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MailAttachBoosterマニュアル
代表的な使い方
送信リストを作る
Excelで送信リストを作ります。
下図では、同一内容の「オーダーの確認.doc」をFile0に、相手先別の「○○様注文リスト.xls」をFile1に設定しています。
添付ファイルを暗号化するパスワードとして、ZipPassに相手の苗字を漢字表記したものを設定しています。
パスワードは相手先と事前の約束事で決めておくのがよいでしょう。
[ファール]→[名前をつけて保存]でファイルの種類を[テキスト(タブ区切り)(*.txt)]にして、C:\Mail\オーダー確認送信リスト.txtに保存します。
タブ区切りテキスト保存時の注意
Excelでタブ区切りテキストを保存すると3回メッセージボックスが出ます。下図の赤丸のとおりに応答すれば大丈夫です。
基本設定と送信リストの読み込み
MailAttachBoosterを起動します。まず画像の①~③の設定について説明します。
①SMTPサーバーの設定
smtpサーバーの設定をします。今回は通常は送信者アドレス(From)もいっしょに設定します。
今回はgmailを使用するので下記の7項目を設定しました。
この部分は使うメールサーバーによってさまざまですので、注意して設定してください。
送信できないほとんどはこの設定の間違いによります。
パスワード以外の項目は自動的に保存されます。
②件名(Subject)と本文(Body)を入力する。
メールの件名と本文を入力します。今回はすべての相手に同一の内容を送ります。
ここは設定により、送信リストから差し込むことも、ファイルから差し込むこともできます。
③送信リストを読み込む
テキストボックスの横のボタンをクリックすると、送信リストを指定するためのファイルダイアログが開きます。ファイルを選択すると、「ファイルパスを設定しました。続けて読み込みますか?」とメッセージが出るので「はい」をクリックします。
正しく送信リストが読み込まれれば、下のグリッドにリストとして表示されます。
送信リストを確認する
送信リストが読み込んだあと、[個別詳細(添付ファイル)タブ]で、リストの内容を確認するのをお勧めします。
メールアドレスと送りたい添付ファイルの対応が正しいか、ナビゲーターをクリックして1行づつ確認していくことができます。
送信する
右下の[送信]ボタンをクリックすると、1通づつメールの送信が始まります。
サーバーへの接続やメールの送信の成否などが[送信ログ]ボックスに表示されます。
すべての行を処理すると、「処理が終了しました。送信リストを出力してよろしいですか?」とメッセージが表示されます。
送信できたメールには、Message-IDが設定されます。なんらかの理由で送信に失敗したメールにはMessage-IDが設定されません。
画面上でも確認できますが、送信リストを出力して保管しておくことをお勧めします。
代表的な機能について
[共通設定1]タブ
[共通設定1]タブで指定する7つの項目は電子メールの標準的な機能です。
このタブで設定した項目は、すべてのメールで同じ内容になります。
設定項目
1 |
From |
メールの送信者。 |
2 |
ReplyTo |
返信先。指定しなければFromと同じです。相手からFromとは別のアドレスに返信してもらいたい時に使います。 |
3 |
To |
宛先。複数指定すると相手先すべてにアドレスが公開されるので注意。 |
4 |
Cc |
同報。複数指定すると相手先すべてにアドレスが公開されるので注意。 |
5 |
Bcc |
複数指定しても誰に送信されているかはわかりません。 |
6 |
Subject |
件名。 |
7 |
Body |
本文。 |
送信記録用に自分自身にもBcc
[送信記録用に自分自身にもBcc]にチェックをつけると、Fromに設定したアドレスを自動的にBccに追加します。メールの送信記録を残したい場合に使います。
差し込み
[File0を本文として使用する]をチェックすると、File0に指定したテキストファイルを、添付せずに本文に差し込むことができます。この機能を使う場合は共通設定として本文を入力することはできません。
[File0を本文として使用する]にチェックがされているときに[1行目を件名に使用する]をチェックすると、File0の1行目を件名に差し込み、2行目以降を本文に差し込みます。この機能を使う場合は共通設定として件名を入力することはできません。
個別詳細と共通設定/差し込みの優先順位
共通設定1のコンボボックスで「個別詳細を優先(標準)」が選ばれている場合、送信リストに件名や本文が設定されていれば、そのメールについては共通設定や差し込みよりも、送信リストの内容が優先されます。
「個別詳細の後ろに結合」が選ばれている場合、送信リストの内容に続けて共通設定や差し込みが行われます。これによって、「○○様」のような挨拶文だけを相手先別にすることができます。
「個別詳細の前に結合」を選ぶと、共通設定や差し込みの後ろに送信リストの内容が結合されます。あまり使い方は思いつきません。
[共通設定2]タブ
すべてのメールに共通の添付ファイルを指定するためのタブです。
圧縮ファイルのパスワード
[ZipPass]に添付ファイルを圧縮するためのパスワードを指定すると、すべての相手先で同じパスワードが使われます。
[個別Passで二重圧縮]にチェックをつけた場合、添付ファイルは個別Passで圧縮されてから、再度ZipPassで圧縮されます。
[SendIDの先頭xx文字を使用する]にチェックをつけると、送信リストでランダムに発行されるSendIDをパスワードとして使うことができます。この場合は、メールの送信後に、相手先に送信リストをもとにパスワードを伝える必要があります。送信リストを保存していない場合は解凍できなくなりますので注意してください。
書庫圧縮と個別圧縮
File0からFile9に共通の添付ファイルを設定できます。
標準では[書庫圧縮]にチェックがついているので、すべてのファイルはひとつの書庫ファイルとして圧縮されます。
[個別圧縮]にチェックをつけたファイルは書庫ファイルではなく、そのファイルだけで圧縮されます。
また[書庫圧縮]にも[個別圧縮]にもチェックされていないファイルは圧縮せずに送られます。画像や音声などはすでに圧縮済みであることが多く、チェックをつけないほうが送信時間の短縮になります。
[個別圧縮]も[書庫圧縮]もパスワードは同じになります。
[個別詳細]タブ
内容は[共通設定1]と同じですが、表示されるのは送信リストの選択行の内容です。
共通設定と送信リストの両方に設定されていた場合は、そのメールでは送信リストが優先されます。
送信前にここで内容を編集することもできます(送信後は編集できません)。
[個別詳細(添付ファイル)]タブ
内容は[共通設定2]と同じですが、表示されるのは送信リストの選択行の添付ファイルです。
同じ番号の添付ファイルが共通設定と送信リストの両方に設定されていた場合は、は送信リストが優先されます。
ZipPassも送信リストのものが優先されます。
圧縮設定は共通設定1のものが使われます。圧縮方法をメールごとに変えることはできません。
送信前にここで内容を編集することもできます(送信後は編集できません)。
[個別詳細(送信ログ)]
メール毎の送信結果が表示されます。とくにユーザーが使う機能はありません。
[ユーザー設定]
現在はライセンスの登録にのみ使います。
Domainに登録したいドメイン名、LicenceCodeにシェアウェア登録時に発行したLicenceCodeを入力して[追加]を押すと、登録ドメインが追加されます。
登録したドメイン以外がFromに指定されている場合、メールの末尾に未登録である旨の一文が挿入されます。
comment
このページの記述で聞きたいこととか間違ってることとかありましたらコメントを。
- メール送信者にアドレスだけではなく名前を入れることはできないでしょうか -- (かっぱさん) 2011-04-02 21:15:52
- コメントありがとうございます。ちょっとソースを見つけるのに時間をいただいてしまうかもしれませんが確認してみます。 -- (memo77) 2011-04-02 23:33:32
最終更新:2007年11月22日 01:10