The show must go on ◆bnuNxUeVnw



参加者は知らないことだが、この6時間でゲームは大きく動き、終息へと加速している。
六時間の間に脱出を試みるもの、優勝を狙うもの、平穏を望んだものなど合わせて11人もの参加者がこのゲームから去っていった。
だが彼らの意思は引き継がれていく。生き残ったものたちに。
去ってしまった者たちから受け継いだものはさらに「先」に進めなくてはならないのだ。
吸血鬼の身体能力と拘束制御術式『クロムウェル』の解放で大暴れしたアーカード。
彼の意思も受け継がれていた。
一人の男と、そして…

『さて諸君、頑張っておるかのう? この殺し合いが始まってから、ついに24時間が経過したぞ。』
どこらともなく聞こえた声で目を覚ました。
彼が眠りより覚めるだけで世界は変わる、怯える。今まで食物連鎖の頂上にいた生物は本来の位置に戻ろうとあわてて下がり、文字通り地上最強の生物が頂上に立つ。
『午前1時からF-8 、午前3時からE-3 、午前5時からB-5』
まだしっかりと覚醒していない頭をぼりぼりと掻きながら大きなあくびをひとつ。どことなく放送を流す老人の声も恐怖に荷怯え、放送を急いでいるように聞こえる。
『続いて、この6時間で死んでいった者たちの発表じゃ。 諸君の思い人の名前など呼ばれなかったらいいがの。』
だが次に聞こえた声にピタリと手を止める。
『アミバ、アーカード、キュルケ、シェリス・アジャーニ、DIO、加藤鳴海、柊つかさ、吉良吉影、綾崎ハヤテ、三千院ナギ、三村信史 以上11名。』
沈黙に、彼を包んでいる民家はない顔を青冷める。彼の下のベッドはだすはずのない小さな.恐怖の悲鳴をあげる。男は何事か考え込んでいるようである。
『それでは、また6時間後の放送が無事に聞けるといいの。』
こうして放送は無事に終わった。

勇次郎は歓喜していた。まだアーカードが認めた戦士たちが死んでいないからだ。いくつかは死んだもののそれは自分にかかるまでもないものだったということなのだろう、そう勇次郎は思った。
必ず自分の手で借りを返し、殺すと誓ったDIOが死んでしまったのは心残りだが、裏を返せば彼を殺すほどの猛者がこのゲームにはいるということだ。なにも落胆することはない。
再び沸いてきた闘争に勇次郎は体を起こし、近くにあった荷物をもち外へと向かう。
(花火でも打ち上げりゃ誰かやってくるだろ)
そう思い乱暴に扉を蹴破り外に出ると、

目の前に一匹の梟がいた。

このゲームが始まってまだ犬一匹見ていなかったこともあり、違和感を覚えながらもかまわず花火を打ち上げようと近づいたが不思議と梟は動かない。
じっと鋭い目で勇次郎を見続けている。まるで自分について来い、というかのような態度の鳥に勇次郎は興味を持った。花火を打ち上げるのはまだ後でいいだろう、と思わせるほどの強い意思がこの梟にはあった。
(面白ぇ…、楽しませてくれるんだろうな?)

夜空に飛び立った梟の背中を見つめ、ゆっくりと後を追う。
闘争を求めた男によって生まれた者たち。
彼らが向かう先、それは――――北。

江戸川コナンは焦っていた。
(どうする…、どうすれば…!?)
彼が範馬勇次郎を引き込むことを決意し、そのために神楽を誰かに預けようと病院に向かっていたときだった。第四回放送が流れた。いくつか知った名前が流れ悲しみと同時にこの趣味の悪いゲームを行う主催者に怒りが沸いてきた。そして一刻も早くこのゲームを終わらせたいと。
そしてその放送で神楽の知り合いであるキュルケが死んでしまい、当初の目的地の病院から繁華街へ目的地を変え、向かっていたときコナンは見つけてしまったのだ。
まさかこんなに早くこの人物にあえるとは思ってもいなかった。遠くからでもはっきりとわかった。一度対峙したからわかった。あの恐怖、プレッシャー。まちがいなく範馬勇次郎だ。
ものかげから姿を見ているとどうやら鳥を追いかけているようだ。どこへ向かっていくかわからないが、この場を離れていくのは間違いないようだ。

「どうしたアル?はやく逃げたほうがいいアルよ!」
隣からコナンの腕を引っ張りこの場から去ろうとする神楽の声にも緊張の色がうかがえる。わかっているのだ、あの男の強さが。
コナンにもわかっていた。今ここで接触するにしても範馬勇次郎を説得する策がない。
見たところ、体中に生傷を負っていることからごく最近どこかで戦闘を行ったようだ。そんな男を今の自分が説得できるだろうか?いや、できない。
そのうえ神楽がいる。先ほどの放送でキュルケの死を知ったとき、彼女は一時はショックでその場で立ち止まってしまった。
が、なにごともなかったかのようにコナンの手を握り、歩いてきたのだ。コナンに心配を掛けまいと必死で平静を装って。
(神楽を巻き込むわけにはいかねーよな…。でもよ、これ以上死者を出すわけにもいかねーしよ…!!)
放送で11人もの人が死んだ。人数が減りつつあるにもかかわらず死亡者が減らないのはつまり、積極的に殺しまわっている輩がいるからだ。
このままでは主催者に背いていたものも追い詰められ、心変わりを起こしさらに殺し合いが加速するしかない。
これを止めるためには…しかし…
(くそッ、どうすればいいんだ…!?)

【E-3南部 /2日目 真夜中】
【江戸川コナン@名探偵コナン】
[状態]:全身打撲。疲労大。左肩と全身に湿布と包帯。強い決意。
[装備]:ハート様気絶用棍棒@北斗の拳 、懐中電灯@現地調達 包帯と湿布@現地調達 スーパーエイジャ@ジョジョの奇妙な冒険
[道具]:基本支給品(食料一食消費)、鷲巣麻雀セット@アカギ、 空条承太郎の記憶DISC@ジョジョの奇妙な冒険
[思考] 基本:この殺し合いを止める。
1:範馬勇次郎に接触すべきか、どうか。
2: 信頼できる人物(ケンシロウ、覚悟など)に神楽を預ける。
3:範馬勇次郎を仲間に引き入れる。
4: 範馬勇次郎以外の光成の旧知の人物を探り、情報を得たい。
5: ルイズの最後の願いを叶えたい。
6: ゲームからの脱出。
7: ジグマールを警戒。
[備考]
※メガネ、蝶ネクタイ、シューズは全て何の効力もない普通のグッズを装備しています。
※自分達の世界以外の人間が連れてこられていることに気付きました
※川田、ヒナギク、つかさ、服部、劉鳳、アミバの情報を手に入れました。
※平次と二人で立てた仮説、「光成の他の主催者の可能性」「光成による反抗の呼びかけの可能性」「盗聴器を利用した光成への呼びかけの策」 等については、まだ平次以外に話していません。又、話す機会を慎重にすべきとも考えています。
※スーパーエイジャが、「光を集めてレーザーとして発射する」 事に気づきました。

【神楽@銀魂】
[状態] 軽度の疲労  悲しみ
[装備] 神楽の仕込み傘(強化型)@銀魂 、ジャッカル・13mm炸裂徹鋼弾予備弾倉(25.30)@HELLSING
[道具]支給品一式×2(食料一食消費) 陵桜学園高等部のセーラー服@らき☆すた 首輪
[思考・状況]
基本: 殺し合いに乗っていない人は守る、乗っている人は倒す。
1:コナンを守ってやりたい。だからこの場は早く去りたい。
2:キュルケ…
3:筋肉眉毛(ケンシロウ)に会い、話を聞く。
4:銀ちゃんとキュルケを殺した奴は許さない。
[備考]
※原作18巻終了後から参戦。
※キュルケとケンシロウについては細かいことをまだ服部、劉鳳、コナンに話していません。

※コナンと神楽は範馬勇次郎を200mほど離れた位置から尾行しています。

【範馬勇次郎@グラップラー刃牙】
[状態]右手に中度の火傷、左手に大きな噛み傷。
   全身の至るところの肉を抉られており、幾つかの内臓器官にも損傷あり。
[装備]ライター
[道具]支給品一式、打ち上げ花火2発、フェイファー ツェリザカ(0/5) 、レミントンM31(2/4)
   色々と記入された名簿×2、レミントン M31の予備弾22、 お茶葉(残り100g)、スタングレネード×4
[思考] 基本:闘争を楽しみつつ優勝し主催者を殺す
1:梟についていく
2:アーカードが名を残した戦士達と、闘争を楽しみたい。
  ただし、斗貴子に対してのみ微妙な所です。
3:首輪を外したい
4:S7駅へ向かいラオウ、ケンシロウを探す。(1が終わるまで保留)
5:未だ見ぬ参加者との闘争に、強い欲求
[備考]
※シルバー・スキンの弱点に気付きました。
※自分の体力とスピードに若干の制限が加えられたことを感じ取りました。
※ラオウ・DIO・ケンシロウの全開バトルをその目で見ました。
※生命の水(アクア・ウィタエ)を摂取し、身体能力が向上しています。
※再生中だった左手は、戦闘が可能なレベルに修復されています。
※アーカードより、DIO、かがみ、劉鳳、アミバ、服部、三村、ハヤテ、覚悟、ジョセフ、パピヨンの簡単な情報を得ました。
ただし、三村とかがみの名前は知りません。
是非とも彼等とは闘ってみたいと感じていますが、既に闘っている斗貴子に関しては微妙な所です。
※出血は止まりました

※梟は勇次郎に闘争を届けるため、ほかの参加者の下へ飛んでいます。今のところは北に向かっています。
※梟が持っているDISCに勇次郎は気づいていますが、興味はありません。


213:Real-Action 投下順 209:交差する運命
213:Real-Action 時系列順 209:交差する運命
205:その暴力に賭ける 江戸川コナン 220:鬼ごっこ
205:その暴力に賭ける 神楽 220:鬼ごっこ
201:笑顔 範馬勇次郎 220:鬼ごっこ