赤木しげる


昭和三十年代の裏社会を舞台に数々の伝説を築き上げた天才ギャンブラー。
十三歳のときに初めて麻雀を打ったにも関わらず、わずか数時間でルールを覚えてヤクザ者や裏プロを打ち負かしてしまった。
平穏な生というものに飽いているようで、常に死と隣り合わせの環境に望んで飛び込み、ギリギリの勝負の中でしか生きていることを実感できない人種。
そんな人生を歩んでいるせいか、作中ではいまだに十代のはずだがその頭髪は老人のように白髪だらけである。
土壇場でも揺らぐ事のない氷の様な精神と常人の遥か斜め上をいく発想力、「牌が透けて見える」ほどの神がかった感性を併せ持ち、職業柄?荒事にも強い。
ゴロツキが数人がかりで襲ってきても、一瞬で返り討ちにできる腕っ節の持ち主。
死というものを全くといっていいほど恐れておらず、よく「狂人」「異端」などと呼ばれたりしている。
だが本人にとっては、自分が「赤木しげる」であるということが最も大切な事であり、それを捻じ曲げるくらいならば死んだ方がましだと本気で考えているようだ。
ちなみに別の作品で老人となった赤木しげるが描かれているが、その中で彼はアルツハイマーを患って次第に記憶を欠損していく。そして完全に記憶(=自分自身)を失う前に薬を使った自殺を決断し、穏やかな顔で死んでいった。

一人称は俺。
二人称はあんた、あなた。
ほとんどの場合は冷静だが、薄っぺらい人間の嘘に苛立ったりすると口調が荒っぽくなる。
性格を説明するより台詞をいくつか抜粋するほうが理解が早いかもしれない。

「ニセの怒り ニセの言葉 ニセの勝負………うんざりなんだ そんなもの
 そんな戯言じゃまるで埋まらない、心が満ちない…
 行こう……! もう一度死線をくぐりに…!」

「この国…いや… そんなスケールでなく……ユーラシアからヨーロッパ 北米・南米…
 それこそ…………この世界中の全ての国々を支配するような………
 そんな怪物……権力者が現れたとしても
 ねじ曲げられねえんだっ………!
 自分が死ぬことと……博打の出た目はよ……!」

「まだだよ…まだ終っていない…まだまだ終わらせない…!地獄の淵が見えるまで
 限度いっぱいまでいく…!どちらかが完全に倒れるまで……
 勝負の後は骨も残さない………!」

「なんでもっとスカッと生きねぇのかな…」

「もともと損得で勝負事などしていない。
 ただ勝った負けたをしてその結果、無意味に人が死んだり不具になったりする…
 そっちの方が望ましい。
 その方が……バクチの本質であるところの……理不尽な死――
 その淵に近づける……! 醍醐味だ……」


アニメ版の中の人は萩原聖人