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祇王寺
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祇王寺
出典: 『日本歴史地名大系』27(平凡社・1979)ほか
出典: 『日本歴史地名大系』27(平凡社・1979)ほか
概略
祇王寺(ぎおうじ)は京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町にある真言宗?大覚寺派の寺院。山号は高松山、本尊は大日如来。法然?の弟子、念仏房良鎮の建てた往生院の跡といい、明治期に白拍子祇王ゆかりの寺として再興された。晩秋の境内を埋め尽くす散り紅葉が美しい。
祇王寺(ぎおうじ)は京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町にある真言宗?大覚寺派の寺院。山号は高松山、本尊は大日如来。法然?の弟子、念仏房良鎮の建てた往生院の跡といい、明治期に白拍子祇王ゆかりの寺として再興された。晩秋の境内を埋め尽くす散り紅葉が美しい。
歴史
嵯峨野にある小倉山の東麓、竹林に囲まれた一画に建つ。境内は法然?の弟子の念仏房の創立と伝える往生院跡にあたるが、中世以降荒廃していた。明治28年(1895)に『平家物語』『源平盛衰記』の遺跡として往生院祇王寺と名付け、尼寺として復興。当時の府知事であった北垣國道が、祇王を偲んで嵯峨の別荘にあった茶室(庵)を寄進し、これを本堂にして現在の祇王寺がつくられた。『平家物語』巻1によると、白拍子祇王は平清盛の寵愛を受けたが、加賀の白拍子仏御前に寵愛を奪われた。その後不本意な召出しを受け「都の外へ出ん」と決心し、「嵯峨の奥なる山里に、柴の庵をひきむすび念仏してこそゐたりけり」と21歳で尼となったという。境内には清盛・祇王の墓と伝える五輪石塔と三重層塔があるが、根拠はない。
嵯峨野にある小倉山の東麓、竹林に囲まれた一画に建つ。境内は法然?の弟子の念仏房の創立と伝える往生院跡にあたるが、中世以降荒廃していた。明治28年(1895)に『平家物語』『源平盛衰記』の遺跡として往生院祇王寺と名付け、尼寺として復興。当時の府知事であった北垣國道が、祇王を偲んで嵯峨の別荘にあった茶室(庵)を寄進し、これを本堂にして現在の祇王寺がつくられた。『平家物語』巻1によると、白拍子祇王は平清盛の寵愛を受けたが、加賀の白拍子仏御前に寵愛を奪われた。その後不本意な召出しを受け「都の外へ出ん」と決心し、「嵯峨の奥なる山里に、柴の庵をひきむすび念仏してこそゐたりけり」と21歳で尼となったという。境内には清盛・祇王の墓と伝える五輪石塔と三重層塔があるが、根拠はない。
伽藍
本堂
祇王をはじめ母の刀自(とじ)、妹の祇女(ぎにょ)、後に祇王を訪ねて尼となった仏御前、平清盛の木像が安置されている。控えの間にある吉野窓と呼ばれる丸窓は、光の入り方によって影が虹色に映るという。
文化財
国宝
なし
重要文化財(建造物)
なし
重要文化財(美術工芸品)
なし
拝観情報
住所 京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
電話番号 075-861-3574
拝観時間 9:00~16:30
拝観料 300円
アクセス 市バス・京都バス「嵯峨釈迦堂前」下車徒歩15分
駐車場 無料駐車場あり
住所 京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
電話番号 075-861-3574
拝観時間 9:00~16:30
拝観料 300円
アクセス 市バス・京都バス「嵯峨釈迦堂前」下車徒歩15分
駐車場 無料駐車場あり
主な行事
その他
京都検定出題
平成16年(2004)第1回京都検定2級出題
「平清盛の寵愛を失った白拍子に由来し、往生院の跡に建立された寺院はどこか。」
「平清盛の寵愛を失った白拍子に由来し、往生院の跡に建立された寺院はどこか。」