5スレ>>624

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ラティアス「・・・・・・」 暗い夜空。一体の萌えもんが息を切らしながら、傷ついた羽で、ふよふよと飛んでいた。 ラティアス「・・・兄・・・さん・・・」 だが、ついに彼女は力尽き、気を失ってしまった。彼女の体は地面に向かって急降下していく。 タケ「母さん、飯まだ?」 トキワタウンの一角、1人の寝そべった少年が台所に立つ母に話しかける。 母「んー、もう少しかかるわね」 母は食材を刻みながら、そう答える。 母「そうだ。タケ、悪いけどマサラタウンのオーキド博士のところまで回覧板届けに行ってくれない?」 タケ「えー、何で俺が。めんどくさい」 母「帰ってくる頃にはご飯もできてるわよ。行ってきて」 タケ「ちぇっ」 タケは重たい腰を上げ、回覧板を手にトキワタウンを後にしたのだった。 彼の名はタケ。トキワタウンに住む、ごく普通の少年。性格は面倒くさがり。 タケ「あ~あ・・・なんで俺がこんなことを・・・」 ぶつぶつとぐちをこぼしながら、タケはマサラタウンに向かっていった。 タケ「・・・最近、つまんないことばかりだよな。いつもと変わんないことばっかりで」 ふと星空を見上げ、タケはつぶやく。 タケ「何か、面白いこととか無いもんかな・・・そう、冒険とか・・・」 その時だった。 タケの見上げていた星空に、ひときわ大きな流れ星が見えた。 タケ「流れ星・・・?」 タケがその奇妙な流れ星を見ていると、流れ星は徐々に大きくなっていく。 それを見て、タケは察した。 タケ「な、何か落ちてくる!?」 タケは、すぐさまその場を離れた。そして ずずーーん!! つい先程までタケのいた場所に、何かが墜落した。 タケ「い・・・一体、何が・・・?」 衝撃で発生した煙が晴れると、そこにはまるでクレーターのような大きな穴ができていた。 タケはおそるおそるその穴の中をのぞいてみた。 タケ「これは・・・」 その穴の中には、1人の萌えもんがいた。 -これが、タケとラティアスの出会いの始まりだった-

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