「下鴨神社」(2008/08/14 (木) 13:36:28) の最新版変更点
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&sizex(6){&bold(){賀茂御祖神社(下鴨神社)}}
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ほか
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&sizex(5){&color(red){概略}}
&bold(){賀茂御祖神社}(かもみおやじんじゃ)は、京都市左京区下鴨泉川町にある神社。&bold(){下鴨神社}は別称。祭神は玉依媛命(たまよりひめのみこと、玉依比売命とも)と賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)。[[賀茂別雷神社>上賀茂神社]]([[上賀茂神社]])と並び、京都で最も古い神社のひとつで、平安遷都後は王城鎮護の社として信仰された。ご利益は厄除け、方除け、学業成就、交通安全など。[[古都京都の文化財]]の一部として世界遺産に登録されている。
&sizex(5){&color(red){歴史}}
山城国『風土記』などに、玉依媛命が禊をしているときに、上流より流れ来た丹塗の矢を拾い床に置いたところ、矢は美しい男神になり、結婚して子を生んだとの神話が伝えられている。賀茂建角身命は、古代の京都を拓いた神として、京都の守護神として祀られている。[[平安京]]が造営される際に、成功のご祈願が行われて以来、国家の平安を祈願する神社と定められた。創建年代は不明だが、社殿が造営されたのは白鳳6年(678)とされる。境内は糺の森(ただすのもり)を含め約3万7600坪。糺の森は約40種4700本の樹木が茂る原生林で、創建当時は約150万坪の広さを誇った神域。糺とは、[[賀茂川]]と[[高野川]]のふたつの川が合流する「只州」、もしくは祭神の多多須玉依媛命の名に由来するといわれる。森の一番北側に平安時代の建築様式を伝える御殿が並び建つ。長元9年(1036)に、すべての社殿を21年ごとに同じ様式で建て替える制度(式年遷宮)が定められたため、往古の様式が連綿と受け継がれている。寛永5年(1628)には橋殿や細殿、楼門、舞殿など大半の社殿が再建された。文久3年(1863)には攘夷祈願のため孝明天皇の行幸がなされた。四季折々に古式ゆかしい祭礼が執り行われ、その模様は『源氏物語』や『枕草子』、『徒然草』などの文学作品にも度々描かれている。5月に行われる[[賀茂祭>葵祭]]([[葵祭]])は京都三大祭のひとつ。
&sizex(5){&color(red){建築物}}
***東本殿・西本殿
共に文久3年(1863)に造替。三間社流造、檜皮葺。東本殿は祭神の玉依媛命が祀られている御殿。西本殿は賀茂建角身命を祀る。
***大炊殿
神饌(神に供える料理)を調理していた建物。水は隣に建つ井戸屋形の御井と呼ばれる井戸から汲み上げられた。現在は調理器具や神饌のレプリカなどを公開する展示室として使われている。
***中門
檜皮葺の四脚門。門の左右に設けられた楽屋は、行事の際に雅楽を演奏する場として使われた。
***言社
干支の守護神を祀る7棟の建物。三間社流造。商売繁盛や長寿祈願の社としても有名。
***幣殿
玉依媛命、賀茂建角身命に供物を捧げる場所で、奥にあるふたつの本殿と渡り廊下で結ばれている。
***叉蔵・印璽社
高床式の叉蔵は、天皇からの供物を保管する建物。叉蔵の隣にある小さな社が印璽社で、印鑑や契約守護の神を祀る。
***舞殿
寛永5年(1628)に造替。[[賀茂祭>葵祭]]([[葵祭]])では、ここで勅使が祭文を奏上し、その後日本最古の歌舞である「東遊」の舞が奉納される。
***楼門
高さ約13m。左右に回廊を備える。
***御手洗社
祭神である瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)は様々な災難除けの神。井戸の上に建つため井上社とも呼ばれる。社の前にある御手洗池では、斎王代の禊や夏越神事、御手洗祭(足つけ神事)が行われる。池の水は御手洗川となって境内を流れる。また御手洗池に湧く水の泡を象って「みたらし団子」が作られたといい、団子発祥の地とも伝わる。
***三井社
本殿西側にある摂社で、一説には本殿よりも古い社とされる。祭神は玉依媛命、賀茂建角身命、伊賀古夜比売命(いかこやひめのみこと)。
***相生社と連理の賢木
相生社の祭神は神皇産霊神(かむむすびのかみ)。結納の守護神として、また縁結びの神としても篤く信仰されている。授与所では『源氏物語』にちなんだ縁結びおみくじが人気。連理の賢木は相生社の傍らにある神木で、二本の木が途中で一本に結ばれているという不思議なもの。この木が枯れても、糺の森の中に跡継ぎができているという言い伝えがあり、現在の神木は四代目。
***河合神社
玉依姫命を祀る摂社。本殿に祀られる玉依媛命とは同じ読みながら別の神で神武天皇の母神にあたる。『方丈記』を記した鴨長明が河合神社の神官の家の生まれということで、境内には長明が晩年を過ごした庵を復元した「方丈の草庵」が建つ。また神社の御料屋には鴨長明の資料が展示されている。
&sizex(5){&color(red){文化財}}
***国宝
東本殿 西本殿
***重要文化財(建造物)
祝詞舎 幣殿 東西廊 東西御料屋 叉蔵 中門 東西楽屋 中門東西廻廊 預り屋 西唐門 舞殿 神服殿 橋殿 細殿 供御所 大炊殿 楼門 三井神社ほか多数(合計53棟)
***重要文化財(美術工芸品)
なし
***史跡
賀茂御祖神社(下鴨神社)境内
&sizex(5){&color(red){拝観情報}}
住所 京都市左京区下鴨泉川町60
電話番号 075-781-0010
拝観時間 境内自由、社殿10:00~16:00
拝観料 境内自由、社殿500円
アクセス 市バス「下鴨神社前」下車すぐ
駐車場 駐車場あり(30分150円)
&sizex(5){&color(red){主な祭事}}
1月4日 蹴鞠始め
1月9日 初えと祭
1月成人の日 成人式
1月15日 御粥祭
2月節分 節分祭
3月3日 流し雛
5月3日 流鏑馬神事
5月4日 古武道奉納
5月4日頃 斎王代禊之儀([[上賀茂神社]]と隔年)
5月5日 歩射神事
5月12日 御蔭祭
5月15日 [[葵祭]]
6月初旬 蛍火の茶会
7月土用丑の日 御手洗祭(足つけ神事)
8月立秋前夜 夏越神事(矢取り神事)
8月11日~16日 納涼古本まつり
9月中秋の名月の日 名月管弦祭
10月9日 大国祭
10月17日 神嘗祭
11月3日 明治祭
11月23日 新嘗祭
12月13日 御薬酒神事
12月23日 天長祭
&sizex(5){&color(red){その他}}
平成16年(2004)第1回京都検定3級出題
「下鴨神社の社叢で、古くから禊を行うところで知られている森はどれか。 (ア)聖護院の森 (イ)紫野の森 (ウ)北野の森 (エ)糺の森」
平成17年(2005)第2回京都検定3級出題
「下鴨神社の神饌菓子で、水の泡を表しているとも、人の体を表しているともいわれる菓子はどれか。 (ア)おせき餅 (イ)どら焼き (ウ)みたらし団子 (エ)やき餅」
平成17年(2005)第2回京都検定2級出題
「下鴨神社は平安時代から伊勢神宮と同様に、一定年限で本殿を造替する式年遷宮が行われてきたが、現在の本殿はいつの造替のものか。」
「足つけの神事として、下鴨神社では( )が行われる。」
平成17年(2005)第2回京都検定1級出題
「下鴨神社では土用の丑の日に、無病息災を祈願する別名「足つけ神事」とも呼ばれる( )祭が行われる。」
&sizex(5){&color(red){リンク}}
賀茂御祖神社(下鴨神社)オフィシャル http://www.shimogamo-jinja.or.jp/
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#amazon(text,image,4473031144)
&sizex(6){&bold(){賀茂御祖神社(下鴨神社)}}
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&sizex(5){&color(red){概略}}
&bold(){賀茂御祖神社}(かもみおやじんじゃ)は、京都市左京区下鴨泉川町にある神社。&bold(){下鴨神社}は別称。祭神は玉依媛命(たまよりひめのみこと、玉依比売命とも)と賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)。[[賀茂別雷神社>上賀茂神社]]([[上賀茂神社]])と並び、京都で最も古い神社のひとつで、平安遷都後は王城鎮護の社として信仰された。ご利益は厄除け、方除け、学業成就、交通安全など。[[古都京都の文化財]]の一部として世界遺産に登録されている。
&sizex(5){&color(red){歴史}}
山城国『風土記』などに、玉依媛命が禊をしているときに、上流より流れ来た丹塗の矢を拾い床に置いたところ、矢は美しい男神になり、結婚して子を生んだとの神話が伝えられている。賀茂建角身命は、古代の京都を拓いた神として、京都の守護神として祀られている。[[平安京]]が造営される際に、成功のご祈願が行われて以来、国家の平安を祈願する神社と定められた。創建年代は不明だが、社殿が造営されたのは白鳳6年(678)とされる。境内は糺の森(ただすのもり)を含め約3万7600坪。糺の森は約40種4700本の樹木が茂る原生林で、創建当時は約150万坪の広さを誇った神域。糺とは、[[賀茂川]]と[[高野川]]のふたつの川が合流する「只州」、もしくは祭神の多多須玉依媛命の名に由来するといわれる。森の一番北側に平安時代の建築様式を伝える御殿が並び建つ。長元9年(1036)に、すべての社殿を21年ごとに同じ様式で建て替える制度(式年遷宮)が定められたため、往古の様式が連綿と受け継がれている。寛永5年(1628)には橋殿や細殿、楼門、舞殿など大半の社殿が再建された。文久3年(1863)には攘夷祈願のため孝明天皇の行幸がなされた。四季折々に古式ゆかしい祭礼が執り行われ、その模様は『源氏物語』や『枕草子』、『徒然草』などの文学作品にも度々描かれている。5月に行われる[[賀茂祭>葵祭]]([[葵祭]])は京都三大祭のひとつ。
&sizex(5){&color(red){建築物}}
***東本殿・西本殿
共に文久3年(1863)に造替。三間社流造、檜皮葺。東本殿は祭神の玉依媛命が祀られている御殿。西本殿は賀茂建角身命を祀る。
***大炊殿
神饌(神に供える料理)を調理していた建物。水は隣に建つ井戸屋形の御井と呼ばれる井戸から汲み上げられた。現在は調理器具や神饌のレプリカなどを公開する展示室として使われている。
***中門
檜皮葺の四脚門。門の左右に設けられた楽屋は、行事の際に雅楽を演奏する場として使われた。
***言社
干支の守護神を祀る7棟の建物。三間社流造。商売繁盛や長寿祈願の社としても有名。
***幣殿
玉依媛命、賀茂建角身命に供物を捧げる場所で、奥にあるふたつの本殿と渡り廊下で結ばれている。
***叉蔵・印璽社
高床式の叉蔵は、天皇からの供物を保管する建物。叉蔵の隣にある小さな社が印璽社で、印鑑や契約守護の神を祀る。
***舞殿
寛永5年(1628)に造替。[[賀茂祭>葵祭]]([[葵祭]])では、ここで勅使が祭文を奏上し、その後日本最古の歌舞である「東遊」の舞が奉納される。
***楼門
高さ約13m。左右に回廊を備える。
***御手洗社
祭神である瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)は様々な災難除けの神。井戸の上に建つため井上社とも呼ばれる。社の前にある御手洗池では、斎王代の禊や夏越神事、御手洗祭(足つけ神事)が行われる。池の水は御手洗川となって境内を流れる。また御手洗池に湧く水の泡を象って「みたらし団子」が作られたといい、団子発祥の地とも伝わる。
***三井社
本殿西側にある摂社で、一説には本殿よりも古い社とされる。祭神は玉依媛命、賀茂建角身命、伊賀古夜比売命(いかこやひめのみこと)。
***相生社と連理の賢木
相生社の祭神は神皇産霊神(かむむすびのかみ)。結納の守護神として、また縁結びの神としても篤く信仰されている。授与所では『源氏物語』にちなんだ縁結びおみくじが人気。連理の賢木は相生社の傍らにある神木で、二本の木が途中で一本に結ばれているという不思議なもの。この木が枯れても、糺の森の中に跡継ぎができているという言い伝えがあり、現在の神木は四代目。
***河合神社
玉依姫命を祀る摂社。本殿に祀られる玉依媛命とは同じ読みながら別の神で神武天皇の母神にあたる。『方丈記』を記した鴨長明が河合神社の神官の家の生まれということで、境内には長明が晩年を過ごした庵を復元した「方丈の草庵」が建つ。また神社の御料屋には鴨長明の資料が展示されている。
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***国宝
東本殿 西本殿
***重要文化財(建造物)
祝詞舎 幣殿 東西廊 東西御料屋 叉蔵 中門 東西楽屋 中門東西廻廊 預り屋 西唐門 舞殿 神服殿 橋殿 細殿 供御所 大炊殿 楼門 三井神社ほか多数(合計53棟)
***重要文化財(美術工芸品)
なし
***史跡
賀茂御祖神社(下鴨神社)境内
&sizex(5){&color(red){拝観情報}}
住所 京都市左京区下鴨泉川町60
電話番号 075-781-0010
拝観時間 境内自由、社殿10:00~16:00
拝観料 境内自由、社殿500円
アクセス 市バス「下鴨神社前」下車すぐ
駐車場 駐車場あり(30分150円)
&sizex(5){&color(red){主な祭事}}
1月4日 蹴鞠始め
1月9日 初えと祭
1月成人の日 成人式
1月15日 御粥祭
2月節分 節分祭
3月3日 流し雛
5月3日 流鏑馬神事
5月4日 古武道奉納
5月4日頃 斎王代禊之儀([[上賀茂神社]]と隔年)
5月5日 歩射神事
5月12日 御蔭祭
5月15日 [[葵祭]]
6月初旬 蛍火の茶会
7月土用丑の日 御手洗祭(足つけ神事)
8月立秋前夜 夏越神事(矢取り神事)
8月11日~16日 納涼古本まつり
9月中秋の名月の日 名月管弦祭
10月9日 大国祭
10月17日 神嘗祭
11月3日 明治祭
11月23日 新嘗祭
12月13日 御薬酒神事
12月23日 天長祭
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***京都検定出題
平成16年(2004)第1回京都検定3級出題
「下鴨神社の社叢で、古くから禊を行うところで知られている森はどれか。 (ア)聖護院の森 (イ)紫野の森 (ウ)北野の森 (エ)糺の森」
平成17年(2005)第2回京都検定3級出題
「下鴨神社の神饌菓子で、水の泡を表しているとも、人の体を表しているともいわれる菓子はどれか。 (ア)おせき餅 (イ)どら焼き (ウ)みたらし団子 (エ)やき餅」
平成17年(2005)第2回京都検定2級出題
「下鴨神社は平安時代から伊勢神宮と同様に、一定年限で本殿を造替する式年遷宮が行われてきたが、現在の本殿はいつの造替のものか。」
「足つけの神事として、下鴨神社では( )が行われる。」
平成17年(2005)第2回京都検定1級出題
「下鴨神社では土用の丑の日に、無病息災を祈願する別名「足つけ神事」とも呼ばれる( )祭が行われる。」
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賀茂御祖神社(下鴨神社)オフィシャル http://www.shimogamo-jinja.or.jp/
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