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日本の歴史
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kajikaji11
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このページは、留学生のための(留学生に限定するわけではないが)、最小限の日本の歴史の勉強のためのページだ。
最小限の知識なので、ここで書かれていることは、完全に覚えて欲しい。
最小限の知識なので、ここで書かれていることは、完全に覚えて欲しい。
第1回 歴史区分
日本の時代区分の基本
時代名 | 簡単な説明 | 時代名の由来 |
---|---|---|
旧石器(きゅうせっき)時代 | 最初の道具=石器(せっき)を使い始めた | 使っていた石器の種類 |
縄文(じょうもん)時代 | 土器(どき)を使い始めた。「文化」がはっきりと姿を現した。 | この時代に使われていた土器の名前 |
弥生(やよい)時代 | 稲作(いなさく)農業を始めた。村や小さなクニが生まれた。 | この時代に使われていた土器の名前 |
古墳(こふん)時代 | 小さな国から、日本が一つの国になっていき、大きな墓=古墳を造るようになった | 墓 |
飛鳥(あすか)時代 | 日本が一つの国になり、天皇制という政治システムがはっきりと形になった | 都があった地域名 |
奈良(なら)時代 | 天皇と貴族が法律=律令(りつりょう)で日本を治めようとした時代 | 都の名前 |
平安(へいあん)時代 | 天皇よりも貴族が強いことが多く、法律も形式化していった。ある意味では実力主義の時代であり、武士(ぶし)も生まれた。 | 都の名前 |
鎌倉(かまくら)時代 | 時代の支配者が天皇・貴族から武士に変わった。 | 武士の都のあった場所 |
南北朝(なんぼくちょう)時代 | 支配権を奪われた天皇・貴族が、武士から支配権を奪い返そうとした。結局うまくいかなかった。 | 二つの政府があった |
室町(むろまち)時代 | 武士の時代。経済が発達し、現在の日本の生活文化につながる、庶民の生活文化が発達した。 | 政府の建物のあった京都の町の名前 |
戦国(せんごく)時代 | 各地の武士が100年間にわたって互いに争い、たくさんの英雄が生まれた。経済が非常に発達した。 | 時代の雰囲気。中国の真似(春秋戦国時代) |
安土桃山(あづちももやま)時代 | 織田信長、豊臣秀吉という、日本でもっとも有名な武士が戦国時代を終わらせ、日本を再統一した。 | 信長や秀吉に関係した場所 |
江戸(えど)時代 | 信長、秀吉の後に日本を支配した徳川家が、鎖国(さこく)によって海外との交流を制限し、日本独自の不思議な社会を作り上げた | 政府のある場所 |
時代を区分する時の注意
この時代区分の説明を覚えるときには、次のことに注意してほしい。
- ここに書いてある時代区分も、簡単な説明も、絶対に正しいものではない
- 特に、時代区分の基準は、とてもいい加減。時代名の由来の基準がばらばら。土器の名前だったり、都の名前だったり。
- 同じ時代でも、時代区分の基準が違うと別の名前になることもある
- 時代区分で、時代がはっきり分かれるわけではない
- 時代を区分するときの様々な基準は、ヨーロッパ以外に当てはまらないことが多い
どのように時代区分するのか
政治的な制度や支配者の種類で区別する
国が生まれた後は、政治的な区分が使われることが多い
例)武士が政権を奪った時代…鎌倉時代
例)武士が政権を奪った時代…鎌倉時代
文化的な特徴で区分する
国が生まれる前は、目に見える文化的なもの(文化遺産、文化財)で時代を特徴づけることが多い
例)人間が初めて作った道具=石器を使った時代…旧石器時代
例)日本の最初の王たちが、大きな墓を作った時代…古墳時代
例)人間が初めて作った道具=石器を使った時代…旧石器時代
例)日本の最初の王たちが、大きな墓を作った時代…古墳時代
国の首都の名前で区分する
国の首都が変わる時は、政治体制が変わる時のことが多い。
日本の歴史では、日本という国の名前が使われるようになってから、国の名前が変わることはなかったので、国の首都の名前を時代の名前にすることが多い。
例)奈良時代、平安時代
日本の歴史では、日本という国の名前が使われるようになってから、国の名前が変わることはなかったので、国の首都の名前を時代の名前にすることが多い。
例)奈良時代、平安時代
しかし、日本以外の国では、国の名前や王様の名前が時代区分になることも多い。
経済制度で時代を区別する
時代の名前に使われることは少ないが、時代の特徴を説明するときに、経済制度の名前がよく使われる。
とても大まかに時代を分ける
しかし、上の時代区分を一度に覚えるの大変なので、歴史を大きく分けて覚えることになる。
- 小さな村が小さな国になって、最後には大きな国(統一国家)ができる。
できあがった統一国家は、強力な支配者(王、天皇、皇帝など)による中央集権的国家 - 一度できあがった集権的国家が、なぜか、地方分権的な国家になってしまう。
軍事力をもった血縁集団が地方を支配して、中央政府の力は強くない。 - 上下関係が壊れ、競争社会となり、もう一度、集権的な国家=国民国家が生まれる
それぞれ、次のように名前がついている
古代 → 中世 → 近代
覚えただろうか?
古代 → 中世 → 近代
覚えただろうか?
時代名特徴
原始(げんし)時代人間が猿から分かれた後。
古代(こだい)農業を始めて文字などの文明・文化を作りだし、国から統一国家(古代国家)がとそれを支配する王や貴族が生まれた。
王や貴族の祖先は神様だったことが多い。
中世(ちゅうせい)一度生まれた集権的な国家が、なぜか、地方分権的な国家に戻ってしまう。封建時代と呼ばれることもある。
原始(げんし)時代人間が猿から分かれた後。
古代(こだい)農業を始めて文字などの文明・文化を作りだし、国から統一国家(古代国家)がとそれを支配する王や貴族が生まれた。
王や貴族の祖先は神様だったことが多い。
中世(ちゅうせい)一度生まれた集権的な国家が、なぜか、地方分権的な国家に戻ってしまう。封建時代と呼ばれることもある。