上がれ!戦いの幕 ◆7jHdbxmvfI


蛍光灯のみが照らす夜の街。
その中を一人の老人、鷲巣巌は歩いていた。
ショットガンを持ち、シルバースキンで武装し、脳内にはキング・クリムゾンのディスクを挿入し。
ただ颯爽と、速い歩みで先へと進んでいた。
その立ち居振る舞いは、ただの老人とは違う風格が漂っている。

残念なことに、殺した平山がショットガン以外に持っていたものは、i-podと女性用スクール水着のみであった。
i-podなど見たこともないので使い方などわかるわけもない。
また女性用スクール水着にしても、女装癖のない鷲巣にとっては正に役立たず以外何物でもない。
しかしそんな事は鷲巣にはどうでもよかった。
いや、むしろ好都合とさえいえる。
最初からパーフェクトな状態でいるより、多少不完全な状態から、殺して武器を奪い取り自らを更なる高みへと導く。
単身で政財界の頂点にまでのし上がった鷲巣にとってはその方が楽しみが増えるというものだ。

その鷲巣が目指すのは当然繁華街の方である。
それはなぜか。
答えは簡単である。
隅で小さく震えている小物など、いつでも殺せる。それこそ赤子の手をひねるより容易い。
しかしそれでは何の意味もない。
このような素晴らしい殺し合いの出場者に選ばれておいて、それでは芸が無さ過ぎる。
むしろ中心部に集まり戦いを楽しむ強者を相手にして勝利を掴む、その方が遥かに有意義であり充実できる。
75年間生き続けた男にとっては、先ほどの平山のような小物との戦いなど準備運動程度なのである。
強く若い大物の素質ある強者に勝利し、相手を破滅させる事がなにより重要なのだ。


そしてどれほど歩いただろうか、中心部へ行くには一番早いのは電車での移動である。
最寄の駅であるS-9駅を目指し歩き、あと少しというところで思わぬ物を鷲巣は目撃してしまう。
それは、男三人のアクション映画のような熾烈な戦いであった。
結果だけいえば、一人の大柄で筋肉質の男、ケンシロウと名乗る男がカズマと名乗る男を見事打ち倒している。
戦いに勝利したケンシロウは、もう一人の男に敗れた男を守るように命じるとケンシロウは北へと歩いていった。
その光景を目の当たりにし、鷲巣は即決、ケンシロウを追うことに決めた。

負けた小物など、いつでも殺せる。恐怖に震えて言う事を聞くだけの雑魚など、それこそ時間の無駄だ。
それよりもあの男を相手に勝利する事こそが、人生75年の至福の瞬間に近づく。
なにより、敗北者の二人はしばらくあの場に止まる可能性が高いが、ケンシロウは移動を始めている。
つまりここで追わねば逃げられる可能性が高い。

そのように考え、判断したからだ。

「くくく、ケンシロウと名乗ったか……面白い、面白いぞ、相手をしてやろうじゃないか。そしてこのわしの手で貴様の人生を破滅させてやろう」

一切の躊躇無く、鷲巣はケンシロウの後を追いかけていく。
そのとき、シルバースキンで覆った全身が月明かりに反射して強く光る。
それはまるで鷲巣の強い闘争本能を現すようであった。

鷲巣とケンシロウ、二人の戦いの幕が今、ゆっくりと上がろうとしていた。


【F-7 路上 一日目 黎明】

【鷲巣巌@アカギ】
{状態}健康 強い闘争心
{装備}シルバースキン@武装錬金、ジャギのショットガン@北斗の拳、キング・クリムゾンのDISC@ジョジョの奇妙な冒険
{道具}、支給品一式×2、ジャギのショットガンの予備弾26@北斗の拳、i-pod、泉こなたのスクール水着@らき☆すた
{思考・状況}
基本:殺し合いに乗る
1:ケンシロウと名乗っていた男に戦いを挑み勝利する。
2:優勝する。
参戦時期:原作13巻終了後
[備考]
※キング・クリムゾンは1秒しか時間を飛ばせません。
時間を飛ばすと大きく体力を消耗する上、連続しては飛ばせません。

【ケンシロウ@北斗の拳】
[状態]:カズマのシェルブリット一発分のダメージ有り(痩せ我慢は必要だが、行動制限は無い)
[装備]:
[道具]:支給品一式、ランダムアイテム(1~3、本人確認済み)
[思考・状況]
基本:殺し合いには乗らない、乗った相手には容赦しない
1:ジャギ・アミバ・ラオウ・勇次郎他ゲームに乗った参加者を倒す
2:助けられる人はできるだけ助ける
3:乗ってない人間に独歩・ジャギ・アミバ・ラオウ・勇次郎の情報を伝える。北に向けて移動中
[備考]
※参戦時期はラオウとの最終戦後です。

※鷲巣の接近に現時点では気付いていません。


048:主のために♪ 投下順 050:摩天楼の死兆星
047:ハレ晴レフカイ(DIOver) 時系列順 055:ピンクの髪のペッタンコ娘、そしてマダオ
024:狂喜の宴 鷲巣厳 073:帝王と死神
039:北斗神拳の恐怖 ケンシロウ 073:帝王と死神