――の記憶(中編) ◆wivGPSoRoE




(来ているとはな!)
 村雨の口元に獣の笑みが浮かんだ。
 再戦を約束した男と、再戦の場所は決めていなかった。
 決める必要が無いということは、同じ場所ということ。
 男が既にこの周辺にいる可能性があると思って、来てみれば……。
 胸が高鳴る。熱いものが体の中で駆け巡る。

 ――そう、こなくては。

 闘志と歓喜が胸に満ちていく。さっきまでの苛立ちが嘘のようだ。
 村雨の思いに反応し、村雨の体が変容を始める。
 血のごとく赤い装甲が体と顔面を覆い、碧色の目が光る。
「さあ、見せてみろっ! そして――」

 感情でもいい。技でもいい。何でもいい。

「俺に記憶を、よこせっ!!」

 咆哮が轟き――

「ちょ~っとタンマっ! 速すぎる男は嫌われるゼェ!!」
「何やってるんですか! 村雨さん!!」
「やめんか、良!!」
「待ってよ! あなたは、さっき私を助けてくれてじゃない! それなのに、どうして!」

 複数の声が絡み合った。

「……引っ込んでいろ。これはこの男と俺の問題だ。誰にも邪魔はさせない!」
 村雨は零とハヤテをねめつけた。
「この男は、そこの女を止めるために協力すれば、俺と戦うと言った……。そうだな?」
 男がウっとのけぞる仕草をした。
「た、確かにそう言ったけどよォ~。その後に、俺がなんつったか、もう忘れたのか?」
「12時を回れば強くなる、か?」
「そうそう、その通りヨ~ン。寝かせたワインほど味はイイの、知ってるだろ?
だから、もう少しの辛抱――」
「断る!」
「て、てめぇ……」
 男が唸り声を上げる。
 村雨は淡々と続けた。
「お前が、そこにいる女との戦いでみせた闘い方……。どこか、あの仮面の男と似ている。
正面から闘わず、力を逸らし、横から奇襲し、好機には一気に畳み掛ける……。
俺は、あの闘い方が知りたい。
俺のスペックがお前のそれを上回っている今でなくては、見られなくなるかもしれないからな」
 村雨――否。BADANの尖兵、ZXは、両腕を跳ね上げた。
「さあ、約束を果たせ! 俺と、闘え!!」
 戦鬼の咆哮が、再び無人の街に響き渡る
「て、てめぇよォ、無理矢理ヤっちまう男は、サイテーだって知ってんの――」
「おしゃべりは……。終わりだっ!」
 体気が裂ける、一陣の風となった村雨の体が前方へと――

「やめてっ!!」

 走りこむ影。
 宙を舞った淡い紫の髪が、村雨の視界に飛び込む

 ――あの女!?

 瞼の裏を髪の長い女の幻影が過ぎる。
「ぬっ……ぐっ……」
 繰り出そうとした拳を強制中断。

 ――止められんっ!

 集聴力の高まりと共にスローになる世界の中で、女が両手を広げる。
 巌――と金属音が響いた。
 村雨の拳は、女の額の手前で、村雨の左手によって制止させられていた。

「邪魔だ、どけ!」
 圧縮した怒気を込めて、ZXは言った。
「嫌よ!」
「ば、馬鹿野郎ォっ!! いくらソレがあるからって、無茶すんじゃ、ねえ!!」
 男が女の肩を引っつかんで、後ろに引き摺り戻そうとする。
「無茶するわよっ! するに決まってるじゃない!」
 男の手を振り払いながら、女がひっくり返った声で叫ぶ。
 あまりの悲痛な声に、その場にいた者達は息を呑む。
「また……。私の、せいで……。私なんか、助けなかったら……」
 俯いて大粒の涙を流しながら、女が肩を震わせる。

 ――ズキン。

 心が万力のように締め上げられるのをZXは感じた。
(何だ、この『痛み』は……。何故だ、何故こんなにも……)
 戸惑うZXに向かって、女が目元を拭い、顔を上げた。
 わずかにZXはたじろぐ。
 女の目は、さっきとは別人のような眼光を放っていた。
「あんた……。さっき、約束って言ったわね?」
「それが、どうした?」
「おい、かがみ――」
「ジョジョ!! あんたは、黙ってなさいっ!」
 一言の元に男の発言を封殺し、女が視線を向けてくる。
 再び、女の引き絞られた視線がZXを射抜いた。
「約束なら、私の方が先よ」

 ――何?

 ZXの心に疑問の風が吹いた
「あいつ、ジョセフ・ジョースターと私は、例の『事故』が起きる前に約束した。
一緒に、S10駅から順に駅を巡って私の仲間を探すっていう約束をね。
まだここはS9駅で、約束の駅は、S1駅……。まだ全然、終わってないわ」
「嘘をつけ!」
「嘘なんかついてないわよ!」
 女が即答。
「本当だって言ってるでしょ!
あなたがこれ以上、悪魔の証明をお望みでも、悪いけどもう、どうしようもないわ」
 ZXの殺意の視線と女の射抜くような視線が真っ向から激突。
 女の目に揺らぎは――無い。
「……ジョジョが12時って言ったのは、私との約束のことも考えたからよ。
12時までに全ての駅を回るのは、無理じゃないでしょ?」
 ZXの拳が音を立てた。体内で、殺意と狂気が、行き場をなくして暴れ狂っている。
「……俺には関係のないことだ」
「あっそう!」
 女の唇が耳元までつりあがった。
「それなら、私もあなたの約束なんか『カンケーない』わ。
アンタ達の戦い、邪魔して、邪魔して、邪魔しまくってやるんだからっ!!」
 狂気にも似た光が女の瞳で弾けた。
 女が十字槍を喉元に突きつけてくる。
 それを無造作に払いのけ、
「お前の力で、できると思っているのか?」
「できないと思ってんの?」
 再び両者は睨み合った。
 先に目を逸らしたのは――ZX。

 ――どうしても、引かない気か。

 表情のない仮面の向こうで、ZXは焦燥を募らせる。
 どういうわけか、自分はこの女を攻撃できない。
 無理を通せばできるのかもしれないが、その度に精神に多大なノイズが走る。

 ――それはマズイ。

 この女に紛れ込まれては、男と闘っても、十分な闘いの記憶を得ることができない。
「かがみよぉ……。もう、いいぜ」
「だからっ!! 引っ込んでなさいって言ってる――」

「できねえぜっ!! ンなこたぁなァっ!」

 男が吼えた。
 いつの間にか男の瞳には、溢れ出さんばかりの怒りが宿っていた。
「おい、赤ムシ野郎。てめーはやっちゃならねーことをした……」
 低い、押し殺した声。それが逆に、男の怒りの深さを感じさせた。
「確かに俺はてめーと約束した。それは事実だ。
だがそれを、かがみの前でいきなり言いやがったのは、許せねえ!
せっかくよぉ、イイ笑顔を見せてくれるようになったのによォォ~。
ま~た、泣き顔になっちまったじゃねーか、このバカタレがっ!!」

 ――こいつもだ。

 この男もまた、他者のために怒っている。
 男と闘いたいという欲求が、さらに高まるのをZXは感じた。
 どうやれば記憶を取り戻せるのか、そのためにどうすればいいのか。

 ――闘うしかない。

 それしか、そのやり方しか、知らない
 だが――
「村雨さん、やめてください!
この男の人、全然闘いたがってなんかないじゃないですか!
そんな人と無理矢理戦ってどうするんですか!?」
「良っ!! まだ分からんのかっ!? 婦女子を泣かせ、望まぬ者に闘いを強いるっ!!
そこに正義はあるのかっ!?」
「その通りですよ!」
 ハヤテが近寄ってくる。
 その手に核鉄があるのを目にとめ、
「ハヤテ……」
「止めますよ? 僕は。村雨さんの仲間ですから」
「その体でか?」
「はい!」
 天使のように清らかな笑みを少年は浮かべた。
「仲間が間違っていることをしようとしていたら、全力で止めます。
それと――さっきも言いましたけど、『それならもう仲間じゃない』っていうのは認めませんから!
僕と零さんの仲間になったからには、簡単に足抜きができるなんて、思わないでくださいね。
それに――」
 ハヤテは、かがみを見やった。
「こなたさんの友人を、悲しませるわけにはいきません」
 かがみの瞳孔が拡大した。
「こ、こなたを知ってるの!?」
「はい! ご心配なく! こなたさんは、元気ですよ。頼りになる人が側にいるハズですから」

 ――実力はともかく、性格はあんまり保証できませんけど。

 という付け足しは、心の中だけにしておき、ハヤテはいつものように微笑んだ。
「そのへんのことについては、後でゆっくりお話ししますね」
 ハヤテとかがみのやり取りを聞き流し、無言でZXは思考を組み立てる。
(ハヤテの目、重心の置き方……。本気のようだな)
 本気で自分と闘うつもりらしい。

 ――好都合だ。

 アーカードとの戦いでみせたハヤテの動きは、それなりのものだった。
 行使する『スタンド』と『核鉄』も、油断のならない武器だ。
 殺すつもりは無い。
 だが、自分の新しい面を教えてくれたハヤテとの戦いは、未知の記憶を取り戻させてくれるかもしれない。
 今のハヤテのコンディションなら、殺すか殺さないかの調整は可能だ。
 闘わないテは、ない。

 ――だというのに。

 目の前の女がいる限り、ハヤテとも、ジョセフという男とも、全力で闘えない。
 ZXは歯噛みする。
 とにかく、女を殺さずにここから排除することだ。
 それでいて、目の前の二人が全力で向かってくるように仕向ける。

 ――どうすればそれができる?

 ZXは考え続ける。
 考え続けるうちに、ある顔が、ZXの記憶の中に浮かんでくる。
(……やってみるか)
 ZXの複眼が漆黒の光を放った。

 ――まずは、確認。

「……おい」
「あン? 何だってんだ、赤ムシ野郎!」
「お前は、その女との『約束』を果した後なら、俺と闘えるんだな?」
「聞いてろよなァ、人の話をよォォ……。
今すぐでもいいつったろーが、このどサンピンがっ!!」
「駄目だって言ったでしょ!? 何で、挑発すんのよ!!」
 血相を変え、かがみがジョセフにしがみつく
「お~い、かがみぃ、俺の力を疑ってんのォ? 安心しろ、心配することなんか何もねーぜ。
さっき言ったとおり、悪党はこのカッチョいいジョセフ・ジョースターがぶちのめしてやるからよ!」
「……やめなさいよ……。お願い、だから……」
 張り詰めていたかがみの顔が、崩れた。
「私のことなんか、どうでも、いいわよ……。あんたにまで、何かあったら……私……」
 身を震わせながら、かがみがジョセフにしがみつく。
ZXはそれを冷酷な目で見つめていた。
「かがみ……」
 ジョセフが顔をゆがめ、ハヤテが痛ましげな表情をかがみに――向けた。

 ――今だ。

「オオッ!!」

 拳を叩きつけ、地面を踏みぬく。
 衝撃波と土煙が同時発生。
「うぉ!?」
「きゃっ?」
「っわ」
 三者三様の悲鳴が響く中、土煙と同時に煙が噴出。
 視界が遮られる中――

 複数のZXが駆けた。

 二人がジョセフへ。一人がハヤテへと殺到していく。
「放れてろっ!!」
 ジョセフがかがみを突き飛ばし、
「――武装錬金ッ!!」
 ハヤテが苦渋の表情を浮かべつつ、ピーキーガリバーを発動させる。
 一瞬遅れて、ジョジョの背後に炎の鳥が出現。
「喰らいやがれっ!! 灼熱のォォ――」
 向かい来る二人のZXを見据え、ジョセフが咆哮をあげる。

『惑わされるなっ!!』

 クルーザーの上から零の絶叫が響いた。

 ――もう、遅い。

 ZXは心の中で宣告した。  
 クルーザーにまたがり、エンジンをかける。
 爆音。
「マイクロチェーンっ!!」
 いつ間にか、かがみを取り巻いていた鎖か、がみの体に絡みつく。 
 牽引。
「きゃぁぁっ!?」
 かがみの体が宙を舞う。
その体をZXは受けとめ、片手で拘束する。
 万力という表現すら生易しい力で体を締め上げられ、かがみの体が苦痛で歪む。
『やめよ、良っ!! 外道に落ちるなっ!!』
 零の悲鳴じみた絶叫。
 驚愕に凍りついたジョジョとハヤテから、怒りの爆炎が吹き上がった。

「てめぇぇぇ――――っ!!」
「はやての――」

 ジョジョの怒りを顕現するかのように鳥の口内に灼熱がともり、ハヤテの体がたわむ。

「この女との約束を果たした後――神社へ来い。お前が来るなら、女は無事だ」

 一方的に宣言し、ZXはクルーザーをスタートさせた。
「ジョジョ……来ない、で……」
 苦しげな息の下から、かがみがか細い声を絞り出す。
 その声を掻き消すように、猛速でクルーザーが発進。超加速で一気に車体が最高速度へと到達

 クルーザーは、走り去った――


「かがみぃぃぃぃィィ――ッ!!」

 血を吐くような絶叫が、ジョジョの喉から迸った。
 答えは返ってこない。
 怒りと悔恨でジョセフは身を震わせる。
 噛み破られたジョセフの唇から、一筋の血がつたった。
 血は顎へとつたい、ポタポタと地面に落ちて紅い花を咲かせる。
(なんて……こった……)

 ――完全に、やられた。

 負け惜しみに過ぎないが、大した作戦ではなかった。
 かがみが標的だと分かっていれば、見破れていただろう。

 ――かがみが標的だと気付いてれば。 

 完全に間違えていた。
 あの戦闘狂のターゲットは自分だと思い込んでいた。
 そして、ワムウと同じく、人質を取るようなタイプではないと、
 戦いの場では筋を通すタイプだと思い込んでいた。
 目がくらむような怒りに囚われ、ジョセフはきつく目を閉じた。

 ジョセフの思い込みも、無理の無からぬことであった。
 ZXは、その気になれば何度もかがみを殺せていたのに、そうしなかった。
 寸前で拳を止めたりもそうだが、妙にかがみには遠慮していた。
 そしてあの男が求めたのは、一貫してジョセフとの闘争であり、かがみはアウトオブ眼中という様子だった。
 ジョセフの高い洞察力をもってしても、そう見えたのだ。
 実際にそうであったのだし、今もZXの頭にあるのはそれだけなのだから、当然なのだが。

 だが、真実を知りようも無いジョセフは苦悩する。後悔する。
 そして怒る。
 どれほどのピンチであろうが、逆境であろうが、冷静に起死回生の策を巡らす。
 それが、ジョセフ・ジョースターの真骨頂であったが――

「ダボがァッ!! この状況で怒らなきゃ、人間じゃあねーぜっ!!」

 あっさりと彼は、怒りを静めることを放棄する。

「行ってやるぜ。赤ムシ野郎っ!! このっ!! ジョセフ・ジョースターがっ!!」

 憤怒を足先に漲らせ、駅へと歩を進め始める。
 その前方に、少年が回りこんだ。
 深々と頭を下げ、
「同行させてください……。
何をトチ狂ったんだか、チンピラまがいに嫌がってる人間にケンカをふっかけて、
挙句に女の子を誘拐するなんて、一体どこの三流悪役だっていうような……。
頭のネジが外れたか、AIにバグが出たとしか思えないような馬鹿なことをやらかす人でも……。
村雨さんは僕の仲間です。僕はあの人を、止めなきゃならないんです!
零さんも、連れて行かれちゃいましたし……」
 無言でジョセフは、ハヤテの胸倉を掴みあげた。
「いぃー度胸してんじゃネーの。今の俺の前でそれを言うってのがどういうことか、
分かってんだよなァァ?」
「わかっては、いるつもりです」
「そーかい。じゃあ、テメーはここで俺にブチのめされても、文句は言えねーってことだぜ!」
 半ば以上本気で、ジョセフは目の前の少年を見据えた。
 さっきこの少年が赤ムシ野郎を止めようとしていたのは分かっているが、
『仲間』などと言われると流石に、感情が制御できなくなりそうだった。
「それは困ります」
「あァん!?」
「柊かがみさんを助けてからなら、ボコボコにされてもかまいませんけど。
今ボコボコにされちゃうと、できなくなっちゃうんで……。
漫画みたいな状況ですけど、連載漫画じゃないんで、次の話になったら傷が治ってるとか、
そういう都合のいいことは、ないわけですから」
 苦笑染みたものを浮かべる少年に、ジョセフは一瞬呆気にとられ、少年の顔を凝視した。
(こいつ、こいつは……)
 細い手足に、ナヨっとした体つき。男らしさとは程遠い、女のような顔。
 だが、こいつには――
(決めたことは何が何でも、命に代えてもやりぬくっつースゴ味があるっ!)
 ジョセフは直感的に悟った。

 ――こいつと組んで損は無い。

 胸に淀む怒気を、ジョセフは吐息と共に吐き出した。
 手放した冷静さが呼吸と共に、少しだけ戻ってくる。
「……オーケー、オーケーだ。とりあえず、一時休戦ってことにしといてやる」
 少年の胸倉を掴む手を放し、地下への階段を駆け下りながら、
「俺は、ジョセフ・ジョースター。ジョジョ、でかまわねーぜ」

 返事が無い。

 自己紹介に応じない相手に多少ムカつきを感じ、
「オイ、名乗られたら名乗り返すのが礼儀だって、ママに教わらなかったのかァん?」
 首だけをひねって後ろを見ると、少年は階段の途中で足を止め、考えるような仕草をしていた。
「……どうした?」
「え? ああ、すいません……」
 慌てて少年が階段を駆け下りてくる。
「僕はハヤテ、彩崎ハヤテといいます。ええと……ジョジョ、さん」
 そこで一度言葉を切り、ハヤテはジョセフの顔を直視した。
「空条承太郎、という名前に心当たりはありませんか?」
「知ってるのか!? 空条承太郎を!?」
 ジョセフは思わず、頓狂な声を上げたのであった。



 時計に目をやって、まだ地下鉄がこないことを確認しつつ、
「なるほど……。時間、ですか。異世界に、時間移動。
本当にファンタジーやメルヘンの世界ですね、ここは」
 ハヤテはため息をついた。
 幸か不幸か、電車が来るまでにそれなりあったため、かなり話ができた。
(承太郎さんの言ってた、「ジョセフ・ジョースター」と今ここにいる「ジョセフ・ジョースター」は、
同一人物だけど別人ってことなのか……。ややこしいなぁ)

 ――道理で老けてないわけだ。

『ジョジョ』や『ジョセフ・ジョースター』という名前を聞いたときは、耳を疑った。

 ――偽名か?

 とすら、思ったほどだ。
 空条承太郎の話では、ジョセフは初老のはず。孫までいれば当然のことだ。
 にもかかわらず、目の前のジョセフは、どうみても今が盛りの20代。
 しかし、その謎はジョセフの話をきいて氷解した。
 同時に小さな失望も感じる。
 承太郎の言っていた、『ハーミッド・パープル』の能力を、目の前にいるジョセフはもっていない。
 したがって、首輪の内部構造を解き明かすことも――期待できない。
 湧き上がってくる失望の念を、ハヤテは懸命に抑え込んだ。
「おめーの話から推測すると、
DIOってのはどうやら俺の爺さんが倒したっつー『DIO』に、間違いねーな。
偶然と考えるにゃ出来すぎだ。俺の未来の『孫』まで参加してたらしいからな……。
実感なんか、欠片ほどもありゃしねーけどよ!」
 欠片ほどもないといいつつ、ジョセフの顔には複雑なものが浮かんでいた。
「まあ、そういう因縁とかを抜きにしても、DIOの『仲間』がいたっつーことから考えっと
間違いなく吸血鬼・ディオ・ブランドーだ」
 暗い顔でハヤテは頷いた。
 いくらDIOにカリスマがあるとはいえ、一人しか生き残りが許されないこの場において、
 その仲間になるほど奇特な人間がいるだろうか? その疑問はずっとひかっかっていた。

 だが、DIOが吸血鬼なら、話は別。

 DIOに血を吸われた者は吸血鬼となり、DIOに服従するようになる。
「それにしても、パワーアップしてるってのがたまんね~よなぁ……。
他にも、その場にいる全員に幻覚をみせる能力とかも考えられるけどよォ~。
どっちにしろ――」
 ジョセフの言葉は、ハヤテの耳を素通りしていく。
(僕が殺した人も、きっと……。犠牲者の一人だったんだ……)
 罪悪感の重い枷が、再びハヤテを捕えていた。
 零に心情を吐露した時ほどではないが、はやり重い。
(零さんは、知ってて黙っててくれたのかな? 本当に知らなかったのかな? どっちなんだろ……)
 陰鬱な思考の海底に沈むハヤテの肩を、ジョセフが叩いた。
「どうしました?」
 呼びかけると、ジョジョは黙って首を横に振った。
 ピンと来たハヤテは紙とペンを取り出す。
 先ほど、話がBADANにおよんだ時、ジョセフに筆談を提案されて、正直、背筋が凍った。
 おそらく、元からBADANのことを知っている村雨との会話であったから、
 今まで見逃されていたのだろうが……。
(殺されるかもしれないな。僕が、他の人たちにBADANの情報を伝えていることを知られたら)

 あの老人はただの駒で、このゲームの計画したのがBADANという組織であること。
『暗闇大使』という男がBADANの一員であり、その男参加者の殺し合いを促進させている可能性があること。
 敵の本拠地……と思われる場所。

 幾らなんでも、これらのことが他の参加者に知れ渡るのを、BADANは好まないだろう。
 特にあの、『暗闇大使』という男が本当にBADANの一員だった場合は、なおさらだ。
(……かまうもんか)
 それでナギやヒナギク、そして他の参加者達が脱出できる可能性が少しでも高くなるなら。

 ――どうなってもいい。

 半ば自棄交じりの決意を固めるハヤテの視線の先で、ジョジョが肩をすくめるような仕草をした。
 その後、急激にその表情を真剣なものに変化させ、手を一度叩く。

(ジェスチャーで会話しようってことかな?)

ジョセフがVサインをつくる。
 さらに、親指と人差し指で円を作り――最後に、何かを見渡すようなポーズをする。
 一連の動作をやり終えるまで、ジョセフの表情は微塵たりとも動かなかった。

 ハヤテの心の水面に、混乱という名の波紋が発生した。
(手を叩く、拍手、本を閉じる? 拝むポーズ……神社?
Vサイン、数字の2、2は英語でTWO、二人? マル、円、サークル、それともお金?
最後の動作は……。覗く、見える、見渡す……かな?)

 ――さっぱり分からない。

 だが、あのジョジョの顔からして、何か深遠な意味があるのだろう。
 ハヤテは頭をフル回転させた。
(本を閉じる、拍手をする……音が出る、ポンか、パン、あの指は2で間違いない、
2人、ジョジョさんと僕、もしくは柊さんと村雨さん? 円は……マル? お金が
マル、またはお金が見える……って、あれ? パン、TWO……) 

 ハヤテの体から怒気が炸裂した。

「ジョジョさん……。マジメにやってくださいよ……」
 くろぐろとしたハヤテの声音に動じた風も無く、
「ワリィーワリィー。けどよォ、マジメっつーのは……」
 そこでまたジョセフは、今度は掛け値なしに、真剣な表情を浮かべ、
「そうやって、『アタシの両肩に世界の運命がかかってるのよン』とでもいいたげな、
くっれー顔をすることなのか?」
「それは……」
「あのよぉ~。さっきも言ったが、綺麗事でもなんでもなく、おめーはそいつを救ったんだ。
吸血鬼を元に戻す方法は、ねえっ!」
「それは……。分かってますけど……」
「ぜ~ぜん、分かってるように見えねーのは、俺の気のせいですかねえ? ハヤテくん。
じゃあ、何だァ? 仮に吸血鬼にされた奴が殺し合いをしたくなかったとして、だ。
お前はそいつがDIOに操られて、人を殺しまくった方が良かったとでもいうつもりか?」
 ハヤテは黙って首を振った。
 するとジョセフは苛立たしげに髪をかき回し、
「かがみと今のおめーは、何か、かぶるぜ!!
別に背負い込む必要のねー重いもんを背負い込んで、クヨクヨしてよォ……。
そのくせ、人のことばっか考えてやがる。
そりゃぁよ、『人のために』ってのは『仁』ってやつだ。貴いぜェ?
けど、お前とかかがみの場合はもちっとこう、自分本位に、つーのか、
自分のためってのかしらねーけど、そっちの方が大事なんじゃねーの?」
ハヤテは目をしばたたかせた。
(ジョジョさんって、いい人だな)
 よっぽど、かがみが心配なのだろう。
 さっき、『来るな』と言っていた、かがみを思い出し、ハヤテは軽く眉根をよせた。
 柊かがみは、友人達が死んだことに責任を感じているそうだ。
 おそらく今、ジョジョは、かがみにそう言ってやりたくて仕方がないのだろう。
(それにしても、村雨さんの仲間だと言った、僕のことまで……)
 いくら、ハヤテが村雨を止めようとしているのをみていると入っても、
 そうそう感情的には納得できないはずなのに。
 感情表現が得意ではなかった承太郎とは、同じ『ジョジョ』でも、大分違う。
 もっとも、その心根の部分に熱いものが流れていることは、同じだけど。
(クヨクヨか……。そりゃしてるけど……)
 例え吸血鬼であったとしても、人一人の命を奪ってしまったことは、
 簡単に忘れてしまってはいけないはずだ。
 だが、その罪悪感が少し軽くなっているのに気付き、ハヤテは苦笑する。
(つくづく現金だなぁ……。僕は)
 短時間に二回も同じような言葉を聞いて、立ち直ることになろうとは。
 心に少し余裕が戻ると同時に、湧きあがってくる思いがあった
(お嬢様、どうしてるかな……)
 今でも、あのナギの怯えた目を思い出すと、心に鉛のようなものが発生する。
 心が軋みを上げ、鋭い針が心を滅多刺しにする。
 だけど――
(このまま別れちゃって、いいののかな?)

 ――いいわけがない。

 アッサリと心がそう答えた。
(別れるにしたってあれはないか……。ちゃんと、お礼もお別れも言ってないし。
お嬢様に顔も見たくないって顔されたら、まあ、死ぬほど、キツそうだけど……。
それはそれで仕方ない、か)

 ――何のことはない、自分が可愛かっただけだ。

 ハヤテは苦笑する。
 ナギに、自分に居場所を与えてくれた人に、怯えた目で見られたくなかっただけの話だ。
 彼女のことを考えたのではなく、自分の事を考えていただけ。
 そもそも彼女のことを考えるなら、あそこで離れてはいけなかった。
 せめて、赤木達が戻ってくるのを確認してから、離れるべきだった。
(僕は、執事失格だな……)
 それでも。

 ――とにかく一度、お嬢様に会いに行こう。

 次に闘う予定の相手は、超絶の力を持つ村雨良。
 説得できなくもないとは思うが――
 礼も、謝罪も、ナギに伝えられないまま、死んでしまうのだけは嫌だ。
「……もしも~し、ハヤテちゃ~ん、ちゃんと俺の目の前にいらっしゃいますかァ?」
 ジョセフの言葉に、噴出しそうになりながら、
「すいません……。ジョジョさん、どうもありがとうございます。おかげで少し、考えがまとまりました」
「そーなのォ? それならいいけどよォー」
「あっ! でも一つだけいいですか?」
 ジョジョが軽く首を傾けた。
「さっき、もっと自分勝手に生きればいいとおっしゃいましたけど、
お嬢様やヒナギクさん、村雨さんにもですけど……。僕がその人たちに、
何かしたいと思うのは、ほっとけないというか、喜んでくれると嬉しいというかでして……。
僕にとっては、すごく意味があることなんです。だからまぁ……したいからやってるというか、
結局は回り回って自分のためというか」
「……そのお嬢様ってのは、おめーが借金を肩代わりしてもらったっつー子だっけか?
Oh、NO! 俺には、理解できねー感覚だぜ! 
40年も人に奉仕し続ける人生なんて、耐えられそうにねェッ!!」
「アハハ……。まぁ、人それぞれですから」
 承太郎にも同じことを聞かれたことを思い出し、ハヤテは可笑しそうに笑った。
 やっぱり血筋なのか? と思う。
(でも……。承太郎さんは、僕やお嬢様のために闘ってくれた。この人も、きっと……)
 照れ屋の多い家系なんだろう、そんな風にハヤテが考えた、その時。

 電車の音がホームに響き渡り、二人の顔が引き締められた。


「じゃあな、次でお別れだ……」
「どうしても、村雨さんを『倒す』んですか?」
 かたい表情でハヤテが尋ねてくる。
「悪ぃーが、俺はお前ほど、あの赤ムシ野郎を信用できねぇ。
あの野郎は、かがみの腕を斬りやがったからな……」
 ジョジョは、自分の顔が歪むのを感じた。
 さっき対峙した時、こちらの事実を重視しておくべきだった。
「お前の目的は奴を『止める』だ。
戦いのゴールをどこにおくか、それが食い違ってんのは、よくねーことだ。
共闘すれば、きっと齟齬が生じる……。
赤ムシ野郎は、そういう隙をつくって戦える相手じゃあねえ。大体――」
 指先をハヤテの鼻先に突きつけ、
「お前は、『倒す』より、『制する』方がはるかに難しいって、わかってんだろーなァ?
しかも、取り押さえる奴は、押し倒して嬉しいハイスクールの女学生なんかじゃあねえ!
あの赤ムシ野郎なんだ。そこんとこ、ちゃ~んと分かってんのかっ?」
「……僕は、止めてもらいましたから。
その上、本当は誘拐しようとしてたんだって分かっても、マリアさんは、許してくれました。
なんていうか……。かがみさんに何もしていないのなら……多分、していないと思いますけど、
それなら僕も、あの人を許したいんです。
許してくれる人間がいないと、人間ってどこまでも行っちゃいますから」
「だからよォォッ!!
 頭をガシガシとかき混ぜながら、
「何で、おめーがンなことを赤ムシ野郎にしてやる必要があんのか、俺にはわかんネー」
「何でと言われても困りますけど、僕はそうしたいんです」
 ニッコリと笑う少年をみて、ジョジョは絶句する。
(クレイジーな野郎だ……。さっきも思ったが、こいつは普通の奴とは一味違うっ!)
 額に手を当てつつ、
「オーケー、そこまで言うなら、譲歩案を提示するぜっ!
11時30分にS1駅に集合だ。あの野郎は俺のハッタリを真に受けてやがった。
それくらいの時間になりゃ、日付が変わると同時に攻撃をしかけて来ると考えて、
集中が途切れてるはずだ。一回切れた集中力は簡単に回復しねェ。そこを突く! 
まず、お前にやらせてやる……。当然、お前が殺されそうになったら俺は止めに入るがなっ!
そしてあの野郎を、俺と俺の連れて行く予定の仲間がぶっ倒す……。文句はねーだろうな?」
「……分かりました」

 ――本当に分かってんのかァ?

「いいな? 先走って、俺より先に突っ込むんじゃねーぜ?
俺が行くまで、待ってろ! お前に協力してくれる仲間が現れても、だからな?」
「分かってますよ。ジョジョさんも仲間集め、頑張ってくださいね」
「まかせときな! お前のおかげで、信用できそうなメンツってのも大体わかった。
こいつらをどーやって見つけて、どーやって説得するかっつーのが、問題だがな」
 悩むジョジョを見て、ハヤテがクスっと笑う。
「どしたの? 何かおもしれーギャグでも思いついたァ?」
「いいえ……。でも、ジョジョさんだって、何だかんだいって、
かがみさんに何もしないって思う程度には、村雨さんを信用してるんじゃないですか」
 すると、ジョジョはとおどけた態度を消し、
「ああいう、ワムゥみたいなタイプは律儀だからな……。お前も聞いたろ? 
『女との約束が終わったら』って台詞をよ。
アイツにとって、約束とかそういうモンは絶対に守るべきもんなんだろう。
そういう筋は通す奴だ……。だが、だからと言って、奴が危険じゃねーかと言ったら、そりゃ違うぜ」
 ジョジョの眼光が鋭さを増した。
「奴は強い奴と戦いたがってる、戦闘狂だ。
仮に俺が負けたら、奴がかがみに闘いを強いる可能性は、ゼロじゃあない。
さっきはまったくその気はなさそうだったが、いつ気が変わるか、分かりゃしねえ
負けられない闘いをやる時は、準備が必要だ。
孫子曰く、『勝利の確信があるとき以外は闘うな』だぜ」
 ハヤテが無言で頷く。
 ややあって、突然、ジョジョの顔に不安の色が浮かび上がった。
「おい、ハヤテ……。あいつ、女に対してはどんな態度だった?」
 あまりにも唐突な質問に、ハヤテが目を白黒させる。
「色情狂ってこたーねーと思うだけどよォ~。
かがみはあれでけっこうカワイイから、やっぱ、ちょいと気になるぜ」
 するとハヤテは何故か明後日の方向を向き、
「心配ないと思いますよ……。それは」
 ジョセフの心の水面が大きく揺れた。
「おいコラ!! ちゃんと俺の目を見て――」
「あの人、どっちかというと……。女性じゃない方の性別に興味があるというか……」

 ――時は止まった。

「でよぉ~。DIOの能力のことだけどよォ――」

 ジョセフはとりあえず、今の話は聞かなかったことにしてた。

 じきに電車が減速を始め、ジョジョは戸口の方へと歩いていく。
「……じゃあ、ばったりシンジの奴に会うことがあったら、
俺とかがみがこうなってるってことを、伝えてくれ。
それと、DIOの野郎と会ったら逃げろ! 特に、タイマンは絶対に避けろ!
吸血鬼の生命力に、時を止めてんだかなんだかわかんねー力、俺の爺さんを殺した空裂眼刺驚、
オマケにここには、核鉄やらスタンドDISCが溢れかえってやがる、まともに相手をすべきじゃあねえ。
複数でタコろうが、罠をしかけようが、卑怯も何もありゃしねえ、勝てばよかろうの精神だぜ、
ハヤテっ!!」
 ジョジョの言葉に、いちいちハヤテは頷いていたが、
「あ~と、それからそれから……。他にもな~んかあった気がすんだが……」
 流石にジョセフがこう言い始めるのにおよんで、笑いを噛み殺して立ち上がった。
「じゃあ、後で」
「おう、後でな!」

 ドアが開いた。

 ジョジョはホームに降り立つと、ハヤテに向かって親指を掲げた。
「GOOD LUCK!! 首尾よく、お前のお嬢様に会えることを、祈ってるぜっ!」
 閉まるドアの向こうで、ハヤテが美しい笑顔で親指を立てる。

 電車が走り去った。

 それを見送ったジョセフは、地上へと続く階段を登り始める。
(しっかし、北の方じゃ色々あったみてぇだなァ~。
そういう意味じゃ、俺とシンジはツイてたのかもな……。
かがみとちょっとしたトラブルを起こしただけだったわけだしよォー。
はぐれちまったのは余計だったが……。
シンジの野郎、面倒なトラブルに巻き込まれてねーだろうな? なんだか心配になってきたぜ)
 などと考えているうちに、ジョジョの爪先が階段の一番上を捉えた。
 外に出て辺りを見渡す。
 当然のことながら、周囲は漠々たる闇であった。
(ハヤテが信用できそうだっつってたのは……。
アカギってやつ、ナルミってやつ、パピヨンってやつ、は、性格に難アリ……。
後は、ハヤテも又聞きだが、カクゴとかいうあの爺さんに宣戦布告かました奴か。
んでやべーのが、パワーアップしてるDIOとアーカードって野郎。
夜ってのが厳しいが……。まぁ、何とかなんだろう。つーか、何とかしなきゃ、ならねえぜ!)
 泣いていたかがみの顔が、ジョジョの脳裏に浮かぶ。
(ま~た、『自分のせい』病が再発してやがったからなァ……。
どう考えても、かがみが責任感じる必要なんかねーってのによォ~)
 怒ってツッコミを入れてくる顔。ヨーヨーで遊んでいる時の無邪気な笑顔、
 かがみの顔が、次々と浮かんでくる。
 どう考えても、泣き顔だけが似合っていない。それはもう、圧倒的に。
(負けて死ぬのは当然として、今回は、相打ちでも許されねーなァ)
 自分が負けて死にでもしたら、かがみはさらに自分を責めるだろう。
 下手をすると一生、泣いたままだ。

「柊かがみは、このジョセフ・ジョースターが笑顔込みで取り戻すっ!!」

 闇の中へ、ジョセフは駆け出した。


【F-5/(地下鉄内)1日目 夜中】
【綾崎ハヤテ@ハヤテのごとく!】
[状態]下腹部、左肩、右頬に中程度のダメージ、核鉄とスタンドの同時使用により疲労(大)
核鉄により自己治癒中
    人を殺した事実を何とか乗り越えつつあります。
[装備]核鉄(ピーキーガリバー)@武装錬金 454カスール カスタムオート(6/7)@HELLSING オー・ロンサム・ミーのDISC
[道具]支給品一式-水少量 13mm爆裂鉄鋼弾(35発)、ニードルナイフ(15本)@北斗の拳 女装服
音響手榴弾・催涙手榴弾・黄燐手榴弾、ベレッタM92(弾丸数8/15)
[思考・状況]
基本:マリアの死を無駄にしないためにも、力の無い人を助ける。命を捨てる事も辞さない。
1:喫茶店に戻ってナギを探す
2:ジョジョと共にかがみを助ける。
3:BADANは許せない。
4:ナギにあわせる顔が無い。
[備考]
※総合体育館の一部に、半径2mの穴が空いてます。
※ガモンを主催者の一味でないか?と考えています。
※柊かがみ、三村信史の情報をジョセフから得ました。

【F-5/S8駅 1日目 夜中】
【ジョセフ・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険】
[状態]:健康、顔面にマジシャンズ・レッドの拳によるダメージ、精神疲労(微小)
[装備]:ハイパーヨーヨー×2(ハイパーミレニアム、ファイヤーボール)、
     マジシャンズレッド(魔術師の赤)のDISC@ジョジョの奇妙な冒険
[道具]:支給品一式(食料を2食分消費)、食用油1L(現地調達)
[思考・状況]
基本:まず、かがみを助ける。その後、BADANとかいうボケ共を一発ぶん殴る。
1:S8駅、S7駅、S3駅、S1駅周辺を探し、かがみ救出のための仲間を探す
2:かがみを助け、村雨は殺す。
3:三村とそのうち合流。
4:マップの端を見に行く。
5:一応赤石も探しとくか……無いと思うけど。

[備考]
※ハヤテ+零が出合った人間のうち、生き残っている人物及び知り合いの情報を得ました
(こなた、パピヨン、ナギ、鳴海、エレオノール、ヒナギク、覚悟)
※二部終了から連れてこられていますが、義手ではありません。
※吉良の名前に何か引っかかっているようです。
※水を使うことで、波紋探知が可能です。
※三村の留守電を聞き逃しました。
※主催者は目的は強者を決めることであり、その中にはイレギュラーもいると考えています。
※少なくともかがみとは別の時代の人間であるということを認識しました。
※波紋の力を使うことで対象のディスクを頭部を傷つけることなく強制排出することができます。
 ただし、かなりの集中力を要求します。
※マジシャンズレッドの火力は使用者の集中力によって比例します。
 鉄を溶かすほどの高温の炎の使用は強い集中力を要します。
 火力センサーは使用可能ですが精神力を大きく消耗します
 また、ジョセフのマジシャンズ・レッドは通常の炎の威力の調節が極端に難しい状態です。
 ただし、対象に直接マジシャンズ・レッドの手を当てて炎を出した場合に限り調節が可能です。
 修練をすれば通常の炎の精度が上がる可能性があります。

※ジョセフとハヤテの約束。
ハヤテはナギと会った後、ジョセフは仲間を募った後、必ず11時30分にS1駅に集合。
その後、かがみ救出のために神社へ攻め込む。

※DIOの能力についての知識と考察

目から弾丸を発射する能力(空裂眼刺驚)を持っている。
血を吸って仲間を増やすことができる(肉の芽については知りません。
一度DIOの仲間にされてしまった者は、救えないと考えています)

①時を操作する ②超スピードで動く+超高速の麻酔針発射装置、③その場にいる全員に集団幻覚を見せる。
DIOの力は、①~③のどれか、特に①が有力だと考えています。

【ジョジョとハヤテのBADANに関する考察及び知識】

このゲームの主催者はBADANである。
BADANが『暗闇大使』という男を使って、参加者を積極的に殺し合わせるべく動いている可能性が高い。
BADANの科学は並行世界一ィィィ(失われた右手の復活。時間操作。改造人間。etc)
主催者は脅威の技術を用いてある人物にとって”都合がイイ”状態に仕立てあげている可能性がある
だが、人物によっては”どーでもイイ”状態で参戦させられている可能性がある。
ホログラムでカモフラージュされた雷雲をエリア外にある。放電している。
 1.以上のことから、零は雷雲の向こうにバダンの本拠地があると考えています。
 2.雷雲から放たれている稲妻は迎撃装置の一種だと判断。くぐり抜けるにはかなりのスピードを要すると判断しています。
※雷雲については、仮面ライダーSPIRITS10巻参照。