5スレ>>521-2

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●前回のあらすじ。 マサラタウンに住んでいた自宅警備員の少女・ジーニ(仮称)は オーキド研究所に呼び出されて萌えもんトレーナーとして 旅立つことを命じられ、旅立つことになりました。 ジーニの友人(仮)ワトソン(仮称)は変人女のジーニ(仮称)が 心配なのでとりあえずついて行きました。 「“仮”多いなちょっと!  ていうか俺の名前、本当は何なんだよ!?」 「あー、ちなみにワトソン君」 「何だよアホ伝説!」 「君は萌えもんキャラだということになったから」 「…え?」 「ちなみにミズゴロウだそうだ」 「……え? え?」 「というわけで当面のパートナー萌えもんは君ということになるな。  よろしく頼むぞワトソン君」 「え、ちょ、ま……  ………俺、人間キャラじゃなかったのおおおおおおおおおお!!?」 「それ以前にここはカントーなんだが…。  まあ、その辺りのツッコミは重箱の隅にでも置いといてくれたまえ、諸君」 『 ハイテンションボヤージュ・第二幕          おじいさん無双の巻 』 「という訳でワトソン君のミサイル攻撃の甲斐あって  トキワシティに着いたぞ!」 「ミサイルなんか出ねえよ! 俺、水萌えもんだよ一応!?」 「じゃあ蒸気」 「お前は水萌えもんを何だと思ってるんだ!?」 「蒸気を侮るなワトソン!  蒸気というものは簡単に言えば100度を超えた水なんだ。  無用心に手を突っ込んだりしたら、ヤケドは必至の隠れた危険物なんだぞ!?」 「んなこと誰も聞いてねーよこのアホ伝説!  …ってあれ? 何かご老人が道端にぶっ倒れてる…  ってちょっとちょっと! 何いきなりペットボトルの水を顔にぶちまけてるの!? ご老体はもっと大切に扱えよメガネ!」 「酔っ払いにはこれが一番の目覚まし方法だそうだ」 「確かに何か酒臭いけど、手加減てものを知らんのかアンタは!?  おじいさん凄い咳き込んでるよ、鼻の中に水が入ったくさいよ!?  しっかりしておじいさああああああああん!!」 (……10分後……) 「ウェホ、ウェッホ、ゲホ……ふう。  ワシとしたことがかなり泥酔していたようじゃのう。  陸地のど真ん中で、溺れる夢を見るなんて…」 「いや、多分それ夢じゃないですよおじいさん…」 「しっかりして下さいおじいさん。人間60過ぎてからが  本番だというではありませんか」 「ほぼ100%てめえのせいじゃねえか、このアワビ!  なに救出者気取りで語りかけてんだよ!」 「うぅむ、どうやら迷惑をかけてしまったようじゃのう、お二人さん。  見たところ萌えもんトレーナーとその手持ちのようじゃが…」 「まさにその通りです!」 「ほぼ拉致に近い状態で連れ回されてるけどな、俺は」 「ほっほ、元気いっぱいじゃのう!  よろしいよろしい、この爺が萌えもんゲッチュの仕方を伝授してしんぜよう」 「ゲッチュておじいさん…  このゲームは萌えっこもんすたぁであってサ●ゲッチュではないんですけど」 「(無視)さあて獲物は…おお、ちょうどいい所にビードル発見じゃ!  ほぉぉおお……りゃあああああああああ!!」 (萌えもんボールをビードルに向けて投げるおじいさん。  一発必中!  ビードルを捕まえた!!) 「おおお…流石は熟練の御技!」 「たしかに一発ゲットとは、これは凄い…」 「ふぉっほっほ、何せマスターボールじゃからのう♪  効果は抜群じゃ~」 「ってマスターボールなのかよ!?  つか、ビードル相手にそんな大事なもの使っていいのかおじいさん!」 「トレーナーならばマスターボールは常に99個常備じゃよ~」 「んな大量のマスターボールどっから持ってきたの!?  おじいさん何者!?」 「そのますたぁボールとやら、一体どこで売ってるんですかおじいさん?」 「聞くな聞くな、しょっぱなからチートしようとすんな!  地道に捕まえろ!!」 「売ってるところか? それはのぅ」 「アンタも教えようとすんなご老体!  今からチート教えたら行く末が限りなく不安になっちゃうよ  こいつバカだから!!」 「失敬な。私はただのバカじゃないぞ、頭の良いバカだ!」 「どっちにしろバカなのは自覚してんだアンタ!?」 「ふぉっほっほ、元気げんきじゃのう。良いことじゃ~。  そんな元気なお二人に、このビードルを差し上げよう」 「え、いいんですか?」 「ワシが持ってても宝の持ち腐れじゃからの。  頑張るんじゃぞ、元気一杯のお二人さん~」 (おじいさん退場) 「うーむ、思いがけないところで新しい仲間が増えてしまったな。  漁夫ロリというヤツか」 「それを言うなら漁夫の利だろ!? ていうか使い方間違ってるぞそれ!  この場合、棚からぼた餅とかそんなんじゃないの!?」 「まあいいか。  仲間は多い方が助かるしな、ワトソン君が心中してしまっても  これで大丈夫になったわけだし」 「しねえよ心中なんて!  ていうか俺は誰と心中しろっていうんだよ、彼女なんていないのに!」 悲しい事実をカミングアウトをエコーさせつつ、二人の旅は続くのであった。 ワトソンの喉が潰れない限り…。 「潰さねえよ! こんなアホ伝説との旅なんかで喉潰してたまるもんか  チクショオォおおおおおおおおおお!!  ゲブッ!? ウェホッ! ゲホ、ウェエエエエ……!!(むせた)」 「大丈夫かワトソン?  ほら、おかゆ飲めおかゆー」 「誰が飲むか! てかおかゆって飲み物だったっけ!?」

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