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結局そのズボンと、ラインの入ったTシャツ。そしてジャケットみたいなのを購入した。お値段は3点で12000円。結構な出費だ。
本日の総まとめとし、それらを着てすごくびくびくしながら街中を歩く。
「・・・大丈夫か俺」
「平気平気w」
いったんどこかで休憩しようということになり、適当なファミレスに入る。
「で、なんでいきなり?」
飲み物を頼んでお互いまったりしたところで切り出した。服を見たててくれるのは嬉しかったが、あまりに唐突過ぎたから。
「うーん、特に理由はないんだけど、強いて言うなら勿体ないって思ったのかな」
「勿体ない?」
「うん。ユウトさ、あまりおしゃれに気を遣ったことないでしょ?」
「見ての通りですww」
「格好つけろとまでは言わなくても、せっかくもっと良く見せられるのなら着飾る楽しみも覚えたほうが得するよ。って感じで、ファッションに敏感なお姉さんとしてはお節介にも我慢できなかったのさw」
「さいですかw」
少なくとも、びくびくしながらどこかへ行くというのがなくなったのはありがたい。
心の中で細野に感謝の言葉を述べていたらここで予期せぬ人物登場。
「細野ー」
「あ、やっほ」
丁度俺の背後から声が聞こえてきた。振り向いたらそこに立っているのは間宮さん。俺も手を挙げて一応会釈する。
「・・・え?」
誰だっけ・・・。みたいな顔をして細野を見る間宮。それを見て小さく噴き出す細野さん。
「あー、えと、十歩ユウトです」
「え・・・あ・・・?え?」
「おか、おかし…っ、あはははははは」
本当に恥ずかしかった。まさかちょっと変えただけで気付いてもらえないないとは。あの時は俺のポケットに黙々とスプーン突っ込んでたもんな。
「えーと、おかしくない? この格好」
「・・・うん、大でぺっ」
噛んだ。間宮さん思いっきり噛んだ。
「あぁ面白かったwww さて、ここは私が出すから何でも頼んでいいよ」
細野が涙をぬぐいながら言う。
「やったー」
「あんたは自分で出してよw」
「えー」
俺無視で漫才が始まった。本当にいいコンビだぜ。