジョイフルトレインの元祖とも言える車両である。リゾートトレインの活躍が目立つ北海道においても、その人気は高齢者を中心に根強く、キハ56系改造の「くつろぎ」は連日高い稼働率で運行されてきた。しかし、「くつろぎ」は改造から30年近く経過しており、種車が古いキハ56系ということも合わせて老朽化が目立っていた。そこで「くつろぎ」の置換え用として登場したのが、キハ400形500番台お座敷車である。  このキハ400形500番台は、もともと宗谷本線の急行列車などで活躍していたキハ400形100番台のうちの3両を種車として、様々な改造が...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道H5系
    H5系電車 JR北海道  北海道新幹線の開業に合わせて2014年に増備された車両。営業最高速度は時速320km/h(北海道新幹線内は260km/h)。 JR東日本のE5系をベースとして開発されているが、内装の一部デザインが異なるほか、車体の帯がE5系の「はやてピンク」ではなく、北海道のラベンダー畑を想起させる「彩香パープル」となっている。 4編成40両が製造、全車函館新幹線総合車両所に所属している。新函館北斗~東京間、新青森~東京間、仙台~新函館北斗間の一部の「はやぶさ」に使用されるほか、東京~仙台間の「やまびこ」にも使用されている。 その他の情報 [2016/7/2] 別館トップに戻る Copyright c 1997-2016 北海道大学鉄道研究会 (Hokkaido University Railway Resea...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道旭山動物園号
    旭山動物園号 JR北海道  旭山動物園号は、2007年4月28日に運転を開始した臨時特急「旭山動物園号」の専用車両である。キハ183系気動車の一般車5両に改造が施されて登場した。  動物園への観光アクセス列車に使用されるということで、内外装ともに動物をテーマにした意匠が施されている。  まずは外装だが、元旭山動物園飼育係で絵本作家のあべ弘士氏が手がけたイラストが車体全面にラッピングされており、各車両にはそれぞれ名称が付けられている。登場当初は、旭川側よりキハ183-3「ホッキョクグマ号」、キハ182-47「ライオン号」、キハ182-48「チンパンジー号」、キハ183-4「ペンギン号」の4両編成であったが、2008年4月にキハ182-46「オオカミ号」が追加され5両編成となった。その後、2013年に内外装の全面リニューアルが行われ、ラッピング...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道キハ22形(廃)
    キハ22形気動車 JR北海道  キハ22形は1960年代から70年にかけて製造された、耐寒仕様の気動車である。同様の設計思想で製造された、キハ20系グループの1種とされることが多い。  普通列車のみならず、「いぶり」などの急行列車に使用されることもあった。JRへも引き継がれ、中にはワンマン改造されたものも存在していた。  現在はキハ22の全車が廃車となっているが、キハ22とほぼ同型の車両が羽幌炭鉱鉄道・留萌鉄道で新製されており、それらがひたちなか海浜鉄道(旧茨城交通湊線)に譲渡され、現在も一部車両が現役である。  廃車となったキハ22は道内各地に保存されており、小樽市総合博物館や三笠鉄道記念館、幸福駅跡、北見相生駅跡などでその姿を見ることが出来る。 [2012/7/30、勝オロ] 別館トップに戻る Copyright c ...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道DD14形
    DD14形ディーゼル機関車 JR北海道  DD14形は1960年に登場した除雪用のディーゼル機関車で、改良形の300番台を含め全部で43両が製造されている。  基本構造はDD13形が元となっているが、運転台が片側に寄っており前にロータリーヘッドを装備したその姿はDD13とは似ても似つかない。  機関を2つ搭載しており、1個を走行用・もう1個を除雪用に、2個を走行用に、2個を除雪用に、という使い分けができるようになっていた。機関2個を除雪用に用いる場合は他の機関車に推進されて運用される。運転台が片側にしかないこともあって、DD14どうしを背中合わせに連結(犬つなぎと呼ばれる)して運用されることが多い。  JR北海道には17両が継承されたが、晩年の主な使用線区であった深名線の廃止と共に全機が廃車された。  現在は道内数カ所に保存機が残っているほか、JR...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道キハ40系
    キハ40系気動車 JR北海道  キハ40系は、老朽化したキハ10系や初期のキハ20系の置き換え用に1979年に登場した一般型気動車である。全国的に配置され、運転台の数や配置地区の気候条件などにより10種類以上のバリエーションがあったが、北海道では酷寒冷地向けの設計がなされ、両運転台でトイレ付きのキハ40形100番台、片運転台でトイレ付きのキハ48形300番台、同じく片運転台でトイレなしのキハ48形1300番台の3種類が導入された。いずれも車体は2扉の普通鋼製で、座席はセミクロスシートであった。エンジンは従来形に代わる新設計のものが用意されたが、車体重量の割には出力が少なかったために加速が悪いことが欠点となった。  JR化後には多くの改造が行われており、北海道でも多種多様な派生形式が登場している。これまでに、宗谷本線急行向けのキハ400・480形、ワ...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道キハ82系
    キハ82系気動車 JR北海道  キハ82系は1961年から1967年にかけて製造された、特急列車で使用された気動車である。これはキハ81系を改良したものであり、DMH17Hを採用している。  1961年10月1日にサン・ロク・トオと呼ばれる白紙ダイヤ改正によって、北海道に特急列車が設定された。この時に設定されたのが特急「おおぞら」であった。「おおぞら」は室蘭本線、千歳線を経由して函館‐旭川間を結ぶ特急であり、青函連絡船を挟んで本州の「はつかり」、「白鳥」と接続していた。キハ82系が使用されていた特急は次の通りである。 北斗(函館‐旭川・札幌) エルム(函館‐札幌) おおとり(函館‐網走・釧路) オホーツク(札幌‐網走) おおぞら(函館‐釧路・旭川)  1986年に後継のキハ183系に特急運用を譲り、定期運用消滅。JR北海道へは5両が引き継...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道721系
    721系電車 JR北海道  721系電車は、1988年の札幌駅高架開業に合わせて札幌都市圏に投入された3扉の近郊型電車である。2003年までに8回の増備が行われ、JR北海道の電車では最多の135両が製造された。  それまで札幌都市圏で使用されていた711系電車や50系客車に比べ、走行性能や車内サービスの向上が図られている。当初の制御方式は711系と同じサイリスタ位相制御であったが、モーターの出力向上とM車比率の増加により、発車時の高加速と高速運転を両立させた。車体は軽量ステンレス製である。座席は対抗する高速バスやマイカーを意識して転換クロスシートが導入されたほか、北海道の近郊型電車では初めて冷房が装備された。また3扉となったことで、2扉が基本の711系や50系よりもラッシュ時の乗降がスムーズに行えるようになった。  繰り返しの増備や改造が行...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道DD51形
    DD51形ディーゼル機関車 JR北海道・JR貨物  DD51形はそれまでのD51形やC62形などの大型蒸気機関車を置き換え、国鉄の動力近代化を行うことを目的に1962年に初の国産技術のみで開発された本線用大型ディーゼル機関車である。1964年から量産が開始され、600両以上が生産された。その間多くの仕様変更がなされ、基本形の0番代、重連総括制御形の500番代、蒸気発生装置なしの800番代などのバリエーションがある。  車体中央に運転台があるセンターキャブ形で、運転室の前後に1000ps級のエンジンを2機搭載している。最高速度は95km/hで、規格の低い路線へも入選できるように、軸重を変更できる中間台車を備えている。  北海道に配置されている車両はすべて酷寒冷地仕様の車両で、JR北海道所属車両は函館運転所に、JR貨物所属車両は鷲別機関区に配置...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道C11形
    C11形蒸気機関車 JR北海道  C11形は支線区での列車牽引や駅構内での入れ替えようとして1932年に登場したタンク式蒸気機関車である。1947年までに合計381両生産されたが、国鉄の動力近代化政策による電化の進行やディーゼル機関車の増備の進行などにより、1975年までに姿を消したのである。その後、全国各地の公園などで静態保存されていた。  現在JR北海道の保有するC11は171号機と207号機である。171号機は標茶町に保存されていたものを1999年にNHKの連続テレビ小説「すずらん」のロケのために復元したものである。207号機は静内町に保存されていたものを2000年に北海道鉄道開通120周年記念イベントとして復元したものである。  C11形は小型で整備性がよく、前後両面に扱いやすくするために作業性がよく広い運転台を採用しているのが特徴...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道785系
    785系電車 JR北海道  785系は、1990年の札幌‐旭川間の高速化事業完成とともに登場した特急型電車である。  JR北海道の電車としては初めてVVVFインバータ制御(GTO式)が導入され、最高速度は130km/hにスピードアップした。4両の基本編成と2両の付属編成が用意され、需要に応じて柔軟に編成を組むことができた。付属編成の札幌方先頭車が100番台、そのほかの車両は0番台とされた(本稿ではこれらを基本番台と呼ぶこととする)。781系と同じく短距離運用を行うため、普通車のみのモノクラスで、座席はフリーストップのリクライニングシートが設置された。そのほかにも電光掲示式の情報案内装置や公衆電話、自動販売機が設置された。  1990年9月に、L特急「スーパーホワイトアロー」としての運用を開始した。このL特急「スーパーホワイトアロー」は札幌...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道ED76形
    ED76形電気機関車 JR北海道  ED76形は1965年に登場した電気機関車で、九州向けに0番台と1000番台、北海道向けに500番台が製造されている。ここでは北海道向けの500番台について述べる。  北海道初の国鉄線の電化開業は1968年の函館本線小樽‐滝川間であったが、1966年には試験線区として同銭函‐手稲間が電化されており、当時東北本線等で実績のあったED75形の制御方式を全サイリスタ位相制御としたED75形500番台(ED75・S型)が1両投入され試験が行われていた。  しかし、S形は当時北海道の列車暖房として主流であった蒸気暖房方式(SG)に対応していないという欠点を抱えており、更に試験の段階で誘導障害が多発してしまい、1968年の電化開業に際しては新形式を投入することとなった。そこで製造されたのが本稿で述べるED76形500番台である。...
  • 交通図鑑/北海道の交通/D800形
    D800形 太平洋石炭販売輸送  D800は雄別鉄道のYD1301として1966年に日本車輌で製造されたディーゼル機関車である。その後、雄別鉄道廃線に伴い、1970年に釧路開発埠頭へ移籍(KD1301と改番)。さらに釧路開発埠頭線の廃止により、2000年に太平洋石炭販売輸送に移籍している。現在D801号が1両在籍している。 [2010/2/19] 別館トップに戻る Copyright 1997-2010 北海道大学鉄道研究会 (Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道マヤ34
    マヤ34-2008 JR北海道 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。  マヤ34形客車は、日本国有鉄道が軌道検測用として製造した客車で、JR北海道にはマヤ34-2008が札幌運転所に在籍している。  マヤ34形は保線作業員によって行われていた軌道の検査、測定を走行しながら出来るようにと設計された客車で、1959年から1981年にかけて10台が製造された。JR北海道に在籍しているマヤ34-2008は、1978年に日立により製造された車両で、他社のマヤ34が淘汰される中、現在でも、JR東日本から年に1度やってくるEast i-Dとともに道内各地の検測に利用されている。  単独で走行することは出来ないため、機関車によって牽引される。また、夜行急行列車「はまなす」に連結され、検...
  • 交通図鑑/北海道の交通/函館市交通局800形
    800形 函館市交通局  函館市交通局800形は、1962年から1965年にかけて新潟鉄工所で12両製造された路面電車である。なお、1990年2002年にかけて8000形への車体更新が行われ、現在は810、811、812号のみとなっている。 [2010/2/23] 別館トップに戻る Copyright c 1997-2010 北海道大学鉄道研究会 (Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
  • 交通図鑑/北海道の交通/北海道のモーターカー(旧型)
    モーターカー JR北海道  保線作業、除雪などに活躍する車両がこのモーターカーである。JR北海道のDBR600はATSが整備され鉄道車両としての機能を備えているために営業中の線路を走行することが可能であるが、それ以外のモーターカーは機械の扱いであり、線路封鎖が必要となる。そのため夜間に使用されることが多く、昼間は駅の側線に停車していることが多い。またほとんどのモーターカーには、盲腸線で折り返しを行うためにジャッキアップする装置が取り付けられている。 その他の情報 苗穂にて(141) 幸福駅に保存されている車両 塘路駅にて(釧140) 小樽駅にて(112) [2010/2/14] 別館トップに戻る Copyright c 1997-2008 北海道大学鉄道研究会 (Hokkaido University ...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道DD16形
    DD16形ディーゼル機関車 JR北海道  DD16形は1971年に登場した小型のディーゼル機関車で、全部で65両が製造されている。  DD13やDE10では入線できないような簡易線の蒸気機関車置き換えのために製造されたが、程なくして簡易線のほとんどが赤字線として廃線されたため、用途を失い廃車された車両が多い。  後に4両が新規に誂えた除雪用ラッセルヘッドを連結できるよう改造され、300番台となった。  JR北海道には標津線の除雪用としてキ100形ラッセル車と共に0番台1両が継承されたが、標津線も例に漏れず第二次特定地方交通線の指定を受けており、1989年の標津線廃線で用途を失い廃車された。他に2両が苗穂工場で車籍のない機械扱いの入替機として活躍していたが現存しない。  現在は道内数カ所に保存機が残っているほか、JR東日本に0番台1両、JR西日本に3...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道DE15形
    DE15形ディーゼル機関車 JR北海道  DE15形はラッセル式除雪の近代化をはかるためDE10形を基に開発された除雪機関車である。除雪時は前頭部のラッセル除雪装置前頭車(動力なし)と機関車で構成される。前頭車と連結装置、その関連機器以外はDE10形と同じである。従来のラッセル除雪車は機関車に除雪装置を直接つける方式であったために、軸重が増大し、線路規格の低い路線に入線できない欠点があったが、DE15形では除雪装置を前頭車という形で連結しているため、軸重の増加を抑えることができた。除雪装置には大きく分けて「単線型」と「複線型」が存在し、さらに細かい改造を受けた車両もある。一部の車両は地上信号により踏み切りやトンネルの手前で雪かき装置を限界内に収納する最新型ATO制御装置を搭載している。  冬季間以外は前頭車を切り離し、DE10形と同様構内での入替作...
  • 交通図鑑/北海道の交通/CR70形
    CR70形 ちほく高原鉄道  CR70形は1988年から1989年にかけて新潟鐵工所で8両製造された軽快気動車である。最高速度は時速95kmであり、冷房装置は搭載されていない。車内はクロスシートであり、トイレが設置されている。  2000年に運用の減少にあわせてCR70-4と5が廃車となり部品取り用となり、他の6両はちほく高原鉄道の廃止にあわせて2006年に廃車となっている。なお6両のうちCR70-01,CR70-02,CR70-3の3両はミャンマー国鉄に譲渡され、CR70-6は北見市内で保存、CR70-7,CR70-8はりくべつ鉄道で動態保存されている。 その他の情報 快速「銀河」 りくべつ鉄道保存車両 [2010/2/19] 別館トップに戻る Copyright c 1997-2010 北海道大学鉄道研究...
  • 交通図鑑/北海道の交通/函館市交通局710形
    710形 函館市交通局  函館市交通局500形は、1948年から1950年にかけて日本車輌東京支店蕨工場で30両製造された路面電車である。登場当初は3扉であったが、1970年から1971年に書けてワンマン化改造が行われ、前面窓のHゴム固定化、後扉の閉鎖によって、2扉となっている。また、505号のみ車体更新が1987年に国鉄五稜郭工場で行われ、その際に501号へと改番されている。かつては函館市電で最大数を誇る主力車両であったが、現在は501号(旧505号)と530号のみが現役であり、往年の姿を止めるのは530号のみとなっている。 その他の情報 [2010/3/24] 別館トップに戻る Copyright c 1997-2010 北海道大学鉄道研究会 (Hokkaido University Railway Re...
  • 交通図鑑/北海道の交通/北海道のレール探傷車
    レール探傷車 JR北海道(岩見沢レールセンター)  レール探傷車(Rail Inspection Car)とは、線路の傷を超音波で検査する保線用機械のことである。JR北海道で使用されているレール探傷車はトキメック(現:東京計器株式会社)と松山重車輌工業により製造、2005年に導入されたもので、JRの他社のものと違い自走できないため、保線用モーターカーを前後に付けることで走行している。  レール探傷車の最高速度は時速40キロで、線路を封鎖する必要があるため、検査は旅客列車が走らない深夜に行われ、一日に約20キロの検査が可能である。  検査は、レールに水を吹き付け、その水を媒体として当てた超音波の跳ね返りを見ることにより、傷があるかどうかを判断し、傷がある場合には保線作業が行われる。  レール探傷車は普段は岩見沢レールセンターに所属し、...
  • 北海道のりもの図鑑
    JR北海道機関車 電車 気動車 客車 貨車 保線用 JR貨物機関車 貨車 旧国鉄機関車 札幌市交通局地下鉄 市電 函館市企業局交通部 ちほく高原鉄道・りくべつ鉄道 十勝鉄道 太平洋石炭販売輸送 丸瀬布いこいの森 リリートレイン 三笠鉄道村 ロープウェイ・リフト・ケーブルカー等 バス JR北海道 機関車 電気機関車   ED76形(廃) ED79形(廃)   ディーゼル機関車 DD14形(廃) DD51形 DE10形 DD16形(廃) DE15形 DBR600形(廃) 蒸気機関車   C11形 C62形(廃)   電車 通勤・近郊型電車、その他 711系(廃) 721系 731系 735系 733系 特急型電車 781系(廃) 785系 789系 新幹線 H5系 気動車 一般型、急行型気動車 ...
  • 交通図鑑/北海道の交通/札幌市交通局雪1形
    雪1形 札幌市交通局  雪1形は1949年に8両導入されたブルーム式の排雪車である。使用されるササラは割竹を針金束ねて造られたものである。1969年から70年にかけて車体が木製から鋼製化され、現在3雪1~3の両が現役である。また木製車体のものが交通資料館に保存されている。 [2010/2/15] 別館トップに戻る Copyright 1997-2010 北海道大学鉄道研究会 (Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道ノロッコ(釧路車)
    ノロッコ(釧路車) JR北海道  それまで客車+貨車改造トロッコ車で運転されていたノロッコ列車の置換え用として1998年に登場したノロッコ列車用客車。客車側に運転台を設置し、機関車を総括制御できるようにしたことで、終着駅での機関車の付け替え作業を解消したことが最大の特徴となっている。登場時の編成はオクハテ510-1、オハテフ510-1、オハ510-1の3両編成。  オクハテ510-1は50系客車のオハフ51 4が種車で、半室運転台が取り付けられた展望車。車体はトロッコ車両として大きく側面が開いているほか、天井の内装材が撤去され、はりや柱がむき出しになっている。車内は長手方向に2人がけ、枕木方向に3人がけの木製ベンチを設置。車掌室はあるがトイレはない。  オハテフ510-1はオハフ51 56を種車にした展望車で、中間車構造となっている。和式便...
  • 交通図鑑/北海道の交通/CR75形
    CR75形 ちほく高原鉄道  CR75形は1989年,1990年に新潟鐵工所で4両製造された軽快気動車である。最高速度は時速95kmであり、冷房装置は搭載されていない。車内はクロスシートであり、トイレが設置されている。また自動販売機が設置されている。1990年に製造されたCR75-101はイベント仕様の車両であり、ロングシートとなっており、お座敷車としての運用も可能であった。また2001年にはCR75-2とCR75-3が999号の塗装となっている。  4両はちほく高原鉄道の廃止にあわせて2006年に廃車となり、全車りくべつ鉄道で動態保存されている。 その他の情報 CR75-2 りくべつ鉄道保存車両 [2010/2/19] 別館トップに戻る Copyright c 1997-2010 北海道大学鉄道研究会 (...
  • 交通図鑑/北海道の交通/リリートレイン
    リリートレイン 百合が原公園  リリートレインは札幌市北区にある百合が原公園内において、1.2kmを12分かけて走る園内遊具である。軌間は1067mmであり、5両編成で、ディーゼル機関車が先頭から牽引している。また客車は3両はガラス無し、2両はガラスありとなっている。札幌交通機械で製造された。2003年に更新工事が行われ、現在の姿となっている。2008年8月からは廃食油を利用したバイオディーゼル車両となっている。 その他の情報 ガラス無し車両 ガラスあり車両 最後尾 車内の様子 [2010/2/16] [2015/3/21改] 別館トップに戻る Copyright 1997-2015 北海道大学鉄道研究会 (Hokkaido University Railway Research Group,...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道キハ201系
    キハ201系気動車 JR北海道  キハ201系は非電化区間である函館本線小樽以西からの札幌への直通列車用に開発された車両で、731系電車と気電協調運転を行えることが最大の特徴である。電車の加速性能に合わせるために、一両あたり900PSという気動車としては破格の高出力となった。ちなみに900PSはDE10型ディーゼル機関車に匹敵する出力である。  また、曲線区間でのスピードアップのために車体傾斜装置を装備している。車体傾斜装置は空気ばねの圧力を変化させることで、曲線区間において車体を最大2度傾ける装置である。この技術は後に開発される261系特急型気動車にも採用されている。  車体は731系と同じ構造の軽量ステンレス製の3扉で、車内も731系と同じデザインのデッキなしロングシートである。ただし、トイレの位置は両者で異なり、731系では岩見沢・苫...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道14系
    14系客車 JR北海道 (寝台客車)  20系寝台客車が登場してから10年が経過してみると、日本人の体格向上などによる居住性の悪化やアコモデーションの陳腐化などが目立つようになり問題となっていた。そこで、20系で採用された固定編成方式、空気ばね台車などを踏襲しつつ、12系客車をベースに改良を加え居住性の向上と省力化を図って1971年に登場したのが14系寝台客車である。  14系寝台客車は12系客車をベースにしたため、緩急車の床下に電源装置を設置する分散電源方式となっていることが大きな特徴といえる。また、自動ドアや側面の自動行先表示機も採用されている。B寝台は幅が70CMに拡大され、3段式ながら居住性が向上した。なお、1983年からは3段寝台の2段化改造が行われ、現在は全車2段式となっている。なお、引き通し線の関係から、24系客車との混結はで...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道789系
    789系電車 JR北海道  789系は、青函トンネルを介した北海道~本州間のアクセス輸送ならびに道央圏の特急輸送において、老朽化の進んでいた車両の置き換えやスピードアップを目的として登場した特急型電車である。津軽海峡線向けの基本番台と、道央圏向けの1000番台が開発された。  津軽海峡線向けの基本番台は、731系、785系をベースにした回生ブレーキ付きのVVVFインバーター制御方式を採用し、設計最高速度は145km/hとされた。大出力モーターを装備したことで、青函トンネル内の上り勾配区間でも140km/h運転が可能となっている。車体はキハ261系をベースにした軽量ステンレス車体で、先頭部は普通鋼製である。5両編成を基本とするが、多客時は編成の一部を分割して併結した8両編成となる。増結を行うため、先頭車は貫通型となっている。乗降扉は、先頭車では片側2...
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道キハ160系(廃)
    キハ160系気動車 JR北海道  キハ160系は1997年に事故で廃車となった日高線用のキハ130型の代替として新製された一般型気動車である。当初は在来型気動車の置き換え用として増備される計画もあったが、現在まで1両のみの製造にとどまっている。津軽鉄道の津軽21型をベースに開発された軽快気動車で、新潟鉄工所(現在は新潟トランシス)のNDCシリーズのJR北海道版とも言える車両である。エンジン、変速機は別形式ながら、台車はキハ150型と共通となっており、整備性の向上がはかられている。  車内はキハ150型に準じたワンマン設備、トイレつきのセミクロスシート。100番代と同様に冷房設備は持っておらず、天井にスイープファンを備え、窓の一部は開閉式となっている。  2007年に苗穂工場でモータ・アシスト式ハイブリッドを搭載した試験車両に改造され、試運転...
  • 交通図鑑/北海道の交通/函館市交通局30形
    30形 函館市交通局  30形は1910年に天野工場で製造され、成宗電気軌道(1916年から成田電気軌道;千葉県)で使用されていた車両を1918年に函館水電が購入したものである。5両が購入されたが、そのうちの4両は1926年と1934年に焼失し、39号のみが被災から免れている。  1937年にササラ電車へと改造されて使用されていたが、1992年に函館市市制70周年記念事業として札幌交通機械によって旅客車へと復元された。なおこの際に半鋼製車体となっている。1993年から運用を開始し、冬季を除き運転されている。 [2010/2/23] 別館トップに戻る Copyright 1997-2010 北海道大学鉄道研究会 (Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
  • 交通図鑑/北海道の交通/JR北海道C62形(廃)
    C62形蒸気機関車 JR北海道  C62形は主として優等列車で使用されたテンダー式蒸気機関車である。1948年から49年にかけて合計49両が生産された。当初は東海道本線、山陽本線などで使用されたが、それらの路線が電化されたこともあり、1956年にC62-3が北海道へ上陸している。その後漸次両数は増え、これらは小樽築港機関区に配属され、函館本線の急行「ニセコ」や「大雪」、「まりも」などに使用された。特に「ニセコ」は重連で運用され、有名であった。しかし、1971年に「ニセコ」がDD51へと置き換えとなり、1973年には廃車となっている。  現在JR北海道の保有するC62は3号機である。3号機は引退後北海道鉄道記念館に保存されていたが、1987年に動態復元と車籍の復活が行われ、翌年から動態保存車として運用された。しかし1995年にはその運用も終了し、2000年...
  • 交通図鑑/北海道の交通/札幌市交通局M100形
    M100形 札幌市交通局  M100形は1961年に1両導入された車両である。この車両は輸送力増強のために無動力(ただし登板能力を確保するためにモーターは搭載)のTc1型(廃車・交通資料館で保存)と連結運転し、閑散時には単行運転を行うという実験要素の強い車両であった。日本車輌で製造され、「親子電車」の名称で親しまれたが、連結を解放するには時間が掛かるために、常時2両で運転されている状態であった。1970年に連結をやめ、M101はワンマン化、Tc1は廃車となった。現在も旧塗装のまま残る唯一の車両である。 [2010/2/15] 別館トップに戻る Copyright 1997-2010 北海道大学鉄道研究会 (Hokkaido University Railway Research Group, Japan)
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