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**19章-3 《第二次クマッタの乱・3》 中山は未だ療養中であったが、心ある名無しの人々は 未だ戦意を失わず、クマッタへの抵抗を続けていた。 だがクマッタは、あろうことかそうして戦いを続ける名無したちの一人を、 突如として変装した中山党首であると指摘したのである。 クマッタはこうのたまった。 中山党首は二夜連続で戦いに敗れ新党党首としての維新を失うことを恐れ 卑劣にも正体を隠し潜んでいる、と。 これははっきり言ってあまりにも馬鹿馬鹿しい指摘であった(注・なぜ馬鹿馬鹿しいかは後述する) クマッタがこの愚かな推測をどこまで本気で信じていたかはわからない。 本気であったならクマッタの知性は所詮獣の域を出ないということになるし、 もし自らも信じてないことを声高に主張したのだとすると、 その狡猾さは恐るべきものである。 いずれにせよクマッタは、この自らが口にした突拍子もない推理を、 最大限自らに利するように使おうとした。 なんと彼は、このような臆病者の卑劣漢は歴史ある自治新党党首にはふさわしくないと、 本人不在であるにも関わらず中山党首を一方的に罷免してしまったのだ。 その上、クマッタはさらに驚くべき行動を取る。 なんとこの不死身の怪物は、自分こそが新党を治めるにふさわしいと、 勝手に新党首への就任を宣言してしまったのだ。 このクマッタの行動で、新党はさらなる混乱に陥ってしまう。 一部の若い中山の新党党首就任を快く思っていなかった党員たちは、 こぞってクマッタ支持を叫んだ。 むろん大多数の党員はクマッタの党首就任など認めなかったが、 いつの場合も声が大きく態度のデカイ連中の意見は 実数よりも多く見えてしまうものである。 クマッタの党首就任は、人々に既成事実であるかのように受けとられてしまった。 事ここに至って、ようやく異変に気付いた中山党首も駆け付けたが、 昨晩の戦いで体力を使い果たした彼には、 この流れを押し戻す力は残されてはいなかった… …しかしここで、機を計っていたかのように新たな人物が登場する。 三戦板でも自由気ままな行動を取る事で知られたコテ、魔法剣士である。 「ロコふるーちぇ伝説19章」
**19章-3 《第二次クマッタの乱・3》 中山は未だ療養中であったが、心ある名無しの人々は 未だ戦意を失わず、クマッタへの抵抗を続けていた。 だがクマッタは、あろうことかそうして戦いを続ける名無したちの一人を、 突如として変装した中山党首であると指摘したのである。 クマッタはこうのたまった。 中山党首は二夜連続で戦いに敗れ新党党首としての維新を失うことを恐れ 卑劣にも正体を隠し潜んでいる、と。 これははっきり言ってあまりにも馬鹿馬鹿しい指摘であった (注・なぜ馬鹿馬鹿しいかは後述する) クマッタがこの愚かな推測をどこまで本気で信じていたかはわからない。 本気であったならクマッタの知性は所詮獣の域を出ないということになるし、 もし自らも信じてないことを声高に主張したのだとすると、 その狡猾さは恐るべきものである。 いずれにせよクマッタは、この自らが口にした突拍子もない推理を、 最大限自らに利するように使おうとした。 なんと彼は、このような臆病者の卑劣漢は歴史ある自治新党党首にはふさわしくないと、 本人不在であるにも関わらず中山党首を一方的に罷免してしまったのだ。 その上、クマッタはさらに驚くべき行動を取る。 なんとこの不死身の怪物は、自分こそが新党を治めるにふさわしいと、 勝手に新党首への就任を宣言してしまったのだ。 このクマッタの行動で、新党はさらなる混乱に陥ってしまう。 一部の若い中山の新党党首就任を快く思っていなかった党員たちは、 こぞってクマッタ支持を叫んだ。 むろん大多数の党員はクマッタの党首就任など認めなかったが、 いつの場合も声が大きく態度のデカイ連中の意見は 実数よりも多く見えてしまうものである。 クマッタの党首就任は、人々に既成事実であるかのように受けとられてしまった。 事ここに至って、ようやく異変に気付いた中山党首も駆け付けたが、 昨晩の戦いで体力を使い果たした彼には、 この流れを押し戻す力は残されてはいなかった… …しかしここで、機を計っていたかのように新たな人物が登場する。 三戦板でも自由気ままな行動を取る事で知られたコテ、魔法剣士である。 「ロコふるーちぇ伝説19章」

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