5スレ>>543-544

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 ~今日の指令~  サンドとお風呂  サンドとのお風呂なんざ、何年ぶりだろうなぁ。  オレも年を重ねていくにつれ、男女を分けるようになった頃から、サンドと入ってない。  まあ、なんだ……こう、久しぶりにサンドと入るもんだから、いらぬ緊張とかを、すこし感じているところだ。  して、しばらく湯船に浸かっていると、  ――こんこん  ふいに、ドアがノックされ、 「あのっ……入って、いいでしょうか……?」  サンドの、緊張したような声があとを追う。 「ああ、いいよ」  オレが許可をだすと、ドアがおずおずといった感じにあけられる。その隙間からひょこっと頭を出し、 「しっ……失礼します……」  と、声のあとにドアの閉まる音。どうやら、サンドが浴室に入ってきたようだが、ゆけむりでぼやけてしか見えない。 「まってたよ、サンド」  お湯が流れる音。サンドがお湯を体にかけたのだろうか。  水音がやむ。しかし、サンドがこちらに来る気配がない。 「……サンド?」 「すこし……恥ずかしいです」  バスタブ越し、サンドが入るか入らないか悩んでいるようで、サンドの髪だろうもののシルエットが、左右に動き回っている。 「こぉら、サンド」 「ひゃっ」  動いていたサンドに手を伸ばし、捕獲! つかまえたぞ。そのままサンドを抱きかかえて、湯船へと強制連行。 「マっママ……」 「サンドが誘ってくれたんだろ? せっかくだから、一緒に入ろう」  顔をきょろきょろさせて本当に悩んでいるようだったが、やがて吹っ切れたのか、 「……そうですねっ」  と言って、オレに背を向けた。 「こっちむけよ~」 「いやですよ~」  と、どこかうれしそうな、まだ恥ずかしがってるような反応をする。 「サンド」  頭をなでながら、できる限りの優しい声で呼んでやる。 「なんですか?」  そんなサンドも、柔らかい物言いで、答えてくれるんだ。 「これからも、よろしくな」  というと、きっとサンドは、満面の笑みで、 「もちろんです」  と、いってくれただろう。  天井を見上げると、落ちてきた水滴が俺の目に直撃した。  簡単に後日談。 「あの水滴、地味にいたかった」 「急に叫ぶんですから、驚きましたよ」 「ああ、悪いな」 「いいんですよーだっ(ほんとに……ムード打ち壊しですっ)」 「さて、次からはバンバカ悪事を働きまくるぜっ!」 「んもう、無理はいけませんからね」 「わかっているさ! では、また会おう!」 「さよならです~」 「して、サンドよ」 「はい?」 「お風呂のとき、バスタオル身につけて な か っ た み た い だ な ? 」 「……えっ? ちょっ……うそっ!?」 「忘れてたのか? ……あいかわらずのロリ体型、やっぱりサンドはふつくし――うわなにをするやめ」 「うわぁぁああああん!」 「ギャース!!」    つづく……かも

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