戦闘潮流(後半)

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mangaroyale

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戦闘潮流(後半)



柊かがみは普通の女子高生であり、別段恨みを買うような事はした事がなく、
特に殺してやりたいと思われるほど恨みを買うような事は今までしたことがなかった。
だが今エリアD-8で乗用車を走らせている人間は恨んでいた……彼女を殺したい程に。

「柊……てめぇはゆるさねぇ……ジョジョを殺したてめぇはな」
マジシャンズ・レッドによって炎上した乗用車をクレイジー・ダイヤモンドの能力で完全に直した三村が一人呟く。
そして後部座席にはこれも同様にクレイジー・ダイヤモンドの能力で直したデイパックが二つ載っている。
実は三村は三つ直していたが、直した後で「あまり持ちすぎていては不自然か?」と思い直し一つはエリアD-7に放置していた。

「罪を憎んで人を憎まずって言葉があるが……俺にはそんな割り切る事は出来ない」
一時はかがみを殺せば、自分も彼女と同じ存在になってしまうと思い、
踏みとどまろうとしたが結局三村はかがみに復讐を果たす事を決めた。
出会って未だ一日もたっていないがジョセフは三村の紛れもない仲間であり、友人だった。

「だが、悔しいが今の俺だけじゃあてめぇを殺す事はきっと無理だ……」
かがみが持つマジシャンズ・レッドと激戦の非常識さを自分の目で目撃した三村は冷静に自分と彼女の戦力を分析し、
自分の方が一手劣っている事を認める。
だがそこで終わる三村ではない。
「だから仲間が必要だ……あの光成っていうじいさんに一発くれてやるのと……柊。
てめぇにジョジョの借りを返すためにもなぁ……」
そして三村は当初の目的、マップの端がどうなっているかを確認するため乗用車を走らせる。

「まぁさっき会った変な男がてめぇを殺していてくれればもう気にする事はないけどな……」
そして三村は思い出す。
先程一人の男に「柊かがみという女は殺し合いに乗っていて、人を一人殺した」と伝えた事を。
かがみがまだ殺し合いに乗っているかわからない不確かな情報を第三者に与えた自分の行動を三村は微塵にも後悔はしていなかった。
決定的な誤解が彼の心に根付いてしまったから……。
◇  ◆  ◇

エリアF-7で村雨がクルーザーを走らせている。
ジョセフと闘う約束をこぎつけたというのに、今彼は走っている。
それは何故か?
(波紋という力を持つあの男……あの男があれ以上に強くなるとはな……その時が楽しみだ……)
自分の体にも流れてきた波紋独特の感触を充分に体感し、村雨はかがみが気を失った後直ぐにジョセフに闘いを挑んだ。
だがそんな村雨の様子とは裏腹にジョセフは
『おおっと!今、闘うってのかぁ?いやーそれは勿体ねぇぜ!実は俺、日が変わって直ぐ……
0時くらいを過ぎたらこの首輪のせいで抑えられてる波紋がフルパワーで出せるんだぜ?
自分の体の異常はよーくわかる!どうせやるならその時の方がいいんじゃねーのぉ?』
と真っ赤な嘘を言ってのけ、村雨はあまり疑う事もなく信用してしまった。
それほどまでにもジョセフの嘘は巧く、記憶が無い村雨にとって嘘を見抜く力も落ちていたからだ。

(0時か……散と合流し、その後あの男と闘う……今後の目的は決まったな。
それにその時は俺も力を出せるかもしれない……楽しみだな……)
その時ふと先程自分が出会った二人の少年、少女を思い出す。
少年、三村は自分にかがみの情報を与えてくれたが、村雨はその時彼を殺そうとはしなかった。
只、かがみを殺した後、殺しに行こうと戻ったが既に三村は居なく、殺せなかっただけで結果的に見逃す事になってしまった。
そして少女、かがみの方にはもう村雨の興味はなくなっていた。
あれほど闘ってもわからない……それならば別の人間を狙おうと思ったからだ。
そんな時……
(……何だ……この感じは……?)
村雨は何か自分と同じような存在をその頭脳で、本能的に感じた……彼の視線の先にあるS9駅から。
クルーザーを停止させ、S9駅のホームへ降り立ち村雨は辺りを見渡す。
そんな事をしている内に列車が丁度ホームに入り、村雨の前で列車の自動ドアが開く。
誰か降りてくるのか?そう思い村雨は身構えるが誰も降りてはこない。
だが、その代わり村雨の視界に入っていた座席に……奇妙な鞄が無造作に置かれていた。
『我々は強化外骨格零!貴殿と情報交換を行いたい!主に葉隠覚悟、現人鬼散、
そして……人類最悪の敵と断定できるDIOの事について!』

To be continued…………


【E-8 北部/一日目 午後】

【ジョセフ・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険】
[状態]:健康、顔面にマジシャンズ・レッドの拳によるダメージ
[装備]:ハイパーヨーヨー*2(ハイパーミレニアム、ファイヤーボール)、
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
基本:あのスカタンを一発ぶん殴ってやらねぇと気が済まねぇ~~。
1:三村との合流のため取りあえずボウリング場に行く
2:マップの端を見に行く。
3:「DIO」は警戒する、一応赤石も探しとくか……無いと思うけど。
4:ところで、何で義手じゃないんだ?
5:赤ムシ野郎(ZX)にはもう会いたくねぇな

[備考]
※二部終了から連れてこられていますが、義手ではありません。
※承太郎、吉良、DIOの名前に何か引っかかっているようです。
※水を使うことで、波紋探知が可能です。
※村雨が西の方角へ行ったと勘違いしています

【柊かがみ@らき☆すた】
[状態]:左肩、左脇腹に打撲、精神消耗(大)、
[装備]:核鉄「激戦」@武装錬金、マジシャンズレッド(魔術師の赤)のDISC@ジョジョの奇妙な冒険 、江頭2:50のタイツ
[道具]:無し
[思考・状況]
基本:生きる
1: 殺し合いには乗らない、脱出を目指す
2: ジョセフについていく。
3:こなた、つかさと合流する
4:三村に謝りたい
5:ま と も な ふ く が ほ し い
[備考]
※第一回放送の内容はジョセフ達から聞きました。
※アーカードを不死身の化け物と思っています。
※「激戦」は槍を手から離した状態で死んだ場合は修復せずに死にます。
 持っている状態では粉々に吹き飛んでも死にませんが体の修復に体力を激しく消耗します。
 常人では短時間で三回以上連続で致命傷を回復すると意識が飛ぶ危険があります。
 負傷して五分以上経過した患部、及び再生途中で激戦を奪われ五分以上経過した場合の該当患部は修復出来ません。
 全身を再生した場合首輪も再生されます。
 自己修復を利用しての首輪解除は出来ません
 禁止エリア等に接触し首輪が爆破した場合自動修復は発動しません。
※マジシャンズレッドの火力は使用者の集中力によって比例します。
 鉄を溶かすほどの高温の炎の使用は強い集中力を要します。
 火力センサーは使用可能ですが精神力を大きく消耗します
※精神消耗のためしばらくマジシャンズ・レッドは出せません

【D-8 中部/一日目 午後】
【三村信史@BATTLE ROYALE】
[状態]:精神疲労(中) 、乗用車を運転中
[装備]:トランプ銃@名探偵コナン、クレイジー・ダイヤモンドのDISC@ジョジョの奇妙な冒険
[道具]:七原秋也のギター@BATTLE ROYALE(紙状態)支給品一式×2
[思考・状況]
基本:老人の野望を打ち砕く。
1:かがみはどんな手段を使ってでも殺す
2:マップの端を目指す。
3:再度ハッキングを挑む為、携帯電話を探す。
4:集められた人間の「共通点」を探す。
5:他参加者と接触し、情報を得る。「DIO」は警戒する。
6:『ハッキング』について考える。
7:「柊かがみという女は殺し合いに乗っていて、人を一人殺した」という情報を参加者に広める
[備考]
※本編開始前から連れて来られています。
※クレイジー・ダイヤモンドは物を直す能力のみ使用可能です。
 復元には復元するものの大きさに比例して体力を消費します。
 戦闘する事も可能ですが、大きく体力を消費します。
※ジョセフは死亡したと思っています

【F-7 S9駅ホーム/一日目 午後】
【村雨良@仮面ライダーSPIRITS】
[状態]:全身に裂傷と中程度の火傷 、闘いへの強い欲求
[装備]:クルーザー(全体に焦げ有り)、十字手裏剣(0/2)、衝撃集中爆弾 (1/2) 、マイクロチェーン(2/2)
[道具]:地図、時計、コンパス
[思考]
基本:殺し合いに乗る。
1:エリアE~H全域を探索し、ついでに施設の有無の確認。
2:劉鳳と次に会ったら決着を着ける
3:十二時間後(約零時)に消防署の前で散と落ち合う。
4:散の愚弟覚悟、波紋に興味あり。
5:ジョセフとまた闘いたい
6:零の話を聞く
[備考]
※参戦時期は原作4巻からです。
※村雨静(幽体)はいません。
※連続でシンクロができない状態です。
※再生時間はいつも(原作4巻)の倍程度時間がかかります。
※衝撃集中爆弾、マイクロチェーンの威力は制限で弱められています。
制限の程度は後の書き手さんにお任せします
※施設の確認はあくまでも『ついで』なのでそれほど優先度は高くありません。
またどのような経路を辿ってゆくかも後の書き手さんにお任せします。



130:絡み合う思惑、散る命 投下順 132:絶対負けるもんか
139:幕間~それぞれの思い~ 時系列順 135:ありったけの憎しみを胸に
127:もうメロディに身を任せてしまえ ジョセフ・ジョースター 144:らき☆すた 第X話 あるいはこんな日常
127:もうメロディに身を任せてしまえ 三村信史 142:魔女狩り
127:もうメロディに身を任せてしまえ 柊かがみ 144:らき☆すた 第X話 あるいはこんな日常
108:倒れるまで走るくらい、熱く生きてみたいから――DORAGON LOAD―― 村雨良 143:揺らいでいく未完成の『メモリー』



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