竜の羽衣


アーカードに支給された。

大仰な名前がついているが、その正体は零式艦上戦闘機、通称ゼロ戦である。
武装は両翼に20mm機銃2門、機首に7.7mm機銃2挺を搭載している。
本来は一人乗りだが、座席後部に搭載されていた無線機が外されているため、同乗者が追加で一人、搭乗可能になっている。
また、外装の日の丸の白い縁取りが濃緑に塗りつぶされ、カウリングに白抜きで『辰』の文字が入れられている。
保管の際に『固定化』の魔法を掛けられており、酸化などの化学反応を受け付けない。

もともとはOPで殺されてしまったシエスタの曽祖父、佐々木武雄が乗っていた。
彼は結局、異世界から日本へ帰ることが出来なかったため、流れ着いたタルブの村に安置されていた。
その後、六十年以上もの間、誰一人乗ることも出来ずに保管されていたが、日本から召還された平賀才人がそれを譲り受けた。

ガソリンと弾丸さえあれば十分に実用可能だが、今回の支給では燃料も弾丸もないため、ただの鉄の塊も同然と思われる。