※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。


---------------------------------------------------------------------------
961 名前:花摘み[sage] 投稿日:2008/12/21(日) 22:09:10 ID:Ht2E0KDZ
意外と好意見が多いようなので寝取られモノ投下します
寝取られを知らない方に簡単に説明しますと
両思い、また片思い、もしくはいい感じな相手を他の人間に奪われるジャンルです
NTRとも言います
苦手な方はスクロールかNGしてください

内容は#231のIFでカプは一条×鈴木です

962 名前:花摘み[sage] 投稿日:2008/12/21(日) 22:11:21 ID:Ht2E0KDZ
平日の横浜中華街は陽が落ちていくにつれて少しずつ人影が増えていく。

「ごめんね。今日はつきあってもらっちゃって」
「いえ、私も今日は暇でしたし」
冬も半ば以上過ぎたがまだまだ日の出てる時間は短い。
既に薄暗くなった街を歩きながら一条は小さな不安に襲われていた。
(なんか……。言われるままついて来ちゃったなあ。用事があるとはいえ、これってデートよね)
今、一緒に歩いているのは今鳥ではなくバイトの先輩の鈴木だ。
一条にとって鈴木は信用の置ける先輩だ。
面倒見がよく、バイト中もずいぶん世話になっている。
しかし自分の想い人以外の男と二人きりでいて平気でいられるほど一条の異性との豊富では
なく、この状態に今鳥に対しての罪悪感を感じずにはいられなかった。
(今鳥さんが見たら……妬いてくれるかな? 放っておく? ……私がもっとオトナになれば振
り向いてくれるのかな)
それでも鈴木の誘いに流されるようについて来たのは今鳥に対して僅かに反感があったからか
もしれない。
これまで一条としては今鳥に必死にアピールしてきたつもりだ、その甲斐あって二人の距離は
確実に縮まってきたとは思う。
しかし今鳥が自分を女性として見てくれてるのかという不安があった。
彼の周りにいる女の子達は誰もが大人っぽく魅力的で、正直コンプレックスを感じていた。

963 名前:花摘み[sage] 投稿日:2008/12/21(日) 22:12:33 ID:Ht2E0KDZ
「ここだよ」
鈴木の後に従い、ぼんやりとした明かりの灯った階段を降りた先は一条には見慣れぬ空間で
あった。
テンポの良い音楽が響く室内には人波が揺れ、喧噪に満ちている。
天井からのカクテル光線に彩られる空間はどこか淫靡で薄暗く、同じ日本だとは信じられな
い。
実際、中には外国人も多く見られ、一条にとっては何もかもが未知の体験で言い知れぬ恐怖
に駆られた。
「緊張してる? 大丈夫ついててあげるから」
鈴木が自分の不安を察してか優しく声をかけてくれるが、それに答える余裕もなく、目の前
の異質な光景に視線を彷徨わせていた。
本当は今すぐ帰りたかった。
しかし鈴木の心情を慮るとそういかず、それに鈴木に対してそれなりの信頼はあった。
(わからない私……。平気……!? ホントに平気!? 今鳥さん!!)

今鳥は一条と鈴木へのむしゃくしゃを吹き飛ばすため、だれかれ構わずかけた誘いに唯一応
じてくれたのは自分の天敵とも言えるララだけだったが、彼女ともララの用事が終わってすぐ
に分かれた。
結局、暇を持て余した今鳥は冴子達と合流した。
目まぐるしく変わる今の彼女達の話題は中心は横浜に来ている有名なDJの話だ。
「横浜かー、行ってみる?」
女の子の一人が皆を誘うが、今鳥は乗り気なれなかった。
今日はなんとなく一条の顔は見たくない、横浜には一条がいるはずだ。

「やめよーぜ。俺、今日はあんま遠出する気になんねーよ。どっか近場楽しもうぜ」

964 名前:花摘み[sage] 投稿日:2008/12/21(日) 22:17:03 ID:Ht2E0KDZ
以上です。
今回は導入だということもあって短くてすみません。
内容も原作のトレースですが次の話からはオリジナルに分岐していきます。