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第6話 ハイヤードラゴン」(2007/12/11 (火) 15:40:33) の最新版変更点

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<div class="entry_text">時刻は22時48分。スレにはジッポの書き込みを見たvipperたちが続々と集まってきていた。<br> 【あと約10分か・・・】<br> 【長かったなぁ】<br> ただいまー。<br> 【ジッポキター(゚∀゚)】<br> 【で?どうよ】<br> とりあえずまとめに入るけどいいのかな?<br> 【もうまてねぇwwwwwww】<br> よしよし。んじゃ報告行くぞ。<br> <br> 「さて。行くぜハイヤードラゴン(ハイヤードラゴンとは自転車。ジッポの所有している自転車だけを指す)」<br> 鍵をさしてロックをはずし、バイト先のコンビニへ向けてペダルに力を込める。<br> コンビニにつくと制服に袖を通し、<br> 「おはようございます」<br> その言葉をもってバイトスタート!<br> (最近のアニメはあざとすぎるよなぁ・・・。いろいろと・・・)<br> そんなことを考えながら、時々やってくる客の相手をしながらぼーっと過ごすこと6時間。<br> 「おつかれさまでしたー。お先に失礼しまーす」<br> 帰宅途中、ハイヤードラゴンをとばしながら携帯のメールをチェック。<br> 受信件数は3件。こんなに来たのは携帯料金を払い忘れていた時以来だ。<br> まず1件目は母からだった。<br> 『たまには顔見せに帰ってきなさい』<br> 少しうるんだ瞳で夜空に笑顔。<br> ごめん、母さん。今の俺には下心しかないんだ・・・。<br> 次のメールはえんぴつさん。開くを激しく連打する。<br> 『△△駅の東口に10時くらいでいいですか?』<br> すでに予定が組まれてる。決断力のない男は云々とか雑誌で読んだことがあったが、それを感じさせる間もなく予定を組むあたりさすが女子大生だと思った。<br> 「はい、ではそれで^^ 明日楽しみにしてますw」<br> 余裕がない余裕がないよ。そしてなぜか変な笑いがこみ上げてきた。<br> 「フヒヒ」<br> すれ違ったリーマンのおっさん絶対引いてたね。でもモテなかった俺の人生一回きりのチャンスなんだから許してほしい。<br> そして22時少し前に帰宅。<br> ちなみに、3件目のメールは携帯の会社からだった。<br> <br> <br> 報告終わり。結局バイトのせいで髪も切れない服も買えない。髪はワックスで立ててごまかすとして、服は色統一させたほうがいいのか?<br> ツートンカラーとかいろいろ混ぜたほうがいい?<br> 【3色以上組み合わせるとダサくなるぜ】<br> とりあえず白と黒のツートンカラーで行ってみようと思う。テーマは新聞紙。<br> 【男は黙って紅いふんどし】<br> 外人さんには最高にウケるなw<br> 【いっそのことスーツでよくね?】<br> フリーターのくせにスーツwwwwww<br> とりあえず服装は適当なものを着て行って、べっぴんさんが来たらジャケットの前閉めて隠すしかないか。<br> そろそろ本格的に眠い。おまいら、明日の朝に念力で俺を起こしてくれ・・・。<br> <br> そう書き込みを残し、ジッポは眠りについた。<br> 住人たちもほかのスレに遊びに行ったりと徐々に解散していく。<br> こうして、2日目は終わりを告げた。</div>

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