慶應義塾大学クイズ研究会

夏合宿2009 3日目

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THE THIRD DAY


2009/8/24(Mon)

夏合宿は3泊4日ながら、4日目は帰るだけなので、クイズをしっかりやるのは最後の日となった3日目。この日は前日に引き続いて行われた内藤企画「愛の乾杯(skol)」とサークル最強位を決める小鍋企画「たすき杯 ~the king of quiz battler~」が行われた。

「愛の~」は前日迄にコース別Aのタイムレースが終了していたため、この日はコース別Bの多答からスタート。ルールは多答の問題が読まれた後、早押しによる自己宣告で正解できそうな数を挙げるというオークション方式。
「女子バレーボール日本代表選手」「地方ブロック紙」など答えが比較的少な目のものからスタートし、序盤は青野や丸山などが積極的に押していく展開となったものの、なかなか正解数が申告した数字に届かず足踏みする。と、そこで「大学入試センター試験で実施された試験科目」とのお題が!ここでは今年センター入試を受験した1年生の丸山(諒)、河野、羽路らが順繰りに申告する数字を上げていく。さながらチキンレースの様相を呈したこの問題が結局コースの最終結果に影響した。

コース別Cは(昨年の伊部企画で)KQKではお馴染みとなったイントロハンター。「バーゲンセール⇒猛スピードで母は」「麻生太郎⇒口の曲がった男」など、「巧い」問題に解答者やコース不参加者からも感嘆の声が。ここまでのコース別の成績上位10名と敗者復活による2名、計12名によってこの企画最難関の長文コースが始まった。

準決勝は5○2×の長文。決勝に進出できるのは12人中4人と、高倍率であることに加え、企画者がコース中最も難易度が高いと事前に宣告していたためかなりの狭き門となった。その通り序盤から「夢オチが初めて登場した小説」「被疑者も実名で公表している愛媛の新聞」など正に難問が矢継ぎ早に出題されるものの、唯一5○を達成し予選下位から巻き返した伊部を筆頭に、小鍋、吉田、丸山の4人が正解を出し、この4人がそのまま決勝へと進んだ。

決勝はアタック風サバイバルで、正解した際に自分の誤答した問題数分が(3問以下)相手へのダメージとして増幅するという、ある程度誤答した方が有利となる形式。4人とも複数問正解を出していくものの、「積極的な」誤答は誰もしないという何ともクリーンな展開の中、一時は優勝に王手にかけた吉田がまず脱落。その次に丸山も脱落し、決勝に来て問題傾向が合っている小鍋と伊部の一騎打ち。しかし「石川遼を『ハニカミ王子』と名づけた~」⇒「多賀公人」で決着。昨日の「BLUE MOUNTAIN CUP 2nd」に続き、伊部が合宿企画で2勝目を挙げた。

食事など小休止を挟んだ後、夏合宿最後にして最大のクイズ企画である小鍋企画「たすき杯~the king of quiz battler~」が幕を開けた。
第1ラウンドは択一とビジュアルからなる220点満点(ポイントは後に11分の1に圧縮)のペーパー。トップでも半分の110点を超えないというやや波乱の展開からスタートした後の第2ラウンドは参加者を2組に分けての早押し。
3○で勝抜とはいえ、10人での早押しはデッドヒートの連続。結局、1組目は伊部、2組目は大芝、内藤と勝ち抜けたのは僅か3人のみであった。

第3ラウンドは早ボ、タイムレース、多答、長文、難易度7段階の短文、計5つからなるコース別。早ボは他の全員が正解した「÷」を正解できなかった丸山(洋)が1位。タイムレースはいつものように芹澤が殆どの問題の解答権を掻っ攫っていったものの、吉田がトップを獲得。別部屋で行われていた多答は塚田が世界史、丸山(諒)が数学、出崎がF1とそれぞれの得意分野で最多回答数を記録するが、最後の2問で青野が一気に逆転し1位に。長文は正解に応じてそれぞれ条件の付いたメニューを注文し、その条件をクリアするとメニュー分だけ体重が増え、その増加分で順位を競うというもの。序盤から伊部がハイペースでメニューを平らげ「神の領域」を目指す一方、上位から中位は0.1kgを争う大接戦。最終問題で答えが出ず増量できなかった永江がポイント圏外に沈んだ一方、得意分野の斉藤和義問題を正解した秋澤が3位にランクインした。難易度7段階の短文では伊部が1位を獲得し、「にゃんにゃん」を誤答し、「ゆり=わんわん」を正解した内藤がそれに続いた。

第4ラウンドは東大風発想系ボード。「11の倍数を見分ける方法」「グラフの移動から文学作品を当てる」など頭の柔軟さも問う形式で、企画者としてはあまり順位変動がないものと考えていたものの、正解数の違いによって大きな分かれ目が。4ラウンドで秋澤が最多となる3問を正解し、同じく3問を正解した小山田をわずか2p差でかわして準決勝最後の席に滑り込んだ。

1位の伊部、2位の青野が決勝シードとなり、準決勝は15問限定の1対1。上位から対戦相手を指名でき、丸山(洋)は大芝、吉田は塚田、角崎は秋澤、内藤は亀淵を指名。第1試合は大芝が連答で突き放して丸山に勝利。第2試合は3対3で引き分けとなるも、予選上位のため吉田が決勝に。第3試合、第4試合はそれぞれ秋澤、内藤が3pを先取し、着実に決勝へとコマを進めた。

4時間近くにわたったたすき杯も遂に決勝。最初にボード5問が出題され、正解すれば2pと一歩差を付けることが出来るものの、正解者は現れず。その後は正解+3pの長文。KQKオープンでも会場を笑いに包んだ小鍋の問題センスが遺憾なく発揮され、「公衆トイレの設計会社」、「ミミズに魅せられて半世紀の著者」などスルーが続くが参加者を楽しませる問題が続く。最終的に計35問で「ジョゼフ・ターナー」など3問を正解した伊部が昨年に引き続いてたすき杯優勝の栄冠を飾ることになった。

合宿の全工程を終了した後は「華麗なる飲み会」。こうしてあっという間にこの3日間が過ぎ去ったことを惜しみつつ、KQKメンバーは帰路へと付いたのであった…。

(文責:26期 丸山)

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