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第一印象がいい殺人鬼にロクな奴はいない」(2008/08/10 (日) 18:33:34) の最新版変更点

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**第一印象がいい殺人鬼にロクな奴はいない  ◆uiAEn7XS/. 私は今、マリアさんが連れていた重傷の美形を背負って、病院を目指している。 私は特にスポーツマンというわけではない。 だがいざと言う時の為に、帰ったらフィットネスクラブにでも入会しておくべきかと考えている。 人ひとりを背負って歩くというのは、意外と重労働だ。 だが、トイレに入って手も洗わないような男が触ったかもしれないバーベルを握るのは、正直な話、気が進まない。 「あの、吉良さん、大丈夫ですか?」 「心配は御無用です。それにほら、どうやら見えてきたようですよ」 私――吉良吉影とマリアさんは、交差点を折れ曲がった道の先に姿を現した、病院へ向けて歩を進める。 建物自体は外から見て二階建て。 そこらの個人病院よりは大きいが、私が住む杜王町にもありそうな、何の変哲もない病院だ。 マリアさんは先程、私と会う前に別れたという女装趣味の少年を気にしていた。 が、放送で呼ばれなかったということは、一応生きてはいるということだ。 そのように言って落ち着かせておく。 「そうですね……じゃあ、中に入りましょうか」 「待って下さい、中に誰かいるかもしれない。私が様子を見てきましょう」 中に人がいるとしても、冷静かつ、殺し合いをするつもりがない人間ならば問題ない。 だがそうでなければ、襲われたり銃を突きつけられたりする可能性がある。 そうなったら面倒だ。 私のスタンドで、マリアさんに気付かれないうちに始末するに限る。 「あのー、一応は武器を持っていったほうがいいんじゃ……」 美形を背から降ろして、中に素手で入ろうとする私をマリアさんが呼び止めた。 ……ああ、そうだ。 今後の事も考えると、私は無力な一般人ということにしておいた方がいい。 「では、マリアさんの鎖鎌を貸して頂けますか」 「いいですけど、吉良さんは何か支給されてないんですか?」 「……支給?」 どうやら各人に支給されたデイパックには、紙に封印された何らかのアイテムが入っているらしい。 紙だと?……何らかのスタンド能力か? ともかく今は考えていても始まらない。 マリアさんに言われるままに、中から三枚の紙を取り出す。 その三枚にはそれぞれ、 「アラミド繊維内蔵ライター」 「沖田のバズーカ」 「法儀礼済みボールベアリングのクレイモア地雷(リモコン付き)」 ……と書かれている。 マリアさんが、説明書があるはず、というので取り出して読んでみたが、どれもこれもこの状況では使いにくいものばかりだ。 私はとりあえず、一時的にマリアさんの鎖鎌とバズーカを交換することにして、病院内部の偵察に向かう事にした。 「気をつけて下さいね……」 心の底から私を気遣ってくれている表情。 ああ……そんな貴女を絶望の淵に投げ入れて、泣き叫ぶその顔を堪能し、手を残して吹き飛ばす……。 その後は貴女の手に爪を切ってもらったり、オシリを拭いてもらったりしたい……。 ――と、妄想に浸ってばかりもいられない。 「そちらこそ、お気をつけて。もし誰か来たら呼んで下さい」 「はい」 そして私は病院の内部へと足を踏み入れた。 正面から入ると、中はまだ薄暗く、非常灯の緑色のランプがぼんやりと院内を照らしている。 待合室や診察室を、ひととおり見て回ってみたが誰もいない。 薬品棚なども調べてみる。 消毒液や麻酔薬など、私には詳しい事は解らないが、薬品も一応は揃っているようだ。 「ふむ……」 私はそこから廊下に戻り、更に奥へと進んだ。 エレベーターがあり、そのすぐ横には各階の設備案内があった。 「屋上、二階、一階、そして地下か……」 どうやら今、私がいる一階は診察に使う設備があり、二階は入院患者用の部屋、地下は手術用となっているらしい。 地下の手術室は、いざという時に誰かを始末する場合、都合が良い。 私は二階、そして地下の順にチェックしたが、どうやら誰もいないということは確認できた。 さて――とりあえず、現状ではこの建物は危険ではない事が分かった。 では、外のマリアさんを迎えに行くとしよう。 私は一階に戻り、正面玄関から外に出る。 ――そろそろお腹も空いたことだ。 ――あの美形はベッドに寝かせておけばいいとして、私たちは二人でゆっくり朝食をとろうではありませんか。 私はそう言って彼女を誘うつもりだった。 私が戻るのを病院の外で待っていたマリアさんと美形、そして――、 死んだ魚のような目をした、白髪パーマの胡散臭い男を見るまでは。 「あー、どーも。坂田銀時ってモンです。よろしく」 「…………誰だ?」 「いや、だから坂田銀時ですって。つか、名乗ったんだからそっちも名乗るべきじゃないかと俺は思うね。あんた誰?」 「……………………質問を質問で返すなァァ――――!!」    * ……何故、私はこの白髪男と並んで正座して、マリアさんに説教を受けているのだろう。 説教されるほど悪い事をした覚えは無いのだが。 待て、落ち着け、吉良吉影。 素数を数えて落ち着くんだ。 そして現状を整理して、それに即した対処法を速やかに実行するのだ。 「――聞いてるんですか、吉良さん!」 「もちろん聞いていますよ、マリアさん。  私はこの坂田さんと初対面で、なにせこの状況ですから、ちょっと警戒してしまって、 少々態度が荒っぽくなってしまいましたが、マリアさんに間に入ってとりなしてもらい、 とにかく互いに敵意が無い事が解った。 私と坂田さんはお互いわだかまりをなくして、協力すべきだと貴女に説教されている。 ――こういうことですね?」 「ちゃんと聞いてるじゃないですか!!しかもそんなに長く!!」 よどみなく答える私に、マリアさんが即座に突っ込む。 彼女と初対面の時にも、同じやり取りをした記憶があるが、気にしない。 「むー。まあいいです。美形さんも落ち着いたことだし、とりあえず御飯にしましょう」 と、言って病室を出ていこうとするマリアさん。 ちなみに現在、私達は二階の大部屋にいる。 そしてそこにある入院患者用のベッドに美形を寝かせ、応急処置を終わらせたところである。 「……どこに行くのですか?」 私が聞くと、マリアさんは朗らかに笑った。 「給湯室があったんで、お茶とかコーヒーがあったら煎れようと思って。 パンとお水だけじゃ、わびしいじゃないですか」 「あ、俺はコーヒーを砂糖とミルクアリアリで。もし無けりゃあ、砂糖入ってりゃ何でもいいんで」 「分かりました。吉良さんはどうします?」 「……私も、もしあればコーヒー。ミルクだけでお願いします」 「はーい」 坂田の図々しい注文にも嫌な顔一つせず、元気のいい返事をかえすマリアさん。 そう言って身を翻すと、スカートの裾がふわりと舞ってドアの向こうへと姿を消した。 「……なあ、あんた。一つ聞いていい?」 坂田が質問してきた。 何だ、一体。 「マリアさんって、何でメイド服なの?」 「……メイドだからじゃないか?」 「あー、そっか。あんな筋肉バスターがいるんだから、メイドさんもいたっておかしくねーよな、ウン。俺はナース服の方がいいけど」 誰も貴様の趣味など聞いていない。 それに筋肉バスターとは何だ? 「……外見で女性を判断するなど、失礼な話だと思うがね」 「いやいや、中身にもちゃんと興味ありますよ。乳とか尻とか」 駄目だこいつ……早く何とかしないと……。 【F-4 病院 一日目 朝】 【吉良吉影@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:健康+下半身が健康すぎる [装備]:本部の鎖鎌@グラップラー刃牙 アラミド繊維内蔵ライター@グラップラー刃牙(未開封)     法儀礼済みボールベアリングのクレイモア地雷(リモコン付き)@HELLSING(未開封) [道具]:支給品一式、 [思考] 基本:普段どおり平穏に過ごす。 1:マリアの手が気になるが今の所は手を出すつもりは無い。 2:自身を追うもの、狙うもの、探るものなど自身の『平穏な生活』の妨げになると判断した者は容赦なく『始末』する。 3:できる限り力無き一般人を演じる。 4:マリアを傷つけるかもしれない輩も皆殺し。 5:美味しいもの(マリア)は最後までとっておく。 6:もし脱出できるのであればしたい。マリアの手を手に入れてから [備考] ※『バイツァ・ダスト』拾得直後からの参戦です。 ※承太郎が殺し合いに参加していることに気づいていません。 ※スタンドの能力制限や『バイツァ・ダスト』が使用不可能であることに気づいていません。 。 【F-4 病院 1日目 朝】 【マーティン・ジグマール@スクライド】 [状態]:全身ボコボコ、歩くのがやっとの重傷(応急処置済み)、美形状態、極度の疲労、気絶 [装備]:なし [道具]:なし [思考・状況] 基本:生き延びて全宇宙の支配者になる。 1:誰かに匿ってもらう。(美貌が使えそうなら使う) [備考] ※人間ワープにけっこうな制限(1~2mほどしか動けない)が掛かっています。 連続ワープは可能ですが、疲労はどんどんと累乗されていきます。 (例、二連続ワープをすれば四回分の疲労、参連続は九回分の疲労) ※ギャラン=ドゥに関しては次の書き手さんにお任せします。当分は出てこれないと思います。 【F-4 病院 1日目 朝】 【マリア@ハヤテのごとく!】 [状態]:健康 [装備]:沖田のバズーカ@銀魂 [道具]:支給品一式、犯人追跡メガネ&発信器×3@名探偵コナン [思考]基本:殺し合いはしない 1:ご飯を食べてから今後の方針を話し合う 2:ナギ、ハヤテ、ヒナギクの捜索 3:黒髪の少年(葉隠覚悟)を探す 4:範馬勇次郎と金髪の男(ラオウ)を警戒 5:散の事を女装した男だと思っています。 [備考] ※吉良に全く警戒心を抱いてない。依然危機の中。 【F-4 病院 一日目 朝】 【坂田銀時@銀魂】 [状態]健康  [装備]蝶ネクタイ型変声機@名探偵コナン [道具]支給品一式 ソードサムライX@武装錬金(攻撃に使う気はない)    あるるかん(紙状態)@からくりサーカス ハーミット・パープル(隠者の紫)のDISC(紙状態)@ジョジョの奇妙な冒険 [思考] 基本:このゲームをどうにかする 1:とりあえず一服 2:新八、神楽を捜す。ついでに桂も 3:ラオウには会いたくない {備考} 零のことはよく分かっていません あるるかんとハーミット・パープルのDISCについては説明書をほとんど読んでいません。また読む気もありません。 ※ソードサムライX エネルギーを使う攻撃を吸収し、攻撃に転用します 制限、効果の対象となる攻撃は任せますが、少なくとも「魔法」には効果アリです |080:[[奥行きの操作は真正面から見てはいけません]]|[[投下順>第051話~第100話]]|082:[[不死王、一人]]| |080:[[奥行きの操作は真正面から見てはいけません]]|[[時系列順>第2回放送までの本編SS]]|083:[[逢鬼ヶ刻]]| |043:[[マリアさんが見られてる]]|吉良吉影|094:[[仮説]]| |043:[[マリアさんが見られてる]]|マリア|094:[[仮説]]| |043:[[マリアさんが見られてる]]|マーティン・ジグマール|094:[[仮説]]| |072:[[自分の選んだ道を行け!]]|坂田銀時|094:[[仮説]]| ----

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