地誌 > ペント


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また Peter Metcalfe 氏が Glorantha Digest ではっちゃけてましたよ!オリジナル設定なんだけど *1 、この人の設定は面白いのが多くて好きです。

ペント

オーラソーン


コールリッジのザナドゥみたいなとこじゃないかと思ってるんだ。思うに、地上に浮かび上がった「死者の地」みたいな感じじゃないかな(地獄の裂け目が同種のもの)。オーラソーン人には、ペント人の死者が仕えている(カルグザントの宿営 *2 に行っても、ゴゴーマの第二の口に永遠に噛まれているような連中が喜んで仕えているんだ)。

オーラソーン人は「死者の地」の一部を現世に現出させる魔術を使うんじゃないだろうか。これにはたくさんの効果がある(死者の軍団、地獄の瘴気、沈黙の恐怖の影、死の呪式など)。

シェン・セレリスはオーラソーンを征服し、戦士たちのために天幕を作りクラロレラやルナー帝国から奪った財宝をあてがった。シェンの戦士たちはいまだにそこで主人が帰還し、彼らを呼び出す日を待っているんだ。

ジョラティの修道院


シェン・セレリスは秘教の神ジョラティ(Jolaty)を信仰していた。選ばれた犠牲者は「拷問の宿営」に送られ、何十年も苦行を与えられ、シェンの狂信者となった *3 。これらの宿営はルナー帝国とクラロレラにより滅ぼされたが、忘れ去られた宿営がペントに残っている。

修道院の住人は「見習い僧」と「修道僧」で、見習い僧は日夜魔法により拷問を受け、適切な時が来ると修道僧となる。苦行を受ける期間で修道僧の力は決定される。ほとんどの修道僧は5年程度だが、指導者階層は20年を越えることもある。シェン自身は、1世紀のあいだ拷問を受けたと言われている。いったん修道僧となると、苦行によりさらなる力を得ることはなくなる。

修道院はいくつもの派閥にわかれており、それぞれが囚人を捕らえ、独自の戦略をもち、弱点がある。どの派閥も他の派閥を圧倒するためにより一層の囚人を求めている。より長い期間拷問を与えることは死の可能性を高めるため、彼らは見習い僧(囚人)をどの程度拷問するのか、ジレンマをかかえている。

修道院近くの氏族は奴隷や追放者を貢いでいる。この見返りに、修道院は数名のジョラティを氏族に送っている。ほとんどの修道僧は、他の派閥との抗争のために修道院にとどまっている。もし一つの派閥が勝利をおさめ、大修道院長が任命されれば、かれらは外部の世界にとって脅威となるだろう。

(つづく)

コメント(5)

*nishiyama
つか、シェンって悟法使いだったんですか?
えらい俗物みたいなんですが。
悟法なんかでルナー帝国に勝てるとは…。
mallion
シェンは最強の悟法使いで、神レベルだったようですよ。物理法則をねじまげて戦うわけです(マトリックスみたい)
nishiyama
そう聞くととただの蛮人からイメージが変わってきますね。
ダラ・ハッパのソーラレイを“反”で返したりするのですね、カッコイイ…
いやだまされんぞ、皇帝喰らいの蛮人め!
しかも悟法の練達者なのにまやかしの神界(地獄)に捕まっちゃいかんな。
ahiru
ペントか。なにもかも懐かしい。シェンのイメージは斉天大聖とかのイメージかもしれないですね。無敵な仙人な感じでw
mallion
ペントパック、英訳してグレッグとかに送ってみたらどうでしょうか?



地獄の裂け目


地獄の裂け目は大地に開いた巨大な割れ目としてよく知られている。また魔がそこから這い出してくるため、禁忌の地となっている。ほとんどの魔はトロウルに似たものだが、超自然の存在もいる。

地獄の裂け目の近くに住む人々はこれらの魔を信仰している。他のペント人は彼らを邪悪だとして絶滅させようとしているが、一つの魔の氏族を滅ぼすと他の氏族が現れるといった具合なのだ。

近年、赤毛の部族と関係のある魔の氏族のひとつが、地獄の裂け目でヤーラ・アラニスとの接触に成功した。とあるルナー貴族が帝国の飛び地をつくろうと画策しているらしい。

他の氏族はシェンを「永劫の拷問の場」から呼び出そうとしている。彼らはなんとかシェンの精霊との接触に成功し、奇妙な儀式の準備をしているという。

赤毛の地


「恐怖の夜」の協定によりつくられた、赤毛の部族の精神的な故地。クラロレラへの隊商を援助する小さな町が点在している。

帝国は、赤毛の部族は完全にルナーへ忠誠を誓っていると思っているが、実は「赤い大汗」は自分の計画を持っている。彼らは「嵐の部族」 *4 の存在を知りながら、それを秘密にしている(ずっと後になって、赤の平原の民がそれに気付くことになる)。

実は、赤毛の部族は「恐怖の夜」に先立つ歴史を持つ。シェンが赤い月を略奪した際に、巨大な「赤真珠」を持ち帰り、月の力を探る研究をさせ、それを守るために赤毛の部族をつくったのである。 *5

赤の大汗は赤真珠の研究を続けており、赤の皇帝を圧倒して帝国の力を全ペント支配のために使おうと画策しているのである。

ソードフォール:


最初の剣がこの地に堕ちてきてより、ペントの製剣のメッカとなっている。「最初の剣」は失われたと思われていたが、ドランツ・ゴロイ *6 がそれを再発見した。

いまや「青銅の剣の預言者」として知られるドランツは、剣の創造手たち、“北の戦の風” *7 や“南の怒りの風” *8 と接触し、その信仰を自分の部族の中で広めている。

ソードフォールは剣鍛冶の町からペントの大勢力の首都へと変貌した。ドランツは赤の皇帝を征服して自分がシェンの後継者だという主張を証明したいと考えている。

コメント(5)

まと.@名古屋
これオリジナル設定だと思う
「赤い大汗」派手に自爆しそーでイイ! オモロそーな設定ですね。
Vampire.S
しかし、既にユ・カルグザント伝承が「精霊界の太陽であって、神界の太陽神とは別存在」となっちゃったわけですが、果たして嵐の部族は従来通り「オーランスに対する誤った信仰」なんですかねぇ。ヴァリンド臭い存在はかつて大精霊として登場したこともあるのに、Storm Tribe ではちゃんと(Hero Quest 的な観点からは) Magic Concentration のボーナスを受け取れるようだし。
っていうか、やっぱりグローランサの異界が本質的に分かれていて、どんなに霊的存在のアーキタイプを遡っても異界を越境して存在してはいない、っていう設定は無理がないかなぁ。『剣の兄弟』が誤った信仰でもそれほど問題を起こさないとは思うんですけど(ワッハ信仰が主流の中に、ちょこっと他の魔術が便利系として入っているだけだから)、嵐の部族とかが誤った信仰になっちゃうと世界観上難しい問題が随所に引き起こされそうで……
mallion
アイオロス派が嵐の部族の魔道的な誤った信仰ですな。あんな感じなんでは。でもあまり強くなさそう…
ペントの嵐信仰は神教で信仰されていても問題はなさそうな気もしますがどうなんでしょう。
Vampire.S
なるほど、神教の形で接触している可能性は考えていませんでした。以下、以前からうじうじ考えていた、「HQ における誤った信仰」に関する雑感です。
誤った信仰の骨子は、
 1. Magic Concentration の恩恵を受けない(Hero point コスト二倍)
 2. 奥義が無い
 3. ヒーロークエストを行うと、唐突に危険な環境に放り出される
というものですが、もっとも問題を含んでいるのは 1. で、なんというか RPG 的に困った実装をしてしまったなぁ……と思います。PC 間に成長における格差が発生してしまうというのは、ちょっと……。ただ、魔道社会から奥義の存在が HQ において消えた結果、アイオロス派はそれほどひどい差別が発生しなくなりはしたんですが……これが、精霊信仰だとやっぱり他の PC との差が付いてしまうので……
で、1. と 2. ってたった一つの処理で同じように解決するんですよね。「誤った信仰による魔術は、20w1 までしか成長しない」とすれば、成長速度ではなく上限が発生することで統一的に処理できるわけです。自然抵抗が 14 なので、20w1 の魔術能力は「active に使用した場合、標準的な環境では他の魔術隊形と区別が付かず」、かつ「真にヒロイックな場合においては、魔術による解決を禁止される」となって、丁度良い具合に落ち着くんではないかなぁ、と。で、これって例えば RQ 時代にフマクトを精霊信仰で接触した時の処理に近いわけです。《神剣》はもらえるけれども、《霊魂放逐》は手に入らず、代わりに他のカルトから得られる魔術が豊富になる、という形のキャラができるわけですから。
……ホント、どうして成長速度に対する修正としたんでしょうね……何が表現したかったんだろう……?
mallion
あ、そのアイデアはRuneWars に頂きます(笑)。
ルナー魔術の処理とか、ちょっと困ったルールも多いですよね。


河東さんがペントについて調べてらっしゃるようなので。


資料としては、『ペントパック・プレイヤーズマニュアル』と『Sons of Kargzant』とzebraface さんのホームページ(最近どうされてるかなー)。どれもファンの手によるものなのでそのあたりはご承知おきください。

『ペントパック』はほくらさん作の傑作。マスター用のあったんだけど見当たらない……

『Sons of Kargzant』はこちらから買うことができます(64P、$15.00)。とはいえ、これはエリギア地方のシャー・ウン族のサプリメントなのだった……

箇条書きでざっといきますよー。

カルト

  • 「恐怖の夜」以後、信仰の混乱が起きて、部族によってはカルグザント(太陽)信仰以外にも嵐信仰などが普及した。
  • ペントというのは複数の文化の集合体であり、部族によってかなりの文化差異がある(グレッグ曰く)
  • つまり好きにしていいってことだ。
  • 基本的にはモンゴルとかトルコがモデル。っていっても仏教じゃないなー。

ペントの一年

  • 早春:家畜の出産。
  • 春(海の季):保存食が無くなってきて飢える。
  • 夏(火の季):豊かな季節。太陽馬の祭。乳製品づくり、馬馴らし。
  • 秋(地の季):家畜を太らせる。屠殺。
  • 冬(闇の季):-30℃の寒さ。トロウルと狼の襲撃。比較的のんびり。
  • 晩冬(嵐の季):天候が目まぐるしく変わる。移動の開始。

男の徳目

勇気

「勇気は断ち切れない、駿馬の足は疲れない」
「勇気がある者は力があり、目的のある者には道がある」
「男に勇気があれば、トロウルが失禁する」

信義

「無口な人、内なる力を持つ」
「逃げた去勢馬は捕まるが、出した言葉は捕まらない」
「真実の言葉はバター」

八つの禁忌

「酒に飲まれる」「いい加減な言葉を信じる」「善悪を見定めない」「子供を罵る」「シェン・セレリスの格言に従わない」「妻を苦しめる」「困難に怖気づく」「美しさに騙される」

女の徳目

美しさ

  • 丸顔で頬赤く、健康的で太っていること。
  • 意地悪くなく、嫉妬をせず、けちでなく、淫らでないこと。

10の宝

「貞淑なこと」「賢いこと」「裁縫上手なこと」「子供の面倒見がいいこと」「清潔なこと」「夫の面倒見がいいこと」「舅(しゅうと)を大事にすること」「年寄りを大事にすること」「宴で歌上手なこと」「福があること」

太陽の道

  • カルグザント(太陽の精霊)
    • モルグジル、狩人の精霊
    • スニシ、戦士の精霊
    • 祖霊
  • 賢者ボルナルド(星の精霊)
  • 話すものチャンダラント(会話の精霊)
  • 犬のヅア(狩人の友の精霊)
  • 殺すものフォイレン(死のフクロウの精霊)
  • 氷砕きカリコス(北方の光の精霊)
  • 鷹のカレスク(鷹の精霊)
  • 太陽馬(祈祷師の習わし)
  • 野火ティグザント(焔の馬の精霊)
  • 道を見つけるものユリウク(ステップの風の精霊)

大地の道

  • 雌馬タマール
  • 雌の子馬アルギヌ
  • 大地のロレスト
  • 教師タルメヌ
  • 老婆オイジャムペク
  • 女戦士デュルラ
  • 馬の母イリロイ(祈祷師の習わし)

曙と宵の信仰

  • 鍛冶バダスク
  • 歌い手デュヨドヤ
  • 刺青師オイギルクル
  • 囁く風ルアグ
  • 半分死んでいるツナル
  • 先読みユナル(祈祷師の習わし)
  • 黄金弓?

嵐の信仰(嵐の部族)

  • 西の王の風(オーランスの精霊信仰)
  • 南の怒りの風(ストーム・ブルの精霊信仰)
  • 東の一刺しの風(ガガースの精霊信仰)
  • 北の戦の風(フマクトの精霊信仰)
  • 蒼き狼(狩人の精霊)
  • 四方の風(コーラート)
  • ワタリガラス(トリックスター)
  • 参照:四つの風のカルト:ルナーへの復讐

ガゼッタ?

赤い線がルナーの交易路。


ペント人の名前

  • 悪霊が嫌がるような、あるいは見向きもしないような名前をつける風習がある。
バースタイ(糞つき)、ホルゴル(羊の丸糞)、モーノホイ(悪い犬)、ガルゾー(気狂い)、フンビッシ(人間じゃない)、オグトノフー(野鼠の子)など。

シェン・セレリス

  • シェン・セレリスと「黒の王」
  • 悟法とシェン・セレリス - まりおんのらんだむと~く+

その他

  • カストック人 - まりおんのらんだむと~く+
  • オラーヤ - まりおんのらんだむと~く+
  • お馬さんの歴史1 - まりおんのらんだむと~く+
  • お馬さんの歴史2 - まりおんのらんだむと~く+
  • 馬の歴史:セレド馬 - まりおんのらんだむと~く+
  • 馬の民 - まりおんのらんだむと~く+
  • 馬の民 - いつでも人生、明るい方を眺めていこうや
  • 馬の民と光の神 - まりおんのらんだむと~く+
  • 馬の民 - いつでも人生、明るい方を眺めていこうや
  • レンダルシュの民 - まりおんのらんだむと~く+
  • ユ・カルグザント神殿そにょイチ

コメント

nishiyama
シェンはまだ信仰対象ではないんですね。
河東
多くの資料ありがとうございます。
 一通り目を通し、集めた情報とまとめて頭の中で煮ております。
 当面、太陽神達(カルグザンドにイェルム、エルマル)の取り扱いとシェンの悟法の中身、あとはペントというよりルナー帝国みたいな「NHKスペシャル文明の道」の2巻のクビライ帝のイメージをどうしたものかを考えてみます。
 悟法と神教と精霊信仰が私の中でごっちゃになっています。
 では。
Zeb
ご無沙汰しています。
Pentの記事ですが、
Magnus Liber Rerum(The Unspoken Word)にもThe Taming of Pent (by Martin Laurie)の記事が載っているようです。
(といっても私は持っていないので、誰か持っている方の情報に期待。ちょっと私も欲しい。)
http://www.celtic-webs.com/theunspokenword/books/mlr.html
mallion
西山さん:
御本尊がルナーの地獄で拷問中ですからねえ(笑)。ジョラティというシェンの悟法を護る連中がいるみたいですが、やっぱり悟法は一般的ではないみたいですね。
河東さん:
悟法=密教、みたいなイメージでしょうかね。ちなみにRQ3版のイェルムは、どうもカルグザントではないかという気がします。年齢によってカルトの位階をあがるところとか。
Zeb さん:
おお、おひさしぶりですー! ゲームはやられているらしいとお聞きしてましたが、またいろいろグローランサ考を拝見したいなあ。
Magnus Liber Rerum ってWarehouse23 にもありませんね。直販しかないか…… Wintertop’s Fair も買ってないし、頼もうかな……

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