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2009-05-25T21:07:15+09:00
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19-27[播磨×愛理]
https://w.atwiki.jp/kokona/pages/45.html
<p>27 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/20(水) 22:16:00 ID:gh7OGDyq<br />
ベタではあるが、Z最終回でなんとなくインスピレーション<br /><br /><br /><br />
桜の花びらが風に踊る。<br />
温暖化によるいいことがあるとすれば卒業式の桜が珍しくなくなったことだ。<br />
一人、学校の屋上で物思いに耽る男は播磨拳児。<br /><br />
閉じた瞳の裏に映し出すは一生ものの恋。己の全身を賭け、破れた恋。<br /><br />
だが後悔はしていない。<br />
塚本天満による答辞、そこには惚れた女の魅力全てがあった。<br />
だから後悔はしていない。<br />
彼女の幸せに自分の入る余地がないとわかっていたとしても・・<br /><br /><br /><br />
やがて開いた眼下ではあちこちから笑いあう人人人<br /><br />
教師に抱きついて泣く生徒<br />
卒業生は証書を手に写真撮影<br />
別れを惜しむは残される後輩達<br /><br /><br />
そして拳児は<br /><br />
1.俺は不良だ。お礼参りに職員室でも行く<br />
2.どこかで見覚えのある長えリムジンが突撃してきた<br />
3.プロの漫画家として仕事がある。おや校門のところにいるのは<br /><br /><br />
以上、勢いでやった<br /><br />
42 名前:27[sage] 投稿日:2009/05/24(日) 20:12:35 ID:pwkwzuS6<br />
>>27の2ルートでのお話です。<br />
念のため確認しておくと、これは旗展開となります。<br />
本編やZと矛盾したり作者解釈のオリ設定が入りますが、そのあたりは緩い目で流してもらえれば。<br />
んでは、やっぱり作者の力量の底が見えるような話ですがどうぞ。<br /><br />
43 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/24(日) 20:13:04 ID:pwkwzuS6<br /><br />
そのとき拳児の耳に入ってきたのは大型の肉食獣のような咆哮音。<br />
同時、懐の携帯が震えだす。<br />
「ん…お嬢か。
2009-05-25T21:07:15+09:00
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18-152[絃子]
https://w.atwiki.jp/kokona/pages/44.html
<p>152 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/03/14(土) 00:59:15 ID:ySrNehlQ<br />
拳児「なぁなぁ…絃子。勉強教えてくれよ。」<br />
絃子「しょうがないなぁ…夏の友かい?宿題は夏休みの最初に終わらせるよういったろ?」<br />
拳児「いいじゃんか別に。…絃子って勉強教えんの上手いし、後で何とかなるとおもったんだよ。」<br />
絃子「……はぁ。君は私を便利やかなんかと勘違いしてないか?」<br />
拳児「そ、そんなことないよ…だって俺の先生より教えんの上手だもん。―ッ!そうだ!絃子、先生になれよ!<br />
俺が生徒になってやるからさ。うん、それが良いって。そしたら俺さ、絃子の事『絃子先生』って呼んでやるよ!」<br />
絃子「やれやれ、判った判った。『先生』だろうがなんだろうが好きに呼びたまえ。明日が提出の日なんだろう?」<br />
拳児「マジか!サンキュー絃子!やっぱ俺、葉子お姉ちゃんより絃子の方が好きだぜ!!」<br />
絃子(…たく、まだまだ子供の癖に。……それにしても先生か…ふふ、それもいいかもしれないな。)<br /><br /><br />
絃子「…という懐かしい夢を見たんだ。」<br />
葉子「へぇ…拳児君、絃子さんにはそんなこと言ったんだ。」<br />
絃子「…ちょっとまて『には』だと。」<br />
葉子「私の時は、図工の宿題で絵を描くのを手伝ったんですけどねぇ。」<br />
絃子「……………へぇ。(拳児君……後で殺す。)」<br /><br /><br />
超姉はジャスティス!な俺です。<br />
10年近く片思いって良いと思いません?</p>
2009-05-25T21:04:57+09:00
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17-962「花摘み」[一条×鈴木]
https://w.atwiki.jp/kokona/pages/43.html
<p><br />
---------------------------------------------------------------------------<br />
961 名前:花摘み[sage] 投稿日:2008/12/21(日) 22:09:10 ID:Ht2E0KDZ<br />
意外と好意見が多いようなので寝取られモノ投下します<br />
寝取られを知らない方に簡単に説明しますと<br />
両思い、また片思い、もしくはいい感じな相手を他の人間に奪われるジャンルです<br />
NTRとも言います<br />
苦手な方はスクロールかNGしてください<br /><br />
内容は#231のIFでカプは一条×鈴木です<br /><br />
962 名前:花摘み[sage] 投稿日:2008/12/21(日) 22:11:21 ID:Ht2E0KDZ<br />
平日の横浜中華街は陽が落ちていくにつれて少しずつ人影が増えていく。<br /><br />
「ごめんね。今日はつきあってもらっちゃって」<br />
「いえ、私も今日は暇でしたし」<br />
冬も半ば以上過ぎたがまだまだ日の出てる時間は短い。<br />
既に薄暗くなった街を歩きながら一条は小さな不安に襲われていた。<br />
(なんか……。言われるままついて来ちゃったなあ。用事があるとはいえ、これってデートよね)<br />
今、一緒に歩いているのは今鳥ではなくバイトの先輩の鈴木だ。<br />
一条にとって鈴木は信用の置ける先輩だ。<br />
面倒見がよく、バイト中もずいぶん世話になっている。<br />
しかし自分の想い人以外の男と二人きりでいて平気でいられるほど一条の異性との豊富では<br />
なく、この状態に今鳥に対しての罪悪感を感じずにはいられなかった。<br />
(今鳥さんが見たら……妬いてくれるかな? 放っておく? ……私がもっとオトナになれば振<br />
り向いてくれるのかな)<br />
それでも鈴木の誘いに流されるようについて来たのは今鳥に対して僅かに反感があったからか<br />
もしれない。<br />
これまで一条としては今鳥に必死にアピールしてきたつもりだ、その甲斐あって二人の距離は<br />
確実に縮まってきたとは思う。<br />
2009-05-25T21:03:50+09:00
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「塚本家の日常」 (ユカラカキ ◆57bPn7v4tg)[播磨×八雲]
https://w.atwiki.jp/kokona/pages/42.html
<p>96 名前:ユカラカキ ◆57bPn7v4tg [sage] 投稿日:2009/02/04(水) 07:45:18 ID:UkWwOwmS<br />
ごめんなさい、申し訳ありません。<br />
数日とか言いながら、滅茶苦茶時間かかってしまいました。<br />
これからも、自分が申告する作品完成予定は信用しないで下さいorz<br /><br />
とりあえず、オマケの「塚本家の日常(播磨居候時)」は完成しました。<br />
あっさり描写ですませる予定だったのが、妙にねちっこくなってしまいました。<br />
この後も、天満にバレるまで、一緒にお風呂に入ってのパイズリ等等、イチャイチャラブラブ話を考えてあるのですが、<br />
さすがにオマケにしては、長くなりすぎると思うので割愛します。<br />
(もしくは後日、従業員さん編が終わった後にオマケシチュSSとして書きます)<br /><br />
あと。<br />
狙った訳では無いのですが、>>93さんのシチュにぴったりな感じになりました。<br /><br />
97 名前:「塚本家の日常」 ◆57bPn7v4tg [sage] 投稿日:2009/02/04(水) 07:46:06 ID:UkWwOwmS<br /><br />
ぬちゅ。ぬぷっ、ちゅぽ。<br />
エラの張った赤黒い肉棒が、白桃のようにキレイな尻の間に吸い込まれ、とろりとした糸を引いて抜き差しされている。<br />
その度に、播磨の股間に甘い快感が走り、支配欲が満たされる。<br />
「ふぁ、あっ、ぁぁ、播磨さんの……奥、ま……で」<br />
「ああ、すげー気持ちいいぜ、妹さん。最高だ」<br />
「はぁぁ、よ……かっ、た、です」<br /><br />
最近まで、使う者のいなかった塚本家の書斎。<br />
絃子のマンションから締め出され行き場の無くなった播磨が作業場とさせてもらっている場所。<br />
そこで――。播磨は、八雲を机にしがみつかせたまま、後ろから犯していた。<br />
長く真っ白な脚、細い足首には脱がされたスカートが纏わりついていた。<br />
……ショーツは、無い。<br />
上半身は脱がされず、八雲お気に入りのセーターを盛り上げるふくらみがたぷんたぷんと揺れている。<br />
2009-05-25T21:01:59+09:00
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「お手伝い(後編)」(ユカラカキ ◆57bPn7v4tg)[播磨×八雲]
https://w.atwiki.jp/kokona/pages/41.html
<p>
----------------------------------------------------------------------------<br />
33 名前:ユカラカキ ◆57bPn7v4tg [sage] 投稿日:2009/01/08(木) 02:28:52 ID:LvNfxO7u<br />
後編書き終わりました。<br />
あとは「おまけ」として、塚本家で天満に隠れての淫行三昧模様を投下する予定です。<br />
ミコチン、お嬢との3Pはその後にー。<br />
オマケなので、今回のように細かい描写はせず、ダイジェスト気味にエロエロいちゃいちゃっぷりを書きます。<br /><br />
因みに、八雲の胸のサイズですが、原作♭2で天満が八雲の胸は大きい(文脈から「自分と比べて」では無く「普通より」と読みました)と認め、<br />
その上で、でも自分の友達の方がもっと大きい(恐らくミコチンのこと)と言っている描写があったので、八雲のカップは一般より大き目と考えて良いと思うのです。<br />
また、♯60では今鳥が八雲の写真を見て「八雲ちゃんはもしかしてC以上か!?」と発言しています。<br />
その後、ミコチンはDだから一番、という流れとなり、天満がミコチンはそれ以上というような反応を示していることから……。<br /><br />
♯60時点では<br /><br />
ミコチン―E<br />
八雲―D<br /><br />
と解釈しました。<br />
その上で、思春期の成長を考慮し、エロパロ補正を加え、♯60時点よりワンサイズUPさせ、SSを書いています。<br />
……という訳で、播磨暴走時でミコチン―F 八雲―E 。ビジュアル的には17巻表紙を参照としています(なのでお嬢もD位の美乳に成長してると妄想)。<br />
尚、八雲はかなり細いという描写も原作にあったので、スレンダー巨乳として描いています。<br /><br />
34 名前:「お手伝い(後編)」 ◆57bPn7v4tg [sage] 投稿日:2009/01/08(木) 02:32:35 ID:LvNfxO7u<br /><br />
「妹さん、脚……もっと開いてくれ」<br />
涎が滴りそうな欲望に満ちた播磨の声、そして破廉恥な要求。<br />
2009-05-25T20:59:11+09:00
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「お手伝い(中編)」(ユカラカキ ◆57bPn7v4tg)[播磨×八雲]
https://w.atwiki.jp/kokona/pages/40.html
<p>12 名前:ユカラカキ ◆57bPn7v4tg [sage] 投稿日:2009/01/04(日) 22:41:07 ID:PQ7MqUuI<br />
あけましておめでとうございます。<br />
播磨x八雲の前編書いてから、時間あきまくってしまい申し訳ありませんでした。<br />
全裸で待っていた方、凍死されてませんか?(汗<br />
やっと書き始められる状況になり、少しは進んだのですが思いの他長くなってしまい、今回の更新で中篇……となります。<br /><br />
この後、後編(本番&オマケ)→次回作 播磨x(ミコちんxお嬢)のプチ百合&従業員さんラブ&お風呂&3P展開へ。<br />
無茶であっても、シチュになるべく必然性を持たせたいので、やはり長くなる可能性大です。<br /><br />
尚、さすがに今回投下の続きとなる後編は、明日か明後日、最低でも三日後には書き上げ、投下したいと思っています。<br /><br /><br />
13 名前:ユカラカキ ◆57bPn7v4tg [sage] 投稿日:2009/01/04(日) 22:45:25 ID:PQ7MqUuI<br />
(前回は八雲と播磨のキスシーンからでした。覚えているでしょうか?:汗)<br /><br />
◇ ◇ ◇<br /><br />
播磨の温かい舌が八雲を捉える。<br />
下から痛いほど抱きしめられ、唇への柔らかな感触が深くなる。<br />
じゅるる。イヤラシイ音を立てて唾液ごと吸われる。<br />
舌先が八雲の小さな口腔を思うままに蹂躙する。<br />
「ちゅ……ぁ、くちゅ……んんっ」<br />
少女の唇を貪ることになれた播磨の舌技に八雲はされるがまま、だった。<br /><br />
八雲の想像していたキスは昔の少女マンガのような唇を触れさせる程度の淡いもの。<br />
だが、今サれているのは全く違う存在だった。<br />
ちゅぷ、くちゅ、ちゅぱ。<br />
舌、歯、唇、口腔をトロトロの唾液で汚され、吸われ滑った力強い舌先で愛撫される。<br />
キスが"キモチイイ"ということを身体に刻まれ、侵食されてゆく。<br />
その上――八雲の"能力"は精神的なもの。今の状況に反応しない訳が無かった。<br />
(え……これ……)<br /><b
2009-05-25T20:56:41+09:00
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お手伝い 前編(ユカラカキ ◆54bPn7v4tg)[播磨×八雲]
https://w.atwiki.jp/kokona/pages/39.html
<p>874 名前:ユカラカキ ◆57bPn7v4tg [sage] 投稿日:2008/10/17(金) 05:25:04 ID:OvJlqf/l<br />
ご無沙汰していました。<br />
播磨のハーレムシリーズを書いていたユカラカキです。<br />
>>456で書いた通り、今回は時系列を少し戻り、ヒロインは八雲となります。<br /><br />
ヤっている順番(時系列)としては<br />
冴子・梢(カラオケ)→冴子・梢(屋上)→絃子(家で絡まれ)→円(体育館裏)→美琴(体育館裏)→絃子(朝フェラ)→八雲(今回の話)→美琴(裸エプロン)<br />
裸エプロン後に、お嬢様登場予定です。<br /><br />
まずは、おにぎりから。<br /><br />
875 名前:「お手伝い」 ◆57bPn7v4tg [sage] 投稿日:2008/10/17(金) 05:27:10 ID:OvJlqf/l<br /><br />
――部屋が暑い。<br />
僅かに、汗が胸の谷間を伝う。<br />
塚本八雲は目の前で執筆を続ける播磨に悟られないよう、熱い吐息を漏らす。<br />
季節は冬。<br />
冬休みも近づいてきたこの時期に暑い筈が無い。<br />
八雲の体温を上昇させている原因は……播磨の"思考"だった。<br />
「ホントにすまねー、妹さん。いつもいつも助けてもらっちまって……」<br />
申し訳なさそうな声が八雲の耳朶を打つ。<br />
同時に心の声も。<br /><br />
そうだ、助けてもらってるのに<br />
こんなこと考えるな俺<br />
妹さんの胸、でけぇ<br />
ダメだ<br />
もみてぇ<br />
ヤメロ<br />
梢みてーにたぷたぷと<br />
考えるな俺!<br />
集中し…… <br />
そんな場合じゃ<br />
四つんばいにして――うおぉ、くそっ、勃つな!<br /><br />
情熱的な愛撫のように、八雲に欲情した"声"が心を犯しているのだ。<br />
「ふぁ……」<br />
つい、播磨の思考通りのコトを想像して、また甘い吐息が。<br />
(播磨さん、こんなんじゃ……原稿……)<br />
同時に全く進んでいない真っ白な原稿用紙を見て不安になる。<br />
これを
2009-05-25T20:55:09+09:00
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18-842-858リレーSS[絃子]
https://w.atwiki.jp/kokona/pages/38.html
<p>842 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/09/10(水) 23:02:53 ID:sb8NCsPZ<br />
こんなになるまで何故放っておいたんだ……と、絃子は呟いた<br /><br />
843 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/09/11(木) 12:36:06 ID:jx3Eyxig<br />
ただ寂しくて、絃子の指はクレバスの奥へと差し込まれた。<br /><br />
844 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/09/11(木) 19:04:54 ID:ENmdNlhs<br />
たとえ今、播磨が部屋に入ってきても絃子はこの行為をやめないだろう。<br />
今夜の刑部絃子は珍しく酔っている。<br /><br />
845 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/09/11(木) 23:14:49 ID:gmhbY/wm<br />
留守電の音だけが寂しく鳴っている。<br />
暗い部屋に絃子は一人、そこはとても静かであった。<br /><br />
846 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/09/12(金) 02:16:12 ID:/nESqQcz<br />
「たくっ、何してるんだ。絃子のヤローはよ」<br /><br />
電話を切った播磨は、画面を見ながら呟く。<br /><br />
847 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/09/12(金) 07:53:46 ID:8shi1xMW<br />
「クリスマスだしバイト代入ったしで、一緒に飯でも食おうと思ったのによ。<br />
どこほっつき歩いてやがるんだ? …まぁとりあえず家に帰って待つか…」<br />
と、播磨はバイクにまたがり家路を急いだ。<br /><br />
848 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/09/12(金) 11:28:43 ID:2RMKnY7d<br />
「駄目だなぁ私は……」<br />
絃子は一人自嘲した。部屋中に散らかるビールの空き缶が何だか哀れで面白くて、絃子は笑ってしまう。<br />
「何をやっているんだろうなぁ、私は……」<br /><br />
849 名前:名無しさん@
2009-05-25T20:48:55+09:00
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17-768(タイゾウ氏)[播磨×八雲]
https://w.atwiki.jp/kokona/pages/37.html
<p>768 名前:タイゾウ[sage] 投稿日:2008/07/22(火) 00:29:04 ID:C8BAVtrQ<br />
「ごめんなさい…少し…疲れました」<br />
愛ってなんだろう? 姉さんの様にひたすら前向きにいれば良いのか、烏丸先輩の様に秘めた思いを押し込む生き方が良いのか…。<br />
…私にはわからなかった。…私に好意を持つ異性は大概が性欲まじりだった。それも愛の形だとは理解している。<br />
(わからない…わからないよ…誰か教えて下さい…)<br />
今、私の前には播磨さんが居てくれている。<br />
(播磨さん…あなたは…あなたなら…)<br />
「今夜は…一緒に歩いて下さいませんか?」<br />
今はこの人に寄りかかっていたかった。<br />
…私を特別視してくれないでいてくれる、この人なら…。<br /><br />
「あぁ…俺もさっき…ヒマになってよ」<br />
播磨さんはそれだけ言い、歩きだした。<br />
(何も言わないのね。…姉さんとどんな言葉を交わしたのかな…)<br />
今、姉さんは烏丸先輩といる。それは播磨さんが送りだしたからだ。<br />
(播磨さん…あなたは姉さんを諦めてくれたんですか?)<br />
歩く彼の表情は見えない。だけど、その佇まいは寂寥感が漂っていた。<br />
(そんな所に私は播磨さんにすがり付いたんだ…)<br />
急に恥ずかしい感情が溢れてきた。思えばそれは自分が異性にはじめて示した行動だったのだ。<br />
自分とて異性…男子に対して興味がある。誰かの恋人として、女として男性に抱かれる妄想に耽った事もあったのだ。<br />
(…播磨さんは私をどう見てくれているんだろう? 私を女として見てくれるのかな)<br />
女として…。そう思った瞬間、鼓動が早くなった。<br />
…彼の背を見上げる。広く、厚い上背があった。<br />
(そう言えばウェディングドレスの私をお姫様だっこしてくれたんだ…)<br />
(もし…もしそれが現実になるのなら、私は播磨さんに抱かれるのね)<br />
今までなら、それは妄想以前の空想であったが、今はそれが現実の手前にあるんだとわかる。(…私は好意を抱いているんだ…)<br />
…胸に違和感を覚えた。それは胸の先端、2つの先端が
2009-05-25T20:47:07+09:00
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17-720[絃子SS]
https://w.atwiki.jp/kokona/pages/36.html
<p>720 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/30(月) 02:08:41 ID:osVluZtv<br />
絃子SS<br /><br />
………拳児君は今日も帰って来なかった。<br />
彼は時おり家を開ける。それはバイトであったり、バイクに乗っての遠乗りだったり、あるいは喧嘩の挙げ句に警察に拘置されたりだ。<br />
…今夜も帰って来ない。理由は知らない…。<br />
心配はしなかった。私は彼が死なない限り心配しない様にしている。<br />
彼もまた現代の必須アイテムである携帯電話を持っている。<br />
まあ、私の名義で買い与えた物なので正解には彼の所有物ではない。<br />
…私は私の名義である点を利用して、彼の行動をモニターしている。<br />
電池が無くならない限り、連絡がない場合にチェックしてるからだ。<br />
…まもなく日付がかわる。どうやら今夜も帰って来ない案配だ。<br />
生きているのは分かっている。だから、心配はしていない。<br />
…しかし、私の本心は彼を案じている。だが私は認めない。<br />
認めれば…認めてしまえば、彼を意識してしまうからだった。<br />
拳児君は従弟。そして同居人、後見人として見守る存在。…故に干渉は控えて、意識しないよう振る舞っていた。<br />
(そうでなければ耐えられそうにない…)<br /><br />
彼はある少女に恋をしていた。相手は同級生…正解には彼女を追って同じ高校を受験した結果…である。<br />
しかし、恐らく彼の恋は実らない。<br />
何故なら、彼女は別の男の子に夢中であるからだ。<br />
洞察力の賜物、と言うより同じ女なのだ。恋に恋する乙女は盲目的にしか生きない事を知っている。<br />
…雑念ながら拳児君に勝ち目はなかったが。<br /><br />
私の内心に変化が生じたのはその頃である。…いや、本当はもっと前から彼を意識していた。私にとって格好の弟分…が、異性として見てしまったのは、中学生も終わりの頃だ。<br />
その頃に恋心が芽生えた。当然それなりに性欲も湧く。<br />
(その時から自慰の相手が拳児君だった)<br /><br />
当時、私は痩せっぽっちの男の子の様だった。それが急に女の身体に
2009-05-25T20:44:04+09:00
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