巨人小笠原 星となる

ある日、巨人小笠原のもとに一通の手紙が届いた。「ヨシミ?ファンの女の子かな(ニッコリ」
巨人小笠原は上機嫌に手紙の封を開けると手紙には「今夜0時、カッスのキンタマを頂く」と書かれていた。
「これは驚いた。シンデレラからの夜這い予告だな(ニヤ」    巨人小笠原は急いで花屋に駆け込むとプレゼント用のバラを98005415621852束を買いつけ今夜のメイクドラマに備えて準備を始めたのであった。
「さあ準備はできた!ヨシミちゃんいつでもおいで」
次第に夜は更け、約束の時間が刻一刻と迫ろうとしている。カッスは緊張のあまり本日547821785回目の絶頂射精をしてしまった。
「おっとパンツを代えないと」とフルチンになった瞬間、辺りは黒い闇に包まれ、薬品の香りが部屋に充満し、臭いを嗅いだ瞬間体中の力が抜け、意識が朦朧とした。
薄れ行く意識の中で巨人小笠原は男の声を聞いた。「約束どおりキンタマは貰っていくぞ」
この言葉でカッスは全てを理解し、全てに絶望した。もう誰も信じることができない。もう何も信じることができない。
「騙された・・・」
そう呟いた瞬間、右のキンタマに激痛が走る。      
「キンタマーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
右のキンタマが盗まれた。己のもっとも信頼していた部位がもぎ取られ、自身の肉体ではなくなり、ただの肉片へと変貌する絶望感が、強く、そしてなによりも速く、巨人小笠原の体中を駆け巡る。

続いて左のキンタマがもがれそうになりカッスは必死の抵抗をする。すると耳元で女性の声が聞こえた。
「右のタマです。離れ離れになりたくないの・・・早く来て」    
 今まで共に歩んできた右と左が、今、離れ離れになっているのである・・・
そして小笠原は考えた。「キンタマ無くしてなにが巨人小笠原か・・・」
小笠原は抵抗を辞めてこう言った。「抵抗はせん、早くしろ」
そう言った次の瞬間左にも同じ痛みが走る。
「タマキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!」
巨人小笠原は絶命し、断末魔の叫びが波となり、先ほどの「キンタマーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」と共に世界を駆け巡り、横浜石井以外の人の耳に響き渡った。
やがて巨人小笠原の声は地球54782周の旅を終えると、それは2つの光となり、2つの光は恋人のように、熱く。情熱的に重なりあい、一つのキンタマとなると東京ドームを目指して直進
打撃練習をしていたラミレス外野手選手のバットによってスタンドに運ばれ、ドームの反重力装置に導かれて宇宙へと旅立ち、ついに星となった
このときの現象についてラミレス外野手選手はこう語る  「いい風が吹いた」と
翌日、ハマスタのベンチで冷たくなっている巨人小笠原が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

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最終更新:2012年05月02日 21:15
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