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**第6話 気伝 語り、篠田夏帆、吉田尚樹 次の記事[[第7話 夢無]]   吉田は、町をさまよっていた。   吉田は、良いやつと言う言葉では表せないほど良いやつだ。   しかし、クラスでは最後の名簿であるため、一人で歩いていた。      純粋な心を持った彼は殺し合いに乗れるはずがないだろう   一人でいたら殺される、自分でもそう思っていた   (吉田)   だから、一人でも良い、仲間がいれば      吉田は、自分の名簿を怨んだ。   吉田「どうするかなぁ、仲間って言っても・・・」      そんな吉田を篠田夏帆は、建物の裏で眺めていた   彼女の横には、血を流して倒れている愛崎美奈の姿があった。   (夏帆)   小物の持ち込みは可能だったけど   今の私は、防寒具しか持ってきてないなぁ・・・   もっと、使えるもの持って来てれば良かった   でも寒さは防げるし、あるだけ感謝しないとね   あと、生き残るためには、戦うしかないよね   と思うと、吉田の方へと向かって行った。   後ろを歩く人に気付き、吉田は振り向く   夏帆だということに気付く。   吉田「篠田さん、あの、ウグッ、ゲホッ・・・・・・」   吉田は自分に何が起こったのか分からなかった。   夏帆は、ハンドガンを撃ったのだった。   夏帆「ゴメンね。でも、生き残るにはこうするしかないのよね。フフッ」      夏帆は、小さく笑って、吉田のデイパックを奪いその場を去って行った。   風に制服が揺れていた。   愛崎美奈、吉田尚樹脱落 残り40人 #comment_num
**第6話 気伝 語り、篠田夏帆、吉田尚樹 次の記事[[第7話 夢無]]   吉田は、町をさまよっていた。   吉田は、良いやつと言う言葉では表せないほど良いやつだ。   しかし、クラスでは最後の名簿であるため、一人で歩いていた。      純粋な心を持った彼は殺し合いに乗れるはずがないだろう   一人でいたら殺される、自分でもそう思っていた   (吉田)   だから、一人でも良い、仲間がいれば      吉田は、自分の名簿を怨んだ。   吉田「どうするかなぁ、仲間って言っても・・・」      そんな吉田を篠田夏帆は、建物の裏で眺めていた   彼女の横には、血を流して倒れている愛崎美奈の姿があった。   (夏帆)   小物の持ち込みは可能だったけど   今の私は、[[防寒具]]しか持ってきてないなぁ・・・   もっと、使えるもの持って来てれば良かった   でも寒さは防げるし、あるだけ感謝しないとね   あと、生き残るためには、戦うしかないよね   と思うと、吉田の方へと向かって行った。   後ろを歩く人に気付き、吉田は振り向く   夏帆だということに気付く。   吉田「篠田さん、あの、ウグッ、ゲホッ・・・・・・」   吉田は自分に何が起こったのか分からなかった。   夏帆は、ハンドガンを撃ったのだった。   夏帆「ゴメンね。でも、生き残るにはこうするしかないのよね。フフッ」      夏帆は、小さく笑って、吉田のデイパックを奪いその場を去って行った。   風に制服が揺れていた。   愛崎美奈、吉田尚樹脱落 残り40人 #comment_num

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