5スレ>>525

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 よっ、唐突だが、オレはふつうによくいるロケット団団員!  今日も幼……萌えっ娘たちをつかって悪さをするぜぃ!  さて、今日はどんなことしよっかなーなんて悪巧みしてると、我らが首領サカキ様が直々の命令を与えてくださったのだ!  ~今日の指令~  おつきみ山で化石ほってこーい。 「おつきみ山……化石?」  オレは、ふとあることに気づき、部屋の片隅に放りだされているリュックに目をやった。  中から出てきたもの。それは、サカキ様の指令にあった“化石”そのものだった。  これは、すこしさかのぼること、数週間前だ。  ――こっから回想だぜ。  そうだ、あれはたしか、トキワシティでロケット団の入団式の帰りだったかな。  ハナダに住むばぁちゃんにこのことを早く伝えたくって、おつきみ山を歩いているときだったか。  がつっ 「んあっと……?」  オレは、洞窟の中でなにかにつまづいたようで、もっていた懐中電灯で足下を照らすと、なにやら変わった形の石が、見たところふたつならんでたんだよな。ぱっと見変わった石だなぁとおもって、持ち帰っていたんだ。  ――回想終了。  あのときはよく見えなかったし、今まで忘れていたが、よく見たらコレ、なんか化石っぽいよなぁ……。  とりあえず指令だし、もし違ったとしても、とにかくみせるべきだろう。そうおもい、オレはそのふたつの化石をもって、サカキ様のもとへむかった。  結果、本物でした。  研究所の職員によると、『みまごうことなく本物です』だそうだ。  めっちゃサカキ様がほめてくれた。なぜかふしぎなアメくれたから、とりあえず食いながら通路を歩いていると、 「あっ」 「きゃっ」  廊下で誰かにぶつかった。 「いつつ……」 「いったぁ……」  声のしたほうをみると、そこには同じくしりもちをついているピッピがいた。 「あぁ、わるいな、前を見ていなかったよ」 「あうぅ……こちらこそごめんなさい。急いでいたので」 「大変ですね」  オレは立ち上がり、かわいくしりをさすってるピッピに、手を差し出す。 「あ、ありがとうございます」  差し出した手をつかみ、立ち上がる。 「気をつけてくださいね、この辺は結構人いますから」 「はい、本当にすいませんでした」  オレに一礼してさっさか走り去っていった。うむ、礼儀正しい娘でなによりだが、走るのは危ないぞ!  さあ、やはりいいことしたあとはすっげぇ気分がいいな! 部屋に帰ってシャワーでも浴びるかとおもいながら、オレは通路を歩いていた。    ……続く?

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