無題 ◆x2fr9SI7Ds


「いつ見ても蝶素敵な一蝶羅だ!!」
 ここは老人ホームのある一室。この部屋には鏡があった。彼は先ほどから鏡の前でパピ!ヨン!!や蝶サイコーなど奇声を発し続けていた。
「まあ、一蝶羅の素敵さはこれくらいで良いだろう。これだけ騒げば誰か来るだろうし」
 彼の目的は武器を手に入れることだった。その為には誰かから奪わなければならない。
「俺の支給品は蝶サイテーなものだ。こんな物じゃアイツと戦えない」
 武藤カズキ。先ほど名簿から彼の名前を見つけた時は心が躍った。奴と戦わなければ彼は羽撃け無い。

「どうにかして核鉄を手に入れて奴と戦う。命を掛けた殺し合いを!!だが」
 この支給品では戦えない。武器が一切無いためだ。彼は出しっぱなしの支給品を確かめる。甘い匂いのする漫画雑誌。棒状の駄菓子。
極めつけはうさみみ、ミニスカ、ニーソックス。
「こんな物で戦闘できるか!!本当に蝶サイテー!!!」
 あの老人は何を考えているのだろうか!!殺し合いを要求しときながら武器を用意しないなんて!!まあ自分は素手でも戦えるが。
気がかりは二つほどある。一つは武藤が俺に会う前に死ぬ可能性。 
「それは無いだろうな、だが」
 その次の可能性彼がもっとも恐れているものだが、武藤カズキが壊れる可能性。奴の守るべき人が、ブラボーやあの女が死んだ場合。
またはそれに耐えたとしても、目の前で殺人が行われた場合ヤツは、堕ちる。そして復讐に走るだろう。そうすればヤツは…。

「早いうちから武藤に合流したほうが良さそうだ。奴との決着をつける為に」
 そして自分が羽撃くために。彼は武藤カズキに会えるだろうか、そしてその時武藤カズキは彼の知っている偽善者なのか。
 それは誰にも分からない。そして蝶人は夜の闇へと消えていった。


【A-1 老人ホーム周辺 一日目 深夜】



【パピヨン@武装錬金】
[状態] 健康
[装備] なし
[道具] 週刊少年ジャンプ@銀魂、んまい棒@銀魂、綾崎ハヤテの女装時の服@ハヤテのごとく
[思考]
1:核鉄を手に入れる
2:早いうちに武藤カズキと合流
3:2の前に核鉄を手に入れていたら武藤カズキと決着をつける


003:主をもとめて 投下順 005:二つの零、二つの魂
003:主をもとめて 時系列順 005:二つの零、二つの魂
初登場 パピヨン 034:変態!!俺?