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運命の車輪(ホイール・オブ・フォーチュン)」(2008/08/10 (日) 22:18:32) の最新版変更点

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**運命の車輪(ホイール・オブ・フォーチュン) ◆hqLsjDR84w  俺が今いるのは、C-7にある民家のリビング。  ボーリング場に向かっていたはずの俺達が何故ここにいるのかというと、ジョジョがトイレに行きたがったからなんだが…… 「……はぁ」  ついつい溜息が漏れちまう。  やれやれ、何でこんな簡単なことを忘れてたんだかな…… 「かがみ、お前の仲間はボーリング場にいるんだよな?」 「そうだけど、今更どうしたのよ?」 「電話帳にボーリング場の電話番号、載ってるぜ?」 「え?」  かがみはそれだけ言うと、見る見る顔が赤くなっていく。  おそらく電話帳の存在に気付かなかった自分に、情けなさを感じているのだろうのだろう。……俺も同じ気分だ。  それにしても、気まずい。どうしたものか……? と思ったとき、後ろから物音。 「さすが、シンジちゃん! あったま、イイ~~! ナデナデしてやろうか? 良ぉお~~~~しッ! よしよしよしよしよしよしよし」  便所から帰ってきたジョジョが、いきなり頭を撫でてきやがった。  やっと出てきたか……って! 「お前、手ぇ洗ったのか!?」 「おっと、忘れてたぜ! すまねぇな!」 「テッメェ~~」 「まぁ、俺が手を洗ってる間に、ボーリング場に電話かけといてくれよ!」  あの野郎……、しかし凍っていた空気をぶっ壊してくれたのはグッジョブだ。  これで話を切り出せる。 「電話かけるよな?」 「……うん」  かがみに受話器を手渡し、電話帳に載っているボーリング場の電話番号をダイヤルしていく。  頼むぜ、通じてくれよ…… 「……っと、これで良いな。繋がったか?」  俺がそう尋ねてから、数秒後。 「あ、繋がったみたい」  受話器を持つかがみの顔に、隠し切れないほどの笑みが浮かんだ。  やれやれ、電話が繋がってよかったぜ。俺は、また溜息を吐いた。  なんだかプログラムが始まって、ジョジョに会ってから溜息の数が多い気がするが――気のせいとでも思っておこう。 ■ 『とぅおるるるるるるるるるるん♪』  14コール目―――出ない。 『とぅおるるるるるるるるるるん♪』  15コール目―――出ない。 『ただいま留守にしております。ピーという発信音の後に――――』  え?  桂さんも、灰原さんも、みゆきも……電話に出ない?  どういうこと? 何で誰も出ないの?  まさか話し中? そんなわけがない。  きっと警戒してるだけよ。そうに決まってる。 「どうした?」  心配そうな顔で、信史が尋ねてくる。  誰も出なかったと、言わなきゃ。  わざわざ私に付き合って、ボーリング場まで一緒に向かってくれてたんだから。  でも、口が震えて言葉がうまく発せられない。  そんなはずがない。なのに……嫌でも最悪の可能性が、脳内に浮かんでくる。 「あ、あ……」  私にはただ言葉にならない言葉を発しながら、受話器を渡すことしか出来なかった。 ■ 「フフッ」  いやあ、笑っちまうねえ。  スーパーで探しても見つからなかった油が、こんなとこで見つかるなんてなァ。  油さえあれば、吸血鬼が100体いようと撃退できるぜェ~~。 「それに……」  ポケットに手を入れて、さっき拾った鍵をカチリと鳴らす。  これは、車庫にあった車の鍵に違いねえ!  あんな目立つとこに置いてる家主が、悪いんだよォ~。  いやあ、本当に運がいいぜ! 歌でも歌いてえ気分だ! 「シンジ、油が見つかったぜ! これで波紋本来の力を見せれるぜェ~~~。  いや、しっかしなァ~。こんな奇妙な容器の中に入ってるなんて思わなかったぜ!」  右手に油の入った容器を掲げ、シンジとかがみのいた電話がある部屋の戸を開けて、そう伝える。  車の鍵のことは、まだ秘密にしとくぜ。一気に教えたら面白くないからな!  油の存在に、シンジもかがみも大喜び! ――ってアレ? 「アッレェ~~? 何でこんな重苦しい雰囲気になっちゃってんのよォ?」  さっきは電話のことに気付いて、良い雰囲気だったのに。  一体どうしっちゃったのさ? 「実はだな……」  シンジが口を開く。  なんかやたら神妙な顔をしている。まるでさっきの放送の後のみてえな…… ■ 信史の話を聞いたジョセフは油をデイパックに詰め込み、そのデイパックを担いで窓から外に飛び出す。 「なッ!?」  その予想外の行動に、信史が驚愕の声を発する。  一体ジョセフは何をしようとしているのか――それを確認する為、信史がジョセフの飛び出した窓に近づこうとした。  その瞬間。 ――ブロォォオオオオオオオ  車のエンジン音が鳴り響く。  同時に、外から怒鳴るようなジョセフの声。 「シンジにかがみ、早く乗りな! 置いてくぜ!!」 「ジョジョ……お前、運転出切んのか!?」 「たりめーよ。飛行機よりは、簡単だぜ!」  助手席に乗り込んだ信史の問いに答えると、ハンドルを握ってバックミラーを見る。 「全速力で、ボーリング場まで向かうぜ! なに、寝てて電話に出れなかっただけかもしんねェだろ。諦めてんじゃあねェぜ! かがみッ!!」  後部座席で震えているかがみの様子を、バックミラーで窺いながらジョセフが声をかける。  しかし、かがみの震えは止まらない。 「シートベルトは着用したな? じゃあ、行くぜッ!!」  そう言うのと同時に、ジョセフがアクセルに力を込める。  ジョセフ・ジョースター、三村信史、柊かがみ、3人の運命を乗せた車は加速する――誰もいない、ボーリング場に向かって。  ここから先は余談なのだが……  ジョセフ・ジョースターが乗った乗り物は、彼が運転していようとしていなかろうと、大抵は何らかの事故に遭うという――彼が老人になっても続くジンクスが存在する。  そのジンクスが、このバトルロワイアルの舞台で発動するかどうかは――――   To be continued ...... 【C-7 路上/一日目 昼】 【ジョセフ・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:健康、若干の焦り [装備]:ハイパーヨーヨー*2(ハイパーミレニアム、ファイヤーボール)、江頭2:50のタイツ(スパッツ)、乗用車(現地調達)、食用油2L(現地調達) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:あのスカタンを一発ぶん殴ってやらねぇと気が済まねぇ~~。 1:全速力で、ボーリング場に向かう。 2:マップの端を見に行く。 3:「DIO」は警戒する、一応赤石も探しとくか……無いと思うけど。 4:ところで、何で義手じゃないんだ? [備考] ※二部終了から連れてこられていますが、義手ではありません。 ※承太郎、吉良、DIOの名前に何か引っかかっているようです。 ※水を使うことで、波紋探知が可能です。 【三村信史@BATTLE ROYALE】 [状態]:精神、肉体的に疲労、若干の焦り [装備]:トランプ銃@名探偵コナン、クレイジー・ダイヤモンドのDISC@ジョジョの奇妙な冒険 [道具]:七原秋也のギター@BATTLE ROYALE(紙状態)、 バスケットボール(現地調達品)、ハードディスクを抜き取ったデスクトップ型パソコン(現地調達品)、壊れたハードディスク(現地調達品)、基本支給品 [思考・状況] 基本:老人の野望を打ち砕く。 1:全速力でボーリング場に向かう。 2:ボーリング場、マップの端を目指す。 3:再度ハッキングを挑む為、携帯電話を探す。 4:集められた人間の「共通点」を探す。 5:他参加者と接触し、情報を得る。「DIO」は警戒する。 6:『ハッキング』について考える。 [備考] ※本編開始前から連れて来られています。 ※クレイジー・ダイヤモンドは物を直す能力のみ使用可能です。  復元には復元するものの大きさに比例して体力を消費します。  戦闘する事も可能ですが、大きく体力を消費します。 【柊かがみ@らき☆すた】 [状態]:無傷、精神消耗(小)、やや精神不安定 [装備]:核鉄「激戦」@武装錬金、マジシャンズレッド(魔術師の赤)のDISC@ジョジョの奇妙な冒険 [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:生きてみんなと一緒に帰りたい(?) 1:桂さん……、灰原さん……、みゆき…… 2:ボーリング場を目指す。 3:とりあえずジョセフ達と行動する。 4:つかさ、こなた、みゆきに会いたい。 5:自分の変化が怖い。 [備考] ※第一回放送の内容はジョセフ達から聞きました。 ※アーカードを不死身の化け物と思っています。 ※「激戦」は槍を手から離した状態で死んだ場合は修復せずに死にます。  持っている状態では粉々に吹き飛んでも死にませんが体の修復に体力を激しく消耗します。  常人では短時間で三回以上連続で致命傷を回復すると意識が飛ぶ危険があります。  負傷して五分以上経過した患部、及び再生途中で激戦を奪われ五分以上経過した場合の該当患部は修復出来ません。  全身を再生した場合首輪も再生されます。  自己修復を利用しての首輪解除は出来ません  禁止エリア等に接触し首輪が爆破した場合自動修復は発動しません。 ※「激戦」は槍を手から離した状態で死んだ場合は修復せずに死にます。  持っている状態では粉々に吹き飛んでも死にませんが体の修復に体力を激しく消耗します。  常人では短時間で三回以上連続で致命傷を回復すると意識が飛ぶ危険があります。  負傷して五分以上経過した患部、及び再生途中で激戦を奪われ五分以上経過した場合の該当患部は修復出来ません。  全身を再生した場合首輪も再生されます。  自己修復を利用しての首輪解除は出来ません  禁止エリア等に接触し首輪が爆破した場合自動修復は発動しません。 ※マジシャンズレッドの火力は使用者の集中力によって比例します。  鉄を溶かすほどの高温の炎の使用は強い集中力を要します。  火力センサーは使用可能ですが精神力を大きく消耗します |115:[[LOVEサバイバー]]|[[投下順>第101話~第150話]]|117:[[揺ぎ無い意思貫くように]]| |114:[[信じられない話]]|[[時系列順>第2回放送までの本編SS]]|117:[[揺ぎ無い意思貫くように]]| |097:[[COOL EDITION]]|ジョセフ・ジョースター|127:[[もうメロディに身を任せてしまえ]]| |097:[[COOL EDITION]]|三村信史|127:[[もうメロディに身を任せてしまえ]]| |097:[[COOL EDITION]]|柊かがみ|127:[[もうメロディに身を任せてしまえ]]| ----

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