ユトレヒト条約

Utrecht

スペイン継承戦争終結のためフランスおよびスペインとイギリスとその同盟国の間で結ばれた一連の条約。但しプロイセンを除くドイツ諸邦とはラシュタットで別に交渉が行われた。1712年7月フェリペ5世のフランス王位継承権放棄を条件に休戦が成立してのち、翌4月の英仏間の6条約を中心に15年までに各国間の合意が成立した。イギリス、スペイン両国の王位が承認されたほか、条約の最大の受益国はイギリスで、フランス領アメリカ植民地の一部(ハドソン湾、アカディアなど)、ジブラルタル、ミノルカを獲得、フランスの拡大の挫折とイギリスの優位が確定的となった。

(出典:山川『世界史小事典』721-2ページ)








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最終更新:2007年12月18日 17:22
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