※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

『haunted カレー』その22~62

19『haunted カレー』その22 ◆F57im1gMT.:sage :2006/09/07(木) 03:14:58 (p)ID:clf+j6cI(4)
 播磨は身体の下の愛理を無意識に庇いながらソファに顔をつけ荒い息を吐く。
やべえ。
お嬢の中が、気持ちよすぎて立てねえ。
下半身が空っぽになったかのような放出感に播磨は脱力してしまう。
愛理と触れ合っている肌から伝わってくる体温。滑らかな肌触り。
それらが全て愛しくなる。
ヤバい。播磨はそう思っていた。

自分の身体の下で、弱々しく甘い喘ぎをこぼしている少女。
普段は見せないそのような声を聞くだけで、放出したばかりなのに播磨は再び
自分自身が固くなっていくのを感じた。
熱病にも似た狂騒が播磨の中で吹き荒れていく。







愛理にはぐったりとしてもたれかかる播磨の重みが心地いい。
自分の身体の上のケダモノが荒い息を吐いているのが伝わってくるのも
愛理にとっては嬉しさ以外の何者でもない。
播磨の体温。播磨の汗。播磨の肌。繋がったままの部分のから感じる播磨の硬さ。
愛理は全身で播磨の身体を感じていた。






そんなときふと、愛理の指が播磨の目に留まる。
その白魚のような指に、巻かれた絆創膏。


指………? 怪我してんのか?
その疑問が、播磨の中で何かの答えに行き着いた。


もしかして……カレーの練習…してたのか?
カレーを作る練習を?
オレにカレーを食わそうと……ぎこちない手つきで玉葱を切って。
慣れない包丁で指を怪我して……?

――まさか。そんなわけねえ。コレだっていつものお嬢の気まぐれにちがいな……

播磨はそう思おうとした。
その瞬間、学校での出来事を思い出す。

「あー、愛理ちゃん目ー!赤いー!」
「沢近ー、お前どうかしたのか?」
「……ちょ、ちょっとね、よ、夜更かししてただけよ」

教室で数日前に耳にしたお嬢と天満ちゃんたちのやり取りを
播磨は思い出していた。

……練習で玉葱切って、涙を流してたから…なのか?

そういえばここ何日かは妙に赤かったお嬢の目。
その目を見て、夜更かしなんぞしなきゃいいのに、とぼんやり思っていた自分が
急に思い出される。

20『haunted カレー』その23 ◆F57im1gMT.:sage :2006/09/07(木) 03:15:28 (p)ID:clf+j6cI(4)
 ソレに気づいたとき、播磨の胸の奥で熱が産まれた。
さっきみたいな熱い滾りではなく、暖かい波のような熱。
目の前の少女がなにより愛しい。
気が強くて素直じゃなくて、いつでもオレのことをバカにしてくるお嬢。

そんなお嬢の本当の姿がわかった気がした。

こいつの身体を貪って気持ちよくなりたいんじゃなくて、ただ純粋に
コイツを幸せにしてやりたい。
そんな気持ちが身体の奥底から湧いてくる。

「お嬢……」
「………なによ」
「……」
なんていったらいいのかわからない。
「……ありがとよ」
女心にあまり理解が無いこの不良はそう言うことしかできない。
「……な、な、な、な、な、ナニ言ってんのよ!」
頬から耳まで、額から首筋まで真っ赤に染めながら愛理は焦った。

播磨は愛理を抱きしめながら後頭部に廻した掌で頭を撫ぜた。
播磨の掌には金髪のお嬢さまの小さな頭が心地いい。
真っ赤に火照るお嬢さまの体温までが伝わってくるようで、播磨はその
小さな頭を撫で続ける。




愛理は寂しかった。
いつもの屋敷。いつもの部屋。いつものベッド。
いつもの執事とメイドたち。
以前と環境は変わらないのに、あの男――播磨拳児に抱かれてからはそのいつもの風景が
どことなく物足りないものに変わってしまった。

ソファに座ってみても、隣にあの男はいない。
天蓋つきのベッドに倒れこんでも、横にはだれもいない。
自分を小突いたり、頭を撫でてくれたり、手を握ってくれるアイツがいない。

そう感じたからこそ愛理は、そんな寂しさを解きほぐしてくれるただ一人の男のもとに
こうしてやってきている訳だったりする。

――寂しいだなんて、思ったことないのに……
一度満たされてしまった寂しさは、もう他のものでは埋められない。
だから、沢近愛理という少女はこうして無理矢理播磨拳児の家に上がりこんで、
求められもしないのにカレーを作ってやって、そして抱きつかれても抗いもせずに
喜んで播磨を受け入れている。



播磨の掌が頭を包み込むように撫でてくる。
播磨の裸の胸板が頬に当たって気持ちいい。
愛理は播磨の身体の下から色黒で筋肉質な太い胸に腕を廻す。

愛理は感じる。いつも抱きしめている毛布にはない確かな感触。
播磨を想いながら顔を埋めている枕にはない暖かさ。
愛理は胸に鼻をつけ、深く息を吸い込む。
乾いた汗の匂いがする。男臭い、播磨の体の匂い。
胸の中一杯にその匂いを吸い込むと、愛理はさっき出されたばかりの身体の
内側に熱いなにかが生じてしまう。

21『haunted カレー』その23 ◆F57im1gMT.:sage :2006/09/07(木) 03:15:48 (p)ID:clf+j6cI(4)
 微かに鼻を鳴らしながら、身体に抱きついてくるお嬢。
播磨はそれを耳にしながら、いい匂いのする柔らかい肌を感じていた。


大事にしたい。滅茶苦茶にしたい。
可愛がってやりたい。思う存分、この身体を貪りたい。
キレイな顔にキスしてやりたい。普段からは想像もできないようなエロい顔をさせてみたい。
コイツの声をもっと聞きたい。いつもは絶対聞けない、いやらしい声を出させてみたい。

播磨の中からそんな二種類の入り混じった欲望が湧き出てきた瞬間。




播磨の脳裏に天満の声がよみがえってきた。

「いい? 播磨君――
―――――――――――
―――なんだからね?」





愛理の肩を掴んでいた掌から力が抜けていく。
唇を貪ろうとしていた播磨の顔が愛理から離れていく。


潤んだ瞳を閉じてその衝撃を待ち構えていた愛理は、肩透かしをされたかのように
微かに薄目を開けて播磨の顔を覗き見る。

そこに見えるのは昂ぶりを抑えるかのような播磨の沈痛な表情。
そして、そんな播磨は搾り出すかのように言った。

「……っ……すまねえ。料理の邪魔しちまって」

播磨は愛理の身体の上からどくと、いそいそと脱ぎ捨てていた服を着ていった。

 

230『haunted カレー』その24 ◆F57im1gMT.:sage :2006/09/19(火) 05:43:20 (p)ID:kzaOOx/p(8)
 エプロンを身に着ける仕草ってなんかイイな。
お嬢を見ながらそんなどうでもいいことを考えている播磨。
はだけられたワンピースを着直し改めてエプロンを身に着けた愛理が
振り返りながら恨みがましい目でギロリ、と播磨を睨む。

一瞬絶句する播磨。慌てて
「その……なんか手伝えることねえか?」
と言ってみる。なぜだかこの目のお嬢には逆らえない、という
インプリンティングがなされているようだ。
不機嫌そうな表情の愛理は
「……そこに座ってて」
とだけ言った。

言われたとおりにソファに座りながら調理を続ける愛理を見続ける播磨。
なんか言わなきゃ、と思いつつもなんとなく言葉が出てこない。



播磨はてきぱきと働いている愛理の後姿を目で追う。
やっぱ、なんか、いいな、と思う播磨。
台所で女の子が働いているのはなんかいい。
そう思いながらぼーっと愛理の金色の髪やら真っ白な膝裏を走る静脈なんかを
観察している。


エプロンをつけた愛理は再びタマネギを炒めはじめる。
ヒゲのせいで少し焦げてしまったのが腹立たしい。
――でも焦げたのはちょっとだけだからなんとかなるかも。
そう思いつつも愛理は背後からの播磨の視線を感じている。

たとえ抱いてくれなくても、播磨が自分のことを見てくれているのは嬉しい。
もっとぎゅっと抱かれたい、もっとたくさんキスして欲しい、という欲求が
叶えられないとしても、このバカが自分のことを意識してくれている、
というだけで愛理の心は明るくなる。
恋する乙女は単純なのである。

「ヒゲ、お米はあるの?」
「下の棚に入って無いか?」
「空っぽじゃない」
と、愛理は米の空袋を取り出してみせる。
「そうか、じゃあその上の棚に袋が入ってる」
流しの上の棚を指す播磨。
愛理は棚の扉を開けると爪先立ちで棚の中に入っている米の袋(10kg)を取ろうとする。
身長165cmの愛理だが、さすがに女の子の力では10kgは重たい。

そんなとき。
愛理は米袋にかかった掌をその上から掴まれた。
愛理の後ろから米の入った袋を掴んでる播磨。
襟足に播磨の体温を感じる。
さっきまで全身で感じていた温かさが急に背中に感じてしまう。
予期していなかった播磨の体。体温。固い掌。
呼吸が止まる。触れた指から暖かい何かが流れ込んでくるような感覚がする。
手が触れただけで、愛理は頬が熱くなるのを感じる。

「ほらよ……どうかしたか?」
米の袋を手渡しながら、播磨はまったく無神経に尋ねる。
「な、なんでもないわよ!」
こちらもまったく素直でないお嬢さまは照れながらも料理を続けるしかなかった。


231『haunted カレー』その25 ◆F57im1gMT.:sage :2006/09/19(火) 05:43:57 (p)ID:kzaOOx/p(8)

そしていい感じに日も暮れ、カレーは無事完成した。








炊き上がった熱々のご飯がカレー皿の上で白い湯気を発している。
そこにどろりとした熱いカレールーが掛けられる。ごろりと転がるのはサイコロ状の
国産黒毛和牛のブロック。美味そうだ。

そう思ってる播磨がちらりと愛理を見ると、なんだか怒ってるご様子。
「…お嬢?」
「……」
愛理は目尻を吊り上げて「じとっ」とした視線で播磨のことを睨んでいる。
「アンタのせいでタマネギが焦げちゃったじゃないの」
「あ、ああ…でも、美味そうだぜ?」
サングラスの下ですまなそうな目をしてみせる播磨。
そんな播磨の顔も愛理は嫌いではない。凶悪な色は一瞬で消え去り、照れたように言う。
「……でもまあ、いいわ。食べなさいよ」
「おう。……イタダキマス」

カレーの芳醇な香りが播磨の鼻腔をくすぐる。
播磨はカレーとご飯と肉の塊をスプーンで掬って口に放り込んだ。
一瞬ヒリ付くような辛さと、その辛さが通り過ぎた後の深いコク。
ずっしりとした重量感。ご飯に染みすぎず浮きすぎない絶妙の汁加減。
牛肉のブロックは程よく炒められたおかげで肉汁を閉じ込めたままじっくりと煮込まれている。
噛むだけで肉の旨みが口の中に広がる。美味い。
たしかにちょっと焦げっぽいけど、それも味わいの一種だと思えば全然美味い。

咀嚼しながら播磨は叫んだ。
「――美味ぇっ」
「く、口にモノを入れたまま喋らないの」

「すまねえ。

……

……その、でも、美味いぜ」
「……ならいいわ」

そう言う愛理の唇は無意識のうちにほころんだ。
自分の作った料理で好きな男が喜んでいる、という幸せを愛理は感じている。
嬉しさで今までキツかった視線が柔らかくなる。
瞳が優しい色を帯びる。

それは誰かに見せるための微笑みではなく、沢近愛理という少女が
心を許した人間以外には絶対に見られない、宝石のような笑みだった。

播磨はその笑みのこぼれる愛理の表情に視線を奪われている。


――まるで……

語彙表現の致命的に貧弱な播磨は比喩ができない。

232『haunted カレー』その26 ◆F57im1gMT.:sage :2006/09/19(火) 05:44:45 (p)ID:kzaOOx/p(8)
――なんか、お嬢のバックに花が咲いてるみたいな。
――光がお嬢の回りでキラキラしてるみてえな。
――なんだ?なんだこりゃ?お嬢は美人だけど、それだけじゃなくて……その……

と、そんなことを考えてる口に運ぶ途中のスプーンは固まったまま。
アホみたいに口をあけながら愛理を見ている。

どうしたの、とでも言いたげな瞳が播磨の目を捉える。


――やべえ。

一瞬で我に返り、無言でカレーライスに喰らいつく播磨。

そしてそれを幸せそうな顔で見つめる愛理。

播磨はカレーに没頭するフリをするしかなかった。
愛理の微笑みをまっすぐに見てしまったら、自分がなんかヘンな気分になりそうだったから。
それを見続けてしまったら、どうかしてしまうと自分自身判っていたからだ。


驚くべき早さで皿を空にすると播磨はスプーンをくわえたまま立ち上がった。
「……なによ?」
急に立ち上がった播磨を愛理は怪訝な目で見つめる。
「いや、おかわりしようかと思ってよ」
「……いいから座ってなさいよ」

愛理は播磨の手から皿を奪い取るといそいそとご飯をよそう。
しゃもじでご飯を掬うと、カレー皿に盛り付ける。

――こんなことしてると…まるで……奥さんみたい
甘い妄想が愛理の胸の中に充満し、少女の頬を赤くする。
そんな愛理は愛しい大喰らいのヒゲのためにご飯をこってりと山盛りにして、
皿から溢れんばかりのカレールーを掛けてあげる。



播磨は妙な気分が高まってくるのを感じていた。
背中から首筋から、さっきお嬢を押し倒したときと同じ妖しい空気が漏れてるみたいだ。
お嬢の笑顔を見ていると。
いそいそと給仕してくれてるお嬢の様子が目に入るだけで。
料理してたときの微かな鼻歌を耳にしたときから。
いつからなのかは判らないが、愛理の存在が播磨にとって落ち着かない感覚を呼び起こす。

その妙な気分を吹き飛ばすかのように播磨はカレーに喰らいついた。
スプーンでカレーとご飯とを口の中に放り込む。

頬杖をつきながら、播磨のそんな食べっぷりを幸せそうに眺める愛理。

その顔を見るのが怖くて、播磨はかえって無理矢理にカレーに没頭する。








「ごっそさん。……美味かったぜ」
「……コーヒー、淹れるから」

233『haunted カレー』その27 ◆F57im1gMT.:sage :2006/09/19(火) 05:45:17 (p)ID:kzaOOx/p(8)
 三杯のカレーを食べきるとさすがの播磨も満腹である。
実際に美味かったというのもある。
でも、あれだけカレーに集中してしまったのはお嬢の顔をまともに見れなかったから、
というのもある。愛理の嬉しそうな顔や微笑は播磨にとっては致命的な何かが含まれてるみたいだ。


食後のコーヒーを飲みながら他愛の無い会話を交わす播磨と愛理。

最近は播磨も丸くなってきたのか、それとも愛理が努力しているのか
どうしようもなくギャップのあった二人の間にも会話が成立する回数が増えている。
「しかしよ、どーやったらあんなモンを作ってたヤツがこんな美味いカレーを作れんだ?」
文化祭の準備のときの殺人おにぎりを思い出しながら播磨は言った。
この振れ幅は尋常じゃない。
「私を誰だと思ってるの? ちょっと練習すればこんなモンなのよ」
「そか、……やっぱお嬢はすげーな。あんがとよ」
愛理にしても素直に褒められて嬉しくないわけがない。
薄く頬を染めながら愛理は播磨に尋ねた。

「…ねえヒゲ……ふ、普段はアンタがご飯作ってるの?」
「いや」
「じゃあ刑部先生が?」
「いや、絃子は料理とかしねえからな」
「ふーん」
愛理の瞳が意味ありげに光る。
この金髪のお嬢さまは小さく息を吸うと、言葉を搾り出すように言った。
「そ、その、よ、よかったらまた――」

――ご飯作りに来てあげましょうか

愛理はその一言が言えなかった。
何回も何回も、脳内で予行演習してきたこの会話。
この言葉のために、愛理はこの一週間のあいだずっと努力していたと言っても
いいかもしれない。

愛理は播磨に美味しいカレーを食べさせるために、料理の特訓をしてきた。
最初はこっそりと。執事にバレた後にはナカムラや屋敷の料理人たちに教えてもらいながら。
指に包丁でキズを作り、失敗作の山を厨房に作りつつ、ようやく満足の行くカレーを作れるようになった。
そして今日、こうして美味しいカレーを作って食べさせることにも無事成功。
この言葉

いつもの剣幕には似合わずもじもじと口の中で言葉を転がす愛理。

――もう!なんでこんな簡単なことが言えないのよ!
内心で焦りながら愛理はちら、と播磨の顔を覗う。






上目遣いでもじもじと自分を見つめているお嬢の瞳の色を見た瞬間、播磨の体内に
妖しい感情がまた溢れてくる。

234『haunted カレー』その27 ◆F57im1gMT.:sage :2006/09/19(火) 05:45:49 (p)ID:kzaOOx/p(8)
――欲しい
――奪いたい
――帰したくない
――手を伸ばしてお嬢の頬に触れたい。

そう思った瞬間、またしても播磨の脳裏に浮かぶのは童顔の両側のピコピコ――それを
上下させながら播磨にお説教をする塚本天満だった。

「いい? 播磨君? ―――――――――
――――になったりしたらダメなんだから!
―――――――――――なんだからね」

人差し指を立てながら詰め寄ってくる天満の姿が播磨の脳裏に浮かんでくる。
かつて惚れていた弱みなのか何なのか、播磨は天満の言うことには逆らえない。


頬を染めて口ごもっている愛理を目にした播磨は苦しげに小さくうめくと、
お嬢に言った。まるで何かにあわてたように。
「お嬢、その、そろそろ暗くなってきたけどな――」


反射的に愛理が叫ぶ。
「ヒゲ!」
「なんだ?」
と、こちらも何故だか反射的に受けてしまう播磨。実はけっこういいコンビなのかもしれない
二人だったが、愛理は唐突にこう言った。
「アンタ、お風呂入りなさい」


「は? ナニ言ってんだ?」
怪訝な顔の播磨に愛理は鋭い視線を叩き込む。
ひるむ播磨。
愛理はギロリ、と擬音のしそうな半月形の目で播磨を睨んでいる。
「アンタ汗臭いのよ」
「…そ、そうか?」
「自分の匂い嗅いでみなさいよ」
真正直に自分の首やら腕やらの匂いを嗅いでみている播磨。
「わかんねえ」

「あんたちゃんと風呂に入ってないでしょ」
「いや、ちゃんと一昨日入ったし」
それを聞いて信じられない、という表情を見せる愛理。
「お風呂は毎日入るのよ!」
「……そうなのか?」
「そうよ! 髪だってなんか脂っぽいじゃない!」
「ちゃんと一昨日…」
「いいから! 入るの!」
風呂場を指差す愛理。
こうなると播磨は素直に従うしかない。


235『haunted カレー』その29 ◆F57im1gMT.:sage :2006/09/19(火) 05:46:56 (p)ID:kzaOOx/p(8)
 愛理はカレーの皿を洗いながら、胸の中の怒りと痛みに耐えていた。
――あのバカ。……バカッ!
――せっかく泊まっていってあげようと思ったのに
――「暗くなってきたけど」って。……帰れってことじゃない!
――もう帰れだなんて!

怒りを込めて泡だったスポンジでゴシゴシとカレー皿を擦る愛理。
その手がふと止まる。
――ひょっとして、アイツは私に泊まっていって欲しくないのかも……
そういう暗い想像が愛理の脳裏に浮かんでくる。
――私はこんなに一緒にいたい、と思ってるのに。
――アイツはそうじゃないのかもしれない。

泡だらけのカレー皿をエプロンの胸に押し当てながら、愛理はズキズキという
胸の疼きをこらえていた。

――なんで
――なんで、こんなに、苦しいの?
泣きたくなるほどの切ない痛みを愛理は味わっていた。
触れ合って、抱き合って、深く繋がっているのに。
繋がっているからこそ、愛理は播磨の心が欲しかった。
安心したかった。お前が必要だ、といって欲しかった。
愛している、と言葉に出して欲しかった。

でも播磨拳児という頭の悪い不良は、愛理の欲している言葉をけっして発しようとはしない。

そのことが愛理を切なくさせる。
薄い色の瞳の縁に涙が盛り上がってきてしまう。

ガラガラ、と風呂場の扉が開く音が愛理の耳に届く。
播磨が愛理に言われたとおりに風呂に入ろうとしている音だ。

それを聞いた愛理の中で何かに火がついた。

――アイツ。お風呂に入ってる……

『されるだけじゃなくて、してあげたい』
女性誌のその特集記事を読んだときから、ひそかに胸の中にわだかまっていた想いが
形を取っていく。その特集の中で取り上げられていた

愛理はそれを想像しただけで頬が熱くなるのを感じた。

――アイツに、お風呂場で、あんなこと……する……してあげる……なんて……

その想像は愛理の全身にざわざわという落ち着かなさを生じさせた。
キッチンで、エプロンの胸を抱きしめながら愛理は想像した。


恥じらいに揺らいでしまった愛理の決意が、ふと浮かんだ想いによって固くなる。
――お風呂で、してあげたら……アイツ……帰れって……言わないかも……


ドキン。
その想像は愛理の心臓を暴れさせた。
愛理の胸の中で心臓が強く暴れだす。

――アイツ……おっぱいとか、好きだし……そしたら……アイツは……

熱に浮かされたような表情を浮かべた愛理はエプロンの紐を解くと、
浴室へと足を動かしていく。

386hauntedカレー その30 ◆F57im1gMT.:sage :2006/09/25(月) 03:58:04 (p)ID:ZKzJktW/(9)
 風呂椅子に腰掛けながら播磨拳児はわしゃわしゃと頭を洗っていた。

――お嬢はいつも、なんだか急に不機嫌になるんだよなあ
――やっぱ女はわかんねえ ホントわかんねえッス

そんなことを考えながら頭に振りかけたシャンプーを泡立ててる播磨。

――まあ、お嬢がイヤだってんならまあ別に頭洗うのもいいけどよ…

自分が変わりつつあることに播磨は気づいていない。
以前だったら愛理に体臭を指摘されたところで「てめえにゃ関係ねえだろうが」と
言い捨てていただろうに、今はこんなに素直に言うことを聞いている。
それを不思議に思っていないというのはそれだけ播磨の中で愛理の存在が
大きくなっていたからかもしれない。

――しかしさっきは焦ったな。
――お嬢がなんか、弱々しく感じられて。
――お嬢の表情が、なんかすげー色っぽくて。
播磨は脳裏に愛理の表情を思い浮かべると、それだけで胸の鼓動が一瞬大きくなる。
――あのまま見つめられてたら、どうかしちまいそうだったぜ

愛理の全てが欲しい、と思ったことが播磨には恐ろしかった。
「コイツを帰したくない」「朝までずっと一緒に居たい」
そういう想いが湧き出てきたのが恐ろしかったのだ。

他人に優しくされることに慣れていないこの不良は、それだけに
優しくしてくれる対象である愛理を失うことに臆病になっていた。
だから、料理を作りに来てくれた愛理を帰さずに一晩中いっしょに居たり、
自分が歯止めが利かなくなってアイツの身体を貪ってしまったら、金髪のお嬢さまは
二度と口を利いてくれなくなるかもしれない、と恐れていた。

なんでそんな風に考えるのか第三者にはまったく不可解だが、この頭の悪い
学校一の不良は自分がそうした行動をとった場合、愛理は二度と自分と今のように
接してくれなくなるかもしれない、そう危惧しているのだ。

そんな考えを抱くようになったきっかけは数週間前の休み時間。
お嬢が席を外している間に、かつての播磨の想い人である塚本天満に
いつになくマジメな顔で言われたのがそもそものきっかけである。




「いい? 播磨君? 愛理ちゃんには優しくしてあげないとダメだよ!
おサルさんになったりしたらダメなんだから!
愛理ちゃんはああ見えてすっごく傷つきやすい女の子なんだからね」

傷つきやすい、という点については大いに?マークを頭の上に浮遊させた播磨だったが、
それでも昔大好きだった女の子にそう言い含められるとそれに逆らうことなんか
できっこないわけで。
播磨がなんと返事をしたものか足りない頭をフル回転させているうちに真っ赤になったお嬢が
天満の口を押さえながら羽交い絞めにしてどこかに引きずっていってしまったので
その言葉に答えることはできなかったが。






387hauntedカレー その31 ◆F57im1gMT.:sage :2006/09/25(月) 03:58:30 (p)ID:ZKzJktW/(9)
 そんなことがあったからこそ、播磨はやみくもにお嬢を抱きしめたくなるのを我慢したり、
暗くなる前に家に帰らせようとしたり、キスしたくなっても必死にこらてみえたり、
そんな努力をしている。
……致命的なほど鈍いこの男は、それこそがあのお嬢さまの望んでいることだ、ということには
まったく気づいていない。そんな風に怖がってるわりにはそもそもキッチンで調理中の愛理を
後ろから襲ったことは「許されないこと」にカウントされないと思っているあたりが
ずれていると言うほかない。

まあとにかく、この不良は自らの胸のうちの欲望と戦っていた。バカだけど、バカなりに。

そしてバカだから考え事に夢中になってたせいで、シャンプーの泡を立てすぎている。
もう顔まで泡まみれで瞼を閉じても目に染みる。
――痛え。
……やはりバカである。





脱衣所の床に散らばった播磨のシャツやズボンを愛理は丁寧に畳んでいく。
播磨の汗のしみ込んだTシャツ。
それを摘み上げた愛理は魅入られたように顔を寄せてしまう。

――アイツの…匂い…
愛理はシャツに形のよい鼻を埋める。
そして胸いっぱいに息を吸い込む。
播磨の体臭が肺の中いっぱいに広がり、愛理は胸の中に熱い震えが走るのを感じた。

愛理が播磨に向かって汗臭い、と言ったのは嘘ではなかった。
黙っていたのは愛理がその匂いを嫌いではないこと、むしろその匂いが好きであることだった。
汗の乾いたあとの、独特の臭気。獣の匂い。
その匂いを感じるだけで、愛理の脳裏には播磨の力強い腕や押し付けられる筋肉の感触が
思い出される。力強い手で腕を掴まれたときの震えが来るほどの喜びを思い出してしまう。
固い掌でおっぱいを思うままにまさぐられたときの興奮がよみがえってきてしまう。

エプロンの紐をほどく。
そして数時間前に播磨によって外されたボタンを愛理は外していく。
緊張と期待と興奮で指が震えてうまく動かない。
見られる。見られてしまう。
――それだけじゃなくて、自分から……えっちなことを……する、なんて…
その想像が愛理の下着の中を熱くさせる。

ブラジャーが膨らんだ乳房から外される。脱衣所の空気が愛理の乳肌を直接刺激する。
下穿きを脱ぐと、湿り始めていた女の子の部分が空気に触れてしまう。
愛理はまっすぐ立っていられないくらいほどの激しい興奮と緊張に襲われていた。

金髪を頭の上でクリップで留めた愛理は洗面台の鏡を見た。
鏡の中には頬を染めた少女。
身体にバスタオルを巻いただけの金髪の美少女が写っている。

艶やかな首筋から膨らんだ胸元、バスタオルの中を想像させてしまう盛り上がった乳房や
流れるような肩の線まですっかり露出してしまっている。

――アイツはどう思うだろう?


388hauntedカレー その32 ◆F57im1gMT.:sage :2006/09/25(月) 03:59:07 (p)ID:ZKzJktW/(9)
――アイツはどう思うだろう?

愛理は鏡に映る自分の姿を見つめて思った。
下半身に目をやると、鏡には映らないが股下数センチの超ミニスカ状態と言っていいほど
太股があらわになって見えている。

――えっちだとか、はしたないって思わないかな……

播磨が女の子の性に関して意外にも保守的な価値観を持っている、ということを
愛理は知っている。
不良なのにも関わらず、播磨には女の子の露出の多い服装をよく思わなかったり、
性に関してあからさまな言動をとると眉をひそめたりという意外に古風なところがあるのだ。
愛理にしても播磨以外の男にそんな服を見せたり、態度をとるつもりは全然無い
わけなので播磨のそんな言動にはいらだちつつもほのかに嬉しく思わないわけでもない。

とにかく、女の子のほうから積極的に迫るというのは播磨が好きなシチュエーションではない、
ということは愛理にとっても確かなことで、そのことが愛理の心の中に重い塊を生じさせて
しまっていた。

――ヒゲ、こういうの……好きじゃないかも。

――それでも。
愛理は思っていた。
――私のことを必要だ、とアイツに言って欲しい。想ってほしい。
その純粋な想いが耐え難いほどの羞恥心を押し流して愛理に冒険をさせる。

ガラガラ、と脱衣所の扉が開く音が響く。
愛理は心臓が破裂しそうな感情を押しとどめて、浴室内に足を運んだ。

そして頭を洗っている播磨に声をかける。





「ヒ、ヒゲ?」


389hauntedカレー その33 ◆F57im1gMT.:sage :2006/09/25(月) 03:59:40 (p)ID:ZKzJktW/(9)
「ヒ、ヒゲ?」
愛理は思わず声が震えてしまう。

「…お嬢か?」
振り向いた播磨の頭と顔は泡で覆われている。

愛理の静脈が透けて見えるほど透明感のあるハーフの皮膚は
風呂場のそれほど明るくない電灯の下でも輝くような白さを見せている。
体にバスタオルを巻いただけで、ふとももから下の足のほとんどすべてを
露にしている。
近頃膨らみを増した愛理の乳房を下から押し上げるような巻いたバスタオル。
見た男すべてをケダモノにしてしまうに違いないその姿。


……しかしその姿を播磨は見ることができない。
泡だらけの頭からシャンプーが垂れてきているから。
悩みながら髪の毛を泡立てていた播磨は、いつしか泡のベールで目元を覆われてしまっていた。


――見られてない。
そのことが、愛理の中の羞恥心を消し去った。
今に至ってもしようかどうしようかと迷っていた愛理は心を決めた。

「せ……背中…流してあげる……わね…」
風呂椅子に座っている播磨の後ろにかがみ込むと、愛理はボディシャンプーを含ませた
スポンジで目の前の広い背中を擦る。

「あ、その……す、スマネエな」
泡で目を開けられない播磨はそうとだけ言う。何でお嬢が風呂場に、とか、いきなり何故?
とか、お嬢の今の格好はどんななんだ?とか、脳内では疑問が渦巻きつつも流されるのが得意な
播磨らしくそのまま背中をスポンジで擦られる一方だ。




広い背中。愛理は胸の動悸を抑えながら、なんとかそこをスポンジで擦っていく。
色黒で、固い背中。筋肉で覆われた、そこかしこに傷痕のある広い背中。
愛理は好きな男の背中を丁寧に泡に塗れたスポンジで擦っていく。

その背中が一通り泡で覆われると、愛理はスポンジを掴んだ手を下ろし、胸元に指を
這わせると、一瞬だけ迷ったような表情を見せた。
そして愛理は意を決したように息を止めると、その指で胸元に差し込んだバスタオル
の端を外した。
身体に巻かれたバスタオルが重力に引かれて落ちる。

愛理のロケットのような乳房が風呂場の湿気を含んだ空気に晒される。
その奥では心臓が早鐘を打っている。

愛理は泡だったスポンジを胸元に押し当てるとそれをぎゅっと握り、
バスソープの残りを乳房に塗りたくる。

そして数秒の逡巡ののち愛理は、自分の乳房を播磨の背に押し当てた。


むにゅ。

390hauntedカレー その34 ◆F57im1gMT.:sage :2006/09/25(月) 04:00:12 (p)ID:ZKzJktW/(9)
 むにゅ。











「!」

突然柔らかいなにかが背中に押し付けられる感触に播磨は驚いて声も出ない。
――な
――ななな
――ななななな
――ななななななななんだこりゃあ!!

「なっ……」
絶句する播磨。全神経が背中の感触に集中してしまう。ただでさえ散漫になっていた
思考力はまったく消失してしまった。
あわてて立ち上がろうとするが、背中に這う感触の柔らかさが膝から力を奪ってしまう。

ぬるっ、ぬるっ、という優しくも柔らかい、切なくなるような感触が背中を走る。
泡塗れの乳房が柔らかく変形しながら播磨の背中を擦りたてる。

「サササササワチカサン?」
真っ白になった脳はうまくモノを考えられない。
やべえ。播磨はそう思った。
なんじゃこりゃ。なんなんだこの感触はっ!?

理性の蒸発した播磨は一瞬で下半身をコレ異常ないくらいに激しく熱く固く充血させる。
――下半身のムスコはもうスゲーことになってる。
――臍につきそう。

「……こうしたら男の子は喜ぶって……ほ、本に書いてあったの」
背中に響く愛理の声はかすかな昂ぶりを含んでいる。

変形した胸と、ちょっとだけ固い乳首が播磨の背中に押し付けられる。
そのまま上に。優しく形を変える愛理の胸の脂肪は泡をすくいとりながら
播磨の背中を擦り上げる。
天上の至福の触感。それが播磨の背中を這い回っている。

熱い吐息が首筋に吹き付けられる。
愛理の心臓の鼓動が変形した乳房を通して背中に感じられる。
なにかをこらえているかのような押し殺した熱い息。
背中をノックするかのような愛理の激しい胸の動悸。

愛理は播磨の胸に後ろから手を廻す。
より強く押し当てて、もっと播磨を感じるために。
もっと播磨に自分をたくさん感じさせるために。

頭の泡を洗い流そうと播磨はシャワーの蛇口に手を伸ばす。
それを押しとどめたのは愛理の細い腕だった。
「……お、おとなしく……あ、洗われて……なさいよ」
愛理の途切れ途切れの言葉が吐息と混じりながら播磨の耳をくすぐる。

391hauntedカレー その35 ◆F57im1gMT.:sage :2006/09/25(月) 04:00:38 (p)ID:ZKzJktW/(9)
 見たい。でも見れない。その焦燥感が播磨の皮膚感覚を鋭敏にさせる。
肩口をこすりあげていく乳房の先端部の柔らかさが播磨をいても立ってもいられなくさせる。
むにゅ。
ほにょん。
この柔らかさをなんと擬態語にしたらいいものか、播磨は迷っていた。
とにかく、理性が失われそうなほどの柔らかさである。
愛理の乳が肩を上ってくる。肩の上に二つの乳房が乗った、と思うとその柔らかい塊は
首の後ろあたりを撫でてくる。

視界を奪われている播磨は予測できない乳の動きに全身の触感を集中させる。
集中させられてしまう。


愛理は風呂椅子に座ったままの播磨の腕を引き寄せる。
そして両胸でその筋肉質の腕を抱くようにしてこすり始める。
無意識のうちに陰部を播磨の腕に押し付けると、内側に溢れた蜜が石鹸の泡の中に
こぼれてしまう。

「……ふぅっ……ぅ……ふぁっ……」
愛理のこらえ切れない甘い声が浴室内に響く。

播磨の肌。筋肉。骨。
自分の体でこすりあげながら洗っているうちに、愛理の体の内側には何かが
高まってきてしまう。
胸で触れた播磨の皮膚。内側に硬い筋肉の感触があるその肌におっぱいをこすり付けると、
愛理のへその裏側辺りから腰骨にかけて、白い熱が生まれてしまう。
播磨の胸板に廻した手のひらに感じる熱さ。
播磨の肌に盛り上がった傷跡が愛理の乳房の皮膚と擦れるたびに感じる切なさ。
おっぱいが変形するほど強く押し付けるたびに播磨が漏らすかすかなうめき声。

愛理の女の子の部分が熱い液体をふとももに垂らすほど濡れているのはそんな理由からだった。





――これは腹?ヘソか?
手首あたりに触れた肌を播磨はそう感じた。
手首の辺りに感じるサリサリした触感が愛理の陰毛である、ということに気づいた
播磨は急に赤くなってしまう。
目で見れない分だけ、播磨は愛理の体を全身で詳細に感じてしまっている。
泣きたくなるほど滑らかなお嬢の乳房が播磨の背中と愛理の肋骨の間で
優しく潰される。
驚くほど柔らかい愛理の乳房はゴムまりのようにつぶれながら幅広く広がり、
播磨の肩甲骨を包み込み、背中に乳首の感触を伝えてくる。
変形したままゆっくりと背中を這い上がってくる。
それだけで播磨の背筋をゾクゾクする快感が走る。
乳房を押し付けたまま、愛理が甘い喘ぎを漏らす。
首筋にその息を感じただけで播磨の男性は鉄みたいに固くなってしまう。



背中を十分に泡まみれにした愛理は、播磨を立たせようとする。
「た、立ちな…さいって……」
愛理は興奮しすぎて震える声でやっとそれだけを口にした。

言われるままに無条件に立ち上がる播磨。愛理の乳房の感触に酔っているのかもしれない。
そして愛理は播磨の太腿に抱きついた。乳の谷間に播磨の足を入れるようにして、太い
筋肉質の大腿部に全身で抱きつく。

392hauntedカレー その36 ◆F57im1gMT.:sage :2006/09/25(月) 04:01:00 (p)ID:ZKzJktW/(9)
 愛理は播磨の太腿を胸の谷間で泡立てている。
金色の縮れ毛の萌えている股間が播磨の筋肉質なすねをこすっている。

播磨の足に抱きつくような形で体を上下に揺すっていると、愛理はまるで自分が
ご主人様に奉仕している奴隷であるかのような気分になってくる。
全身を使ってご主人様に奉仕する奴隷。
首輪をはめられ、自由を奪われたまま肉の奉仕を強要される雌奴隷。
自分がこの不良の端女にされてしまった姿を想像してしまう。
その妄想が愛理の子宮をキュンと熱く収縮させる。
――やだ……こいつの、奴隷に……なる、なんて……
――コイツの思い通りにされて……好きなように身体をむさぼられて………
そんな妄想は愛理の体を優しく包み、体中の細胞を甘い喜びで震えさせる。
胸がいっぱいになり、呼吸を浅く早くしないと息ができない。

そういう状態の愛理が目の前で激しく勃起した播磨の男根を見てしまったら、
もはや理性などはすっかり蒸発してしまうのは当然のことだった。

とろり、という熱が愛理の女の部分から溢れてくるのを愛理は感じていた。
金色の陰毛の中が熱くなる。
漏れてくるぬるぬるした感触が金色の和毛でもって播磨の足首に塗りたくられる。
泡と愛理の汗と愛液の混じった液体が播磨の足の上で泡立っていく。

愛理はもう唇から漏れる嬌声をとめることができない。
「ふっ……はぁ……くうぅっ……ゲ…ヒゲ……」
蕩けた脳で愛理は大好きな男のあだ名を呼びながら一生懸命にご奉仕を続ける。



「ま、前……も……あ、洗ってあげる……わ」
一通り両足に泡を塗りつけ終えると、愛理は播磨にそう言った。
興奮が声にも表れているのか、その声は播磨にはどことなく上ずった口調に聞こえる。

「いや、あ、ま、前はマズい! ダメだっっ」
思わず勃起を両手で押さえながら播磨はそう口にする。
今更隠してみても遅いばかりか、まるで隠しきれていないのを播磨はわかってない。
「……座って」
熱い吐息が立ったままの播磨の顔にかかる。
そして体の前から抱きしめられる。
激しく勃起しきった男性器は愛理の柔らかな下腹部に触れてしまう。
そんな状態で播磨は愛理に逆らえるわけも無く。
播磨は洗い場の床にすとんと腰を下ろしてしまう。
「ヒゲ……」
どことなく甘い匂いのする愛理の吐息を播磨は嗅いだ。
播磨の閉じられた瞼は愛理の息を感じている。


504hauntedカレー その37 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/05(木) 03:20:08 (p)ID:HtDVYAYu(6)
>>392の続きー
-----------------------------------------------
「……その、お嬢。いいか?」
膝の上に愛理を乗せたまま、浴室の洗い場に腰を下ろしてしまった播磨が言う。
「なに?」
と、顔を赤く染めたままの愛理。
「見てえんだが」
目元がシャンプーの泡でまだ覆われたままの播磨。
もういい加減目をつぶっているのにも飽きたというか。
正直なところ目の前で繰り広げられているであろう乳と泡の共演が
見たくないわけではないというか。むしろ激しく見たいというか。



見たい、と言われた瞬間に愛理の全身は震えた。
見られるという緊張と、見てもらえるという嬉しさ。
見てみたい、とコイツが思ってくれているという喜び。
愛理の両足の間の粘膜の熱が増す。内側から溢れてくる雫が太ももを濡らしていく。

それでも、素直になることが出来ない金髪のお嬢様はその期待に応えることが出来ない。

愛理は播磨の泡だらけの髪に指を這わせると、わしゃわしゃとシャンプーを泡立てた。
そしてその泡を掬い取って播磨の目の上に塗りたくる。
播磨は自分の目を覆う泡が厚くなったのを感じた。
ていうかもう染みてくる。目、痛い。

「……み、見たら…殺すからね」

そう言うと愛理は自分の胸を播磨の胸板に押し付けた。



播磨は洗い場の床に直に腰を下ろしていわけで、その大腿部の上には愛理が跨っている
わけであり、それなりに硬くて痛いはずなのだが、この不良はそんな痛みなど
感じてはいなかった。
愛理の柔らかい体が自分の身体に触れている。
それだけで痒いような、くすぐったいような、やるせないような感覚が全身から生まれてくる。

愛理の身体を見ることが出来ないでいるそんな播磨は、こんもりと盛り上がった泡にまみれた
乳房が自分の肋骨あたりに押し付けられるのを感じた。
播磨の腰の奥のほうから妖しい疼きが全身に広がる。
股間に屹立する播磨の勃起は愛理の柔らかい下腹に押し当てられ、石鹸で滑り
狂おしい快感を生んでしまう。
この銀河系でいちばんつるつるですべすべなモノなんじゃないか、と思えるくらいに
きめ細かで滑らかな愛理の乳肌が播磨の身体の上を這い回っている。
内側から弾けそうなほどヴォリュームのある愛理の乳房。乳肉の詰まった、たっぷりとして
いて柔らかい愛理のおっぱい。それが播磨の身体に押し付けられ、胸板の上で変形している。
たっぷりとしたふくらみが裾野と同じくらいの大きさに押しつぶされ、色黒の不良の肌を
優しく擦りあげていく。
「……っ…くっ…」
ゾクゾクするようなその快感。柔らかくて、むっちりとしたその肉球が身体を擦りあげてくる。
その感触は播磨がかつて感じたことのないもので。
そんな愛理の柔らかな体で肌を擦られるたびに、播磨はかすかな呻き声をあげてしまう。

505hauntedカレー その38 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/05(木) 03:21:41 (p)ID:HtDVYAYu(6)
 愛理は洗い場の床の上に腰を下ろした播磨の両膝をまたぎながら
その身体に抱きついている。
首に腕を回しながら形のいい乳房を播磨の胸に押し付ける。潰れ気味になった泡まみれの双丘が
播磨の胸板を擦り上げていく。
顔と顔が数センチの距離に近づき、愛理は播磨の呼気の中に含まれる困惑や興奮の匂いを
嗅いだ気がした。
この目の前の不良の息が荒くなっているのが愛理には嬉しい。
播磨のこらえた呻きが愛理の耳朶をくすぐる。

「ヒゲ……きもち、いいの?」

「あ、ああ……いい。……いいぜ」

のけぞり気味に答える播磨。言葉少ななのは歯を食いしばっていないと
どうかなってしまいそうだから。

愛理は形のいい眉を切なげに曲げながら、眼前の不良の顔を覗き込む。

播磨の顔が数センチ前にある。
愛理は潤んだ目でその顔を見つめている。
――きっと今の私はしまりのない顔をしている。
愛理はそう自覚できた。
コイツと裸で触れ合えるのがうれしくて。
コイツが私で感じてくれているのがうれしくて。
情けない顔をしてしまっている。

播磨はいい匂いのするなにかが閉じられた瞼のすぐ前にあるのを感じた。
「?」
播磨の閉じられた目が数センチの距離で愛理の瞳を覗き込むように相対する。
「……」
それが恥ずかしいのか、真っ赤になった頬を隠すように愛理は播磨の肩に顔を埋める。
そしてボディ洗いを続けた。



背中に廻された手が播磨の背筋を這う。
播磨はその小さくて細い指の感触に切なさのようなものを掻きたてられる。
――お嬢は、なんかおっぱいもでかくて気が強くて美人で頭が良くて金持ちで、
自信満々に見えるけど。
――手とかこんなにちっちぇえんだよな。
――なんか、子供みてえだ
そう思う播磨。
強くて誰の助けも要らないような、そんな女だといつもは思っていた。
しかし、こうされるとなんだか播磨はこの女の子のことを守ってやらなければ
ならないような、そんな気分になってくる。
はふ、とかううう、とか、そんな喘ぎ声を漏らしながら自分の身体を胸でもって
洗ってくれている女の子。播磨は今初めてこの少女の本質に触れたような気がした。

506hauntedカレー その39 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/05(木) 03:22:12 (p)ID:HtDVYAYu(6)
 愛理の乳房は播磨の身体を降りていく。
押し付けながら胸を動かすと、愛理は播磨の筋肉質な身体に敏感な肌を擦られてしまう。
愛理の乳房が変形するたび、固くとがってしまった先端から歪になった双球の内側に
甘い電流が流れてくる。
播磨の身体の硬さを感じるたびに、播磨の体の体温を感じるたびに、乳房の内側で
生まれた甘痒い熱は愛理の理性を溶かしていく。

愛理は唇を固く食いしばる。
さっきのように唇から甘い疼きが漏れてしまわないように。
鼻から荒い息を吐きながら、愛理には喜びとは別の感情が心のどこかに生まれてしまう。

――どうして。
――こんなに。
――こんなに、好きなのに

悔しさと悲しみが混じった感情。

――コイツは。コイツは私のこと……スキじゃ……ないの……?

自分の身体で好きな男が喜んでいる、という嬉しさとは別のところで愛理は
耐え難い悲しみを感じていた。
自分がいくら好きだと思っても、その思いにコイツは応えてはくれない。

――私はコイツにとってなんなの?
乳房を播磨の身体に押し付けながら、愛理はふと考えてしまう。
――恋人、ではないと思う。
――じゃあ……いったい……?
――わからない。
――コイツは私の事を好きだと言ってくれない。
――目の前に私がいるから手を出しているだけなのかもしれない。
――そこにたまたま居たから、キスをしたり抱いているだけなのだろう。
そう考えると愛理の胸の奥が痛くなってくる。

――こういう関係の事を日本語ではなんていうんだっけ?
――………「情婦」?

一度コイツに冗談で言ってみたことのある関係。
情婦。妾。
自分はコイツにとって情婦に過ぎないのかもしれない、という想いは愛理の胸の奥を
痛みを伴った熱で炙っていってしまう。

――大好き。こんなに…ダイスキなのに。
こぼれそうになる涙をこらえながら、愛理は口の中でその想いをつぶやく。
聞こえてはいない。それでも、愛理は言わずにいられなかった。
スキ、と声を出さずに口にするたびに胸の中に湧き出てくる想い。
唇を動かすたびに熱くなる心の一番深いところ。
そこがズキズキしてくる。甘くて切ない感情がそこから湧き出てくる。

「播磨……ヒゲ………き、キモチ、いい?」

そんな痛みに耐え切れずに、愛理は播磨にそう尋ねてしまった。
「ああ」という答えしか返ってこないのは判っている。それでも、
愛理は播磨の声を聞いて安心したかった。


507hauntedカレー その40 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/05(木) 03:24:58 (p)ID:HtDVYAYu(6)
 ぬるぬるのおっぱいが体中を這い回っている。その感触だけで昇天しそうだ。
何度も掴んだり揉んだりしたことのあるお嬢のおっぱいだが、播磨は改めて
その柔らかさと大きさ、そしてその体の小ささと華奢さに驚いていた。

――こんなに細い身体なのにな
播磨はお嬢の身体に腕を廻し、力いっぱい抱きしめた。
その一瞬前にお嬢が何か言っていたが、播磨は聞いてはいなかった。
腕の中の愛理の身体が柔らかすぎて。
腕を回したその身体が細すぎて。

二人の体の間で愛理の乳房がぎゅ、っと潰れ肋骨がきしむ。

――やっぱこんなに細え……?

泡で目を開けられない播磨は、愛理の吐息の中に何かを感じた気がした。
目で見ていたら判らなかったかもしれない、ごくかすかな何かの感情。
いつもなら気づかない程度の、ごく小さな愛理の息の震えに播磨は気づいた。
金髪の同級生の漏らした吐息、そのなかに含まれていた負の感情に
播磨はどういうわけか気づいてしまった。



愛理は息ができなくなる。
播磨の太い腕が背中を回り、反対側のわき腹まで達している。
色黒な、固い筋肉質の腕。
それが愛理をがっちりと閉じ込めている。

息が出来ない。
つぶれたおっぱいの肉の中から愛しさと苦しさが湧き出てくる。

そんな愛理の耳元で、播磨の声がした。
いつになく、真剣な声。
それはこう言っていた。

「なあお嬢……おめえ泣いてンのか?」

「そ、そんなわけないでしょ!」
愛理は反射的に叫んだ。しかしその頬は今まで以上に真っ赤だ。
「そんなにイヤだったら無理しなくていいっつーか……」

播磨の掌が愛理の頭を包み、自分の首筋に押し付ける。
「いつもみてえにおめえが自信満々にしてねーと、こっちの調子が狂っちまう」
よしよし、と子供をあやすように播磨の掌が愛理の頭を撫でる。
その指に掛かって愛理の髪を留めていたクリップが飛んでしまう。

クリップが外れたせいで、金色の髪の流れが泡まみれの愛理の肩に広がっていく。
播磨は構わずに大きな掌でその頭をぐりぐりと撫でてくる。



愛理の胸の中の痛みは瞬時に消え去っていた。
――コイツって、やっぱり、優しい
――スキだって、言ってくれなくても。
愛理の皮膚の播磨と触れ合っている部分が熱くなる。

ごつごつした播磨の掌が愛理の頭を包む。金色の髪ごと優しく撫でられる。
痒いような、痺れるような恍惚感が播磨の掌の触れた部分から伝わってくる。
――まるで。
――髪の毛の先にまで……神経が通ってるみたい……
甘美な痺れに酔いながら愛理はそんなどうでもいいことを考えてしまう。

509hauntedカレー その41 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/05(木) 03:28:14 (p)ID:HtDVYAYu(6)
 大好きな男の力強い腕に抱かれながら、優しく頭を撫でられる。
そうされているだけで、愛理の胸は熱くなる。切なくて、甘くて、溶けそうな熱さ。
さっきまでの辛さではない、それよりももっと熱い切なさが愛理の胸をさいなむ。

瞳からこぼれた涙が頬をつたっていく。
涙。愛理は自分が泣いていることにようやく気づいた。
悲しみではない、ただの愛しさで人は泣けるということを愛理は初めて知った。
切なさが胸の中で吹き荒れ、震える愛理の身体。
愛理は、その切なさを抑える方法を一つ知っている。

形のいい愛理のあごから涙が一滴、播磨の胸に落ちた。



播磨もその意味に気づく。

「おいおじょ―――んっ」
口を開こうとした播磨はそれしか言えなかった。

播磨の唇が暴力的に奪われる。
愛理の唇が播磨のそれに吸い付く。
ちゅうう、という音とともに吸われる播磨の唇。
唇で挟まれ、甘噛みされ、吸い付かれる。
目の前が見えない播磨は愛理にされるがままになっている。

息を吹き込まれる。息を吸われる。
唇を食まれ、舌を差し込まれ、唾液を吸い取られる。
目を閉じているせいで余計に敏感になった播磨の皮膚の触感は
愛理の唇の柔らかさを感じている。

「んっ……んくっ……」



切なげに鳴くお嬢の鼻声も、胸の中のぬるぬるですべすべな肌の暖かさも、
掌に感じてしまう金髪の手触りのよさも、すべてが播磨の男の感覚を刺激してくる。
破裂してしまうんじゃないかと思えるくらいに張り詰めた勃起がびくん、びくんと
脈動し、愛理の下腹にノックするように二三度触れた。


ぷはあ、という声とともに愛理の唇が播磨から離れた。
播磨の性器が触れた部分が熱い、と愛理は感じていた。
その熱さがへその奥あたりで別の感覚に変わっていく。
背筋を這い上がってくるその感覚に愛理は支配されてしまう。

浴室の床に腰を下ろしている播磨。その腰の脇あたりに愛理は両腕を突いた。
そして、ゆっくりと自分のおっぱいを播磨の滾りまくった男性器に近づけていく。

--------------------------------------------------------------------------
今日はここまでー

続きの部分もだいぶ書けてるので、週末にはまたこの次を投下できると思う。
寸止め&待たせ杉でスマソ。断じて最後まで書ききるのでそのへんは許して欲しい。
んでは。寒くなってきたので服を着て待てッ!

570hauntedカレー その42 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/10(火) 02:09:28 (p)ID:Iu/DC6gd(5)
>>509の続きー
----------------------------------------------------------------------
ぴと。

ぬるっ

そんな擬音が播磨の脳内には聞こえる。
何より柔らかですべすべなものが、播磨のギンギンに固く張り詰めた勃起に触れる。
泡にまみれたその物体の感触はなめらかで、男根全体を優しく包み込むようなその感触に
播磨は思わず声をあげてしまう。

「なっ?! って!?」

隙間なく播磨の男根を包む柔らかな肉。
大きな乳房の感触が播磨の下腹部に密着する。
おっぱいの弾力が播磨の肌に伝わってくる。泣きたくなるくらい柔らかい。
愛理の熱い息が、そこだけ乳肉からはみ出てしまっている亀頭の先端に吹き付けられる。
敏感になった播磨にはその振動だけで背筋が震えるような快感が走る。




まるで奉仕するように、愛理は胸で挟みながら播磨の男根を擦り続ける。
上体を播磨に預けるようにもたれかかりながら、愛理は自分のおっぱいを
両手で掴んでその間の男根に押し付ける。
たっぷりの量感の乳肉が播磨の肉竿を擦り上げ、雁首が柔肌に埋まりこむ。

播磨には見えてないが、愛理の上目遣いの瞳が播磨の顔を熱っぽく見上げている。

汗と浴室の蒸気で愛理の胸に塗られたボディソープの泡はだいぶ薄くなっている。
愛理の汗と、播磨の先走りの液でまみれた男性器。
愛理はその肉棒の熱さに胸の中をかき混ぜられている。
はさんで擦りあげる。圧迫したまま擦り下ろす。播磨の竿の固さと焼けるような熱さは
愛理の滑らかな乳肌には切なすぎる感触を伝えてくる。
愛理のおっぱいの芯がジンジンと熱を持ってくる。
播磨の肉体に触れている肌がやけに熱い。内側からふくらんでくるような感じがする。
じわじわと染みとおってくる熱が、愛理の乳房の中で快楽の電流に変わってしまう。
肉竿に走る血管の凹凸や、亀頭のカリ首の出っ張りが愛理の薄桃色に火照った乳肌を刺激する。

愛理は興奮と歓喜で震えてしまい、播磨の男性自身を上手くおっぱいにはさみ続けることが
できない。
ぬるっ、と胸の間から暴れ出た播磨の肉竿が、愛理の顔に触れた。
先走りの透明な液にまみれた播磨の先端が、愛理の眼前に突きつけられている。
形のよい鼻先に突きつけられた肉の凶器は小さく脈動し、先端からうっすらと液を
にじませている。鼻腔いっぱいに広がる、その播磨の匂い。
生臭い、その播磨の臭気は愛理の脳裏にその味と舌触りを思い出させる。
播磨と保健室でしたとき、その一度だけ舐めてしゃぶったことのある播磨の性器。
頭の中が真っ白になってしまうような熱さ。口の中に広がる、播磨の味。

――苦かったけど…
愛理はそのときのことを思い出していた。
――飲み込むと、胸が熱くなって…ヒゲが、頭を撫でてくれて……
思い出しただけで下半身が溶けそうになる。
その味を思い出しただけで、愛理の口のなかに唾液が溢れてくる。

亀頭の先端が再び愛理の頬にちょん、と触れた。

ギンギンに猛りまくった播磨の勃起が愛理の鼻の先につきつけられる。
愛理は魅入られたようにそれから目を離せない。
潤んだ瞳が寄り目になってしまいながらも、その亀頭の先端にひきつけられていく。

571hauntedカレー その43 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/10(火) 02:09:55 (p)ID:Iu/DC6gd(5)
 ちゅ



愛理の桜色の唇が播磨の肉棒に触れた。
二度、三度とキスを重ねる。
お嬢さまの柔らかな粘膜が、播磨の肉棒に優しく触れる。
そしてその唇は先端から根元へと降りていく。

亀頭にキスをしてから、そのまま肉竿へと唇を滑らせていく。
陰茎の裏側の縫い目に愛しげに口付ける。
舌を出して口の中にたまった唾液を塗りつける。
赤い色をした舌が竿を舐めあげると、播磨はたまらずにビクリ、とさらに
勃起を高く固く持ち上げてしまう。
もうへそにつきそうなくらいガチガチに固くなっている。

愛理はそうなっているのが嬉しい。
播磨が、この乱暴なバカが、自分の口で、自分の身体で興奮してくれるのは
この金髪のお嬢様にとって何よりも嬉しいことだったから。

愛理は勃起の先端を指でつまむ。掌に伝わってくる熱だけで愛理は泣きそうになってしまう。
触れている指が熱い。骨が痒い。
同時に左手で播磨の陰嚢をやわやわともみしだく。
雑誌で読んだ「男の子を気持ちよくさせるやり方」を思い出しながら、愛理は播磨の勃起に
唇を滑らせる。
鼻と唇を播磨の肉竿にこすりつけるようにしながら、愛理は一身に奉仕を続ける。

そして唇を開くと、その先端を口の中に導き入れた。





唇で鈴口にキスをされた瞬間、播磨の腰のなかから蕩けそうな快感が湧き出てきた。
「!!」
播磨の言葉は音にならない。
ぬるぬるした、おっぱいとは感触の違う何か。唇。濡れた唇が播磨の亀頭を這い始める。
愛理の唇が播磨の亀頭を撫でていく。先走りの液を唇で延ばすようにしながら愛理は
播磨の男根の先端を愛撫する。
ゾクゾクと背筋を這い登ってくる快感を播磨はこらえる。
睾丸に触れられ、亀頭を掌で撫でられる。快感は限界に近くなる。

――もう…でちまいそうだ

播磨は必死にこらえる。

そして、竿の先端全体が暖かい粘膜に包まれる。

「うぉっ……くぅ……お、おい、お嬢!」

愛理の唇の内側の粘膜が播磨の亀頭にねっとりと絡みついた。
神経を直接撫でられるような感触に、播磨は言葉を失う。
このお嬢さまの口の中はただ熱く、播磨は蕩けそうな快感に全身を支配されてしまう。


572hauntedカレー その44 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/10(火) 02:10:35 (p)ID:Iu/DC6gd(5)
 唇で播磨の男根に吸い付きながら、
愛理は頬をすぼめて口の中全体で亀頭に奉仕する。
――きっと、ヘンな顔になってる
愛理はそう思った。
唇で吸いたてながら、顔をゆっくりと引く。
タコみたいに唇だけ突き出した、ヘンな顔。
――コイツに見られてなくて、良かった。
そう思いながら、播磨が息を荒くしているのは愛理には純粋に嬉しい。





甘い口技を受けながらも「これは本当に愛理だろうか」という疑念が
突然播磨の胸には湧いてきてしまう。

マンションの部屋にはさっきからずっと愛理と二人きりであり、そもそも播磨に
こんなことをしてくれる人物は沢近愛理以外にいるわけがない。
ん、んぅっ、と盛んに漏らしている甘い鼻声は紛れもなく愛理のものだ。

それでも播磨はいつになく献身的なこのお嬢さまの振る舞いになんとなく
違和感を感じてしまっている。

目を開けられない播磨は、手探りでそれを確かめる他ない。
播磨の手が口で奉仕している愛理の頭に伸びた。そして愛理の頭を両手で掴む。
親指が耳たぶをくすぐり、他の指が後頭部に廻される。

手触りのいい髪の触感は紛れもなく何度か触って撫でたことのある愛理のそれだ。
額の肌の柔らかさや、耳たぶの弾力も何度も触れたことのあるものだった。
――お嬢なんだな……てーかお嬢以外じゃありえねえしな
心の中で苦笑しながら、播磨は愛理の頭を触りながら高まる性感に身を任せる。





播磨にとっては確かめるための撫で回しだが、愛理にとってはこれ以上ない愛撫だった。
髪の生え際を擦られると、甘い波動が頭皮の内側から生まれるような感じがする。
播磨の固い掌が頬を擦ると、甘い疼痛が胸の奥から湧き出てくる。
その疼きは愛理の真っ白な皮膚を敏感にしていく。
播磨の太腿を触れている掌から伝わる筋肉の感触。
唇から感じる亀頭の熱さ。
じわじわと漏れ出てくる先走りの液の味わい。
顔に当たる播磨の陰毛のちくちくする触感。
におい立つほどの播磨の濃い体臭。

愛理はクラクラしてくる。うまくものが考えられない。
口の中いっぱいに播磨の性器を含みながら、ふと播磨の顔を見上げる。
泡だらけの頭からたれて来たシャンプーのせいで目は閉じられてはいるが、
深く眉間に皺を刻んだその表情は紛れもなく快感をこらえているときの彼の顔だ。

「ぐ…くぅっ……」
播磨の唇からこぼれる喘ぎ。
自分の行為でこの男が感じてくれている。
そのことが愛理にたまらない高揚感を与えてくる。

奉仕する喜び。
好きな男を気持ちよくさせてあげたい、という欲求が充足された愛理は女の子座りで
風呂場のタイルに押し付けられた女陰からひそかに蜜を吹きこぼれさせる。

573hauntedカレー その45 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/10(火) 02:11:35 (p)ID:Iu/DC6gd(5)
 播磨は今まで感じたことのないような快楽に翻弄されていた。
温かい舌の感触が気持ちいい。
ザラリとした猫の舌のような感触。愛理のその舌が雁首をなめ上げてくる。
舌先で周囲をなめ上げられ、吸い付かれ、別の生き物のように絡みついてくる。



ちゅうう、とストローを吸うように愛理は男根を吸い上げる。
薄桃色に上気する頬がいやらしく凹む。内頬の粘膜が播磨の亀頭を優しく受け止める。

愛理は先端からにじんでくる先走りの液をこくりと音を立てて飲み込む。

気の強い瞳を今はとろんと呆けさせ、愛理は熱に浮かされたような表情で播磨に尋ねる。

「ヒゲ……あ、あたしの……口の中で出したい? そ、それとも……お、おっぱいの…中がいい?」
------------------------------------------------------------------------------------

今日はここまでー

684hauntedカレー その46 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/18(水) 03:38:17 (p)ID:UjCr3SKh(8)
>>573の続きー
-----------------------------------------------------------------
「ヒゲ……あ、あたしの……口の中で出したい? そ、それとも……お、おっぱいの…中がいい?」
播磨はとまどっていた。耳を疑う。あのお嬢が、こんなことを聞いてくるなんて。
エロい。そのエロさが半端じゃない。どっちで出させて欲しいか、だなんて。
しかも、その呼吸っていうか荒い息遣いがどうにもエロい。
「……」
荒い息が播磨の両足の間から聞こえてくる。女の匂いのする熱い吐息が男性器と
下腹にかかる。
ゾクゾクするようなその感覚に、ついあふれ出てしまいそうな情欲を抑えながら
播磨は言った。
「そ、その……お、おめえの、苦しくないほうで、構わねえ」




じわり、とその言葉が愛理の胸に染み入ってくる。
不満と、感激。
播磨が、遠慮しているという不満。
播磨が、自分のことを気遣ってくれているという嬉しさ。
――ヒゲ、やっぱり、優しい……
結局のところ不満は愛理の中ではより大きな幸福感で上書きされてしまう。
目の前の優しいバカを、気持ちよくしてあげたい。
奉仕してあげたい、という感情が愛理をより大胆にさせる。

愛理は自分の乳房の間に播磨の剛直を導くと、その柔らかなふくらみに両手を当てる。
そしてそのふくらみを押し付けあう。
力いっぱい、両腕でぐいぐいと寄せて播磨の肉棒を挟み込む。
むっちりと押し付けあうおっぱいの間で感じる播磨の男根の固さ、熱さ、鼻先にまで
立ち上ってくる生臭い男の匂い。
愛理は胸乳の間に焼けるような固い剛直を感じる。
その熱が愛理の乳肉の芯を狂おしく犯していく。
それが愛しくて、嬉しくて、愛理は両手に力がこもってしまう。
にゅむ、にゅむっ、と愛理の乳肌は播磨の性器を刺激しながら擦っていく。

長さに余る播磨の亀頭がその度に愛理の乳の間から顔を出す。
ギンギンに充血し、固く猛りまくっている播磨の勃起は先端から透明な液を
ぬらつかせている。
愛理は無意識のうちにその先端にキスをした。

おっぱいで竿の半ばを包み込みながら、亀頭を唇と舌先で愛撫する。
不味いはずのその先走りの味は、愛理の胸の中を掻き乱していった。

愛理は自分のことなどもうどうでもよかった。
目の前のこの男。顔面をシャンプーまみれにしているこのバカのことがなにより
大切で、大事で、大好きで、ただただこの男をいい気持ちにさせてあげたかった。
その想いだけが、愛理を動かしている。




愛理の舌先がカリ首の裏を撫でてくる。その感触に播磨は眉をしかめる。
――気持ちよすぎる
唇の柔らかい感触は亀頭をすっかりと覆い、ちうちうと小さな音をさせながら吸いたててくる。
脳天をこそがれるような激しい快感に播磨は眉間の皺を深くさせる。
唾液と体液でぬるぬるになった亀頭をゆっくりと食むように刺激すると、愛理は一旦口を離した。 唇と先端の間に液体の橋が掛かるのを感じる。

愛理の細い指が播磨の竿をそっと握り、その熱さと固さに震えながら上下にさすり始める。

685hauntedカレー その47 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/18(水) 03:38:48 (p)ID:UjCr3SKh(8)
 愛理の細い指が播磨の竿をそっと握り、その熱さと固さに震えながら上下にさすり始める。

愛理の指の感触は細くて、小さくて、そんなものが自分のモノを擦っている、というだけで
播磨は怒張をさらにみなぎらせてしまう。
細くて触れているだけでゾクゾクしてくる指が播磨の睾丸をやわやわと揉みしだき、
口に入りきれない竿をそっとしごきあげてくる。
愛理の舌先は亀頭と竿との段差を確かめるようになまめかしく動きまわり、
唾液と播磨の先走りの液を唇の端からとろとろとこぼしていってしまう。

愛理の小ぶりで形のよい小鼻は荒い吐息をたてている。
シャンプーで目が開けられない播磨には見えないが、金髪のお嬢さまの
薄いブラウンの色の両目は奉仕の快楽に呆けたようにとろんと潤みきっている。

そんなとき、再び播磨の手のひらが愛理の頭を撫でた。
両手で頭を挟むように、愛理の小ぶりの頭を抱えるように播磨は手指を金髪の中に
差し入れる。
それは一見、無理やり口に男根を突き入れているようにも見える。
でも、愛理には頭全体を優しく愛撫されているようにしか感じられない。

播磨のごつくて太い指の先がうなじや耳たぶ、耳の裏などを優しく撫でている。
指先の指紋が肌を撫でるたび、髪の毛を触ってくれるたびに愛理の胸の中は
暖かい波動で満たされていく。
口の中で亀頭に押し付けられたまま、愛理の舌が泳ぐ。

愛理はいつの間にかにじんできていた嬉し涙に潤む瞳を閉じると、
口の中一杯に播磨の性器を感じる。
上あごの裏に亀頭の背中を貼り付けると、唇でカリ首全体を吸いたてながら
亀頭の裏で舌先を踊らせる。
そして愛理は大好きな男の性器を一旦口の中から出すと、
おっぱいを寄せて上げながら陰茎全体を包むようにしごく。
乳と乳の間から顔を出す、赤黒い亀頭の粘膜に唇を寄せる。
愛理は愛しい男の雁首を舌先で撫で上げ、鼻からこらえきれない甘い吐息を漏らす。

「うぉっ――お、お嬢ッ……で、出るッ!」

その瞬間、叫びながら播磨が弾けた。

噴出した精液が愛理の唇に叩きつけられる。
愛理は口を開いてその奔流を口で受け止めようとするが、あまりに興奮しているその身体は
思い通りに動いてくれない。
顔面に白い液体を思い切り受けてしまう。
ぬるぬるした粘液が愛理の上気した頬に、鼻に、あごに叩きつけられる。
びゅく、びゅくっ、と噴射する播磨の射精を唇で追う。
最後の脈動を開いた唇に受けることができた。
青臭い滾りが口の中に広がる。

その味が愛理の体の芯を震えさせる。
播磨が。
この、誰よりも大切で、愛しくて、大好きな男が気持ちよくなってくれた。
自分の奉仕で気持ちよくなってくれた。
その想いは衝撃となって愛理の脳裏から全身に響き渡る。
その衝撃が少女の身体の奥に到達した瞬間、愛理は太腿の奥が
燃えるように熱くなるのを感じた。
気がつくと、愛理は女の子座りで洗い場のタイルに押し付けられていた陰部から
歓喜の液をしぶかせていた。


686hauntedカレー その48 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/18(水) 03:39:14 (p)ID:UjCr3SKh(8)
 身体の底が抜けてしまいそうなほど、激しい射精に播磨は心底脱力する。

唇と、おっぱいと、手と、舌と、口と。とにかく、お嬢の柔らかくて
あったかくてねっとりしてつるつるしている、そんな感触が総動員されて
播磨を極限まで登らせてくれた。目の前の、シャンプーの泡で見えないけど
目の前にいる気の強い女の子が、自分のためにそこまでしてくれた、という思いは
射精のときの快感とは別の喜びを播磨に与えてくる。

ちゅ……ちゅるっ……粘り気のある水音が両足の間から聞こえる。

「お嬢?」

回答はなかった。
それは愛理が乳房にこぼれた播磨の精液を指ですくって舐めている音だったから。

そして播磨は、臍の辺りに暖かい感触を覚える。
愛理の舌。唇。
それが自分の、放出して身体に掛かった精液を舐め取っているのだ、ということに
播磨は気付いた。

播磨は動物的な興奮に駆られる。
精液を、自分の体液を飲んでくれている、という感覚は播磨の放出したばかりの
性器をあっというまに再び硬くさせていく。


「お嬢…」
播磨は愛理の身体を抱きしめようと腕を動かす。





しかし、播磨の腕は空を切る。







そして、ちゃぽん、という湯音が播磨の耳に届いた。

「……泡、流してもいいわよ」
そういう愛理の声。
許可されてようやくシャワーヘッドを手探りする播磨。

シャンプーの泡を洗い流した播磨の目に入ったのは、湯船の中で膝を抱えながら
自分を見ている愛理の顔だった。

「お、おう……お嬢」
「……な、なによ」
「その……気持ちよかったぜ」
「……」
照れくさいのか、浴室の壁のほうにそっぽを向いてしまう愛理。


687hauntedカレー その49 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/18(水) 03:39:45 (p)ID:UjCr3SKh(8)
「…入ってもいいか?」
「……か、勝手にすればいいじゃない」
壁を見ながらそう愛理は言う。
「そうかよ」
体に残った泡を洗い流して播磨は浴槽をまたぐ。
長方形の湯船は、マンションのユニットバスにしてはわりと大きめなのだが
それでも大柄な播磨と、それほど小柄ではない愛理が二人で入るにはどうにも狭い。

播磨は湯船の中で膝を抱えて体育座りをしている愛理の背後に足を入れると、
そのまま背中合わせになるような形で湯船に浸かろうとする。
さすがにチンコをお嬢に押し付けるのはどうか、と思ったのだ。

「そ、そっちじゃないわよ」
「は?」
「こっち向きに入んないと……狭い…から…」








二人で浸かった湯船の中。
「やっぱ狭ぇな」
と播磨。
播磨に背中を預けるようにして、抱っこされながら愛理は浴槽に浸かっている。
播磨より背は低いが足が長いので湯船に入りきれず、曲がった膝頭と乳房が離れ小島のように
四つ湯面に浮かんでいるのが播磨には肩越しに見える。

――なんでなんだろうな?
播磨は不思議に思った。なんで、
髪の匂い。いや、髪だけじゃなくて……お嬢の匂いだ。
以前は女臭え、と思ってただけのその匂いが、今はこんなにドキドキしちまう。
――イイ匂い……イイ匂いがすんなぁ……
そう考えるだけで、さっきから硬いままの播磨の男性がお湯の中でさらに硬さを増してしまう。



――い、いっしょのお風呂に―――!!
播磨と同じお湯、同じ湯船に浸かっている、ということがいまだに愛理には信じられない。
ドキドキ、どころではない胸の動悸。心臓が胸を突き破りそうなほど激しい心臓の
ビートが愛理の中に響き渡る。
そのドキドキが微妙なリズムを奏でていることに愛理は気付いた。

自分の心臓だけじゃない。二人の心臓の鼓動が微妙にずれて脈動している。
愛理の背中から、播磨の胸から互いの身体に伝わる心臓の鼓動。

――ヒゲも……ドキドキ……してるんだ
――コイツも、……私と一緒に……お風呂、入ってて……ドキドキ、してるんだ……
それだけのことで愛理は嬉しくなってしまう。

688hauntedカレー その50 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/18(水) 03:40:07 (p)ID:UjCr3SKh(8)
「なあお嬢」
「……なによ」
胸の中の興奮を気取られないよう、愛理は小さな声で尋ねる。
「さっきなんだけどよ……なんで、泡、流しちゃダメだったんだ?」
「……」

――やっぱりコイツはわかってない
愛理は呆れながら言い放つ。
「……バカ」
「はァ? ……何がバカなんだ?」
愛理は播磨の胸の中から上半身だけ振り返って、このバカの顔を見ながら言い放つ。
「恥ずかしいからに、決まってるじゃない!」
「……」
「…………」
沈黙がしばらく浴室内を支配する。

――今更ナニ言ってんだ?
――裸だって見たし、もっといろいろやってんじゃねえか。

愛理の顔をまっすぐ見ながら、ついそう考えてしまう播磨。やっぱりバカである。




十センチの距離で顔を付き合わせる二人。
反応は愛理に現れた。
カレーを作っているときも、台所でされてしまったときも、夕食をとっているときも
播磨はずっとサングラスをしていた。
浴室に入ってからは播磨の瞼が泡で覆われており、今の今までは播磨に背中を向けていたので
面と向かって播磨の目を見たのは今日はこれが初めてだった。

猛獣を思わせる鋭い眼光。
オールバックみたいなヘンなヘアスタイルをやめて、ヘンなサングラスを外して、
それなりの服を着せれば、絶対にカッコよくなる。野蛮な物腰をやめさせて、女の子に
優しくさせればどんな女もほっとかないくらいのイイ男になる。
愛理がそう思っている播磨の素顔がそこにあった。
もっとも、愛理はそう思ってはいても播磨にそうさせようとはまったく思っていない。
今でさえライバルが多いのだ。このバカにこれ以上ほかの女を近づけさせるような真似は
絶対出来ない。愛理はそう考えている。


――でも、やっぱり……コイツの顔、見てると……

風呂場の湯気の中で、播磨の顔は愛理にとって誰よりもカッコイイ顔に見えてきてしまう。




なぜだか播磨は急に可笑しくなった。
頬を染めながら、胸の中から振り返り上目遣いに自分の目を見つめているお嬢。
美人だな、といつも思ってるその顔が、なぜだか不意にとても幼く見えた。
笑われた、と思った愛理は即座に叫んだ。
「……な、ナニが可笑しいのよッ!」
「いや、オメーもかわいートコあんだな、って思ってよ」


689hauntedカレー その51 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/18(水) 03:42:20 (p)ID:UjCr3SKh(8)
「いや、オメーもかわいートコあんだな、って思ってよ」


その言葉が愛理の耳から入り、脳に届く。
数秒間かけて薄桃色から赤色に、面白いように赤く染まっていく愛理の顔。
「ちょ…ハァ!? 何言ってんの!?」
吐き捨てるように叫ぶと、愛理は身体を戻し播磨に背中を見せる。
――かわいーとこ
――かわいーとこ――かわいーとこ
――かわいーとこ――かわいーとこ――かわいーとこ
愛理の脳内には無限にエコーの掛かった播磨のセリフが鳴り響き続ける。


---------------------------------------------------------------------------
今日はここまでー。
微妙にネタバレ臭い……んなわけはないか。まあ今日発売号なので許してくれ。

とりあえずなんか書けば書くほど文章は長くなるというこの不思議。
浴室欲情編の終局はどっちだ。

793hauntedカレー その51 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/23(月) 03:10:44 (p)ID:70AASWsU(7)
>>689の続きー
--------------------------------------------------------
「かわいい」
愛理はそれこそ何回も、何千回もそう言われたことがある。
「可愛らしい」「お美しい」「可憐ですね」「素敵だ」「チャーミングだよ」
誰もがそんな風に褒めてくれた。
でもたとえ何千回褒められたとしても、播磨の今の一言には敵わない。
好きな男。大好きな、だれよりも大切に思ってる相手から、可愛いと言って貰えること。
純粋な幸福感が愛理の全身を包んでいく。
愛理は体の全ての細胞が愛しさで発火してしまいそうになっていた。
播磨と触れ合っている背中から伝わってくる肉体の感触。
筋肉質で、傷だらけで、硬くて、愛しくて。
背中で触れあっている肌と肌。その肌の内側が熱くて、くすぐったくなるような感覚。

――可愛い、って言ってくれた。
――コイツが私のこと、可愛い、って……
顔を真っ赤にしながら、愛理は頭の中でぐるぐるとその言葉を永遠にリフレインさせつづける。




播磨には金色の後頭部が眼前に見えている。
震えている金髪の中から覗く耳は血のように真っ赤で。
さっきまで白かったはずの首筋まで赤く充血した色を見せている。

――なんでコイツ固まってんだ?
足の先から頭の先までトウヘンボクな播磨はそう思ってしまう。
しかしそのトウヘンボクでもいちおう男である。
肩越しに見えてしまうおっぱいの肌に心惹かれてしまうのも無理からぬ話だろう。

――ひょっとしたら、こんなことしてもコイツは怒らないかも知れねえ。

そう思った播磨は愛理の乳に後ろから手を伸ばしてみる。
湯船に浮かぶ愛理の豊満な乳房。半ば湯中にあるその先端に指先で触れてみる。

もにゅ

そんな擬音のするような柔らかい触感がして愛理の乳首が乳房に埋まりこむ。

その尖りかけた肉の実を親指と中指で摘み、人差し指でゆっくりとこすり上げる。



「……んっ」




愛理はガマンしつつも執拗な愛撫に負けてしまい、色っぽい吐息が漏れてしまう。
ピンク色に顔を染めて、潤んだ瞳を浴室の壁に向けながらなにかを必死に耐えている。

さっき播磨を胸で満足させたとき、愛理の腰の奥では子宮が震えていた。
そのときからずっと、あのほとばしりをもう一度体の奥に受けたい、と愛理の身体は
そう感じてしまっていた。
ジンジンと疼く下半身が浴槽のなかで熱く溶けていく。
そんな愛理の忍耐も播磨のごつごつした手指の愛撫ですっかり流されてしまう。


「……ふあっ」
首をのけぞらせて、愛理がちいさく呻いた。

794hauntedカレー その52 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/23(月) 03:11:22 (p)ID:70AASWsU(7)
 首をのけぞらせて、愛理がちいさく呻いた。

「んくっ…」
播磨の指が動くたび、愛理は頭を振りながらそれに耐えている。
擦りあげる。つまんだまま引っ張る。しかし愛理の神経に流れるのは痛みではなく、
快感だった。

――指。
――ヒゲの、指……すごい……きもち、イイ…

「……やっ」
こらえきれずに愛理がそんな声を発した瞬間、播磨の手が乳から離れる。


さっきまで全身を包んでいた幸福感が突然消え去ってしまう。
愛理は不安と恐怖にかられてしまう。
ヒゲが、もうしてくれないんじゃないかという不安。
愛理は播磨に振り返る。そしてその目を見た。

「イヤなのか?」
そう言う播磨の声にはどことなく怯えた色があった。

「……イ、イヤじゃないけど……」
「イヤなんだったらやめっからよ」
「イ、イヤじゃないんだってば!」

背中に播磨の身体を感じる。
すぐ近くに播磨拳児の匂いを感じる。
でも、足りない。
――これだけじゃ足りない。
――もっと、さっきみたいに。
――キッチンでしてくれたみたいに。
――ぎゅっと、息も出来ないくらいにぎゅっとして欲しい。

愛理の胸の中が痛くなる。呼吸をするだけで苦しくなってしまう。
その痛みを止める方法を愛理は一つしか知らない。

だから愛理はずっと思い悩んでいたことを口にする。

「ヒゲ……アンタ、今日、なんか……ガマンしてたでしょ」
「……何のことだ?」
「最初に、キッチンでしたとき……もっと…し、したかったんじゃない……の?」
そう言いながら、愛理は湯船の中で振り返って播磨の顔を覗き込む。
播磨の表情は、今日何度か見た顔と同じだった。
「……」
どことなく苦しそうな、いけないことをして怒られる寸前の子供みたいな顔。
愛理はその顔に手を伸ばす。播磨の頬に手のひらを当てる。
「帰れって言ったときも、なんか……こらえてた……みたいだったし」
手のひらの下の播磨の顔は強張っている。
「……」
「…アンタ、その…なにかガマンしてるみたいで……
ヒ、ヒゲって……わ、私の……身体、触るの……イヤ?」
搾り出すような愛理の声。伏目がちにそう言いながら、ちらりと上目遣いで播磨の目を見る。


795hauntedカレー その53 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/23(月) 03:12:03 (p)ID:70AASWsU(7)
 その目は反則だ、と播磨は思った。
いつもの気の強い、自信満々な色は消え去っている。
不安そうな色を含んだ、子供みたいな瞳。
その瞳が自分の目をまっすぐに見つめている。
播磨も思わず、自分の心に素直な物言いをするしかない。

「イ、イヤなわけねえだろ」
「だったら……どうして?」
切ない表情のまま、愛理は播磨に食って掛かる。
その顔も、播磨にとっては我慢の限界を侵食してくる誘惑になってしまっている。



「――ヒゲ「怖ぇんだ」」
愛理の言葉に播磨が重なる。


――怖い?
愛理は疑問に思った。
「……怖いって……何が?」
播磨は、胸の中からしぼりだすように声を出す。
「なんだか、お嬢の……身体触ったり、オメエの匂いとか…嗅いでると、おかしくなっちまう」
罪を告白するかのような、播磨の声。
背中から、手のひらから伝わってくる播磨の心情。
それは愛理の心臓をさらに激しく跳ね回らせる。

播磨の告白は続く。
「触ってると気持ちよくなって、その……もっともっと欲しくなっちまって……」
眉をしかめ、何かを我慢しているように播磨は言った。
「そ、そのうち……乱暴にしちまうような気が……すんだ」
愛理はその独白を黙って聞いている。
播磨の言葉、本音からでているその言葉に愛理は心震わせてしまう。

「そしたら、お嬢が怒るかもしれねえって思ったら、その……なんだ、
その……あんま、しねえほうがいいかなとか思っちまって」
播磨はちらりと愛理の瞳を覗いてくる。見つめ返しているのはすっかり潤んだお嬢さまの瞳。
ブラウンの揺らめく瞳が、播磨の目つきの悪い瞳を一心に見つめ返してきている。
「そ、それに、て、天満ちゃんも…お嬢のことを大事にしなきゃダメだ、って言ってたし……」

――大事に。
――大事にしてくれてた
愛理の心臓は破裂しそうに暴れている。
乙女の心臓は、一つ脈動するたびに全身に嬉しさの波動を充満させる。
播磨拳児が、自分のことを大切に思ってくれていた。
その感覚が、愛理をさっきとは違う意味での絶頂へと導く。

「だから……ガマン、してたの?」
上ずった声で愛理は播磨に尋ね返した。
「その……大事にしねえと……いけねえと思って」

796hauntedカレー その54 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/23(月) 03:12:56 (p)ID:70AASWsU(7)
「その……大事にしねえと……いけねえと思って」

愛理の胸の奥から甘い甘い雫が生まれてくる。
播磨拳児が。この、頭の悪い不良が。
自分のことを欲しい、と思ってくれていること。
そして、それ以上に、大切なものだと思ってくれていること。
大切なものを守るために、あえてしたくてもガマンしてくれていたということ。
そう言ってくれた。自分を背後から抱きしめてきているバカが、そう言ってくれた。
愛理がさっきまで感じていた重苦しい切なさが、瞬時に蒸発した。
――ヒゲが……わ、私のこと……大事だって。大切だ、って……
多幸感の海にふわふわと浮かぶような感覚。
湯船の中で、播磨と触れ合っている肌が甘く、痒く、切なく、溶けていくような気持ちよさ。
愛理は、自分の胸の中でなにかがほどけていくのを感じた。
完璧なお嬢さまの仮面も、いつだって自信満々の顔も、今だけは。
今だけはすっかり消え去ってしまう。
ありのままの沢近愛理が湯船の中で、播磨のふとももの上に座っていた。

ズキン、ズキン、と甘い痛みを刻みながら愛理の心臓は動く。

「あ、アンタが…もし……したいんだったら、いつだって……していいんだからね」

そう口にしたとき、ドキリと愛理の胸の中でさらに心臓が跳ねた。

――いつでも……どこでも……コイツの、好きに……されちゃう…
そう思った瞬間。
愛理の子宮がキュンと音を立てて収縮した。
湯船に漬かっているふとももの中心でお湯よりも熱い液体がこぽりと
あふれてきてしまう。

――コイツが……私の身体を…好きなように……いつでも……したいとき……

愛理の脳裏にはぐるぐると妄想があふれ出す。

おっぱいを揉まれる。噛まれる。食べられる。
全身にキスをされ、体中の皮膚がコイツの唾液にまみれてしまう。
突き入れられ、貪られ、吸い尽くされる。
恐怖。期待。興奮。
身体の内側の芯がそれらが交じり合った感情でブルブルと震えだした。

それを想像しただけで、愛理の女陰は熱い飛沫をお湯の中に吹いてしまっていた。

愛理の深い色の瞳の淵に涙が盛り上がっていく。
――奴隷みたいに。
――コイツの雌奴隷みたいに、されちゃうかも……
ゾクゾクという禁断の快楽が愛理の背筋を這い登ってくる。


797hauntedカレー その55 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/23(月) 03:13:41 (p)ID:70AASWsU(7)
 潤んだ瞳を目にしてしまった播磨。
その播磨の剛直はさらに硬度を増す。
湯船の中、猛りきった肉棒が愛理の尻に押し付けられる。
愛理の柔らかい尻えくぼの辺りに触れた剛直は、お湯の中でもその熱さを
このお嬢さまに感じさせてしまう。

播磨は自分の鼓動がが激しく強くなっているのを感じた。
いま自分の腕の中にいる、金髪のお嬢さまが、自分の思い通りにできるということ。
キレイで柔らかい、気が強いけど見てると胸の中が痛くなってくるような、そんな女の子が、
この自分の好きなようにできる、という思い。
好きなように、思うが侭にしてしまえる。
なぜだか播磨は胸の中がぐちゃぐちゃになってしまう気がする。


「ご、ご、ごご誤解しないでよっ! わ、私はただ……その、イヤなときは
イヤだってハッキリ言うんだからね!…アンタがしたくったって、私がイヤだったら
イヤって言えるから………だ、だから………ア、アンタが遠慮することなんか………
ぜ、全然………ぜ、絶対…………ないん…だから…」

真っ赤に燃える耳たぶだけを播磨の目に見せながら、愛理はそう叫んだ。
叫んでいるうちに息が荒くなり、最後のほうは吐息のようなかすかな声しか出ていない。
播磨の吐く息が頬を擦るだけで、愛理は女の子の芯の部分が熱く固くなるのを感じていた。


「……そ、その……なんだ…。俺も、お嬢がイヤがってたら……しねえ。
絶対しねえから……あ、安心しろっ」
播磨の言葉が触れた背中から愛理のなかに響いてくる。
全身を預けても、安心できる男。
生殺与奪の全権をゆだねてしまっても、絶対に、コイツだけは私を傷つけたりしない。
愛理は、赤ん坊のような盲目の信頼を播磨に対して抱いている。


――ヒゲが、私のことを大切に思ってくれてる。
――好き。好き。大好き。

愛理の中で何かのスイッチが入ってしまった。
ぷつり、と愛理の胸の中で何かが切れてしまう。
おそらくそれは抑制という仮面をつなぎとめる糸だったのだろう。

自分の頬も、耳も、首筋も、すっかり真っ赤になってしまっている。
振り返ってキスをしたい。してあげたい。
愛理が行動を起こそうとした直前。不意に、播磨の腕が愛理を後ろから抱きしめた。
お湯のなかで、ぎゅむっ、と無造作に乳房を握り締めてくる。
瞬間感じる痛みも、愛理の乳肌の奥でなにか痛痒くて切ない何かに変わってしまう。
乳肉の奥では播磨拳児のくれた刺激が甘い電流に変わってしまう。





――身体はこんな細っせぇのにな。

手のひらに余るくらいの大きな乳房を揉みながら、播磨は思う。
ぎゅ、ぎゅ、とゴムボールを握るように無造作に播磨は愛理の乳房を握り締める。

――おっぱいはこんなにでかくて……柔らけえ。
――さっきの顔も、なんだかすげー……色っぽい、ってーのか?
播磨は自分の興奮を叩きつけるかのように執拗に愛理の乳房に指を埋め込む。

798hauntedカレー その56 ◆F57im1gMT.:sage :2006/10/23(月) 03:15:27 (p)ID:70AASWsU(7)
――好きなようにされてしまいたい。
――もみくちゃにされたい。
――弄ばれて、玩具にされてしまいたい。

――優しくしてもらいたい。
――頭を撫でられながら、口付けをされたい。
――つながったまま、耳元でそっと囁かれたい。

そんな愛理の相反する二つの欲求を満たしてくれる、世界でたった一人の、乱暴でやさしい人。
優しい野獣。
大嫌いで。でも大好きで。素顔のまま接することの出来る、世界中で一番愛しい馬鹿。
その播磨拳児が両腕で抱きしめてくれている。
耳元で播磨の荒い息遣いを感じるだけで、愛理は女の粘膜がとろとろに蕩けていくのが判った。


---------------------------------------------------------------------
今日はここまでー

おかしい。今回でソーニューにまで至る予定だったのに。長くなる一方だ。
まあ、もうしばらくお付き合いください。
感想下さればもっと頑張れます。


888hauntedカレー その57 ◆F57im1gMT.:sage :2006/11/05(日) 04:16:53 (p)ID:JItzRP4D(7)
>>798の続きー
-----------------------------------------------------------
風呂の浴槽に浮かぶ愛理の乳房。
それをぐにゅ、ぐにゅ、と播磨の野太い指が胸肉を弄んでいく。
ざらざらの指先が、愛理の薄桃色に火照っている乳房に埋まりこむ。
肌を刺激されるたび、乳暈を擦られるたび、白い快感が愛理を高ぶらせていく。

愛理は背中を播磨の胸板に預けるようにしてしなだれかかる。
そうしてしまうのは恥ずかしいが、愛理はもう身体に力が入らない。

――熱い……

愛理はそう思った。お湯の中の自分の身体の、尻たぶから背中にかけて熱いものが触れている。

――これ……ヒゲの……おちんちん……
――私のこと、欲しくて……こんなに…なってる…

それはびく、びく、と脈動しながら愛理の柔肌を押してくる。
その感触で愛理の体の芯がズキン、と脈打った。
脳の芯まで痺れた愛理は、頬を赤くすることすらできずに。
嬉しくて、ただ愛しくて。このバカが欲しくて。
薄桃色の顔のまま、愛理は背中の大好きなバカに向き直ると、
その頬に手を添えて唇を捧げた。

乳房を播磨の胸板に押し付けながら切ない喘ぎ声を鼻から漏らし、唇を奪う。
愛理のピンク色の舌が播磨の唇を割り、その舌に絡みつく。
播磨の匂いも、唇の味も、唾液の熱さも、全て愛理を酩酊させていく。

心臓がドキドキいっている。
そのドク、ドク、という鼓動は愛理の頭を内側から揺さぶっている。

――破裂、しちゃいそう…

その動悸が奇妙なぶれを見せている。
播磨の胸も激しく脈打っている、ということに愛理は気付いた。
おっぱいを押し当てられた播磨の胸板と、手のひらで触れている播磨の頬から、
この不良の心臓の暴れが伝わってくる。

――コイツも。
――コイツも、どきどきしてるんだ

そう考えただけで、愛理は全身から力が抜けてしまうくらい、幸福な気持ちになれる。

889hauntedカレー その58 ◆F57im1gMT.:sage :2006/11/05(日) 04:17:59 (p)ID:JItzRP4D(7)
――ナンダ
――なんなんだ?

いきなりキスされて、播磨はとまどっていた。
このお嬢さまの唇が触れるたびに、薄くて細っこい舌が自分の口内に入り込むたびに。
播磨の胸が苦しくなる。全身がなんだかおかしくなる。
目の前の、腕の中の金髪のお嬢さまにどうしようもなく、欲情してしまう。

自分の口の中で、薄くて熱い愛理の舌が暴れ回る。
その舌は、ざらざらしてて、熱くて溶けそうで、柔らかくて。

――お嬢の味がする。

播磨はそう思っていた。
粘膜に感じる、この女の唇の味。
薄くて、柔らかくて、小さな唇の感触。熱くてさらさらとした唾液の味。
それが舌といわず歯茎といわず、口の中を蹂躙してくる。
二人の唾液が唇から漏れ、あごと口の周りを濡らす。

舐める。吸われる。吸いあう。絡めあう。

数十秒はそうしていただろうか、愛理は不意にキスを止めて播磨に背を向けてしまった。
素の表情を見せるのが恥ずかしいのか、愛理はうっとりとした表情のまま
前に向き直ってしまう。

すぐ目の前で、もじもじしている女の子を目にした播磨は当然の行動へと移った。
播磨は愛理の腰に両手を廻して抱しめると、その身体を引き上げるようにして愛理と一緒に
湯船から立ち上がる。

愛理にはもう湯船のふちを乗り越える力すら出ない。
播磨に半ば抱きかかえられるようにして洗い場へと引きずり出される。

立ったままの播磨。その腕の中に、震える足を内股にしながら抱きかかえられている愛理。
足が長いので、腰の位置は播磨とそう変わらない。
その愛理の尻たぶの上には播磨の猛りきった肉棒が押し当てられている。
熱さと固さが、愛理の子宮をキュンと震えさせた。

播磨は風呂場のタイルに腰を下ろすと、愛理の腰を抱きしめる。
そしてそのまま自分の腰の上に引き寄せる。
「お嬢」
「……」
「入れるぞ」
「……」
播磨のあぐらの足の上に力の抜けた腰を下ろした愛理は無言のまま
首を縦に何度も振る。



「ん…・・・・ふぁ・・あっ」
灼熱が愛理を貫いた途端、愛理は思わず喘いだ。
お湯と粘液で蕩けた愛理の女陰。それを広げながら播磨の勃起が愛理の中に入り込む。


890hauntedカレー その59 ◆F57im1gMT.:sage :2006/11/05(日) 04:18:46 (p)ID:JItzRP4D(7)
 播磨はその内側の熱さに思わず震えが走ってしまう。
その内側の粘膜は焼けそうなほど熱い。
美少女の柔らかな粘膜を亀頭でこそぎ広げながら播磨は一番深いところまで突き入れる。
熱く充血した襞が播磨の男根を締め付ける。
思わず発射してしまいそうな、その柔らかい肉壷の感触に播磨は歯を食いしばって耐える。



背筋を駆け上る白い衝撃が愛理の身体を痙攣させる。
瞼の裏に星が走った。
播磨に入れられた瞬間、愛理は絶頂に達してしまっていた。
とろとろに煮込まれていた少女の陰奥。
そこに、怒張しきった硬くて熱い男根を叩き込まれ、寛げられ、突きこまれた。
ずっと熱望していた灼熱の「男」を柔らかい充血粘膜で受け止めた瞬間、愛理の脳天から
真っ白い電流がほとばしった。
目の裏が真っ白になる。全身の細胞一つ一つが幸福感で塗りつぶされる。
筋肉に力が入らない。骨が溶けてしまったみたいだ。
首から力が抜けてしまい、愛理は頭を仰向けに播磨の肩に預けてしまう。



愛理の腰がブルブルと震えている。
蕩けた肉壷の内側はひくひくと締め付けを繰り返している。
愛理は口を中途半端に開き、声を出すでもなく「はああああああ」と意味のない小さな叫びを
もらしている。
播磨はふと思って尋ねた。
「おい……もしかして、イっちまったのか?」
「そ、そんな、わけ、な、ない……でしょっ!」
頬どころか耳や首筋まで真っ赤にしながら愛理は言う。
播磨のソレを入れられた瞬間にイってしまった、なんてことは恥ずかしすぎて
言えるわけが無かった。

「そっか。じゃあ、動くぜ」
「ちょ、ちょっ、まっ……」
播磨はそう言うと、愛理の腰を持ち上げてゆっくりと下ろす。
抜けかけた男根が愛理の中に再び突きこまれる。
絶頂に達したばかりの無防備な粘膜が硬く充血した播磨の男根でこそがれる。
全身の筋肉がほどけてしまいそうなほどの脱力感。
限界を超えてしまいそうなくらいの法悦感。
愛理は怖くなった。
――こんなこと、されたことない。
――こんなこと、はじめて。

「ゃ――ッ!!」
愛理はあることに気付いて漏れそうになる言葉を噛み殺した。

――やめて、って言ったら、ヒゲは絶対にやめちゃう
――やめてほしくない
――もっと、ちゃんと、最後までしてほしい

だからもはや焦点の定まらない瞳を宙にさまよわせながら、愛理はのけぞるようにして
こらえきれない快楽を押さえ込む。

「いき、なりっ……ふ、ふか……深すぎっ…」
とろとろに蕩けた膣壁を、播磨の野太いカリ首の段差がこそいでいく。
ゾクゾクする。それだけで、愛理は悲鳴を上げたくなるような快感に身体の芯を炙られてしまう。 一番敏感な粘膜を、男の熱くて固い器官でゴリゴリと掻かれる。
息ができなくなるような快楽に耐えながら、愛理は背中の男に懇願する。

「もっと……ゆ、ゆっくり……お願い、ゆっくり、して」

891hauntedカレー その60 ◆F57im1gMT.:sage :2006/11/05(日) 04:19:24 (p)ID:JItzRP4D(7)
「もっと……ゆ、ゆっくり……お願い、ゆっくり、して」
泣き声に近い愛理の懇願に、播磨は慌てて答える。
「あ、ああ……悪ぃな」
播磨はそう言うと突き上げを止め、後背座位でつながったままの
愛理の身体を抱きしめた。



――柔らけえ。ナニ食ったらこんなつるつるでやわらかい身体になんだ?
愛理の身体を抱きしめながら、播磨はそう思った。
播磨が愛理のへその前で手を組むと、細い腰がひくひくと痙攣するように
震えているのがわかる。
滑らかな肌を手のひらで撫で回す。
いくら触っても飽きることはない柔らかさを味わいながら、播磨は再び愛理の乳房を
手のひらで握り締める。



乳房に指が埋めこまれる。好きな男の掌で乳房が揉みくちゃにされるのは気持ちいい。
乳肉の中に熱い火が生まれるみたいで。
愛理の瞳に写る浴室の鏡の中では日に焼けた播磨の浅黒い手指が
真っ白い乳房を好き放題に揉みくちゃにしている。

――なんだか…まるで…コイツの玩具にされてるみたい。

そう考えるだけで愛理はゾクゾクと背徳感を炙りたてられる。

内側から分泌される汗でぬめる乳肌。播磨はそんな愛理のおっぱいを後ろから持ち上げる。
張りのある肌と、もっちりした弾力のある愛理の乳房は重たげに変形しながらも播磨の
ゴツゴツした指と掌を飲み込んでいる。
播磨に揉まれるようになってからそのサイズをひとつ大きくした愛理のバストは、
持ち上げられるとその重さで播磨の掌から徐々にこぼれ落ちていく。

汗。愛理の乳肌と、播磨の掌からでる汗が混ざりあい、溶け合っていく。
お湯と湯気と汗に塗れた愛理の乳房が、播磨の掌の皺や指紋で擦られる。
その感覚は愛理の脳を内側から焼いていってしまう。
繋がりあっている陰部が、さらに切なさを増していく。

すべすべでなめらかな乳の肌触りが面白いのか、播磨は面白半分で愛理の美乳を弄りまわす。
持ち上げ、滑り落ち、持ち上げ、零れ落ちる。
愛撫と興奮に充血する乳房はその中の血管を拡張させ、その皮膚を恐ろしく鋭敏にさせていった。
愛理の乳房の感覚は、もうすっかり熱くなってしまっている。
発情しきった金髪のお嬢さまの乳。
中でも乳首は今までにないほど堅く高く勃起している。

愛理が身じろぎするたびに、陰部に深く刺さっている播磨の男性器が膣壁を刺激する。

女の子の一番敏感な粘膜を蹂躙されながら、胸を揉みしだかれる。
泣きたくなるような切なさと、胸の中が熱くなるような暖かさ。
そんなものに翻弄されながら、愛理は潤んだ瞳を泳がせながら播磨の愛撫を味わっていた。

播磨が乳首を摘むと愛理は鼻からかすかな喘ぎを漏らす。
擦りたてるように指が動くと、背筋をひくっ、と揺らしてしまう。
自分の胸の、感じるところを探し出されてしまう。
自分でも知らなかった、自分の弱点を播磨は探り当てていってしまう。
愛理にとってはそれは少し怖くて、でも幸せな感覚だった。
自分がこんな風になってしまうのは播磨が相手だから、という気持ち。
自分をこんな風にしてくれるのは播磨だけ、という気持ち。
その二つが愛理の中で渦巻き、胸の中をさらに白く切なく焦がしていく。


892hauntedカレー その61 ◆F57im1gMT.:sage :2006/11/05(日) 04:20:27 (p)ID:JItzRP4D(7)
 そんな愛理を抱きしめながら、播磨は指を乳肉に埋めこみながら揉みこんでいく。
ぬるん、と音が聞こえそうなほど滑らかなその感触は、ついさっき播磨の男根を包み込んだ時と
変わらない柔らかさで播磨の指を受け止める。
乳房を弄られ、つながったままの膣の中で硬く張り詰められ、愛理はもう脳内を真っ白にして
播磨の全身を感じるほか無かった。

播磨は何の気なしに右の乳の根本を両手の親指と人差し指で大きな輪を作って、そのまま
ゆっくりと絞りあげてみる。
最近とみにボリュームを増した乳肉が播磨の指で括れさせられる。
いまだ成長しつつある愛理の乳はそれでも播磨の指をすっかり埋めてしまうくらいの肉量がある。
身じろぐ愛理だが、身体をひねろうとする動きがつながったままの膣に刺激を与えてしまう。

ぎゅーっ、と播磨の指が乳肉を圧迫してくる。
存在しないはずの乳が搾り出されるような感覚。
愛理は播磨の指の輪で圧迫される乳房の肉の中に、熱い滾りを感じる。
存在しないミルクが絞り上げられるような感覚。
電流が乳肉から乳首に走る。
愛理の膣内がきゅ、と収縮し、再び絶頂へと押し上げられた。
子宮が震える。つながっている粘膜が歓喜の悲鳴を上げる。

全身の筋肉が緩み、背筋を怖いくらいの快感が駆け上ってくる。


気がつくと愛理の唇からは甘い声が勝手にあふれ出していた。

「ん……くっ…ふぁっ…」

たまらず悲鳴に近い嬌声を漏らす愛理。

「あ…わりい」
手を引っ込める播磨。

触られていた手のひらがなくなる、突然の喪失感。
首筋から額まで、汗をびっしりかいていた愛理はあわてて言った。
「イ、イヤじゃないわよ」
「そ、その……痛えかと思って」
こちらも慌ててる播磨。
「わ、私が……痛い、って言わない限り…やめなくていいんだってば」
「そ、そうか」
「そうなのよ」

気を取り直した播磨がおそるおそると言った感じで手のひらを乳に押し当ててくる。
愛理のひりひりと痛みを感じる乳肌を優しく撫でられる。
こらえきれない切なさ。もうそれを我慢できないということが愛理にはわかる。
内側がいっぱいになってしまう。
愛理の胸の中の入れ物が熱い熱い蜜でいっぱいになってしまう。

あと一滴、一滴でも増えたらこぼれてしまいそうな、そんな表面張力だけで
保てている女の子の内側の蜜壷。

太い指が、乳肌を歪めてくる。
硬い手のひらが、揉みしだいてくる。
そのたびに、熱い熱いなにかが愛理の胸の中に溢れてしまう。

愛理が焦点の合わない目を泳がせていると、浴室の鏡の中の自分と目が合った。

893hauntedカレー その62 ◆F57im1gMT.:sage :2006/11/05(日) 04:22:09 (p)ID:JItzRP4D(7)
 愛理が焦点の合わない目を泳がせていると、鏡の中の自分と目が合った。

締まりのない口元。
酒に酔ったかのように真っ赤な頬。
涙で潤んだ瞳。
喜びに蕩けた金髪の美少女が男の腰の上に座っている。
男の太い両腕で抱きしめられながら、はしたなく男にしなだれかかっている少女。
――エッチだ
――こんな、いやらしい、顔……してたんだ……
鏡越しに背後の播磨に見られてしまう。
そう思った愛理はその顔を隠そうと俯く。


「なんで隠すんだ?」
耳元で声がする。
そして顔の下に手を廻され、あごを掴まれて鏡を覗きこまされてしまう。
「だ、だって……こんな顔、見られたく、ないもの」
鏡に写った愛理の顔を見ながら播磨は言う。
「可愛いじゃねえか」

「――!」

播磨の声。播磨拳児の、この頭の悪い、大好きな、バカでどうしようもない、愛しい不良が、
自分のことを可愛い、と言ってくれた。
それだけで、それだけのことで、スイッチが入ってしまっているお嬢さまは三度目の絶頂に
押し上げられてしまう。表面張力で持っていた女の子の中の入れ物が一瞬で溢れてしまう。

ブルブルと小さな震えを繰り返しながら、愛理は無意識のうちにぎゅ、と膣で
播磨の肉棒を食い締めている。その形を身体の内側で感じながら愛理は播磨の身体に
体重を預けてしまう。
白い幸福の波に洗われながら、愛理は播磨の腿の上でゆっくりと理性を呆けさせていった。

--------------------------------------------------------------------------------------
今日はここまでー

しかしホント、書けば書くほど長くなる
まああと二三回の投下で完結するような気がするのだがペース配分のまるっきりできていない漏れのことだから
きっともっと長くなるんじゃないかなという気すらしてきた
まあ、もうしばらくお付き合いください。
感想クレー