交差する運命(後編)◆1qmjaShGfE



これが逃げ道を塞ぐ手だと見切った赤木は、今度は校舎内を走り回りながら校舎裏へと向かって逃げていた。
斗貴子の怒りに任せた初撃、これさえかわせば斗貴子は体勢を崩すはず。
それを何とか成し遂げた赤木は、既に失ったモーターギアにて反撃する素振りを見せながら逃げ回る。
何故それを使わないのか?
そう斗貴子が一瞬でも思ったのなら、それは持っているのと同じぐらい効果的な行為となる。
以前に出会った時と違って、随分と落ち着きを取り戻している。
ならばこそ、この策が通用する。
あの時のように衝動のみで猛然と襲いかかられていたら、あっという間に殺されていただろう。
時間さえ稼げば覚悟が狙撃手をしとめて戻ってくる。
よしんばそれが何らかの問題が発生して出来なくなったとしても、今の赤木には増援のアテが幾つかあったのだ。
だが、そんな幾つものアテよりも先に、一番遠くに居たはずのか細いアテが赤木の下へと辿り着いた。

「何処だ泉!」

あの酔狂な仮面を付けた男、パピヨンと名乗る彼が校舎内でそう叫ぶ声が聞こえてきた。
すぐさま大声で応える。
「こっちだ! 敵が居る! 外に狙撃手もだ!」
舌打ちしながらこちらに槍を向ける斗貴子に、もう何度目になるかモーターギアを振るうフリを見せてその足を止める。
彼女が踏み込みきれない間に、パピヨンが赤木の居る場所まで駆け寄ってきた。
「赤木か!? 泉は何処だ!」
「怪我を負ってはいるが、心配するな。しっかり五体満足だ。寝かせてあるからまずはコイツを何とかしないとな……」
よっぽど心配だったのか、喫茶店で見た時からは想像も付かない程に取り乱していた。
しかし、無事だと聞くとようやく本来のパピヨンの姿を取り戻せたようだ。
「そうか……ん? お前……津村斗貴子か? 何をしてるんだこんな所で。そのイカレた髪は何だ? 全く似合ってないから今すぐ止めた方がいいぞ」
思わぬ知人の乱入に、苦い顔をする斗貴子。
「パピヨンか。お前のような人殺しのホムンクルスが、正義の味方の真似事か?」
彼が最も嫌がる言葉を並べたつもりだったが、パピヨンはそんな斗貴子に冷笑で返した。
「そういうお前こそ、少し見ない間に随分と無様な顔をするようになったな。髪の色まで抜け落ちて、武藤が死んだのがそんなにショックだったか?」
明らかにこの手のやりとりはパピヨンに一日の長があるようだ。
すぐさま激昂する斗貴子。
「黙れ! 貴様がカズキを語るな!」
こなたの無事を聞き、完全に自分を取り戻したパピヨンは、余裕の表情で両腕を組む。
「おおかた、武藤を生き返らせるために皆殺しを決意したといった所だろう。お前らしい、愚かで惨めな選択だな」
見透かされて口ごもる斗貴子に、パピヨンは畳み掛けるように言い放つ。
「武藤を語るなだと? ふざけるな、今のお前が武藤を語る方がよっぽど奴への冒涜だ。皆殺し? あいつがそれを最も嫌がる人間だと一番知っているのはお前じゃないのか?」
「うるさい! カズキには生き返ってから私が説明する! きっとカズキならわかってくれる!」
斗貴子の答えに、どうやら笑いが止まらないらしく、腹を抱えながらパピヨンは赤木に言う。
「狙撃手とやらは、何処に居るかわかるか?」
「葉隠覚悟という男が迎撃に向かった。お前がここに来る時狙撃を受けなかったというのなら、奴が何とかしたんだろう」
笑い転げるパピヨンを斗貴子は怒鳴りつけているが、それを無視してパピヨンは赤木と会話を続ける。
「なら、津村斗貴子は俺がヤる。お前は泉の所にでも行っていろ」
「わかった……だが、一人でいいのか?」
「見物は自由だ、好きにしろ。だが、絶対に手は出すな」
そう言ったパピヨンの目が、笑い転げながらも怒りに満ちている事に気付いた赤木は、パピヨンの好きにさせる事にした。

「津村、武藤はお前こそ自分の一番の理解者だと思っていた。そう信じていたはずだ。違うか?」
突然猫を撫でるような物静かな口調でそう言うパピヨンに、斗貴子は大きく頷く。
「もちろんだ。そう自負している」
「なら、何故武藤が嫌がる事をする? それも決して武藤が許さない類の事を、その様を見たら絶望で世界が終わったかのような顔をするであろう事を」
やはりそこは斗貴子にとっての急所である。
何度言われても言われ慣れたりはしない。
「仕方が無い事だ! 他に手は無い!」
「あるさ、簡単な事だ。お前のような間抜けには決して気付けない事だろうがな。そもそも、何故武藤との決着を至上の目的とするこの俺が、武藤の死に動揺していないのか不思議に思わんのか?」
斗貴子も言われて気付いた。
パピヨンにとってもカズキはその目的の為に必要な人間のはず。
だから以前にも協力出来たのだ。
「……お前がカズキなんてもうどうでもいいって考えたからだろう。所詮ホムンクルスなぞその程度……」
「黙れ!」
突然の怒声に驚く斗貴子。
「所詮その程度はこっちのセリフだ! 武藤ならば最後のその瞬間まで決して生きる道を違えなかったはずだ! だがお前はあっさりと堕ちた! それが奴とお前との決定的な違いだ!」
カズキと斗貴子とは違う人間。
当たり前のはずのその言葉は今の斗貴子には耐え難い言葉であった。
怒りに任せてサンライトハートをパピヨンに突き出す。
パピヨンがそれをかわしざま、斗貴子の足元を足で払うと、盛大な音を立てて斗貴子は引っくり返る。
斗貴子はすぐに起き上がるが、その手にあるべき物が失われていることに気付いて大きく狼狽する。
パピヨンは、斗貴子を引っくり返した拍子に奪い取ったサンライトハートをその手にしながら彼女を睨みつける。
「お前が何故これを持っている? 武藤の心臓からえぐり出したか?」
「返せ! 私がやったんじゃない! あの男がカズキを……」
「誰がやろうと一緒だ。今のお前が持っていて良い物じゃない。これを使って次々人を殺す? お前武藤をコケにするのも大概にしろよ」
サンライトハートを突きつけ、パピヨンは斗貴子に言い放つ。
「いいか良く聞け間抜け。俺達は時間軸の違う場所から呼び出されている。ならば、元の世界に戻れば、そこの時間軸の武藤に会える。こんな殺し合いの事など何も知らない武藤とな」

「…………え?」

斗貴子は一瞬、パピヨンが何を言っているのか理解できなかった。
カズキに会える? この殺し合いの事を知らないカズキに?

「どんな手を使ったかは知らないが、少なくとも俺が呼び出された時間と、武藤の呼び出された時間では明らかな差異が認められた。俺が居た世界の武藤と、今この場で殺された武藤とでは同一人物ではあるが、同じ人間ではない」

え? それは、どういう……

「つまり、お前が元の世界に戻れば、お前の時間軸に居る武藤がそこに居る。こいつらに生き返らせてもらわんでもな。そもそも人を生き返らせるなどと、どんな魔法だ。そんな馬鹿げた力を持つ魔法使いが俺達を殺し合いさせてまで欲しいものなどあると思うか?」

ああ、そうか、うん。そうかもしれない。だってカズキに会えるんだから。

「俺達に殺し合いをさせる、そこから『何か』を得ようとする程度の存在に、人を生き返らせるなんて芸当が出来てたまるか。出来たとして別の時間軸から同じ人間を連れてくる程度の事だ」

それでも構わない。けど、そんな事しなくても、元の世界に戻るだけでいいんだろう? なら……

「この殺し合いで優勝する必要は全く無い。むしろ、優勝者の望みを叶えるメリットが主催者側に無い以上、それを信用するなど間抜けの極みだ」

うん、私は間抜けでいい。それでカズキに会えるんなら……

「だが、お前はもう駄目だ。武藤には二度と会えん」

……………………え?

「な、何故だ!? 何故私だけ駄目なんだ!」
「わからんのか? これだけは断言出来る。お前は二度とお前の知っている武藤に会う事は出来ない。もう二度とだ」
「わからない! どうして私だけ……」
パピヨンはそのマスクで自らの表情を隠しているせいで、何を考えているのかわからなかった。
「お前、もう人を殺したろう。それも殺し合いに乗ってないだろう人間を。そうでなきゃ、お前がそんな顔出来るわけがない。その一線を越えているからこそ、お前はそんな顔をしているんだろう」
それが、重要な事と思えなかった斗貴子は強く言い返す。
「それは全てカズキの為にやった事だ! 私が望んでやったわけじゃ……」
「いいや、それが今のお前の望みだ。人を殺し、武藤が望まない全ての事をやった上で、お前をすら見限る武藤との再会をお前は望んでいる」
「馬鹿な!」
「馬鹿は貴様だ!」
マスクに隠れていてもわかる。パピヨンは、常に無い程怒っている。
「今のお前の姿、武藤が見たらどうなる? お前想像も出来ないか? それでも武藤はお前を救うべく動くだろう。その時の武藤の表情を、お前は想像する事すら出来なくなったのか?」
前半分は今までにも言われた事がある、だが後ろ半分は初めてだ。
「他人を殺し、それを仕方が無いと言い切るお前を救うため、武藤は進んでお前以外の誰かの為にその命を投げ出すだろう。それが大事だと言いたいが為、それをお前に理解させる為に」
パピヨンの言葉は、カズキを良く知る者の言葉だ。
そうだ、カズキならきっとそうする。
私の為に、必死で頑張ってくれる。
「だがお前はもうそんな武藤を理解する事が出来ない。最後にはお前は武藤を疎ましく思うようになる」
「ならない! 私がカズキを疎ましいなんて思うはずが無いだろう!」
「武藤からお前に語られる言葉も、今俺が言ってる事とおそらく一緒だろう。それでもお前は鬱陶しいと思わないのか? そして、今のお前には他人の為に何かをしようとする武藤を許す事が出来ない。それは、武藤という存在自体を否定する事と同じだ」
パピヨンは斗貴子がどれだけ否定しようとも、その言葉を止める事は無い。
「お前達二人はいつまでたっても平行線のまま、一方的に武藤だけが擦り切れていく。笑う事も無い、喜ぶ事も無い武藤を、果たしてお前は最後まで見続けられるのか?」
パピヨンには、その様が目に映るようなのだろう。
「無理だね。お前からは既に耐えたり我慢したりする能力が失われている。すぐさま武藤に怒鳴り散らし、それでもと説教を繰り返す武藤は、さぞや憎らしく思える事だろうな」
「いい加減にしろ! 私は決してカズキを嫌ったり疎ましいなんて思わない!」
「言っておくが、今俺が言ってる比ではないぞ武藤の鬱陶しさは。あいつがやると決めた時のしぶとさはお前も良く知っているだろう?」
首を大きく何度も横に振る斗貴子。
「うるさいうるさいうるさい! 私はもう一度カズキに会うんだ!」
「だから会えると言ってるだろう。お前が武藤の好みから大きく外れただけだ」
いきなり俗っぽい言い方になるパピヨン。
「いいか、武藤がお前に惹かれたとすれば、それは武藤の知る正しさや強さをお前の中に見出したからだろう。
 それは、今のお前の何処かに残っているのか? お前は武藤に尊敬されるような何者かなのか?
 いいや、お前は武藤の最も軽蔑する女だ。そういう類の人間に、お前はもうなってしまった」
愉快そうに笑うパピヨン。
「正にどのつら下げて、って奴だな。どうする? そんな武藤に会いたいのなら、俺に協力すれば何とかしてやるが」
「お前に何が出来る!」
「以前そうだったように、今度もまたうまくやる。お前に出来ない様々な事を、俺は出来るからな」
斗貴子は、そう言うパピヨンを拒絶する。
「嫌だ! 私は優しいカズキに会うんだ! お前の言う事なんて信じられない!」
そこで、パピヨンはまた大きく笑った。
「武藤はそもそも誰にでも優しいだろう。その中で、特別な一人であったお前は、自らその優位な位置を放り捨てたんだ。それを今更愚痴愚痴と何を言ってるんだ」
今度こそ明らかな殺意を込めてパピヨンを見る斗貴子。
「……私だけのカズキを、私にだけ優しいカズキを優勝して手に入れる……」
彼女は、既にパピヨンの知る津村斗貴子ではなくなっていた。
懐かしむような顔で、手に持ったサンライトハートを見つめるパピヨン。
「そうだな……そんな武藤は、魔法でも使わんかぎり、きっと手には入らん。それがお前の望みなら、武藤に会わせてやるというこちらのカードも効果は無い……か」
パピヨンは、彼にしては珍しく物静かで落ち着いた口調になる。
「津村、一つだけだ。優勝なんて不確実でない方法で、一つだけあるぞ、お前の望みを叶える方法が」
斗貴子はパピヨンをにらみつけたままだ。
「お前の言葉など信用出来ない!」
壁によりかかり、目の前にサンライトハートを立てるパピヨン。
「あるんだよ。一つだけお前の望むとおりに。それは、おそらく武藤や他の偽善者共が望む結末に近い……最悪の手が。俺が全てを笑いものに出来る解決策がな」
パピヨンは、斗貴子のそれが望みを叶えるのに近い状態であると、わかってて言った。
斗貴子は信じようとしていないが、やり方は簡単だ。
それを教えてやれば、この女は必ず実行する。
これ、といったやり方があるわけではないが、比較的目指す状態に近づけるよう、その症状が出やすいようにしてやればいいと思う。
「……目を閉じて、武藤の声を聞くんだ。ひたすらに、ただそれだけを考えていればいつのまにか本当に武藤の声が聞こえてくる……」
パピヨンは斗貴子の方を見てはいない。
じっとサンライトハートを見つめているだけだ。
「それが第一段階。次に、武藤と一緒に居るお前の世界を想像しろ。そこはどんな場所だ? 家はあるのか? 食事は? 景色は? いつも何をして過ごしている? そこでの武藤の癖は何だ? お前達は何を楽しみにしている?」
斗貴子は、訝しげにパピヨンを見ている。
「周りから、お前の噂をする何者かの声も聞こえてくるだろう。お前が不安に思う全ての事が現実となる。そう、武藤がこの世から失われるといったありえない不安ですらな……」
「うるさい! 嫌な事を言うな!」
斗貴子の言葉まどまるで意に介さず、呪文のように言葉を紡ぐパピヨン。
「武藤がお前を軽蔑する。武藤がお前を毛嫌いする。武藤がお前を傷つける。武藤がお前を無視する。武藤がお前以外の誰かと共に過ごす。武藤が……」
「止めろ! 殺すぞ貴様!」
そう言いながら殴りかかってくる斗貴子の腕を取り、床に捻じ伏せる。
以前の戦闘では、技術が斗貴子とパピヨンの地力の差を埋める事はあったが、今の斗貴子にその技術を求める事は出来なかったのだ。
「無残に引き裂かれた武藤、助けを求めお前に手を伸ばすも、お前はその手を取る事が出来ない。絶望に立ち向かう武藤、届かぬ力を嘆きお前に助けを求めるも、お前は奴を救う事は出来ない」
パピヨンは知らなかったが、それは斗貴子の知る限りにおいての、カズキの最後の姿に酷似していた。
「……やめろっ……やめてくれ……」
「二度と武藤がお前を救う事も無く、二度とお前が武藤に救われる事も無い。お前の中の武藤はいつでも苦渋に満ちた顔でお前を見つめ、そしてそれに答える術をお前は何一つ持たない」
床に引き倒されながら、必至にパピヨンの声を聞くまいと耳をそむける。
パピヨンは何をしようと聞こえるよう、よく通る低い声を心がけた。
「お前がどんなに近づこうとしても、武藤はお前から遠ざかる。決して触れる事は出来ない。その声を、嬉しそうな、お前を見て喜ぶそんな声を、二度とお前は聞く事は無い」
斗貴子は震えながら顔を伏せている。
「そんなお前にあいつは言う『その顔の傷が無ければな』『もう少し女らしく、そう妹のようであればな』『まさに何とかと刃物だ』『戦士? なら戦っていればいい。俺に近づくな』『俺は、お前がキライなんだ』……」
うわ言のようにぶつぶつとパピヨンの言葉を否定する斗貴子。
「この戦いに勝利し、様々な時間から武藤を集めるも、全ての武藤が口を揃えて言う『失せろ人殺し』『俺は絶対お前を認めない』『吐き気がする、何という人間の屑だ』」
「……カズキはそんな事言わない……カズキはそんな事言わない……カズキはそんな事言わない……カズキはそんな事言わない……」
「武藤はお前の知らない誰かを守るため、お前にサンライトハートの刃を向ける。そんな武藤を、お前は怒りに任せて嬲り殺す。お前が、武藤を殺すんだ」

「お前が武藤を殺したんだ」

否定の声すら発しなくなった斗貴子に、今度は囁くように告げる。
「聞こえてこないか? お前の噂をする声、お前を非難する声、廊下の窓の外、教室の端、校庭の隅、皆が皆お前を否定する。一際大きな声でそれを口にする、武藤の声がお前にも聞こえるんじゃないのか?」
パピヨンが考える解決策。
津村斗貴子を殺さず、その上で彼女の優勝に至る殺人を止める手段。
それは、津村斗貴子の判断能力を極限まで奪い取る、発狂と言われる手段であった。

精神病とは何なのか。
以前程認知度が低くは無くなったが、それでも誤解の多い病気であるのは確かだろう。
そもそも、これらは身体に異常が発生し、それゆえ様々な症状が出るという事を理解している人はどれだけいるのだろうか?
例として、旧名精神分裂症、統合失調症を例にあげよう。
これは発作が起きると、脳の判断能力を司る部位が過剰に反応する状態になり、それゆえに正常な判断を下せなくなるというのだ。
この病気の代表的な症状である幻聴もこれで説明出来る。
脳が、本来鼓膜の振動を通して外部の刺激を『音』として聞き取るその機能を損ね、鼓膜の振動を介さず脳に『音』の情報を伝えてしまう。
だからこそ、聞いている当人には本当に外部から聞こえてくる音との区別がつかないのだ。
そしてこれに対するには、その部位の反応を落ち着かせる薬が効果的である。
昨今この薬の進歩により、劇的にその改善例は増えてきている。
しかし、これが不治の病であると関係者達は言う。
完治が難しく、周囲の協力なしには改善すら見込めない。
季節の折ごとに、大きなライフイベントを迎えるごとに、僅かなストレスが原因で、病状は悪化する。

これは余談だが、身体の異常が原因ならば、生命の水にて回復が見込めるのではと考える事も出来る。
判断に迷う所であるが、生命の水の力で脳細胞の働きを常に正常に保つ事が可能なら、そもそもそれを飲んだ人間の記憶に混乱が生じるという事がまずありえない。
勝がダウンロードを阻止する為に生命の水を使う、といった事もあった為、一概に否定出来るものでもないが。
この辺りの一定でない効果と非常に応用範囲の広い回復能力こそが、錬金術の奇跡と呼ばれる所以であり、また複製を困難にしている原因の一つではないかと考えられる。

パピヨンは、津村斗貴子が既にこの状態に近いと見ていた。
それでも健常者は振り子の針が揺れるように、元の状態に戻る事が出来る。
これを元に戻せないのが病気であるのだが、どんな人間が戻せなくて、どうすれば戻せる人間になれるのかは未だ解明されていない。
遺伝にその理由を求める学説もあるが、発病の理由は不明のままなのだ。
激した時の苛烈さから、津村斗貴子はそもそもその振り子の針を戻しにくい人間であると、パピヨンは見ていた。
後は簡単だ。
病気が発病した人間と同じ状態を繰り返すようにしてやればいい。
振り子の針を、病気になった時の状態で固定してやればいいのだ。
判断能力が完全に失われた状態で、確信を持って何かをやり続ける事は出来ない。
当人のストレス耐性が極度に落ちるので、自分に都合の悪い事を好んで考えようとはしなくなり、当然、武藤が死んでいて二度と会えないとは考えなくなる。
ましてや、それを生き返らせる為に苦痛に満ちた殺人の道程を歩もうなどと、決してしなくなる。
基本的な思考は自らの妄想に支配され、他者に何かを強制する事はほとんどなくなると言っていい。
ストレスに満ちた殺し合いの場でこの症状が発症するという事は、最早この病気の改善は絶望的な状態にまで陥ると考えてよい。
それでも、生きてさえいれば良い。
誰も殺そうとせず、生きていれば良いというのであれば、当人が既にあの状態である以上これが最善の案だ。

「聞こえる!? カズキの声が聞こえるぞ! だ、誰だ!? 誰か……私の噂をしているだろう……何故影からこそこそと言うのだ……」

パピヨンが考えてた以上に、この女は発病間近まで来ていたらしかった。

一部始終を見ていた赤木が呟く。
「手間と解決のバランスから考えれば、確かに良手だ。俺はこれを、生きてるとは認めないがね……」
パピヨンはそちらを見もせずに答える。
「人それぞれだろう。いつまでも判断能力が低下しているわけじゃない、戻る時もある。そんな自分を知ってこの女がどう考えるかは知らんが」
赤木が見たパピヨンという人間は、そうまでして殺人を忌避するような人物には見えなかった。
「……何故この結末を選んだ?」
パピヨンは肩に担いだサンライトハートを横目で見ながら赤木に答える。
「こいつが、殺すなってうるさいもんでね。あいつはあのまま放っておけばいい、移動したとしてもせいぜい学校内をうろつく程度だろう」
今のパピヨンには、それよりも大切な事があった。
「それより泉は何処だ?」
無性に泉に会いたい。
怪我をして意識を失っていようと、顔を見るだけでもいい。
きっとそれだけで、気分は晴れてくれるだろう。そんな気がしていた。

赤木の案内でこなたの居る場所へと向かう。
職員室の一角、砕けた机の破片に埋もれるように、彼女達は居た。
「大砲か何かが直撃したらしい。少々……ショッキングな内容と見た目なんで、悪いがあの場では嘘をつかせてもらった……」
赤木らしい淡々とした口調でそう説明する。
パピヨンは他人には散々偉そうな事を言っておきながら、そこらに飛び散った赤黒い破片を泉こなたと認める事が出来そうになかった。


マズイ、あの時のように、一瞬だが完全に『俺』が飛んだ。
いや一瞬じゃない。
今でも気を抜くと『俺』が無くなってしまいそうだ。
今この瞬間をこの赤木という男が狙っていたのなら、完全にしてやられていた。
蝶天才のパピヨンが、こんな愚にも付かないような男にだ。

赤木を怒鳴りつけ、泉は何処だと問い詰めてやりたい。
馬鹿な、コレが泉だ。異論の余地はない。

込みあがる吐き気に任せて、噴出す感情に任せて、何もかもをそこらにぶちまけてやりたい。
天才は、そんな無様を決して晒さない。

何も無かった事にして、泉を探しに行きたい。
蝶人たるこのオレが現実を受け入れられないなんてみっともない真似出来るか。

カズキのサンライトハートの柄を強く握り締める。

『武藤! お前ならば何があろうと最後まで自らを貫く! ならばこの蝶天才たるパピヨンが! こんな所で折れてたまるものか!』

彼女の目の前に、一人の男が現れた。
何か見覚えのある男だったが、カズキではないのですっと目線を逸らす。
何か言ってきたので、一つ気になっていた事を聞く事にした。
「痛そうだな」
男は返事をしなかった。
そうとなると少し悔しい。
「痛いのは嫌いだ。私が錬金の戦士だった頃も、実は痛いのは嫌いだったんだ。優しいのがいい、それが一番だ」
男はじっとこちらを見ている。
「だから私はカズキにならって、優しくしようと思ったんだ。きっと私はうまくやれていた。そうだ、お前怪我が痛いんなら、私がさすってやろうか?」
男は何も言わないでこっちを見ている。うん、きっと私が優しくしているから照れているんだ。
「遠慮するな。そうだ、包帯と……湿布は何処だ? 後絆創膏。これは大事だ、これがなくては始らないからな。何をさておき絆創膏だ。お前もそう思うだろう?」
ようやく、男が口を開いた。
「戦わない……のか?」
何を言っている。何故私がそんな事をしなければならない。
「痛いのは嫌いだ。だからそんな事しない」
男は繰り返す。
「ならば、もう誰も殺さないのか?」
殺す? 痛いの極みだ。そんな真似するものか。
「殺したら痛いじゃないか。そんな事しない」
また男が増えた。二人程。
何やら話し始めたが、難しそうなので知らない。面倒だし。
私に話しかけていた男が新しく来た男、ああ、こいつパピヨンだ。
変な奴だ。カズキも友達は選ぶべきだ、まったく。
「なあパピヨン。実はさっきそっちの物陰から人がたくさんこっちを覗いてたんだ。それでな私の顔の傷の事をぼそぼそと呟くんだ……」
パピヨンは何故か面倒そうな顔でこちらを向いた。
「それは大変だな」
「ヒドイだろう! 今度連中にパピヨンから言っておいてくれないか?」
「気が向いたらな」
「ああ! 是非そうしてくれ! それと、サンライトハートを返してくれ。それは私のだ」
「断る。これは武藤の物だ。お前の物じゃない」
いじわるだ。パピヨンはやっぱり意地が悪い。
「だ、だってそれが無いと……」
「うるさい。ならば力づくでカタをつけるか?」
そんな事しない。ひどい、あんまりだ。私のサンライトハート返して欲しい。
「パピヨン、サンライトハートを返してくれ」
「断る」
駄目みたいだ。大切な物なのに……

しかし斗貴子は、それをパピヨンから取り返す方法を思いつけなかった、否、取り返す方法を考えるのが面倒だったので、仕方無くそのままにする事にした。

待ち合わせ場所で津村斗貴子を待つ川田。
しかし、いつまで経っても彼女は現れない。
「……やられたか?」
だとしたら、いつまでもこの場に留まっているのはよろしくない。
斗貴子が待ち合わせ場所を漏らしている可能性もあるのだ。
ハルコンネンを抱え、移動を始める川田。
「一人……か」
一番最初のプログラム。
たった一人で他の全員を殺して回ったあの時以来だ。
随分と一人でない事に慣れてしまっていたようだ。
「だがまあ、今は一人がありがたいか」
自分は今、さぞ人に見せられないような、大層凶悪な顔をしているだろうと川田は思ったが、わざわざそれを鏡で確認しようとは思わなかった。

彼女の豹変っぷりに葉隠覚悟は戸惑っていた。
川田が去った後、そのありえない程に鍛えぬいた肉体の回復力で、何とか動けるようにまではなった覚悟。
あの川田が、卑劣な罠を仕掛けて覚悟を殺そうとしてきた。
それが信じられず、そしてその罠に完全にはまった自らの不甲斐なさも手伝って、足元も覚束ない程に覚悟は動揺していた。
そんな敗北感に打ちひしがれ、半死半生のていで学校に戻ってみれば、探し続けた銀髪の女が居るではないか。
しかし、女の様子が以前とは違う。殺意に満ちた彼女の視線がまるで失われている。
そこに現れた二人組みの男。
彼らに事情を聞くと、パピヨンと名乗った男が説明してくれた。
「つまりだ。あの女は今判断能力とストレス耐性が極端に低下している。だから、自分にとって面倒な事や嫌な事は全く考えようとしないし、無かった事として行動する」
「それと彼女が殺し合いを行わないと言っている事にどう関係が……」
「察しの悪い奴だな。人を殺すなんて面倒極まるストレスの塊みたいな行動を、あの女は取らなくなったという事だ」
驚きに大きく目を見開く覚悟。
「それは……貴方が?」
「そうだ」
突然覚悟がパピヨンの手を握り締める。
「ありがとう!」
この行動にはさしものパピヨンも面食らう。
「私の大切な友人に託された願い、貴方が聞き届け、叶えてくれたというのか! ありがとう! 貴方は素晴らしい人格者だ!」
心底面倒そうな顔で、パピヨンは覚悟に訊ねる。
「で、その願いってのはどんな願いで、誰の願いだったんだ?」
覚悟が斗貴子から聞いたルイズの最後の言葉を語ると、パピヨンはえもいわれぬ顔でぼやいた。
「……世に偽善の種は尽きんものだな。武藤みたいなのがここらにゃゴロゴロしてるのか?」
感極まった表情の覚悟は、パピヨンのそんな皮肉に動じる様子も無かった。
「俺にはどうして良いのかまるでわからなかった! ただ拳を交える事しか知らない俺に出来ないことを貴殿は見事やってのけたのだ! こんな素晴らしい人物に出会えるとは望外の喜びだ!」
その様子を見て堪えきれないのか、パピヨンにもわかるように笑う赤木と、それを苦々しい顔で見返すパピヨン。
「笑うな」

パピヨンは、本気で笑うなんて気になれない。
この男があまりに滑稽で、そして悲しすぎるから。
最初に言った通り、パピヨンはこの男と、この男の友人の想いをコケにしてやったのだ。
相手が武藤なら、爽快感に胸がすく想いだったかもしれない。
だが、初対面の見知らぬ男に対しては、何故か胸くその悪い、最低の気分にしかなれない。
これしか手段が無かった、何て言う気も無い。
そんな津村と同じような事を、考えるのも嫌だった。

『それでもさ、パピヨンは津村さんを殺さなかったんだよね。その上でどうすればいいか、考えてくれたんだよね』

くそっ、オレにまで幻聴が聞こえてきやがった。

どうしてこんなに気分の悪い事ばかり起こるのだろう。
もしかしたら、この殺し合いが始ってからずっと気分の悪い事ばかりだったのだが、それを感じ無かっただけだったのではないだろうか。

アイツが居たから、泉が居てくれたから。
なら、何故今、泉はここに居ないんだ。

俺は津村とは違う。
決して、自分を見失ったりはしない。
例え心の何処かでその想いを理解出来たとしても。
ほんの少し前、津村を怒鳴りつけている時までは想像もつかなかった。
だが今ならわかる。ああ、視界に入る全ての人間をぶち殺したら泉が帰ってくるというのなら、いくらでもやってやる。
そんな事をしても無駄なので、俺はやらないがな。
俺は天才だ。蝶天才なんだ。理にかなわない無意味な事などほんの少ししかやらない。
ほんの少し、今は何もやる気にならないだけだ。
もう少しだけ、泉の事を考えていたいだけなんだ。
そんな大それた事なんて、俺は望んでいない。
ただ俺は、お前に俺の事を、もっと聞いて欲しかったんだ……


【泉こなた@らき☆すた:死亡確認】
【残り19人】

【C-3 二日目 深夜】
【川田章吾@BATTLE ROYALE】
[状態] 健康
[装備] マイクロウージー(9ミリパラベラム弾13/32)、予備マガジン5、ジッポーライター、
    バードコール@BATTLE ROYALE
[道具] 支給品一式×3、チョココロネ(残り5つ)@らき☆すた、ターボエンジン付きスケボー@名探偵コナン 、
    文化包丁、救急箱、裁縫道具(針や糸など)、ツールセット、ステンレス製の鍋、ガスコンロ、
    缶詰やレトルトといった食料品、薬局で手に入れた薬(救急箱に入っていない物を補充&予備)
    マイルドセブン(4本消費)、ツールナイフ、つかさのリボン
    ハルコンネン(爆裂鉄鋼焼夷弾、残弾4発、劣化ウラン弾、残弾0発)@HELLSING
[思考・状況]
基本行動方針:最後の1人になってつかさを生き返らせ、彼女を元の世界に戻す。
1:当面、斗貴子と組んで他の参加者を減らしていく。斗貴子もいずれ必ず殺す。

参戦時期:原作で死亡した直後
[備考]
※桐山や杉村たちも自分と同じく原作世界死後からの参戦だと思っています
※首輪は川田が以前解除したものとは別のものです
※津村斗貴子と、他の参加者の動向に関する情報交換をしました。
※つかさの遺体を、駅近くの肉屋の冷凍庫に保管しました。
※神社、寺のどちらかに強化外骨格があるかもしれないと考えています。
※主催者の目的は、①殺し合いで何らかの「経験」をした魂の収集、②最強の人間の選発、の両方。
強化外骨格は魂を一時的に保管しておくためのもの。 零や霞と同じ作りならば、魂を込めても機能しない。
※覚悟は死んだと思っています


【C-4 学校 二日目 深夜】
【津村斗貴子@武装錬金】
[状態]:しろがね化、心臓代わりに核鉄、精神崩壊、 統合失調症発病
    全身に火傷の痕、頭部に傷痕、鼻骨骨折(簡単な整復済み)、右手首消失、
    右手複雑骨折(添え木つき)、胸部骨折、右肩から胸に深い裂傷(簡単な縫合済み)、腹部に裂傷
    いずれの怪我もきっちりと手当て済み・しろがねの力で回復中
    普段のセーラー服ではなく、ホーリーの制服@スクライド を着用。
[装備]:ホーリーの制服@スクライド
[道具]:支給品一式×2 (カンテラのみ-1)
[思考・状況]
基本:?
1:?
2:?
3:?
※川田章吾と、他の参加者の動向に関する情報交換をしました。

【パピヨン@武装錬金】
[状態]:疲労。全身に打撲。
[装備]:猫草inランドセル@ジョジョの奇妙な冒険、デルフリンガー@ゼロの使い魔(紐で縛って抜けないようにしてます)
    サンライトハート@武装錬金
[道具]:地下鉄管理センターの位置がわかる地図、地下鉄システム仕様書
    ルイズの杖、参加者顔写真&詳細プロフィール付き名簿、
    支給品一式、小さな懐中電灯
[思考・状況]
基本:首輪を外し『元の世界の武藤カズキ』と決着をつける。
1:エレオノールに警戒。
2:核鉄の謎を解く。
3:二アデスハピネスを手に入れる。
4:首輪の解体にマジックハンドを使用出来る工場等の施設を探す。

[備考]
※参戦時期はヴィクター戦、カズキに白い核鉄を渡した直後です
※スタンド、矢の存在に興味を持っています。
※猫草の『ストレイ・キャット』は、他の参加者のスタンドと同様に制限を受けているものと思われます
※独歩・シェリスと情報交換をしました。
※逃げられてしまったゼクロスにさほど執着はないようです
※詳細名簿を入手しました。DIOの能力については「時を止める能力」と一言記載があるだけのようです。
※三村の話を聞きましたが、ほとんど信用していません。クレイジー・ダイヤモンドの存在を知りました。
※こなたの死に動揺しつつ、それに耐えようと必死です


【葉隠覚悟@覚悟のススメ】
[状態]:全身に火傷(治療済み) 胸に火傷、腹部に軽い裂傷。頭部他数箇所に砲弾による衝撃のダメージあり
    胴体部分に銃撃によるダメージ(治療済み) 頭部にダメージ、
    両腕の骨にひびあり。
[装備]:滝のライダースーツ@仮面ライダーSPIRITS(ヘルメットは破壊、背中部分に亀裂あり)
[道具]:大阪名物ハリセンちょっぷ
[思考]
基本:牙無き人の剣となる。この戦いの首謀者BADANを必ず倒し、彼らの持つ強化外骨格を破壊する。
1:川田を説得する。
2:全てを終えて、S7駅でヒナギクたちを待つ。


【備考】
※神社、寺のどちらかに強化外骨格があるかもしれないと考えています。
※主催者の目的に関する考察
主催者の目的は、
①殺し合いで何らかの「経験」をした魂の収集、
②最強の人間の選発、
の両方が目的。
強化外骨格は魂を一時的に保管しておくために用意された。
強化外骨格が零や霞と同じ作りならば、魂を込めても機能しない。
※2人の首輪に関する考察及び知識
首輪には発信機と盗聴器が取り付けられている。
首2には、魔法などでも解除できないように仕掛けがなされている
※2人の強化外骨格に関する考察。
霊を呼ぶには『場』が必要。
よって神社か寺に強化外骨格が隠されているのではないかと推論
※三村とかがみについて
三村の吹き込んだ留守禄の内容を共有しています。
かがみと三村に対してはニュートラルなら姿勢です。
とにかくトラブルがあって、三村がかがみを恨んでいると事実がある、
とだけ認識しています。


※ハヤテのDIOの能力についての知識と考察の情報を得ました。
目から弾丸を発射する能力(空裂眼刺驚)を持っている。
血を吸って仲間を増やすことができる(肉の芽については知りません。
一度DIOの仲間にされてしまった者は、救えないと考えています)


①時を操作する ②超スピードで動く+超高速の麻酔針発射装置、③その場にいる全員に集団幻覚を見せる。
DIOの力は、①~③のどれか、特に①が有力だと考えています。


※BADANに関する情報を得ました。
【BADANに関する考察及び知識】

このゲームの主催者はBADANである。
BADANが『暗闇大使』という男を使って、参加者を積極的に殺し合わせるべく動いている可能性が高い。
BADANの科学は並行世界一ィィィ(失われた右手の復活。時間操作。改造人間。etc)
主催者は脅威の技術を用いてある人物にとって”都合がイイ”状態に仕立てあげている可能性がある
だが、人物によっては”どーでもイイ”状態で参戦させられている可能性がある。
ホログラムでカモフラージュされた雷雲をエリア外にある。放電している。
 1.以上のことから、零は雷雲の向こうにバダンの本拠地があると考えています。
 2.雷雲から放たれている稲妻は迎撃装置の一種だと判断。くぐり抜けるにはかなりのスピードを要すると判断しています。
※雷雲については、仮面ライダーSPIRITS10巻参照。

【赤木しげる@アカギ】
[状態]:脇腹に裂傷、眠気 核鉄で自己治癒中
[装備]:シルバースキン 基本支給品、 ヴィルマの投げナイフ@からくりサーカス (残り9本)
[道具]:傷薬、包帯、消毒用アルコール(学校の保健室内で手に入れたもの)
 始祖の祈祷書@ゼロの使い魔(水に濡れふやけてます)、
 水のルビー@ゼロの使い魔、工具一式、医療具一式 沖田のバズーカ@銀魂(弾切れ)
[思考・状況]
基本:対主催・ゲーム転覆を成功させることを最優先
1:学校で仲間を待つ。
2:対主催を全員説得できるような、脱出や主催者、首輪について考察する
3:強敵を打ち破る策を考えておく
4:『Dr伊藤』とのチャットについて、考察する

[備考]
※マーティン・ジグマールと情報交換しました。
 またエレオノールとジグマールはもう仲間に引き込むのは無理だと思っています。
※光成を、自分達同様に呼び出されたものであると認識しています。
※参加者をここに集めた方法は、スタンド・核鉄・人形のいずれかが関係していると思っています。
※参加者の中に、主催者の天敵がいると思っています(その天敵が死亡している可能性も考慮しています)
 そして、マーティン・ジグマールの『人間ワープ』は主催者にとって、重要なにあると認識しました。
※主催者のアジトは200メートル以内にあると考察しています
※ジグマールは『人間ワープ』、衝撃波以外に能力持っていると考えています
※斗貴子は、主催者側の用意したジョーカーであると認識しています
※三千院ナギは疫病神だと考えています、また彼女の動向に興味があります。
※川田、ヒナギク、つかさの3人を半ツキの状態にあると考えています。
※ナギ、ケンシロウと大まかな情報交換をし、鳴海、DIO、キュルケの死を知りました。
※こなたのこれまでの経緯を、かなり詳しく聞きだしました。こなたに大きなツキがあると見ていますが、それでも彼女は死にました
※『Dr.伊藤』の正体は主催側の人間だろうと推測しています。

『Dr伊藤』とのチャットによりわかった事
1:首輪は霊的に守護されている
2:首輪の霊的守護さえ外せれば、後は鋭い金属を継ぎ目に押し込む程度で爆発無しに外せる
3:既にその霊的守護を外した者が居る。そいつが首輪を外したかは不明だが、おそらく外してはいない
4:監視カメラは存在せず。首輪についた盗聴器のみでこちらを監視。その監視体制も万全ではない
5:敵には判断能力と機転に乏しい戦闘員が多い
6:地図外に城? がある
7:城には雷雲を突破しなければならず、そのためには時速600キロ以上の速度が必要


214:The show must go on 投下順 216:Climax Jump
214:The show must go on 時系列順 216:Climax Jump
203:Crazy Diamonds~歪んだ輝きふたつ~ 川田章吾 221:たとえ罪という名の仮面をつけても――
203:Crazy Diamonds~歪んだ輝きふたつ~ 津村斗貴子 219:求めはしない 救いはしない未来(あす)に望むものは――
206:バカは死ななきゃ治らない 蝶野攻爵(パピヨン) 219:求めはしない 救いはしない未来(あす)に望むものは――
207: 葉隠覚悟 219:求めはしない 救いはしない未来(あす)に望むものは――
209:らきすた ~闇に降り立った輝星 泉こなた 死亡
209:らきすた ~闇に降り立った輝星 赤木シゲル 219:求めはしない 救いはしない未来(あす)に望むものは――