慶應義塾大学クイズ研究会

夏合宿2009 2日目

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THE SECOND DAY


2009/8/23(Sun)

朝食を済ませた一行は毎年恒例の海へ。昨年のように荒天のために泳げないという事態とはならなかったものの、今年は近くを移動する低気圧により波が非常に高く危うく溺れかける(!?)一幕もあった。

昨年に初めて開催され、その圧倒的な問題数と振りの質で参加者を驚愕させた青野・小山田企画「BLUE MOUNTAIN CUP」。昨年から作成者としても解答者としてもより一層の飛躍を遂げた2人が織り成す今年の第2回は昨年を遥かに凌ぐヴァージョンアップとなった。

まず1Rのペーパーでは参加者(主に1年生)のための差込問題が続出。メジャーリーガーから007、スイスのダム、挙句の果てにはAV女優が出題されることになった。そんな中でも1位を獲得したのはやはり伊部。2位の小鍋に10点差をつけての堂々のトップであった。

2Rは全員参加の短長混合の3○2×。人数が多いためグループを2組に分けての実施となったが、前半はきれいに勝ち抜けが続出した一方で、後半はほぼ全ての解答者に×がつくというやや荒れた展開からのスタートとなった。

3Rからはコース別。まずAコースの長文早ボでは、「こういった形式への馴れ」という意味もあってか、多少難しい問題がありつつも基本は「テスト範囲」のようにアカデミック問。ここでは赤紙ルールを有効に利用した伊部、丸山が飛び出し、伊部の誤答などもあって丸山が1位となった。なお「トルコっぽい問題」とは何かはこちらも円都で参照されたい。

続いてのBコース・タイムレースでは、小鍋が着実にポイントを取っていき13○。この形式を得意とする芹澤が5○で続き、また1年生の塚田も3○と上級生と堂々と渡り合う結果となった。

Cコースは1問ずつ正解数が増えていく多答。1問目は「ジャンル小山田」とも言える「ミハイル・ゴルバチョフ」からスタートし、以降「S-1グランプリの覇者」「元素記号に大文字のBがつく元素」と展開していくものの、9問目までポイントに開きが殆ど出ない拮抗した戦いとなる。1年生が多く参加したこのコースを制したのは、「天使の位階」で唯一正解を出した薬学部初のKQK会員・羽路であった。

4Rは2コースとも全員参加の早押しとビジュアル。αの早押しでは前半に「共通の名称」や「パラレル」問題が、後半には「微妙なジャンル問題」が出題された。その名に相応しく「折り畳み傘の上下2箇所にある三角形の留め具部分の名称(ハジキ)」などこれまで中々お目にかかったことのないジャンルからの出題となった。βのビジュアルは「性別偽証疑惑が出た南アフリカの陸上選手」「あの漫画家がイラストを描いた政党」など多分に時事的な要素を含みつつ進行。ここで予選ラウンドが全て終了し、ポイント上位8人が青野・小山田がそれぞれ担当する準決勝のコース別へと進んだ。


準決勝は企画者の2人がそれぞれ担当したコース別。
青野コースではいつもの高難易度の長文に加え、「前振りが漫画の情報」という2年前の初企画を止揚したかのようなスペシャル問題が出題。ここでもやはり伊部が抜け出し早々に決勝への切符を手にした一方で、残る1つの椅子を巡って小鍋と大芝が1○でデッドヒートを繰り広げた。スポーツでは若干波長が合わなかったものの、大芝の手痛いミスなどもあってか最終的には小鍋が決勝進出を決めた。

対する小山田コースは「ジャンル小山田」とも言える通常の問題に加え、「偽フリ」「地元問題」「趣味問題」の3種からなるスペシャル問題が出題。こちらも高い難易度に加え、「シューティングゲームをスポーツとして出題する」独特のジャンル分けに参加者も皆苦戦するが、偽フリと長文で計2問出題された野球問題を角崎が落とすことなく拾って1抜け。こちらも残る1つの椅子を巡って羽路、吉田、丸山の3名が争ったものの、終了時点で正解数が同じだったため予選上位の丸山が2抜けを果たした。

決勝は50問の+/-1p。スタート後暫く正解が出ず、徐々に重苦しい雰囲気が解答者を包むが、丸山が何とか初日を出すと、それに続いて伊部も本領発揮。途中、丸山が作問先であるテレビ番組を見ていたにも関わらず解答できなくて悶絶したり、全員が答えが解りそうで解らない問題が出題されたりと言った展開がありながらも最終的には11p(6○1×)で昨年に引き続き伊部が「BLUE MOUNTAIN CUP 2nd」の優勝を飾った。

BMCの余韻も束の間、一同は時間節約のため次の日に用意されている内藤企画「愛の乾杯(skol)」のペーパーに取り掛かる。ペーパーは3択と(KQKの解釈で言うところの)東大風から構成されていたのだがその内容が傾向的に大変特徴が出た(?)ものとなった。こちらも詳しくはKQKオープン後に出版される記録集を参照されたい。

続いて行われたのは文章や語句の書けた部分を穴埋めする「超速タイムレース」。通常のタイムレース以上に1問も気の抜けない展開の中、最後の問題を亀淵が取り、サドンデスで小鍋を下してコース1位となった。



全ての企画が終わったところで、ここから未明にかけてはカルトクイズ祭。
最初に開催された(が、編集人は見ていない)のは角崎企画「声優カルト」。企画者が企画前に飲酒すると言う失態を犯し、周りから冗談交じりの野次が飛ぶ中何とか無事に終了。丸山(諒)が「アニソンカルト」に続いて優勝を飾った。
次に開催されたのが永江+吉田企画「18禁カルト」。特筆すべきは1年生の吉田が作るまるでピンク落語を髣髴とさせるような問題だったが、これ以上は公序良俗と解答者の尊厳に反するためここでは掲載しない。

次は出崎企画「プロ野球外国人選手カルト」。案の定ここでは芹澤がメジャーからの出戻り選手を、河野が広島を中心とした近年の選手を、そして角崎が殆どの問題を取る展開に。途中「○○のイチローと呼ばれ、~~打てない、走れない、守れないとゴミのような成績を残したのは誰?」とオリジナリティーある問題も見せ、充実したカルトとなった。

(文責:26期 丸山)

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