巨人小笠原、一杯のかけうどん

1 名前:風吹けば名無し[] 投稿日:2012/03/21(水) 10:04:04.44 ID:XqFun0o4
自分のクビが本格的に寒くなり、年棒自慢できなくなることに危機感を持ち始めた糞煮込みうどん(38)。
「巨人軍に捨てられた者の末路が知りたい」と大正義原監督に直訴すると、住所の書かれた一枚の紙を渡される。
住所を頼りに死亡すること334回。幾度もの絶頂射精を乗り越えやっと目的地に辿り着くと、そこにあったのは一件のうどん屋だった―。

「あんたがカッスだね。原監督から用件は聞いてるよ」
そう言って店主はカッスにうどんを差し出した。ホカホカの湯気を一吸いすると、鼻をつく精液の香りとワキガの芳香。これにはさすがの畜生も思わず顔を歪ませる。
次に、うどんをひとすすり。残念というか当然と言うか、その悪辣さは匂いの比ではない。おまけに砂遊びでも入っているんだろう。ジャリジャリとした食感がもう最悪だった。
それでも、カッスは箸を止められない。精液がだらしなく浮いただし汁を最後の一滴まで吸い上げると、ドンブリの底ではプリントされたタフィーが侮辱スマイルを浮かべていた。
カッスが食べ終わったのを見計らって、店主は再び口を開く。「これが俺の味だ。たとえ巨人軍を捨てらりぇ―」
刹那、カッスのフルスイングしたバットが言葉を言いきるよりも先に店主の頭を砕く。こんなにまずいうどんを作った畜生の御託など、カッスは毛頭聞く気もなかったのだ。
「サンキュージョッベ」 カッスはこう吐き捨て店を出ると、店の外には大正義原監督の姿が。
「間に合おうかカッス(ニッコリ」と声をかけられ、二人はからくりドームへの帰路へついた。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2012年03月21日 10:46
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。