「西本の裏側」の後の話

91 :70  2007/07/02(月) 03:32:32 ID:QVVkW74+  
すみません
遅くなりました
今から投下します

17巻♭47の「西本の裏側」の後の話として作ったので、そこからお読み下さい

 

92 :名無しさん@ピンキー  2007/07/02(月) 03:33:55 ID:QVVkW74+  
「……ここはどこダスか?」

西本が目を覚ますと、目の前には白い天井がある
おまけに、清潔そうな白いシーツのベットに寝ている
自分の家ではないことは確かだ
だが、さっきまで教室にいたはずなのに、なぜこんなところで寝ているのだろう?

「あ!起きた!いきなり倒れて、ビックリしたわよ」

女の子が、ベットで寝ている西本の顔を覗いてきた
クラスメートで委員長で幼馴染の大塚舞だ

「何があったダスか?」
「覚えてないの?私が話しかけたら、アンタいきなり倒れたのよ」

(……覚えてないダス……)

ここ最近、無理をして勉強ばかりしていたせいか……
どうやら、無理が祟ったらしい

「最近、痩せた……というより、やつれてきたみたいだけど、大丈夫?」

倒れた人間に大丈夫も何も無いと思うが、心配しているのが分かるだけに、少しすまない気持ちになる

「心配してくれて、ありがとうダス……痩せてきたの、良く分かったダスね?」
「そりゃあ、アンタの幼馴染なんだから、分かって当たり前でしょ?」

さすがは幼馴染といったところか……
最近、体重が減ってきてはいたが、外見上は変わらないため、自分もエロミーティングの面々も、
全く気にしていなかった
それをあっさり見抜くとは……

「最近、何してるの?勉強?」
「まあ……そうダス」

西本は微妙に言葉を濁してしまった
本当のことを言えるはずが無い
いくら舞でも、呆れかえることは必然だ

 

93 :名無しさん@ピンキー  2007/07/02(月) 03:35:31 ID:QVVkW74+  
「ふ〜ん……そんなにやっているなら、私が教えようか?」
「いや、それには及ばないダス」
「………」
「………」
「うわっ、サイッテー!」
「何で分かるダスか……」

世話焼きの彼女の誘いを断った途端、すぐにばれた
幼馴染のなせる技なのか、世話焼きだからなせる技なのか……
以前も同じことがあり、あまり気にしないが驚いてしまう

「そんなんだから、女子に人気が無いのよ……アンタは……」

ひどい言われようだ

「大きなお世話ダス。舞しゃんだって、彼氏いないじゃないダスか」
「まあ、確かに居ないけどね〜。アンタを見ていると、心配になるのよ。結構、情けないし……」
「ぐ……」

西本は、言い返すことができない
こういう、ずけずけした物言いさえなければ、舞も彼氏ができるはずなのに……

「でも、勿体無いダスよ」
「私のことは良いでしょ?」
「まあまあ……ワスの言う通りにしてみるダス。そうすれば、元が良いから男子がほっとかないダスよ」
「……そ、そうかな」

舞も何だかんだで、年頃の女の子だ
もてると言われれば、少しは興味があるらしい

「まず、三つ編みを解いてみるダス。三つ編みは固く見えるダス」
「ふんふん……」

シュルッと舞は三つ編みを解いた
三つ編みで癖のついた髪が、美しく広がる

「制服も少し着崩すダス。ガードが固いように見えるダス」
「ほおほお……」

制服の襟を緩めたりした
元々、スタイルが良く、胸も大きいので、西本の視線が自然にそっちにいってしまう

「それで、相手に媚びるような視線で決め台詞ダス。『食・べ・て』」
「『食・べ・て(ハート)』」
「いただきますダス」

 

94 :名無しさん@ピンキー  2007/07/02(月) 03:36:17 ID:QVVkW74+  
ゴスッ!

思わず襲いそうになった西本の顔に、舞の拳が決まる
自分でやらせといて何だが、舞も美少女の部類に入るだけに予想以上の破壊力だった

「アンタさ……私のこと馬鹿にして、楽しんでるでしょ?」
「さ…最後のは冗談ダスが……その格好でいれば男の一人や二人すぐに釣れるダス。間違いないダス!」

舞の魅力が増した分、怒っている姿が怖すぎる
慌てて言い訳をしてしまう西本だった

「まあ、良いんだけどね……アンタらしいし……」

そんな西本を見て、舞も怒りの矛をおさめる
舞は緩めた裾を元に戻した

「別にクラスの男子に好かれなくても良いんだけどね。私、結婚を約束した人がいるし……」
「……ダス?」

何気ない一言みたいだが、いきなりの爆弾発言
表情を変えても全く分からない西本の顔が、傍目からでも分かるくらいに驚愕に歪んだ

「どういうことダスか……?」
「え?……あ…そういう意味じゃなくて……あの……」
「何をしたダスか……?」
「キスとかいろいろ……」
「ど…ど……どこの馬の骨ダスか!!」

いつも、そばにいる……何でも知っていると思っていた幼馴染の驚愕の発言に、西本は思わず咆えていた……

 

95 :名無しさん@ピンキー  2007/07/02(月) 03:37:52 ID:QVVkW74+  
(相手は……クラスメイトじゃ無いといったダス……彼氏が居ないと言ったからには、今は付き合っていない……
今、近くに居ないということダス……昔の知り合い?たくさん居てわからんダス!)

「ちょっと……大丈夫?」

猛り狂った後で急に考え込んだ西本を、舞は少し心配する

「許せんダス!至急、召集をかけて制裁をくわえるダス!」
「ちょっ……アンタ、何しようとしてるの?!」

携帯を取り出し、どこかに電話しようとした西本を、舞は急いで止めた

「どこの誰だか分からないのに、どうやって制裁をくわえるっていうのよ!」
「エロミーティングの情報網を舐めないで欲しいダス。そんなのすぐに分かるダス」

再び、どこかに電話しようとする西本……

「だから、止めなさいって!」

パシッ!

思わず、舞は西本を叩いていた
これまた、滅多に表情の変わらない西本の顔が驚きの表情に変わる

「あ……ごめん……」
「いや……ワスも悪かったダス……」

目に見えて、西本は落ち込む
舞は西本を傷つけてしまったことを、少し後悔し始めていた

「ねえ……そんなにショックだった?」
「……ショックに決まっているダス……」
「ふうん……」

西本はどんどん沈んでいく

「ねえ…キ…しない?」
「……ダス?」
「ほら……アンタ、いろいろ忘れているみたいだし…………」

(……しない?……しない?……しない?……)

舞の言葉が、西本の頭の中で繰り返される
小声になった部分が聞こえていないみたいだが……
その言葉の後も舞がいろいろ喋っているのだが、西本の耳には入っていない

「ちょっと、聞いてる?」
「あ……聞いてるダス……」

反応しなくなった西本に、舞は声をかけた

「で……どうかな……?」
「………」

ブツッ!!!

西本の秘蔵の品にあるような、憧れのシチュエーション……
この状況で耐えられる高校生などいようか、いやいない
舞の恥らうような上目使いに、西本の理性が勢い良く弾け飛んだ

 

96 :名無しさん@ピンキー  2007/07/02(月) 03:40:15 ID:QVVkW74+  
「ダスーーーーー!!」
「きゃっ!!」

西本は舞をベットの中に引きずり込む
そして、自分の下に舞を組み敷いた
舞は西本の下で抵抗するが、体重差がすごいため、激しく動くことができない

「な……何するのよ?!」
「綺麗ダス……」
「い…いきなり何を……」

髪がベットに広がり、確かに美しかった
恥らうように横を向いた姿が、それをより際立たせる

ちゅっ

西本は舞の頬にキスをした

「……え?」

舞はキスに驚いて、西本を見た
西本は舞の顔が正面を向いたことで、そのまま唇にキスをする

ちゅっ!ちゅっ!

まだ経験が無いとは言え、エロソムリエとまで言われた漢のキスだ
あっという間に舞の抵抗が無くなる
それに気を良くしたのか、西本は胸に手を伸ばした

「大きいダス……」
「ああ……恥かしいこと言わないでよ……」

服の上からでも分かるボリューム……
舞の隠れ巨乳の噂は伊達ではなかった
舞は抵抗する気力が無いのか、顔を隠して西本のなすがままにされている

「あ……ああ……」
「服…脱がすダス……」
「だめ……」

だが、舞は顔を隠したまま、口先だけの抵抗しかしない
西本はアッという間に、舞のYシャツのボタンを外し、ブラを抜き取ってしまった

「!!!」
「見ないでよ……」

恥らっている少女と、その外見とは不釣合いなYシャツから溢れ出す胸……
西本は、そのエロティックさに激しくいきり立った

 

97 :名無しさん@ピンキー  2007/07/02(月) 03:41:26 ID:QVVkW74+  
「ダスーーーーー!!!」
「痛!!」

西本は激しく舞の胸にむしゃぶりつく
むちゃくちゃにやっているように見えて、舞の感じるところを的確についているのは、
さすがエロソムリエといったところか……

「……痛いよ……もっと優しく……」
「すまんダス……あまりに魅力的だったダスから……」

だが、やっぱり経験のない舞には厳しかったらしい
舞の涙ぐんだ目と弱弱しい声で、西本の熱も下がる

「優しくするダス」
「うん……あ……はあ!」

西本の愛撫が、優しいものに切り替わった
落ち着きを取り戻したのか、胸だけではなく全身にその手は広がる
二人だけしかいない保健室に、舞の喘ぎ声だけが聞こえていた

(もう……いいダスかね……?)

舞のあそこはシーツから溢れるくらいにジットリと濡れていることは、愛撫していたときにすでに分かっている
だが悲しいかな、知識もテクニックもある西本だが、経験が無い以上これからどうしていいのか分からなかった
だが、それを舞に聞くのは酷というものだろう
だから直接、行動することにした

「入れるダス」
「………」

舞は応えなかった
ただ、少しうなずいた気がする
西本は舞から器用にシーツを取った

「!!(ゴクッ!)」

舞のそこはとても美しい
今まで様々な裏モノを見てきた西本だが、その美しさに言葉をうしなった
西本は無言で自分の息子を取り出すと、舞のそこにあてがった

 

98 :名無しさん@ピンキー  2007/07/02(月) 03:41:58 ID:QVVkW74+  
「本当にいいダスね?」
「………」

再度の確認
西本のその言葉に、舞は無言で肯くのが見えた

ズンッ!!

それを見た瞬間、西本は一気に舞を貫いた

「……痛い!!」
「すまんダス!でも、止まれないダス!!」
「あ……痛!謝らないでよ!」

痛がっていても、舞のそこは西本を優しく包み込んでいる
その初めての心地よさに、西本の息子はより大きくなっていった

「んん……まだ大きくなるの?ああ!!!」
「あんまり可愛いから……すまんダス!!」

エロソムリエの腰使いも的確なのか、舞の声から苦痛の響きがどんどん抜けていく
舞が隠しているせいで顔は見えないが、その声だけで西本も激しくなる

「私……初めての……はずなのに……こんな!!ああああ!!!!」
「ワ……ワスも限界ダス!!!!」

初めての二人
その終わりは突然だった
舞が絶頂に達した瞬間、西本も限界を迎え、舞の胎内に思いっきり吐き出す

「あああああ!!!!!」
「ダスーーーーーー!!!!!」

絶頂の瞬間、ちらりと見えた舞の顔はこの世で一番美しいと、ボーっとした頭で西本は思っていた

 

99 :名無しさん@ピンキー  2007/07/02(月) 03:43:11 ID:QVVkW74+  
 脱力した西本は舞の上に倒れこんでいた

「ちょっと!重いじゃない!」
「ああ……すまんダス」

慌てて、舞の上から西本はどいた
そのまま、舞の横に寝転ぶ

「なんであんなことしたの?」
「いや…あの……しようって言うダスから……」
「私は!キスしようって言ったの!!」
「あ……」

混乱していたとは言え、早まった行動だ
あっという間に西本の顔が青ざめる

「す……すまんダス!!」
「もういいわよ……アンタがエロい事しか考えていないことは、よく分かってるし」

舞は呆れた顔で、それ以上西本を責めようとはしなかった

「……混乱していたダス。あんな事言うものダスから……」
「……やっぱり忘れてるんだ……」
「……ダス?」

何が忘れているというのだろう?
はっきり言って、よく分からない

「昔、アンタ、私にいきなりキスして、その後いきなり土下座して『責任は取るダス!!』って言ったじゃない?」
「ダス……」

何でそうなったかは忘れた
だが、言った
確かに言った
確かその後、舞にぼこぼこにされたはずだが……
そういえば、自分に必要以上にかまってくる様になったのは、その頃からのような気がする
世話焼きな性格だから、あまり気にしていなかったけど……

「せ・き・に・ん……取ってくれるんでしょ?」
「ダス」

彼女にしては珍しい、小悪魔的な笑みに、西本は肯くしかなかった……

 

100 :名無しさん@ピンキー  2007/07/02(月) 03:44:59 ID:QVVkW74+  
数日後、昼休み

「なあ……何食べる?」
「そうだな……学食に行ってから決めっか」
ドスドスドス!!
「あ!良い所に!!菅君、伍長!ワスを匿うダス!」
「あっ、西本……どうしたんだ?」
「追われてるダス!」
たったったった!!
「来たダス!隠れるダス!」
「「なんだ〜??」」
「あ!菅君、吉田山君、西本君見なかった?」
「いや……見てないけど」
「どうした?」
「何でもないの。じゃあね〜」
たったったった……
「行ったダスか……」
「最近、大塚と仲がいいよな」
「何があったんだ?」
「怖いダス……ダイエットした方が良いと言って精進料理真っ青の粗食させられたり、
毎日運動した方が良いと言って登下校走らされたり、部屋にある秘蔵のDVDを捨てられたり、とにかく怖いダス……」
「そりゃ、確かに怖いな〜」
「いや……吉田山……ちょっと待て。それって……委員長に手料理作ってもらって、毎日一緒に登下校して、
部屋の掃除までしてもらっているってことじゃないか?」
「あ……」
「ダス……?」
「「西本〜〜?」」
「ああ!!こんなところにいた!!」
ガシ!
「ダス?」
「あ……大塚?」
「委員長?」
「もお、お昼食べる時間なくなっちゃうよ?早く来なさい!」
ズルズル……
「お前ら、助けるダス!助けるダス〜〜!!」

「何があったかは知らないが……」
「完全に尻に敷かれているな……」
end

 

101 :名無しさん@ピンキー  2007/07/02(月) 03:54:49 ID:QVVkW74+  
以上です

取りあえず、お久しぶりですm(_ _)m
1年半〜2年位前にここで書かせていただいていたものです
時々また書きたいと思いますので、お見知りおきを……

最初と最後のネタだけ決めて書いたら、途中が書きにくくてしかたがなかったです
おまけに、全部書き終わってから、公式設定と違う事(小学校からの知り合い→中学からの知り合い)が
判明して全部書き直しw
突貫で書いたので、何か変なところがございましたら、ご容赦下さいm(_ _)m

 

最終更新:2007年12月09日 11:06