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日本史/日本の歴史」(2009/04/10 (金) 14:04:42) の最新版変更点

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#contents このページは、留学生のための(留学生に限定するわけではないが)、最小限の日本の歴史の勉強のためのページだ。 最小限の知識なので、ここで書かれていることは、完全に覚えて欲しい。 *第1回 歴史区分 **日本の時代区分の基本 まず、日本の歴史を、無理やり、いくつかの時代に分けてしまう。 この時代の分け方は、[[Wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2]]を使っている。 説明もWikipdeiaの方が詳しい。 ただし、「簡単な説明」は梶原が書いた。 |時代名|簡単な説明|時代名の由来|h |旧石器(きゅうせっき)時代|最初の道具=石器(せっき)を使い始めた|使っていた石器の種類| |縄文(じょうもん)時代|土器(どき)を使い始めた。「文化」がはっきりと姿を現した。|この時代に使っていた土器の名前| |弥生(やよい)時代|稲作(いなさく)農業を始めた。村が生まれた。|この時代に使っていた土器の名前| |古墳(こふん)時代|小さな国が生まれ、日本が一つの国になっていきながら、大きな墓=古墳を造るようになった|墓| |飛鳥(あすか)時代|日本が一つの国になり、天皇制という政治システムがはっきりと形になった|都があった地域名| |奈良(なら)時代|天皇と貴族が法律=律令(りつりょう)で日本を治めようとした時代|都の名前| |平安(へいあん)時代|天皇よりも貴族が強くなり、法律も形式化していった。ある意味では実力主義の時代であり、武士(ぶし)も生まれた。|都の名前| |鎌倉(かまくら)時代|時代の支配者が天皇・貴族から武士に変わった。|武士の都のあった場所| |南北朝(なんぼくちょう)時代|支配権を奪われた天皇・貴族が、武士から支配権を奪い返そうとした。結局うまくいかなかった。|2種類の政府があった| |室町(むろまち)時代|武士の時代。経済が発達し、現在の日本の生活文化につながる、庶民の生活文化が発達した。|政府の建物のあった京都の町の名前| |戦国(せんごく)時代|各地の武士が100年間にわたって互いに争い、たくさんの英雄が生まれた。経済が非常に発達した。|時代の雰囲気。中国の真似(春秋戦国時代)| |安土桃山(あづちももやま)時代|織田信長、豊臣秀吉という、日本でもっとも有名な武士が戦国時代を終わらせ、日本を再統一した。|信長や秀吉に関係した場所| |江戸(えど)時代|信長、秀吉の後に日本を支配した徳川家が、鎖国(さこく)によって海外との交流を制限し、日本独自の不思議な社会を作り上げた|政府のある場所| &link_anchor(atwiki-jp-top){PageTop} **時代を区分する時の注意 この時代区分の説明を覚えるときには、次のことに注意してほしい。 -ここに書いてある時代区分も、簡単な説明も、絶対に正しいものではない -特に、時代区分の基準は、とてもいい加減。時代名の由来の基準がばらばら。土器の名前だったり、都の名前だったり。 -同じ時代でも、時代区分の基準が違うと別の名前になることもある -時代区分で、時代がはっきり分かれるわけではない -時代を区分するときの様々な基準は、ヨーロッパ以外に当てはまらないことが多い &link_anchor(atwiki-jp-top){PageTop} **どのように時代区分するのか ***政治的な制度や支配者の種類で区別する 国が生まれた後は、政治的な区分が使われることが多い 例)武士が政権を奪った時代…鎌倉時代 ***文化的な特徴で区分する 国が生まれる前は、目に見える文化的なもの(文化遺産、文化財)で時代を特徴づけることが多い 例)人間が初めて作った道具=石器を使った時代…旧石器時代 例)日本の最初の王たちが、大きな墓を作った時代…古墳時代 ***国の首都の名前で区分する 国の首都が変わる時は、政治体制が変わる時のことが多い。 日本の歴史では、日本という国の名前が使われるようになってから、国の名前が変わることはなかったので、国の首都の名前を時代の名前にすることが多い。 例)奈良時代、平安時代 しかし、日本以外の国では、国の名前や王様の名前が時代区分になることも多い。 ***経済制度で時代を区別する 時代の名前に使われることは少ないが、時代の特徴を説明するときに、経済制度の名前がよく使われる。 &link_anchor(atwiki-jp-top){PageTop} **とても大まかに時代を分ける しかし、上の時代区分を一度に覚えるの大変なので、歴史を大きく分けて覚えることになる。 +小さな村が小さな国になって、最後には大きな国(統一国家)ができる。&br()できあがった統一国家は、強力な支配者(王、天皇、皇帝など)による中央集権的国家 +一度できあがった集権的国家が、なぜか、地方分権的な国家になってしまう。&br()軍事力をもった血縁集団が地方を支配して、中央政府の力は強くない。 +上下関係が壊れ、競争社会となり、もう一度、集権的な国家=国民国家が生まれる それぞれ、次のように名前がついている &strong(){古代 → 中世 → 近代} 覚えただろうか? 時代名特徴 原始(げんし)時代人間が猿から分かれた後。 古代(こだい)農業を始めて文字などの文明・文化を作りだし、国から統一国家(古代国家)がとそれを支配する王や貴族が生まれた。&br()王や貴族の祖先は神様だったことが多い。 中世(ちゅうせい)一度生まれた集権的な国家が、なぜか、地方分権的な国家に戻ってしまう。封建時代と呼ばれることもある。 &link_anchor(atwiki-jp-top){PageTop} &link_edit()
#contents このページは、留学生のための(留学生に限定するわけではないが)、最小限の日本の歴史の勉強のためのページだ。 最小限の知識なので、ここで書かれていることは、完全に覚えて欲しい。 *第1回 歴史区分 **日本の時代区分の基本 まず、日本の歴史を、無理やり、いくつかの時代に分けてしまう。 この時代の分け方は、[[Wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2]]を使っている。 説明もWikipdeiaの方が詳しい。 ただし、「簡単な説明」は梶原が書いた。 |時代名|簡単な説明|時代名の由来|h |旧石器(きゅうせっき)時代|最初の道具=石器(せっき)を使い始めた|使っていた石器の種類| |縄文(じょうもん)時代|土器(どき)を使い始めた。「文化」がはっきりと姿を現した。|この時代に使われていた土器の名前| |弥生(やよい)時代|稲作(いなさく)農業を始めた。村や小さなクニが生まれた。|この時代に使われていた土器の名前| |古墳(こふん)時代|小さな国から、日本が一つの国になっていき、大きな墓=古墳を造るようになった|墓| |飛鳥(あすか)時代|日本が一つの国になり、天皇制という政治システムがはっきりと形になった|都があった地域名| |奈良(なら)時代|天皇と貴族が法律=律令(りつりょう)で日本を治めようとした時代|都の名前| |平安(へいあん)時代|天皇よりも貴族が強いことが多く、法律も形式化していった。ある意味では実力主義の時代であり、武士(ぶし)も生まれた。|都の名前| |鎌倉(かまくら)時代|時代の支配者が天皇・貴族から武士に変わった。|武士の都のあった場所| |南北朝(なんぼくちょう)時代|支配権を奪われた天皇・貴族が、武士から支配権を奪い返そうとした。結局うまくいかなかった。|二つの政府があった| |室町(むろまち)時代|武士の時代。経済が発達し、現在の日本の生活文化につながる、庶民の生活文化が発達した。|政府の建物のあった京都の町の名前| |戦国(せんごく)時代|各地の武士が100年間にわたって互いに争い、たくさんの英雄が生まれた。経済が非常に発達した。|時代の雰囲気。中国の真似(春秋戦国時代)| |安土桃山(あづちももやま)時代|織田信長、豊臣秀吉という、日本でもっとも有名な武士が戦国時代を終わらせ、日本を再統一した。|信長や秀吉に関係した場所| |江戸(えど)時代|信長、秀吉の後に日本を支配した徳川家が、鎖国(さこく)によって海外との交流を制限し、日本独自の不思議な社会を作り上げた|政府のある場所| &link_anchor(atwiki-jp-top){PageTop} **時代を区分する時の注意 この時代区分の説明を覚えるときには、次のことに注意してほしい。 -ここに書いてある時代区分も、簡単な説明も、絶対に正しいものではない -特に、時代区分の基準は、とてもいい加減。時代名の由来の基準がばらばら。土器の名前だったり、都の名前だったり。 -同じ時代でも、時代区分の基準が違うと別の名前になることもある -時代区分で、時代がはっきり分かれるわけではない -時代を区分するときの様々な基準は、ヨーロッパ以外に当てはまらないことが多い &link_anchor(atwiki-jp-top){PageTop} **どのように時代区分するのか ***政治的な制度や支配者の種類で区別する 国が生まれた後は、政治的な区分が使われることが多い 例)武士が政権を奪った時代…鎌倉時代 ***文化的な特徴で区分する 国が生まれる前は、目に見える文化的なもの(文化遺産、文化財)で時代を特徴づけることが多い 例)人間が初めて作った道具=石器を使った時代…旧石器時代 例)日本の最初の王たちが、大きな墓を作った時代…古墳時代 ***国の首都の名前で区分する 国の首都が変わる時は、政治体制が変わる時のことが多い。 日本の歴史では、日本という国の名前が使われるようになってから、国の名前が変わることはなかったので、国の首都の名前を時代の名前にすることが多い。 例)奈良時代、平安時代 しかし、日本以外の国では、国の名前や王様の名前が時代区分になることも多い。 ***経済制度で時代を区別する 時代の名前に使われることは少ないが、時代の特徴を説明するときに、経済制度の名前がよく使われる。 &link_anchor(atwiki-jp-top){PageTop} **とても大まかに時代を分ける しかし、上の時代区分を一度に覚えるの大変なので、歴史を大きく分けて覚えることになる。 +小さな村が小さな国になって、最後には大きな国(統一国家)ができる。&br()できあがった統一国家は、強力な支配者(王、天皇、皇帝など)による中央集権的国家 +一度できあがった集権的国家が、なぜか、地方分権的な国家になってしまう。&br()軍事力をもった血縁集団が地方を支配して、中央政府の力は強くない。 +上下関係が壊れ、競争社会となり、もう一度、集権的な国家=国民国家が生まれる それぞれ、次のように名前がついている &strong(){古代 → 中世 → 近代} 覚えただろうか? 時代名特徴 原始(げんし)時代人間が猿から分かれた後。 古代(こだい)農業を始めて文字などの文明・文化を作りだし、国から統一国家(古代国家)がとそれを支配する王や貴族が生まれた。&br()王や貴族の祖先は神様だったことが多い。 中世(ちゅうせい)一度生まれた集権的な国家が、なぜか、地方分権的な国家に戻ってしまう。封建時代と呼ばれることもある。 &link_anchor(atwiki-jp-top){PageTop} &link_edit()

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