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ちょっと古いマニュアル

X サーバー設定ファイル

X サーバーは、シングルバイナリ実行可能ファイル(/usr/X11R6/bin/Xorg)で、これは/usr/X11R6/lib/modules/ディレクトリからランタイムに、必要な X サーバーモジュールを動的にロードします。これらのモジュールの一部はサーバーによって自動的にロードされますが、それ以外は選択肢となり、X サーバー設定ファイルの中で指定しなければなりません。

X サーバーとその関連設定ファイルは/etc/X11/ディレクトリ内に保存されています。X サーバー用の設定ファイルは/etc/X11/xorg.confです。Red Hat Enterprise Linux がインストールされると、X の設定ファイルが、インストールプロセス中に収集されたシステムハードウェアについての情報を使用して作成されます。

xorg.conf

/etc/X11/xorg.confを手動で編集する必要性はあまりありませんが、トラブルシューティングの時などにさまざまなセクションとオプションパラメータについて知っておくと便利です。

構造

/etc/X11/xorg.confのファイルは、多くの異なるセクションの集まりで構成されており、システムハードウェアの特定の機能を担当します。

各セクションはSection "<section-name>" (ここで<section-name>とはセクションの タイトルです)行で始まり、EndSection行で終了します。各セクション内には行が複数あり、オプション名と少なくとも1つのオプション値がときには二重引用符で囲まれて格納されています。

[#]マークで始まる行は、人間が読むためのコメントとして使用され X サーバーには読み込まれない行です。

/etc/X11/xorg.confファイルの幾つかのオプションはブール値スィッチを取り、これが機能のオンとオフの切替えをします。有効なブール値は以下のようになります:

  • 1、on、 true、yes — これらはいずれも、 オプションをオンにします。
  • 0、off、 false、no — これらはいずれも オプションをオフにします。

以下に、標準的な/etc/X11/xorg.confファイルに表示されている順序で重要なセクションの一部を示します。X サーバーの設定ファイルに関する詳細情報は xorg.confの manページで確認することができます。

ServerFlags

オプションのServerFlagsセクションには、さまざまなグローバルX サーバーの設定が含まれています。このセクションの設定はServerLayoutセクションに配置されているオプションで上書きされてしまいます。(詳細は項7.3.1.3で御覧下さい)。

ServerFlagsセクション内の各エントリーは、 それぞれ独自の行にあり、Optionという用語で始まり、 その後に2重引用符(")で囲まれたオプションが続きます。

以下にServerFlagsセクションのサンプルを示します:

Section "ServerFlags"
      Option "DontZap" "true"     
EndSection

特に役立つオプションの幾つかを以下に一覧表示します:

  • "DontZap" "<boolean>" — <boolean>の値が、「true」の場合、X サーバーを直ちに停止するような[Ctrl]-[Alt]-[Backspace]キーの使用を防止します。
  • "DontZoom" "<boolean>" — <boolean>の値が、「true」の場合、 [Ctrl]-[Alt]-[Keypad-Plus]キーの 使用と、[Ctrl]-[Alt]-[Keypad-Minus]キーを 使用した、設定済のビデオ解像度を切替える操作を防止します。

ServerLayout

ServerLayoutセクションは、X サーバーによって制御されている入力/出力用のデバイスを組み合わせます。最低でもこのセクションは1つの出力デバイスと2つの入力デバイス(キーボードとマウス)を指定する必要があります。

次の例では、標準的なServerLayoutセクションを 示しています:

Section  "ServerLayout"
       Identifier     "Default Layout"
       Screen      0  "Screen0" 0 0
       InputDevice    "Mouse0" "CorePointer"
       InputDevice    "Keyboard0" "CoreKeyboard"
EndSection

以下にServerLayoutセクションで一般的に使用される エントリーを示します:

  • Identifier — このServerLayoutセクション用の 独自の名前を指定します。
  • Screen — X サーバーで使用されるScreenセクションの名前を指定します。複数のScreenオプションが存在することができます。

以下に標準的なScreenエントリーの例を示します:

     Screen      0  "Screen0" 0 0

この例のScreenエントリー(0)は、 最初のモニターコネクター、あるいはビデオカード上のheadが Screenセクションの指定した設定を識別子"Screen0"で 使用することを示しています。

ビデオカードが複数のヘッドを持っている場合、別の番号と 別のScreenセクション識別子を持つもう1つの Screenエントリーが必要になります。

"Screen0"の右の番号は、画面の左上隅に 使うXとYの絶対座標です(デフォルトは0 0)。

  • InputDevice — X サーバーと併用するInputDeviceセクションの名前を指定します。

少なくとも2つのInputDeviceエントリーが必要です。1つはデフォルトのマウスで、もう1つはデフォルトのキーボードです。オプションのCorePointerとCoreKeyboardはこれらが主要なマウスとキーボードであることを示します。

  • Option "<option-name>" — このセクションのエクストラパラメーターを指定する オプションのエントリーです。ここにリストされているエントリーは ServerFlagsセクションにリストされている ものを上書きします。

option-name>には、xorg.confの manページにあるこのセクションに記載の有効なオプションを入れます。

複数のServerLayoutセクションを作成することが出来ます。 ただし、サーバーは、コマンドラインの引数として代用のServerLayout セクションが指定されない限り、最初に表示されるものを読み込みます。

Files

Filesセクションは、フォントパスのように、X サーバーへの重要なサービス用のパスを設定します。

以下の例で、標準的なFilesセクションを示します:

Section "Files"
       RgbPath      "/usr/X11R6/lib/X11/rgb"
       FontPath     "unix/:7100"
EndSection

以下に一般的にFilesセクションで使用されるエントリーを 示します:

  • RgbPath — RGBカラーデータベースの場所を指定します。このデータベースは X の全ての有効なカラー名を定義し、それを特定の RGB値と結合させます。
  • FontPath — X サーバーが、xfsフォントサーバーからフォントを取り出す為に接続する必要のある場所を指定します。

デフォルトで、FontPathはunix/:7100です。これは、X サーバーに対して、ポート7100にあるIPC(inter-process communication)用の UNIXドメインソケットを使用してフォント情報を得るように指示します。

X 及びフォントの詳細については、項7.4を参照してください。

  • ModulePath — オプションのパラメーターで、これはX サーバーモジュールを保存する代替のディレクトリを指定します。

Module

Moduleは、X サーバーがロードする予定の /usr/X11R6/lib/modules/ディレクトリ内のモジュールを指定します。モジュールはX サーバーに追加の機能を与えます。

以下の例で標準的なModuleセクションを示します:

Section "Module"

Load "dbe" Load "extmod" Load "fbdevhw" Load "glx" Load "record" Load "freetype" Load "type1" Load "dri"

EndSection

InputDevice

各InputDeviceセクションは X サーバーに対して1つの入力デバイスを設定します。システムは標準レベルで、最低でも2つのInputDeviceセクション(キーボードとマウス)を持ちます。

以下の例は、マウス用の標準的なInputDevice セクションを示します:

Section "InputDevice"

Identifier "Mouse0" Driver "mouse" Option "Protocol" "IMPS/2" Option "Device" "/dev/input/mice" Option "Emulate3Buttons" "no"

EndSection

一般にInputDeviceセクションで使用される エントリーは以下のようになります:

  • Identifier — InputDeviceセクションの 独自の名前を指定します。これは必須のエントリーです。
  • Driver — デバイス用に X がロードする必要のあるデバイスドライバーの名前を指定します。
  • Option — そのデバイスに関係する必要なオプションを指定します。

マウスには、以下のオプションがあります:

  • Protocol — IMPS/2など、マウスで 使用するプロトコルを指定します。
  • Device — 物理デバイスの場所を指定します。
  • Emulate3Buttons — 2つのマウスボタンを同時に押した時に 3ボタンマウスのように動作させるかどうか指定します。

このセクションの有効なオプションの一覧については、xorg.confの manページを参照してください。

デフォルトでは、InputDeviceセクションには、ユーザーが追加のオプションを設定できるようにするコメントがあります。

Monitor

各Monitorセクションは、システムによって使用される モニターのタイプを1つ設定します。1つのMonitorセクションは 最低限必要ですが、マシンによって使用される各モニターの追加分の設定も有り得ます。

モニターを設定するのに最適な方法は、インストールのプロセス中にXを設定するか、 又はX 設定ツールを使用することです。 X 設定ツールの使い方についての詳細は、Red Hat Enterprise Linux システム管理ガイドにあるX Window System の設定の章を参照してください。

次の例は、モニター用の標準的なMonitorセクションを 示しています:

Section "Monitor"

Identifier "Monitor0" VendorName "Monitor Vendor" ModelName "DDC Probed Monitor - ViewSonic G773-2" DisplaySize 320 240 HorizSync 30.0 - 70.0 VertRefresh 50.0 - 180.0

EndSection

警告

/etc/X11/xorg.confのMonitorセクション内で値を手動で編集する場合は注意してください。不適切な値はモニターを損傷したり、破損する可能性があります。安全な操作用のパラメータ一覧に関しては、モニターのマニュアルを確認して下さい。

以下にMonitorセクションで一般的に使用される エントリーを示します:

  • Identifier — Monitorセクション用の 独自に名前を指定します。これは必須のエントリーです。
  • VendorName — モニターのベンダーを指定する オプションのパラメータです。
  • ModelName — モニターのモデル名を指定する オプションのパラメータです。
  • DisplaySize — モニターの表示面積をミリメーターで 指定するオプションのパラメータです。
  • HorizSync — モニターで互換性のある水平同期周波数の幅を kHz単位で指定します。この値は X サーバーが、モニター用の組込みの、又は指定されたModelineエントリーの適合性を判定するのに役立ちます。
  • VertRefresh — モニターでサポートされている垂直リフレッシュ周波数の幅を kHz単位で指定します。これらの値は、X サーバーが、モニター用の組込みの、あるいは指定されたModelineエントリーの適合性を判定するのに役立ちます。
  • Modeline — 特定の水平同期と垂直リフレッシュ解像度で、特定の解像度におけるモニター用の追加ビデオモードを指定するオプションのパラメータです。Modelineエントリーに関する詳しい説明は、xorg.confの manページを参照してください。
  • Option "<option-name>" — このセクションのエクストラパラメータを指定するオプションのエントリーです。<option-name>には、xorg.confの manページにあるこのセクションに記載された有効なオプションを入れます。

Device

各Deviceセクションは、システム上のビデオカード1つを 設定します。1つのDeviceセクションが最低限ですが、 マシン上にインストールされている各ビデオカードの為に追加分の設定も 有り得ます。

ビデオカードを設定する最適な方法は、インストールプロセス中にXを設定するか、又は X 設定ツールを使用することです。 X 設定ツールの使い方についての詳細はRed Hat Enterprise Linux システム管理ガイドにあるX Window System の設定の章を参照してください。

次の例は、ビデオカード用の標準的なDeviceセクションを 示しています:

Section "Device"

Identifier "Videocard0" Driver "mga" VendorName "Videocard vendor" BoardName "Matrox Millennium G200" VideoRam 8192

       Option      "dpms"
EndSection

以下にDeviceセクションで一般的に使用される エントリーを示します:

  • Identifier — このDeviceセクション用の 独自の名前を指定します。これは必須のエントリーです。
  • Driver — ビデオカードを使用するためにX サーバーがロードする必要のあるドライバーを指定します。hwdataパッケージでインストールしてある/usr/X11R6/lib/X11/Cardsの中にドライバーの一覧があります。
  • VendorName — ビデオカードのベンダーを 指定するオプションのパラメータです。
  • BoardName — ビデオカードの名前を指定する オプションのパラメータです。
  • VideoRam — ビデオカード上で利用できる RAMの容量をキロバイトで指定するオプションのパラメータです。この設定は X サーバーがビデオRAM の容量を検出できなかった時にのみ必要です。
  • BusID — ビデオカードバスの位置を指定する オプションのパラメータです。このオプションは、システムに複数のカードがある時に のみ必要となります。
  • Screen — Deviceセクションが 設定するビデオカード上のモニターコネクター又はヘッドを指定するオプションの エントリーです。このオプションは複数ヘッドを持つビデオカードだけに役立ちます。

複数のモニターが同一のビデオカードの異なるヘッドに接続されている 場合、別々の Device セクションが必要となり、各セクションは 異なるScreen 値を持つ必要があります。

Screen エントリーの値は、整数である必要があります。 ビデオカード上の最初のヘッドは、値0を持ちます。 各追加ヘッドの値はこの値から1つずつ加算されていきます。

  • Option "<option-name>" — このセクションのエクストラパラメータを指定するオプションのエントリーです。<option-name>には、xorg.confの manページにあるこのセクションに記載された有効なオプションを入れます。

一般的なオプションの1つは"dpms"で、これはモニターのService Star 省電力規定機能を起動します。

Screen

各Screenセクションは、1つのビデオカード(又は ビデオカードヘッド)を、Deviceセクションと Monitorセクションをそれぞれ参照することにより、 1つのモニターに結合します。 1つのScreenは最低限 ですが、マシン上にあるビデオカードとモニターのそれぞれの組み合わせの 為に、追加の構成も有り得ます。

以下の例は、標準的なScreenセクションを 示しています:

Section "Screen"

Identifier "Screen0" Device "Videocard0" Monitor "Monitor0" DefaultDepth 16 SubSection "Display" Depth 24 Modes "1280x1024" "1280x960" "1152x864" "1024x768" "800x600" "640x480" EndSubSection SubSection "Display" Depth 16 Modes "1152x864" "1024x768" "800x600" "640x480" EndSubSection

EndSection

以下に一般的に使用されるScreenセクションの エントリーを示します:

  • Identifier — このScreenセクションの 独自の名前を指定します。これは必須のエントリーです。
  • Device — Deviceセクションの独自の 名前を指定します。これは必須のエントリーです。
  • Monitor — Monitorセクションの独自の 名前を指定します。これは必須のエントリーです。
  • DefaultDepth — デフォルトの色の深さをビットで指定します。上記の例では16であり、数千の色を提供するデフォルトです。また最低限1つの指定が必ず必要ですが、複数のDefaultDepthエントリーも許可されます。
  • SubSection "Display" — 特定の色の深さで利用できるスクリーンモードを指定します。Screenセクションは複数のDisplayサブセクションを使用できますが、必ず、DefaultDepthエントリーで指定してある色の深さ用に1つのDisplayサブセクションが必要です。
  • Option "<option-name>" — このセクションのエクストラパラメータを指定するオプションのエントリーです。<option-name>には、xorg.confの manページにあるこのセクションに記載された有効なオプションを入れます。

DRI

オプションのDRI セクションは、DRI (Direct Rendering Infrastructure) 用のパラメータを指定します。DRI は、最新のビデオハードウェアに組込みの3Dハードウェア高速化機能の利点を3Dソフトウェアアプリケーションが利用できるようにするインターフェースです。また、DRIは、ビデオカードドライバでサポートされていれば、 ハードウェア高速化から2Dのパフォーマンスも向上させることができます。

ModuleセクションでDRIが有効にあっている場合以外は このセクションは無視されます。

以下の例は、標準的なDRIセクションを 示します:

Section "DRI"
       Group        0
       Mode         0666
EndSection

異なるビデオカードは、DRI を異なる方法で使用しますので、最初にhttp://dri.sourceforge.net/を参照するまでは、このセクションの値を変更しないで下さい。