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ヒーローウォーズの読み解きかた

How to Read & Use HW rule book
 Web上などでヒーローウォーズに関する話を見ていると、「買ったよ! でもどこから読んだらいいのか分からない~」という声を意外とよく耳にします。確かに厚い本ですし、ちょっと分かりづらい構成になっていることは否めません。そこで「ルールをどうやって読むか?」ということを私見でまとめてみました。少しでも参考になれば幸いです。

ざっと概要をつかむ


 まずは「日本語版序文」(p.4~)を読みます。「ヒーローウォーズの基本概念」(p.6)はきちんと抑えておきましょう(小数点以下の処理の仕方とか、ルールに書かれていないことが書いてあるので重要です)。

 そうしたら第1章の「はじめに」……は「序文」に書いてあるようにとばして(笑)、「英雄戦争で戦うものは……」(p.14)を読みます。とりあえず、ゲームはドラゴン・パスという地方を舞台にサーター蛮族とルナー帝国の争いを焦点にしている、ということを理解しておけばよいでしょう。

 その後は、おもむろにページをとばして、p.247~の「付録」を開きます。

 「キャラクターメイキングシート」は、後でもう一度見ることになるでしょうが、キャラクター作成方法が3つあるということだけみておきましょう。

 「付加特性リスト」(p.250~)は、実際にキャラクターを作る時に参照しますが、いまは読み飛ばしておきましょう。

 「キャラシート/アーキタイプ解説」(p.256~)も後ほど参照します。とばしておきます。

 「ヒーローウォーズの基礎知識」(p.264)はじっくりと読みます。ここに基本概念が簡潔にまとめられているからです。本を読んでいて分からないことがあったら、ここに立ち戻って確認すると良いでしょう。

 「地図集」(p.268~)は、ながめておきましょう。地名はあまり気にしないで。

 「グローランサ神名禄」(p.271~)もざっと読んでおきます。最初の「ヒョルト人の神々」は、プレイヤーキャラクター(ヒーロー)の信仰する神となりますので、どの神がおもしろそうかな、と考えながら読むとよいでしょう。

 「チャート集」「用語索引」は実際にプレイしている最中に使うことになります。ここにある、ということだけ確認しておけばよいでしょう。

キャラクターを作ってみる

 概略をつかんだら、実際にルールを参照しながらキャラクターを作っていってみましょう。現時点で一番プレイヤー・ヒーローむけであると思われる「ヒョルト人」のキャラクターを作ってみる前提で読み進めます。

 キャラクターを作っている中でいろいろと未見のルール用語が飛び交うのですが、とりあえず無視して読み進んでいくことにしましょう。判定方法まで読んでから、あとでもう1回読み返せばだいじょうぶですのでご心配なく。

 まず、第2章「キャラクター」の「ヒーローとは」(p.15)から「簡易作成法」(p.18)までを読みます。「キャラクターメイキングシート」(p.248~249)にももう一度目を通しておきましょう。ここまでで、3つのキャラクター作成方法があることが理解できると思います。この中で一番手軽できちんとしたキャラクターを作れるのは「一覧作成法」だと思われます。まずはこれを使ってみることとしましょう。

 ここまで読んだら、第3章「キャラクターキーワード」の「キーワードのレイアウト」(p.30)を読み、その後「ヒョルト人」(p.32~46)に目を通します。このとき、「一覧作成法」と「アーキタイプ」(典型的なキーワードを組み合わせたもの。p.258~263)を組み合わせて使うと楽ですので、アーキタイプで選択されているキーワード、すなわち「ヒョルト人の文化キーワード」「戦士」「癒し手」「商人」「法の語り部」「狩人」「冒険者オーランス」「癒し手アーナールダ」「イサリーズ」「ランカー・マイ」「オデイラ」「フマクト」の項をじっくりと読み、どのアーキタイプを使うか決めましょう。

 アーキタイプが決まったら、おもむろに近くのコンビニに出かけて使用するアーキタイプのページをコピーしてきます。

 家に戻ってきたら、「付加特性一覧」(p.250~p.255)から10個の付加特性を選びます。アーキタイプはその名の通り「原型」ですので、これにバリエーションを付け加えて特長のあるキャラクターにするわけです。このとき、キャラクターの生い立ちなどの設定を考え(なぜこの特性を持っているのか?)、書き留めておくとよいでしょう。付加特性一覧に載っていない特性を作るのも自由です。

 ここで選んだ特性が「肉体能力」「精神能力」「魔術能力」「縁故」などのどこに分類されるかですが、これはフィーリングでOKです(笑)。〈意志が強い〉ならば精神能力でしょうし、〈木登り〉ならば肉体能力でしょう。このあたりは常識的に判断して下さい。特性の能力値は全て「13」になります。特性と能力値は、キャラクターシートの適切な欄に書き込みます。

 名前・性別・年齢などを書き込んで、キャラシートはほぼ完成です。

 あとはキャラクターシートの読み方になります。第2章「キャラクター」の「能力値のわりあて」(p.18)あたりからp.23あたりまでを、キャラクターシートを参照しつつ読み進めます。すると、能力値は「1つの能力値を5」「2つの能力値を1」にしてよいことが分かります(意味はまた後で出てきますので、とりあえず置いておいてください)。どれでも好きな数字を書き換えてください。

 さて、最後に「ヒーローポイント」(p.24)です。これは各セッションの開始時に1点与えられるので、ゲーム開始時のヒーローポイントは1点になるはずです。 実はこのヒーローポイントを書き込む欄がキャラクターシートにはないのですが、真ん中の人型のところに書き込むことをお奨めしておきます。胴体あたりに「1」と書き込んでおきましょう。

 このヒーローポイントを使った「能力値の成長」(p.25)のルールが突然現れますが、とりあえず現時点では関係ないのでとばしておきましょう。「財産」(p.27)もざくっと読んでおきます。

 これでキャラクターが出来上がりました。

判定方法を理解する

 判定方法は第4章(p.72~94)にまとまっています。ここがヒーローウォーズのコアルール部分ですので、しっかり、じっくりと読みましょう。

 ルールは大別して次のようなパートに分けられます。

 ダイスの振り方・判定結果について(p.72~73)。ダイスを振った結果(成功段階)と、判定の結果(勝利段階)が別、ということに注意して理解しておきましょう。

 能力について(p.73~74)。マスタリー()と段階修正いう概念を覚えておきます。

 修正について(p.74~75)。代用修正という概念は重要ですので要チェック。

 判定について。判定は「能力判定」(能力値以下を振る)「即時対決」(1回ロールして、マスタとダイスを振り合う)「継続対決」(何回もマスタとダイスを振り合う)という3種類があります。どの判定を用いても、得られる判定の結果は同じになります。この判定方法のどれを使うかは状況とマスタ任せ、というのもヒーローウォーズの特徴の一つです。

 まず判定の結果=ダメージ表(p.76)を読みます。これがどの判定を用いても得られる判定の結果(勝利段階)に適用されます。

 能力判定(p.76)は特に難しいところはないでしょう。

 即時対決(p.77)は、よくある「抵抗ロール」です。この判定のバリエーションとして「集団即時対決」というものが述べられていますが、使うかどうかはマスタ任せなので読まなくてもいいです(笑)。

 最後に継続対決(p.78~86)が、詳しく述べられています。半分以上がオプション行動についての解説ですので、中心となる「APを賭けて相手のAPを0にすれば勝ち。どのくらい減らしたかによって勝利段階が変わる」というルールを心に留めて読み進めていきましょう。

 ここで注意して欲しいのは、「継続対決」のルールの解説の中に、重要なルール解説が入り込んでいることです。それは「強化」(p.81)のルールと「エッジとハンデ」(p.81)のルールです。これは継続対決のオプションのひとつとして扱われていますが、ヒーローウォーズのルールのキモの一つなので、そのように考えて読んでください。特に「強化」のルールは「継続対決」以外の判定でも用いることができますので注意。

 p.82 の「AP譲渡」のルールは、意外と使用範囲の多いルールです。きちんと読んでおきましょう。またp.83 の「継続対決における従者」のルールも特徴的ですのでよく読んでおきます。

 p.87~90は「継続対決」のルールを使って戦闘を行うさいの補助ルールです。装備についてもサラっと書かれています。

 p.91~94は、キャラクターの健康状態に関するルールです。これを読むと大幅に負けが込まないかぎり取り返しがつくゲームだ、というのを理解できるでしょうか(しかし、負けが込むと回復するのは難しいゲームでもあります)。なお、この健康状態を変化させる魔術による治癒のルールはp.31もにあったりしますので、読み返しておきましょう(まあ、同じ事を言ってるんですが)。

 毒のルール(p.94)は、まあそんなもんかと思って読み流しておきます。

 さらに、以前は読み飛ばしておいた「ヒーローポイントによる成長のルール」(p.24~26)、「財産による物品購入のルール」(これは通常のRPGと違ってかなり特殊です。p.27~29)も読んでおきましょう。

 さて、理解できましたか? できたらもう一度読み返してみて、最後に「生物」(p.178~191)の項のクリーチャーをひとつ選び、以前作ったキャラクターで模擬戦闘を行ってみましょう。キャラクターシートの周囲のマスはAPの管理枠となっているので、現在APのところにマーカー(消しゴムで可)を置いて管理できます。これは従者の脱落がどこまでいったら起こるのかなどがすぐ分かってスグレモノです。

 また、p.274~277のチャート集が読めるようになっているはずなので、これを眺めながらルールを確認してみるのもよいでしょう。

神教の魔法ルールを理解する

 あとは魔法のルールです。ヒョルト人の場合は基本的に「神教」の魔法のみを使います。したがってとりあえずは第5章「基本魔術」(p.95~104)と第6章「神教」(p.105~111)、それから第10章「上級魔術」(p.137~152)を参照すればよいでしょう。

 第5章、第6章とも、前半は世界観の解説となっています(どうして魔法が働くのか、など)。これは軽く読んでおきましょう。当ホームページの「グローランサの異界」も参考になると思います。

 p.99~104の「共通魔術ルール」以下が魔法ルールの基本部分です。「魔法の抵抗は基本で14」というのが根本部分となります。このルールの解釈については「ヒーローウォーズ Tips」も参照してください。

 「神教」のルールで、最も重要な部分は実際に使う「神力」と「神技」のルール(p.107)、帰依者の「恩恵」、「奥義」、「義務」(p.111)の部分です(「プレイ中の取得」は、通常ありませんので眺めておくだけでよいでしょう)。当ホームページの「信教魔術」はルールを簡潔にまとめられていると思いますので、読みながら眺めておくとよいかと思います。

 「上級魔術」のルールでは「魔術の拡張」(p.139~140)、「永続的な呪付」(p.140~141)など細かいオプションルールと、魔術の効果を増幅する「儀式魔術」のルール(p.144~p.147)、それから「誤った信仰」(p.149~152)が解説されています。とりあえずのところは重要なルールではありませんが、こういったものもある、ということだけ読んでおきます。

 読み終わったら、自分のキャラクターの神技を眺めて、どんなことができるのか確認しておきましょう。この魔法で「キャラクターのできること」がだいぶ変わってきます。したがって、どんな神を信仰するかが重要になってくることが分かるかと思います。

順次使用するルールを読んでいく

 ここまでで、とりあえずプレイを始めるだけのルールはだいたい把握できたことになります。あとは、順次プレイをしながら使うルールを把握していけばよいでしょう。もしナレーターをやるつもりであれば、付属シリーズ(連作シナリオ)の「忍び寄る暗黒」(p.218~246)を最初から読みながら、逐次ルールをチェックしていくとよいと思います。読み終わる頃には、ヒーロークエストまで一通りのルールを把握できているはずです。

 また、今度はルールブックを最初から読み直し、他の地域のキーワード、魔術体系などについても読んでいくとよいでしょう。「縁故」のルールなどはよく使うことになるかもしれません。

いろいろと情報を集める

 このホームページをはじめ、ウェブ上ではグローランサに関するホームページがいくつもあります。当ホームページでは、「グワンドルのサガ」(未完……(汗))や、「灰色卿らいぶらり」の「Hero Wars Explorer」「キーワード」「オーランス人」などの記事、オンラインセッションの設定ページ「大旗は風にはためく」(現在止まっています……(汗))などが参考になると思います。

 「よくわかる?グローランサ」にある各種解説ページへのリンクや、「りんくす」の結構な量のリンクをたどれば、より一層理解が深まるでしょう。

 アトリエサードさんから刊行されている「TRPG:サプリ」誌においても、サポート記事の連載が始まります。こちらも要チェックです。

 また、Hero Wars-jp メーリングリストも開設されており、ここでもルールに関する質問、ハウスルールの提案、セッションをしてみたレポートなどが流れています。BBSも合わせ、もしわからないところがあったら気軽に聞いてみてください。

 では、あなたのHWのプレイが楽しいものであらんことを……。

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