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「ユウトって童顔だよね」
「ぶほっ」
既に何年か付き合いのある友人かの如く当然のように名前を呼び捨てにしてくる細野。照れもあるが予想外の言葉にポンデが喉にひっかかる。
「最初高校生くらいかと思ったよw」
頼むから俺の外見についてはタブーにしてくれ。このセンスの無いファッションに突っ込まれたら確実にユニクロの話しか出せないから。
「いやいや、男としてはあんまり嬉しくないからw」
「一応褒めてるんだけどw」
「…有難うございますw」
雑談のネタに困っていたのだが、結構この細野がリードと言うか、よく喋ってくれる相手だったのでその辺りは気にならず俺は突っ込む形で話に入ってた。
しかし、安心していたのも束の間。途中で片桐がトイレに立ったのを火きりに、細野と間宮の質問攻めが始まった。
「でもよく会う気になったね?」
「ん、いや…話聞いてる限りでは別に悪い印象もなかったし。 それを言うなら俺こそいきなり会って大丈夫なのか、って感じだったよ」
だから彼女たちが付いてきたんだろうけど。
「怖くとかなかったんですか?」
ぶっちゃけキミ達が怖かったです・・・。
なんて言えるはずもないので必死に言葉を考える。
「いや、怖いと言うよりは不安はあったかも。もし変な事に巻き込まれたらー、とか」
「それでもOK出したんだ?w」
「その時はその時だしねw」
男は度胸なんでも(ry
その後、片桐が戻ってきて会話は普通の雑談に戻った。
テーマは学校の事とバイトの事。3人は高校からの友人らしい。
友人について俺も聞かれたが、一人暮らしでこっちに来たから戻らないと特別仲がいいのはいない、と告げた。
なんだか普通に20代の青年みたいな事やってる自分に驚きが隠せない。
これが俺クオリティ!! 20年間付いてなかった運が一気に押し寄せてきたようだ。
この時はもう既に焦りなんかは無かった。
細野はいいヤツで、会話も上手くて面白い。
片桐は実際話してみると口数は少ないけど、おっとりしていて実に萌える。
間宮は、ちゃんと人の話は真剣に聞いてくれるし、所々で的確な突っ込みを細野に入れていた。
いいコンビネーションの3人だ。俺は絶対浮いてたに違いない。でも美女3人に囲まれてウハウハな俺の天下キタコレ!
冷静に、冷静になって考えればこんな展開美味しすぎるに違いない 。
「ユウトさん、これからどうしますー?」
「え、あ。えーと…」
聞いてませんでした。妄想しすぎ。
「カラオケ行きますけど」
時刻は12時20分。当然これは行かないと男がすたる!
しかし唐突に俺の意識は現実へ引き戻された。
あ。バイト。