5スレ>>621

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オニドリルはレベルがあがった。 「お、レベルアップか。」 「ドリルくちばしが覚えられるけどどうするの?」 オニドリルが俺に尋ねる。 「じゃあ、つばめがえしを外してドリルくちばしを入れよう」 「わかったわ」 俺は木槌を振りかぶる。 「せーの、1、2の…」    ギロッ!! ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル すっげぇ睨まれた。 にらみつけるは覚えさせてないぞ。 「そんな物で叩かなくても忘れることくらい出来るわ。」 「そうですね。ところでオニドリルさん。」 何故か敬語になってしまう俺。 「何?」 「ドリルくちばしを覚えたのはいいのですがどうやって使うのですか。    見たところ、くちばしなんて無いし、オニスズメ時代、つつくのときはほとんど頭突きでしたよ…」 「それなら問題ないわ。オニドリルに進化したときにくちばしは手に入れてるから。」 「でも、どこに?」 パッと見、くちばしなど見当たらない。 「くちばしはここに…」 と言うとオニドリルさんは背中に手を伸ばす。 背中から出てきたのは鋭くとがったくちばし状の物体だ。 「それをどう使うんですか?」 「こうして口元に付けて使うのよ。」 言って、オニドリルさんは口にそのくちばしを付ける。 プフッ 俺は思わず笑ってしまった。 オニドリルさんは大真面目な顔でくちばしを付けているがまるで似合ってない。 そして、しまった。と思った時には遅かった。 オニドリルさん真っ赤になって震えていらっしゃっる。 「普段付けてないくちばしを付けて、新しい技をぶっつけ本番で出すのは危険よね。  いい練習相手いないかしら…  あら?こんなところにちょうどいい相手が…」 「あの、オニドリルさん、ごめんなさい。謝るので許してください。」 「問答無用」 ギャァアアアアーーー それ以来、敬語を使わないと無視されるようになった。

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