漫画キャラバトルロワイアル特別編『SAGA』 ◆d4asqdtPw2



疲れた。
「なぁ、ジョジョよ」
とても疲れた。なぜこの私がこんなにも長いこと歩かなければならんのだ。
ジョジョに付いて来いと言われてから既に数時間が経過している。とりあえず学校へ行こうと提案したのは私であるが、学校の気配すらないではないか。
(お嬢様、『学校の気配』ってなんですか?)
……うるさいな、なぜハヤテの幻想に突っ込まれなくてはならんのだ。
それにしても疲れたぞ。そろそろ休みたいのだが。

「なぁ、ジョジョ」
「……」
それにしてもこの男、一向に会話すらせずに黙々と歩き続けている。
私がウサギだったら既に死んでおるぞ。まぁ私はウサギではないから大丈夫なのではあるが。
他人への気遣いすら出来ぬとは、男として根本的にダメなのだコイツは。
「なぁー! ジョジョってば!」
「……(チッ)」
……今、舌打ちしたな?
何だこの無礼者は。私を誰だと思っておる。こんな仕打ちは初めてだぞ。全く、ハヤテとは大違いだな。
アイツは私のどんな頼みでも笑顔で了解してくれて、私が困ったときにはいつでも助けてくれて、……強くて、……カッコよくて。

「なぁ……ジョジョォ……」
「なんだようるせぇな! 黙って歩けないの――」

ハヤテは私の、私の……ハヤテ。
……ん? どうした? 私の顔になにか付いて……。
「お前……」
「なんだジョジョ、私の顔になにか――」

――私は、泣いているのか。
いや、なんで私がハヤテなぞ思い出して泣かねばならんのだ。
「すまない、目にゴミが入ってしまったようだ。あと少しだけ待ってくれ」
「……少し……休むか」
ぬぅ……ジョジョのやつ、私が心細くなっていると勘違いしておるな?
意外と気が利くではないか。だが私はそんなヤワな人間ではないぞ。全く私をバカにしおって。
とは言っても私は心が広いのだ。その気持ちは汲み取ってやらんとな。
「……別に、お前なんぞに気を使って貰わなくてもいいが、そこまで言うなら――」
「俺が疲れたから休むんだ。休みたくないなら一人で先に行きな」
……やはり……この男はダメだ。
男として基本的な心配りがなっていない。
一度ガツンと言ってやらねば分からんようだな。
「だいたい貴様はだな――」
「――ッ! 静かにしろ!」
語りだそうとした私の口をジョジョが塞いできよった。
「ふぬぅぅう! うー! うぅうう! (なんだ! 放せジョジョォーーー!)」
そのまま道路の脇の茂みに連れ込まれてしまった。
ジョジョ! いったいどうしてしまったのだ!
「むぅー! むぐぐぐぐうぐうううう! (ジョジョ! 変なマネはよせ! 私に何かあったらタダでは済まんぞ!)」
「誰か来た……お前はそこでジッとしていろ」
私にそう告げたジョジョを見上げると、彼は微動だにせず遠方を睨みつけていた。
こうしてみるとかなりの男前であるな。まぁハヤテほどではないがな。
って私は今コイツに抱きかかえられているのではないか?!
ヤバイぞ、なんだか心臓がバクバク言っておる!
な……なんで私がこんなデリカシーの欠片もない男なぞに! そ……そうだ、こんなに近ければ誰だって緊張するというものだ!
か、勘違いするな、だからって別に誰でも良いという下品な女ではないぞ、決してな!

「……変態だ」

「む! むぐぐぐむぅぅぅぅぅーー! (なんだとジョジョ! だから私はそんな下品な女では!)」
なんで私の考えが読めるのだコイツは!
……はぅ! それでは私がジョジョ相手にドキドキしていることも筒抜けなのか!
違う! 違うぞジョジョ。私にはハヤテという男がいるのだ。

「変態カップルが歩いてきやがった」

そうそう私とハヤテはお似合いの変態カップルなのだ……ってえええええええええええええええええ!!!
へ、へへへ変態カップルだとぉ! 変態バタフライの次は変態カップルだと?!
「女装した変態男と、鼻の下伸ばしながらそれを連れて歩いている変態男だ」
両方男かよぉぉぉ! 禁断の恋ではないか! えぇい私にも見せんかジョジョ!
この手を! この手を放せ!
「暴れるんじゃねぇ。あの光景はお子様にはまだ早いぜ」
えぇい! そう言われると余計に見たくなるではないかぁ!
しめた! ジョジョの手が私の口から離れたぞ!
「……ぶはぁ! 馬鹿者! 私を子供扱いするな! 私は三千院家の次期――」
「やかましいぞ! ちょっと大人しく――っ!! スタープラチナ!」
突如ジョジョを襲ってきた変態男をジョジョが弾き飛ばした。
ガガガガガと変態男(あれは女装している方だな?)が地面を転がる音がする。
「全く、ここにはマトモな人間はいないのかよ」
「珍しく気が合うではないかジョジョよ……ってその中に私も入っているのか?」
そう言って私が睨んだジョジョの姿がさっきより少しカッコよく見えたのは内緒の話だ。


◆     ◆     ◆


さて、私綾崎ハヤテは今、軽く気まずい空気に襲われています。
「えっと工業団地は……ここからしばらく北西に進んだところにあるようですね……って聞いてますかカズキさん?」
「え……うん。ちゃんと聞いてるよ」
こなたさんと蝶野さんと別れてからしばらく歩き続けているのですが、同行者のカズキさんがどうもボーっとしているのです。
さっきから話しかけているのですが、こっちをチラチラ見るばかりであまり会話をしてくれません。僕、何か嫌われることでもしたのでしょうか?
「どうしたんですかカズキさん。さっきからボケっとして……熱でもあるんじゃないですか?」
「え……じ、実はさっきから君と一緒にいると熱っぽいなぁー……なんちゃってぇ」
「……カズキさん」
「いやぁ……アハハハハゴメンゴメン」
た、大変です! この状況で病気になるなんて一大事じゃないですか!
「な、なんでそれをもっと早く言わないんですか! ちょっとオデコ貸してください。失礼します」
「うわぁ! ちょっとハヤテ! なにをして……お、俺には斗貴子さんが――!」
僕の額にカズキさんの額を当てると、確かに少し熱っぽいような気がするぞ。

どうしよう……僕はお嬢様を助けに行かないといけないのに……。
「参りましたね……風邪かもしれないです。……仕方ない、一旦こなたさん達のところへ戻りますか」
「ちょ、ちょっと待ってくれ! さっきのは……なんていうか、その場を和ますための冗談だよ!
 俺はこのとおり元気だからさ! は、早くナギちゃんところへ行こうぜ!」
「じょ、冗談だったんですか?! 全く、言っていい嘘と言っちゃいけない嘘がありますよ! 本気で心配したんですからね!」
この非常事態に何を考えているんですかこの人は。
まぁ……無事なようで何よりでしたが。
「ゴ……ゴメン。エヘヘヘヘヘ」
なんでこの人こんなに嬉しそうなんですか?!
なんだかカズキさんはよく分からない人です。
「……もぅ、こんなことしてる場合じゃないですよ。早くお嬢様を探さなくては!」
そう言って歩き出した僕の目に飛び込んできたのは……。

「暴れるんじゃねぇ!」
お嬢様が制服の男に襲われているではないですか!

『キャー助けてぇ誰かぁー』
『グヘヘヘヘ、叫んだって誰も来ないぜぇ! 一枚ずつ脱がしてやるから覚悟しな!』

僕は読唇術を駆使して、お嬢様のピンチを悟ったのです!
あの男……よくも、よくもお嬢様に!
「お嬢様をぉぉぉぉ放せぇぇぇぇぇ! ――うわぁ!」
男へ向けて、渾身の跳び蹴りを放ったのでしたが、男の背中から出てきた不気味な人形に殴り飛ばされてしまった。
「ハヤテ! 大丈夫か?!」
心配したカズキさんが駆けつけてくれました。
「ええ、大丈夫です。カズキさんは下がっていてください! これは僕の戦いです」
「で、でも……」
顔を上げ、前を見据えると、敵の後ろで怯えるお嬢様の姿が見える!
あれは……変態を見る目だ! やはりあの男!
「お願いします、お嬢様は僕がお守りしなくては!
 お嬢様! いま助けますから待っていてくださーい!」
お嬢様へ向けて叫ぶと、お嬢様は僕の突然の登場に非常に驚いてらっしゃるようだ。

「お前……ハヤテか? お前ハヤテだったのかぁ?」
なぜそこで悲しそうな顔をするんですか! まさか……既にあの男に!

「おい、まさかあの女装ヤローが……」
「……あぁ。私の執事だ」

なんだ? お嬢様と変態男がなにか話しているぞ、よし読唇術で……。
『おい、アイツにさっきのことバラしてもいいのかよ』
『おねがいやめてぇ! ハヤテには! ハヤテにだけは!』

「貴様ァァァァァァァァァァ!!! お嬢様に何をしただァーーーー!」
もう許さないぞこのド外道が! 泣いたって許してやるもんか!!
僕の必殺技……ハヤテのごと……
「ハヤテ! 待つのだ! ジョジョは私の仲間だ!」
分かっています。辛かったでしょうお嬢様。こんな男に……仲間? ワッツ?
「……マジ?」
「マジだ」
今更ァ? 止まらないって! 超必殺技だもん簡単には止まんないってぇ!
必殺技自体は不発に終わったのだが、体当たりの勢いは当然消える事なく。僕は「じょじょ」さんに渾身のタックルをお見舞いすることになった。
でも「じょじょ」って変わった名前だよなぁ、あの人、どう見ても日本人なのにね。


◆     ◆     ◆


「もうッッッッッしわけありませんでしたァァァァ!!!!」
綾崎ハヤテ、16歳。おそらく世界で一番土下座をしている16歳。
その輝かしい歴史にまた新たな1ページが書き加えられることとなる。
それにしても綺麗な土下座だ。有名な画家が、ゴッホだかガンギャーンだかプロシュートだか忘れたが、とにかくそんな名前の画家が描いたかのような美しさである。

「まったく! 相手を怪しむ前に自分の格好を省みることだ! この状況で女装など、ふざけているとしか思えんぞ!」
三千院ナギ、13歳。若き土下座王の雇い主。

自慢の執事に出会えた喜びなど何処にもない。彼女の心にあるのはハヤテへの怒りと執事が失態をした恥ずかしさである。

「……やれやれだぜ」
空条承太郎、17歳。ハヤテの土下座を鑑賞中。
ちなみに彼は無傷であった。激突の衝撃は全てスタープラチナで受け流した。さすが最高のスタンド使いといったところか。

「で、お前はなぜ女装をしているのだ? お前も放送は聴いただろ。我々の知り合いは全員無事なものの、あれだけ多くの人間が……その、亡くなっておるのだ。
 女装なぞしていたら怪しまれるにきまっているだろうが!」
土下座のポジションのまま顔を上げ、ナギの説教を正座で聞いているハヤテ。
「これは……その、こなたさんがムリヤリにですね……僕もカズキさんを騙す事になってしまったのは申し訳ないと……あ!」
必死に弁解をしていたハヤテが突如声をあげる。
「あぁ!」
続いてナギが。
「……あ」
終いには承太郎までもが。
「カズキさんのこと忘れてた」 「カズキとかいう男はどうした?」 「もう1人変態がいやがった」
3人が同時にカズキの方を見る。

「ハヤテ……女装って……まさか……」
そこにいたのは、あまりのショックに呆然としている少年。
武藤カズキ、16歳。恋人あり。男相手に浮気しかける。もう一度言おう、恋人あり。

「あの、スイマセンでした……僕も本当は騙す様な真似はしたくなかったんです」
「これは相当ショックを受けておるぞハヤテ。なんせこの男はお前に惚れかけていたようだからなー」
「えぇ! ……あぁー、だからあんなに様子がおかしかったのですか。今考えると納得です」
「普通気づくだろ。あの男は上辺でしか人間を判断できねぇのか?」
「いえ……なんと言いますか、人を疑うということをしない方のようで」
「まぁウブなのだな。ピュアと言った方がいいかな? カズキとやら」

カズキ少年のために弁解しておくが、ハヤテの女装は完璧なものであった。
以前女装姿を見たことのあるナギと、人並み外れた観察眼をもつ承太郎だから易々と見破れたのであって、ハヤテに会った事のない人間であれば騙されても仕方ないのだが……。
3人がそれぞれ言いたい放題な中、カズキは必死に考えていた。

(ヤバイ、絶対『うわ、コイツ絶対女性経験ないよ』とか思われてるよ。
 俺には斗貴子さんがいるんだ。これじゃまるで斗貴子さんが女性にカウントされないみたいじゃないかぁ!
 ダメだ、俺がこんなんじゃ斗貴子さんが恥をかくことになってしまう)

「まぁ今回の失敗を糧に今後も恋愛に勤しんでくれたまえ。ボ、ウ、ヤ」
「ちょっと、お嬢様……そこまで言うことないじゃないですか。ねぇ『じょじょ』さん?」
「……」

「し、知ってたよ」
カズキが突如口を開く。
「「「?!」」」
今まで好き勝手言ってきた3人が唖然としている。
「し、知ってたに決まってるじゃないか。ハハハ……やだなぁみんな、もしかして俺がそれくらい見抜けないとでも?」
嘘だ。
もちろん嘘である。辺りに彼の乾いた笑いが虚しく響くだけだ。
が、しかし
「な、なーんだ知っていたんですかカズキさん。そうならそうと言ってくれればいいのに」
「なんだ、気づいておったのか。これはいらぬ心配をしたものだ」
「全く……驚かしやがって」
人は「そんなことはあり得ない、あって欲しくない」と思う事は多少無理にでも否定するように出来ているのである。
かくして「武藤カズキ女性経験なし説」は否定されることとなったわけだが……ここで新たな問題が、さらに深刻な問題が1つ。

「これでカズキとやらも信頼でき……ん?」 「え?」 「……おいおい」
「この男……」 「カズキさん……」 「こいつ……」

「「「男と知ってて鼻の下伸ばしてたのか……」」」

武藤カズキ、16歳。何度でも言おう、恋人あり!


◆     ◆     ◆


「ってことは、パピヨンのヤローとこなたって女がその喫茶店で待っているってことだな」
先ほどのカズキによる衝撃のカミングアウトの後、4人はありったけの不信感を胸に、それぞれの情報を交換していた。
「はい、お嬢様も見つかったことですし、僕としては早く彼女たちの元へ帰りたいのですが」
「よし! そうと決まればとっとと戻ろうぜ! パピヨンはともかく、こなたは心配してくれてるだろうしよ」
無事に合流できたのだ。このまま喫茶店へと戻り、今後の対策を練るべきだ。この状況ならば誰もがそう思うだろう。

「ちょっと待て」

しかし、そこに異論を唱える者が1人。ナギである。
「どうしたんですかお嬢様?」
「喫茶店へ戻るのは反対だ」
「え? でも、こなたさんたちが待っているでしょうに……」
ナギの突然の反対にハヤテもカズキも当惑の表情を見せる。
「なにか考えがあるのか?」
承太郎がナギに尋ねる。もしかすると彼女は自分の想像以上の策士なのではないか、と承太郎は考えていた。

「疲れた」
ナギが呟く。
「……あ?」
「だぁーかぁーらぁー! 疲れたのだ! 私はもう歩きたくない!」
まるで子供のように、実際子供なのだが、駄々をこねる。
承太郎のこめかみに血管が浮き出るのをハヤテは確認してしまった。
「すすすすいません、じょじょさん。お嬢様は一度こうなるとそうそう気が変わることはないのです。
 お嬢様、それでは僕がおぶって差し上げましょう」
「な……ハヤテ! 私を子ども扱いするのか! 私はここから動かんと言ったら動かんのだ!」
変なところにプライドを持っているからこそ余計にタチが悪い。
「……じゃあお前は1人でここに残っていろ。俺たちはパピヨンのヤローに会いにいくぜ」
そう言って承太郎が歩き出してしまった。
「うぅ……ジョジョの人でなしー!」
置いてきぼりになる危機を感じたナギが叫ぶが、ジョジョは聞く耳を持たない。
「ハヤテ、こんなのほうっておけ。こんなガキのワガママを聞いていたら命がいくつあっても足りないぞ。自分のことだけ考えることだな」
「ジョジョ……ハヤテェ……ハヤテは私の味方だよな?」
ナギが泣きそうな目でハヤテを見つめる。
「お嬢様……」
(じょじょさんの言う事は最もだ。こなたさんだって僕たちを待ってくれているのに
 お嬢様は子供すぎる。少しは大人になるべきなんだ! この命をかけた状況で……命を――?!)
「じょじょさん! 僕は……お嬢様とここに残ります! じょじょさんはカズキさんと一緒にこなたさんたちのところへ向かってください」
「ハヤテ……!」
(確かにお嬢様はどうしようもないくらい子供で、いつも僕をこき使って大変だけど。
 僕の命の恩人なんだ! こんな殺し合いに放り込まれてお嬢様だって辛いに決まっている……!)
強く、強くジョジョを見据えてハヤテは言い放った。
「……そうか」
それを見たジョジョは何も言わずに歩き出そうとしたのだが……。
「……おい、ちょっと待て。こいつと一緒にか?」
カズキを流し目で見ながら承太郎が呟く。
「あぁ……そういえばカズキさんと2人っきりはちょっと危ないですね」
「まぁ……ジョジョなら襲われることもないだろ」
「そういう問題じゃねぇ……」
当のカズキはナギとハヤテを見ながらなにやらニヤニヤしていた。
(全くジョジョはなんにも分かってないんだな。ナギちゃんとハヤテはどう見たってラブラブじゃないか。
 そこに割ってはいるなんて無粋な真似するなよなぁー)
カズキが承太郎に接近して耳打ちする。
「おいジョジョ。分かってるんだろ? 誰が誰を好きなのかってことくらいよ」

――分かってるんだろ? 誰が誰を好きなのかってことくらいよ
――分かってるんだろ? 誰が誰を好きなのかってことくらいよ
――分かってるんだろ? 誰が誰を好きなのかってことくらいよ

誰が、誰を……コイツが、俺を……

「……てめーは俺に近寄るな」


◆     ◆     ◆


「ではお嬢様、すぐに戻ってきますからね。ちゃんとここで待っていてくださいよ」
「……無事で帰ってくるのだぞ」
「しかしハヤテ、本当にいいのか? まぁ俺はナギちゃんには手を出さないから安心してくれよ」
「……そりゃそうだろうな。ナギ、この探知機は預けておく」
あの後、カズキを除く全員が「カズキと男を2人っきりで行動させるのはマズイ」という結論に見事至ったようで、普段は頑固なナギもカズキと2人で留守番することに納得せざるを得なかった。
(ジョジョにも世話になったし、あれはあれでかなりカッコいいからな。カズキは私が面倒見よう。
 あの2人ならばまず大事至ることはないだろう)
2人の背中を見送りながら、そう考えてナギは笑う。2人にまた会えると信じて。

「さて、私たちはこの駅であいつらを待つとするかな」
「あぁ、そうさせてもら――ッ! なんだよ……これ」
駅のホームに入った彼らを待ち受けていたのは辺りに散乱した肉片と血の臭い。
「これは……ハヤテ! ジョジョ!」
あわててナギが駅の外へと飛び出すが、もうハヤテたちの姿は見えなくなっていた。
もう2人には会えないのではないか、そんな思いがナギの脳裏に浮かんで、消えた。

【B-3 駅のホーム 一日目 朝】
【武藤カズキ@武装錬金】
[状態]健康
[装備]サンライトハート@武装錬金 
[道具]支給品一式 水分4/5  音響手榴弾・催涙手榴弾・黄燐手榴弾
[思考・状況]
基本:みんなを守ってみせる
1:ハヤテたちが来るまでナギを守る
2:道化師の正体が気になるけど……
3:フェイスレスの約束を守る
4:勝君とエレオノールに会ってみたい

【三千院ナギ@ハヤテのごとく!】
[状態]健康 
[装備]首輪探知機@BATTLE ROYALE
[道具]支給品一式、不明支給品0~2(本人は確認済。核鉄の可能性は低い)
[思考・状況]
基本:殺し合いはしない
1:カズキと一緒にハヤテとジョジョを待つ
2:ハヤテ、マリア、ヒナギク、ジョセフと合流する
参戦時期:原作6巻終了後

【B-3 駅から東へ移動中 一日目 朝】
【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険】
[状態]健康
[装備]無し
[道具]支給品一式、不明支給品0~2(本人は確認済。核鉄の可能性は低い)
[思考・状況]
基本:殺し合いからの脱出
1:ハヤテと一緒にこなた、パピヨンと合流した後、ナギたちを迎えにいく。
2:ジョセフ、ハヤテ、マリア、ヒナギクと合流する。
3:首輪の解除方法を探す。
4:DIOを倒す。
5:主催者を倒す。
参戦時期:原作28巻終了後

【綾崎ハヤテ@ハヤテのごとく!】
[状態]健康。女装。
[装備].454カスール カスタムオート(7/7)@HELLSING
[道具]支給品一式、執事服一式 13mm爆裂鉄鋼弾(35発)、ニードルナイフ(15本)@北斗の拳
[思考・状況]
基本:出来るだけ多くの人を助けたい
1:こなたたちと合流後、ナギたちを迎えに行く
2:マリア、ヒナギクを探し出し合流する
3:そろそろもとの服に着替えたい


085:Drastic Soul 投下順 087:悪魔の子
085:Drastic Soul 時系列順 087:悪魔の子
062:立ち止まるヒマなんかないさ 武藤カズキ 096:真赤な誓い
063:三千院ナギと素直じゃない仲間 三千院ナギ 096:真赤な誓い
063:三千院ナギと素直じゃない仲間 空条承太郎 110:バトルロワイヤルの火薬庫
062:立ち止まるヒマなんかないさ 綾崎ハヤテ 110:バトルロワイヤルの火薬庫