iPhone版 Jumsoft Money について

2010/4/24 バージョン1.3.1がリリースされました。iPadに正式対応。
2010/5/12 バージョン1.3.2がリリースされました。
2010/7/22 バージョン1.3.3がリリースされました。
変更点等、追ってレビューします。下記はまだ1.2.1での情報です。

 現状iPhone版アプリのバージョン1.2を基本に記載して行きます。
 (2/20付で1.2.1がリリースされバグフィクスや機能改善がなされましたがこの記事について特に大きく変わった点はありません。)
 Mac版を使用されない方であってもMacintosh版についてのページも読まれることをおすすめします。




まず行うべきこと・・・通貨設定と、日本語キーボードを使用可能に!


 iPhoneアプリとしてのJumsoft Moneyの従来の評判といえば、デザイン秀逸で気持ちよく使いやすいのに、日本語打てない時点で日本人にはムリ!というものが殆どでした。とある日本人ユーザが(このMac用家計簿ソフト使ってみようかな〜、でも英語だしとっつきにくいな〜、今日は時間あるし、まずある程度日本語化してみようかな〜という軽い気持ちから)一方的にローカラズを始めたとき、某掲示板にてメーカーに渡して純正日本語版としてリリースするのが望ましいとの声が2〜3名あったため、なんだかその気になってしまったとのことで、メーカーに対して日本語版のリソースを渡す代わりにiPhone版のローカライズを確約するよう求めるところから真剣に交渉をスタートしたそうです。
 Jumsoftはデザイン性を非常に重視する会社であるため、この大人びたデザインに対してiPhoneデフォルトの灰色のキーボードの色彩感覚はちょっとNGっす〜とのことでしたが、そんなこと言うなよと地道に越年で交渉は続けられ、やっとデフォルトのキーボードが使用できるようになり、それと引き換えに日本語版のMacアプリが正式リリースに至ったという顛末らしいです。

 やたらと前おきが長過ぎましたがiPhoneアプリのJumsoft Moneyは現状、まだ英語版のままです。ただし従来のように日本語を入力すらできなかったという事からは脱しました。起動したのち、右下のSettingをタップして一番下のDefault KeyboardをONにしましょう。 確かにデザイン的に、この灰色のキーボードがミスマッチであることは、際立って感じるところですが、背に腹は変えられません・・・・。また、Currency(通貨)は、JPY(日本円)を選択しましょう。使われている単語数は少ないので、2〜3日使えばすぐに言葉の意味は覚えてしまうでしょう。




機能の説明


Account アカウント
 口座のことです。現金やカード、銀行、それぞれ個別に設定しましょう。Macintosh版についてのページでのアカウントの欄も参照して下さい。

Budgets 予算
 一定期間内、カテゴリーごとにいくら使う予定なのかを設定し、随時それがどのくらいの実績値であるかどうかをメーター表示します。iPhone版では月ごとの出費に関する予算取りのみを表示します。詳しくはMacintosh版についてのページでの予算の欄も参照して下さい。バージョン1.2.1において表示の不具合が発見されました。不具合の内容はこちらに記載しています。

Bills 自動振替
 入金/出金/送金を事前に予約することができるタイマーのようなものです。

Reports レポート
 条件を自分で設定してレポート表示することができます。
 古い記録を参照したい場合も、アカウント画面からスクロールするよりもこちらから日程期間指定で絞り込むほうが早いです。
 Mac版とのレポート条件の同期はされません。(MacのレポートとiPhoneのレポートは別機能)
 下記3つのプリセットから選び、表示期間や表示アカウント、それからグラフの種類を選びます。
  ○Spending By Category ・・・出費に占める各カテゴリーの割合表示
  ○Transactions By Category ・・・カテゴリー別の入出金表示
  ○Monthly Reports ・・・前月との比較表示

Setting 設定
 カテゴリーや支払先などの登録変更や通貨単位、Macとの同期設定などを行います。
 JumsoftデザインキーボードかiPhoneデフォルトキーボードのどちらを使うのかもここで設定します。
 (日本語の入力機能を使用するにはデフォルトのキーボードを使用する必要があります)。
 このアプリを起動するときにパスワードを入れないと起動しないように設定することも可能です。
 MAC版アプリとのSync(同期)の設定もこちらから行います。



使用に際して必要な英単語力(日本人が常用しなかったり常用しても意味が違うもの)

 Transaction・・・入出金のことです
 Withdrawal・・・支出のことです
 Deposit・・・収入のことです
 Transfer・・・送金(=アカウント間の資金移動)のことです
 Payee・・・支払先(人/店)のことです
 Budget・・・予算のことです
 Securities・・・株などの証券のことです
 Investment・・・投資のことです



使い方

 Mac版を使用される方であれば(あるいは試用でも)、まずは、あらかじめMac版の方でアカウント設定やカテゴリー設定を済ませた状態で同期にてiPhoneにデータを流し込んだ方がてっとり早いです。Macを持ってない人は、あらかじめ地道に設定するカテゴリーはほどほどにしておいて、買い物のたびにiPhoneに記帳していくことで、だんだんとカテゴリーと支払先についてのデータが蓄積されていくことでしょう。


さて、当日、現金で買い物をした時の記録を例にiPhoneでの記帳手順を書きます。

 ●現金アカウントをタップ

 ●右上の「+」(記録を追加するという意味のプラス)をタップ
  -Typeはデフォルトだと「Withdrawal」(支出)となっていますのでこの例ではこのまま。
  -日付は本日付けとなっていますのでこの例ではこのまま。

 ●Category(カテゴリー)をタップしてカテゴリーを選びます。
  -カテゴリー無し(未カテゴリー)でも構いません。
  -あらかじめ設定した以外に新規カテゴリーを追加する場合は右上の「+」をタップ。
  -<コツ>半角スペースや*等の記号を頭に入れておくことで検索しやすくなります。
  -一度入れた新しいカテゴリー名は自動的に登録されます。

 ●Amountをタップして金額を入力します。
  -通貨をJPY(日本円)にしている場合、1円以下のところに入力した場合0.5円(50銭)以下は切り捨てられます。
  -Split...ボタンを押すことで金額を分割入力することもできます。(ラーメン690円、替え玉100円、で合計790円みたいに)。
   これについてはMac版についてのページも参照して下さい。

 ●Payee(支払先)をタップして支払先を選びます。
  -指定なしでも構いません。
  -あらかじめ設定した以外に新規Payee(支払先)を追加する場合は右上の「+」をタップ。
  -<コツ>半角スペースや*等の記号を頭に入れておくことで検索しやすくなります。
  -一度入れた支払先名は自動的に登録されます。

 ●Comment(コメント)をタップして文章やメモを入力することができます。
  -何も入力しなくても構いませんが、ここを活用した方が、カテゴリー名称や支払先名称が煩雑になりません。

 ●右上の「Save」をタップします。

予算の作り方や、レポートの設定は適当にイジってるうちに分かるでしょう。ということで説明は割愛・・・。
まあ、掲示板で質問して下さい。


★銀行から預金を下ろす場合は、銀行口座のアカウントから財布(現金アカウント)へ「送金」(Transfer)というふうにつけます。
★クレジットカードでの買い物をした際にはカードアカウントから出費(Withdrawal)というふうにつけますが、銀行からカード会社に引き落とされる日には、銀行口座のアカウントからカードアカウントへ「送金」(Transfer)というふうにつけることで、実際のお金の動きと合致した記帳となります。

※<コツ>「送金」(Transfer)の場合は、カテゴリーは無しにしておくことを推奨します。カテゴライズしてしまうと、レポート機能を使用する際に送金が表示されてしまって困ることになるからです。





カテゴリーのアイコン

 Mac版では画像のコピーペーストによって自由に設定できるアイコンですが、iPhone版ではまだオマケ程度です。ユーザーが自由に設定することはできず、カテゴリー名称が下記であるものについては、Jumsoft のデザインした特別なアイコンが表示されますが、それ以外の名称についてはパズルの1片のような標準アイコンのみです。

Automobile
Food
Clothing
Bill
Leisure
Pet Care
Utilities
Vacation
Wages and Salary
Insurance
Electronics
Gifts
Healthcare
Donations
Bank Charges
Education
Household
Investment Income
Job Expenses






現状残る不具合と今後

 現状、新規Category(カテゴリー)や新規Peyee(支払先)の名称の入力において、日本語入力の際に、変換候補が下のエリアに隠れてしまって見にくいという不具合が残っていますが、上半分だけでも分からないものについては次候補ボタンを数回タップすることでなんとかなります。すでにこの不具合は報告済みでありますが、次のバージョンで解消されるかどうかは確約はされていません。(他のバグ修正のみで次のバージョンとなるかもしれない)。ただ、早急に直したいとのメーカー声明が届いているとの噂です。
 今後、いずれは他言語ローカライズ可能な状態にアプリの構成が改編され、各メニューも日本語化可能な状態になる方向で話は進んではいますが、現状以上の事について確約はされていません。機能面での進歩とどちらを優遇するかなど優先順位についてもろもろバランス感覚が大切ですが、要望があれば頑張って英文を書いて個人個人がメーカーに意思を伝えることはとても大事な事です。サポートページについてはMac版のページを参照して下さい。






Mac版との同期について

 同期はWiFi(無線LAN)接続を利用して行われます。MacとiPhoneの両方が1つのWiFiの下に無線で繋がっていること、あるいはMacが有線LAN接続であってもiPhoneが接続している無線LANのアクセスポントとMacのルータは同じであることが必須条件です。無線LAN環境を構築するアクセスポイントやルーター等をお持ちで無い場合、MacBookなど自身が無線(AirMac)でのインターネット共有を行うことができるMacであれば問題ありません。(この場合の設定については コチラ をご覧下さい。)

 Mac版アプリを起動した状態で、iPhoneアプリが起動されると、それだけでMac版の左ウインドウの「レポート」の下に「デバイス」という項目ができてそこにiPhoneの名前が表示されます。iPhoneの名称をクリックすると初回だけメインウインドウに4ケタの数字入力を求めてきます。iPhoneアプリの方のSettingの中のSyncをタップすると表示される4ケタの数字を入力することでそのiPhoneがMacに認証され、同期可能となります。2度目以降は4ケタの数字入力による認証は不要となります。

 同期の作業は基本的にMac側から行います。iPhone側で操作が必要なのは初回時に4ケタの認証番号を取得する場面のみであり、iPhone側がどのような状態であれ、Macから一方的に同期を開始することになります。また、この時、Mac側では同期の他に「復元」という機能も選べます。(復元ボタンを押すと、iPhoneあるいはMacのどちらをいつの状態に復元するのかという選択画面になります)。





接続がうまく行かない場合のチェック項目
  • MacもiPhoneもWiFi(無線LAN)を使った通信が可能な状態であるかどうか確認して下さい。
  • MacとiPhoneのIPアドレスが最後のケタ以外は同じになっていることを確認して下さい。
 (例:Macが192.168.0.2でiPhoneが192.168.0.3なら繋がるはず)
  • GoodReader Lite等、WiFiを利用する他の通信アプリを使って問題ないことも念のため確認してみて下さい。

 あとはこういうの↓読んでみるとか・・・ 
  外部リンク





カウンタ
合計: -
今日: -
昨日: -









 以下は広告欄です
最終更新:2010年07月24日 01:13
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。